
👀 目の周りがかゆい・赤い・カサカサ…それ、放置してませんか?
実は目の周りの皮膚は体の中でも特に薄くデリケートな部位で、アレルギーが原因のことが多く、放置すると慢性化・色素沈着のリスクがあります。
🗣️ こんな経験ありませんか?
💡 この記事を読むとわかること
- ✅ 目の周りの湿疹がなかなか治らない本当の原因
- ✅ アレルギーとの関係・自宅でできる正しいケア
- ✅ ステロイドの自己使用が危険な理由(眼圧上昇リスクあり)
- ✅ 眼科・皮膚科どちらに行くべきかの判断基準
🚨 読まないとこんなリスクが…
間違ったケアを続けると皮膚が厚くなる・黒ずむことも。また、市販のステロイドを目の周りに使い続けると眼圧が上がって緑内障リスクになる場合があります。
目次
- 目の周りの皮膚の特徴と湿疹が起きやすい理由
- 目の周りの湿疹の主な種類
- アレルギーが原因で起きる目の周りの湿疹とは
- 目の周りの湿疹を引き起こす代表的なアレルゲン
- アレルギー性湿疹の症状の特徴
- アレルギー以外で目の周りに湿疹が起きる原因
- 自宅でできるケアと注意点
- 病院を受診すべきタイミングと受診先の選び方
- 眼科と皮膚科、どちらに行けばいいの?
- 医療機関での検査・治療の流れ
- 目の周りの湿疹を繰り返さないための予防策
- まとめ
この記事のポイント
目の周りの湿疹はアレルギー(接触性皮膚炎・アトピー・花粉症など)が原因のことが多く、目をこすらない・保湿・原因除去が基本ケア。ステロイドの自己使用は眼圧上昇リスクがあり、症状が続く場合は眼科または皮膚科への早期受診が重要。
💡 1. 目の周りの皮膚の特徴と湿疹が起きやすい理由
目の周りの皮膚(眼周囲皮膚)は、顔の中でも特別に薄い部位です。一般的に顔の皮膚の厚さは約2mmほどといわれていますが、まぶたや目の周りはその約3分の1から半分程度しかありません。つまり、外部からの刺激に対してバリア機能が弱く、アレルゲンや化学物質が皮膚の中に侵入しやすい状態にあります。
また、目の周りはまばたきをするたびに動く部位であり、摩擦が生じやすいという特徴もあります。さらに、目をこすったり触れたりする動作を無意識に繰り返すことが多いため、物理的な刺激が加わりやすい場所でもあります。皮脂腺の分布も少ないため、乾燥しやすく、一度バリア機能が崩れると外部からの刺激に対してどんどん敏感になってしまうという悪循環が生じやすいのです。
このような解剖学的な特徴が、目の周りを湿疹が起きやすい場所にしている大きな理由です。目の周りに湿疹が生じると、かゆみによって無意識に触れてしまい、さらに症状を悪化させてしまうことが非常に多いため、早めに原因を特定して対処することが重要です。
Q. 目の周りに湿疹ができやすい理由は?
目の周りの皮膚は顔の中でも特に薄く、一般的な顔の皮膚の約3分の1から半分程度の厚さしかありません。皮脂腺が少なく乾燥しやすい上、まばたきによる摩擦や無意識の目こすりが重なり、バリア機能が崩れやすい構造的な特徴があります。
📌 2. 目の周りの湿疹の主な種類
目の周りに生じる湿疹にはいくつかの種類があります。それぞれ原因や症状の特徴が異なるため、正確に見分けることが治療の第一歩となります。
まず、接触性皮膚炎(かぶれ)があります。これは特定の物質が皮膚に触れることで炎症が起きるタイプの湿疹です。化粧品や洗顔料、目薬などが原因となることが多く、アレルギー性のものと刺激性のものに分けられます。
次に、アトピー性皮膚炎があります。アトピー性皮膚炎は慢性的に繰り返す湿疹で、目の周りや首、肘の内側などに症状が出やすいのが特徴です。アレルギー体質(アトピー素因)を持つ方に多く、皮膚のバリア機能の低下が根本にあると考えられています。
また、脂漏性皮膚炎もあります。これは皮脂の分泌が多い部位に生じる湿疹で、まぶたのふちや眉毛の周辺に赤みとフケのような皮膚の剥がれが見られます。カビ(マラセチア菌)の増殖が関係しているとされています。
さらに、花粉症やハウスダストなどのアレルギーによって目の周りがかゆくなる場合もあります。これはアレルギー性結膜炎(目のアレルギー)によって目がかゆくなり、こすることで皮膚にまで湿疹が広がるパターンです。
✨ 3. アレルギーが原因で起きる目の周りの湿疹とは
アレルギーが原因で目の周りに湿疹が起きるメカニズムを理解しておくことは、適切な対処をする上でとても大切です。
アレルギー反応には大きく2つのパターンがあります。一つは即時型アレルギー(IgE依存性)で、アレルゲンに接触してから数分から数時間以内に症状が現れるものです。花粉やハウスダストに対するアレルギー反応がこれにあたり、目のかゆみや涙目、鼻水とともに目の周りが赤くなることがあります。
もう一つは遅延型アレルギー(細胞性免疫型)で、接触してから24〜72時間後に症状が現れるものです。アレルギー性接触性皮膚炎がこのタイプに分類されます。化粧品の成分や眼鏡のフレームの素材、目薬の成分などに対して免疫細胞が過剰反応することで、数日後に湿疹が現れます。この遅延型の特徴は、「何日か前に使ったものが原因」であるため、自分では原因に気づきにくいという点です。
アトピー性皮膚炎においては、皮膚のバリア機能が低下しているためにさまざまなアレルゲンが侵入しやすく、慢性的な炎症反応が繰り返されます。目の周りはアトピー性皮膚炎の好発部位の一つであり、かゆみと湿疹が繰り返されるケースが多く見られます。
Q. アレルギー性接触性皮膚炎はなぜ原因に気づきにくいのか?
アレルギー性接触性皮膚炎は遅延型アレルギーに分類され、アレルゲンに接触してから24〜72時間後に症状が現れます。そのため「数日前に使ったものが原因」となることが多く、化粧品や目薬との関連を自分で特定するのが難しい点が特徴です。正確な特定には皮膚科のパッチテストが有効です。
🔍 4. 目の周りの湿疹を引き起こす代表的なアレルゲン
目の周りの湿疹を引き起こすアレルゲンはさまざまですが、日常生活の中でよく見られるものをいくつか紹介します。
化粧品・スキンケア用品は最も頻度の高い原因の一つです。アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、ビューラーの素材(ゴム)、アイクリーム、洗顔フォームなどに含まれる成分がアレルゲンとなることがあります。香料、防腐剤(パラベンなど)、ニッケル、ラノリン(羊毛脂)などが問題になることが多いとされています。
目薬の成分も原因となり得ます。点眼薬に含まれる防腐剤(塩化ベンザルコニウムなど)や抗菌成分がアレルギーを引き起こすことがあります。市販の目薬を長期間使用している方は注意が必要です。
花粉・ハウスダスト・動物の毛などの環境アレルゲンも重要です。これらは空気中に浮遊して目の周りの皮膚に付着し、アレルギー反応を起こすことがあります。特に花粉の季節に症状が悪化する場合は、花粉が原因である可能性が高いです。
コンタクトレンズや眼鏡も原因になることがあります。コンタクトレンズの洗浄液やケア用品の成分、眼鏡フレームの素材(ニッケルなど金属アレルギー)が関係することがあります。
その他にも、シャンプーやリンスなどのヘアケア用品、入浴剤、枕カバーの素材、ペットの毛などが原因になる場合もあります。
💪 5. アレルギー性湿疹の症状の特徴
アレルギーが原因の湿疹は、他の原因による湿疹と比べていくつかの特徴的な症状を示すことがあります。ただし、見た目だけで正確に判断するのは難しいため、以下はあくまで目安として参考にしてください。
アレルギー性接触性皮膚炎では、接触した部位と一致した形で赤みやかゆみ、水疱が現れることが多いです。例えばアイシャドウが原因であればまぶたに集中して症状が出る、眼鏡のテンプル(つるの部分)が当たる側頭部に症状が出る、といったパターンがよく見られます。症状が現れるまでに時間差があるのも特徴です。
花粉やハウスダストによるアレルギーでは、目のかゆみ、充血、涙目などの結膜炎症状とともに、目の周りがかゆくなったり赤くなったりすることが多いです。こすることで皮膚炎が悪化するため、目を頻繁にこする習慣がある方は注意が必要です。
アトピー性皮膚炎では、目の周り全体に赤みとカサカサ感、激しいかゆみが慢性的に続きます。悪化と改善を繰り返す経過をとることが多く、睡眠中に無意識にかいてしまい、朝起きたら悪化していたというケースも多く報告されています。また、アトピー性皮膚炎が長期化すると、まぶたの皮膚が分厚くなったり(苔癬化)、色素沈着(くすみ)が起きたりすることがあります。
いずれのタイプのアレルギー性湿疹でも共通しているのは「かゆみ」です。かゆみが強いために搔いてしまい、皮膚バリアがさらに傷つき、悪循環に陥ることが湿疹を慢性化させる大きな要因となっています。
🎯 6. アレルギー以外で目の周りに湿疹が起きる原因
目の周りの湿疹は、アレルギー以外の原因によって起きることも多くあります。
乾燥(ドライスキン)は非常によく見られる原因の一つです。特に冬の乾燥した季節や、クーラーが効いた室内にいることが多い方は、目の周りの皮膚が乾燥してカサカサになりやすいです。乾燥するとかゆみが生じ、かいてしまうことで湿疹へと発展することがあります。
刺激性接触性皮膚炎は、アレルギー反応ではなく、物理的・化学的な刺激によって皮膚が炎症を起こすものです。洗顔の際に泡をきちんと洗い流せていない場合、洗顔時の摩擦が強すぎる場合、泣いた後に目の周りを頻繁にティッシュで拭く場合なども、この刺激性の皮膚炎を起こすことがあります。
眼瞼炎(がんけんえん)は、まぶたの縁が炎症を起こした状態です。まぶたのふちが赤くなり、フケのような皮膚の剥がれやかさぶたが見られることがあります。細菌(ブドウ球菌など)や脂漏性皮膚炎が原因となることが多く、目やにや目の不快感を伴うこともあります。
ウイルス性の皮膚疾患としては、帯状疱疹が目の周りに発症することがあります。これは水痘・帯状疱疹ウイルスが三叉神経(目の周りを支配する神経)に沿って再活性化することで起き、強い痛みと水疱が特徴です。目の周りに帯状疱疹が起きた場合は眼合併症(角膜炎など)のリスクがあるため、早急に受診が必要です。
また、ストレスや睡眠不足、疲労なども皮膚のバリア機能を低下させ、湿疹が起きやすい状態を作り出すことが知られています。
Q. 目の周りにステロイド軟膏を自己使用してはいけない理由は?
市販のステロイド軟膏を目の周りに医師の指示なく使用すると、眼圧上昇や白内障を引き起こすリスクがあります。アイシークリニック池袋院でも、自己判断でステロイドを塗り続けて症状が悪化するケースが報告されており、使用する場合は必ず専門医の指示に従うことが重要です。

💡 7. 自宅でできるケアと注意点
目の周りの湿疹が軽度の場合、まずは自宅でのケアを試みることができます。ただし、目の周りは非常に繊細な部位であるため、間違ったケアが症状を悪化させることもあります。以下のポイントを参考にしてください。
まず、原因となりそうなものを取り除くことが大切です。新しく使い始めた化粧品、スキンケア用品、目薬などがある場合はいったん使用を中止し、症状が改善するか確認しましょう。化粧品が原因の場合は、シンプルな成分でできた敏感肌用のものに切り替えることが勧められます。
保湿ケアも重要です。乾燥が湿疹の悪化因子となっている場合は、刺激の少ない保湿剤を使って目の周りを優しく保湿しましょう。ただし、アレルギー反応が起きている最中に新しいクリームを塗ることで悪化する可能性もあるため、使用する製品は慎重に選ぶ必要があります。
目をこすらないことも大切です。かゆいからといって目や目の周りをこすることは、症状を悪化させるだけでなく、角膜への悪影響(円錐角膜)を引き起こすリスクがあるとも指摘されています。冷たいタオルを目の周りに当てたり、抗アレルギー作用のある目薬を使ったりして、かゆみを落ち着かせる工夫をしましょう。
花粉などの環境アレルゲンが原因の場合は、外出時にメガネやマスクをつけて物理的に花粉が目の周りに付かないようにすることも有効です。帰宅後は顔を優しく洗い、アレルゲンを洗い流すことを習慣にしましょう。
一方で、注意していただきたいこともあります。市販のステロイド軟膏は目の周りへの使用は眼圧上昇や白内障などのリスクがあるため、医師の指示なく使用することは避けてください。特にステロイドを長期間使用することには注意が必要です。自己判断でステロイドを塗り続けることは大変危険です。
📌 8. 病院を受診すべきタイミングと受診先の選び方
目の周りの湿疹は、軽度であれば自然に改善することもありますが、以下のような場合には早めに医療機関を受診することをお勧めします。
1週間以上症状が続く場合や、自宅でのケアをしても改善しない場合は受診を検討しましょう。また、かゆみが強くて日常生活や睡眠に支障が出ている場合、症状が急に悪化した場合も早めの受診が勧められます。
目自体に症状がある場合(目が充血している、目やにが多い、視力が落ちた感じがする、光がまぶしい、目の中がゴロゴロするなど)は、眼科への受診が優先されます。これらは単なる皮膚の問題ではなく、眼科的な疾患が関係している可能性があるためです。
水疱が多数できている、皮膚がただれている、発熱を伴うなどの場合は、ウイルス感染や細菌感染の可能性があり、より緊急性が高いと考えられます。このような場合はすぐに受診してください。
また、アレルギーの原因を特定したい場合や、繰り返し湿疹が起きて困っている場合も、専門医への相談が望ましいです。
✨ 9. 眼科と皮膚科、どちらに行けばいいの?
「目の周りの湿疹は眼科と皮膚科、どちらに行けばいいの?」という疑問は非常によく聞かれます。これは症状によって異なります。
目自体(眼球)に症状がある場合は眼科が適しています。充血、かゆみ、目やに、視力の変化、異物感などが主な症状であれば、まず眼科を受診しましょう。アレルギー性結膜炎、感染性結膜炎、角膜炎などの診断と治療は眼科が専門です。アイシークリニック池袋院のような眼科専門クリニックでは、目に関連するアレルギー疾患や、まぶたのアレルギー反応についても幅広く対応しています。
一方、目の周りの皮膚だけに症状がある場合(赤み、かゆみ、水疱、カサカサなど)は皮膚科が適しています。接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの診断と治療は皮膚科の専門領域です。パッチテスト(アレルギーの原因物質を調べる検査)も皮膚科で行えます。
どちらに行けばいいか迷った場合は、目のかゆみや充血が主な症状であれば眼科、皮膚のかゆみや赤みが主な症状であれば皮膚科、というおおまかな目安で判断するとよいでしょう。両方の症状がある場合は、それぞれの専門科を受診するか、かかりつけ医に相談して適切な専門医に紹介してもらうことも一つの方法です。
Q. 目の周りの湿疹は眼科と皮膚科どちらに行くべきか?
目のかゆみ・充血・目やにといった眼球自体の症状が主であれば眼科が適しています。一方、皮膚の赤み・水疱・カサカサが主な症状であれば皮膚科が適切です。アイシークリニック池袋院では、まぶたの皮膚トラブルやアレルギー関連症状についてもご相談いただけます。
🔍 10. 医療機関での検査・治療の流れ

医療機関を受診した場合、どのような検査や治療が行われるのかを知っておくと、受診前の不安が和らぐかもしれません。
まず問診では、いつから症状が始まったか、どのような経過をたどっているか、使用している化粧品・スキンケア用品・目薬などについて、アレルギーの既往(花粉症・食物アレルギー・気管支喘息など)、家族のアレルギー歴などを確認します。
次に視診・触診として、医師が実際に目の周りの皮膚の状態を観察し、湿疹の種類を推測します。
アレルギーの原因を特定するための検査としては、皮膚科でパッチテストが行われることがあります。パッチテストは、アレルゲンと疑われる物質を貼付シートにつけて皮膚に貼り、48時間後・72時間後に反応を確認する検査です。接触性皮膚炎の原因物質を特定する際に非常に有用な検査です。また、採血による血液検査でIgE(アレルギーに関わる抗体)の値を測定し、花粉・ハウスダスト・食物などに対するアレルギーを調べることもあります。眼科では、細隙灯顕微鏡(スリットランプ)を使って眼球やまぶたの状態を詳しく観察します。
治療については、湿疹の原因や種類、重症度によって異なります。外用薬(塗り薬)としては、炎症を抑えるためにステロイド外用薬が使われることがありますが、目の周りへの使用は慎重に行われます。ステロイドの強さや使用期間は医師が判断し、できる限り弱いステロイドを短期間使用することが基本です。近年では非ステロイド系の外用薬(タクロリムス軟膏など)が使われるケースも増えており、目の周りのような特殊な部位の治療に選択されることがあります。かゆみに対しては抗ヒスタミン薬(飲み薬)が処方されることもあります。花粉症などのアレルギー体質が根本にある場合は、アレルギー治療薬(抗アレルギー薬)を継続して使用することで症状のコントロールが可能です。
💪 11. 目の周りの湿疹を繰り返さないための予防策
目の周りの湿疹は一度改善しても繰り返すことが多いため、日常生活の中での予防が非常に重要です。
スキンケアの見直しは基本中の基本です。化粧品や洗顔料を選ぶ際は、できるだけシンプルな成分のものを選び、パラベン・香料・アルコールなどの添加物が多いものは避けると安心です。新しい化粧品を試す際は、腕の内側などで事前にパッチテストを行い、反応が出ないことを確認してから使うようにしましょう。アイメイクを落とす際は、強くこすらずに専用のリムーバーを使って優しく落とすことが大切です。
保湿の習慣をつけることも予防に有効です。皮膚のバリア機能を維持するためには、洗顔後に保湿剤を塗る習慣が大切です。ただし、目の周りに使用できる保湿剤は限られているため、アイクリームや目元専用の保湿製品を使用し、成分を確認した上で使いましょう。
環境アレルゲンへの対策も重要です。花粉の季節は外出時にメガネや花粉用のマスクを着用し、帰宅後は顔を洗う習慣をつけましょう。ハウスダストが原因の場合は、こまめな掃除と換気、布団や枕カバーの洗濯を心がけることが有効です。空気清浄機を活用することも一つの方法です。
コンタクトレンズの使用に注意することも大切です。コンタクトレンズのケア用品がアレルギーの原因になっている場合は、成分が異なる製品に変更することを検討してください。また、コンタクトレンズの長時間使用は目への負担になるため、装用時間を守り、定期的に休めることも重要です。
目をこすらないことも予防の観点から非常に重要です。目のかゆみを感じたときは、冷やしたタオルを目に当てる、点眼薬を使用するなどで対処しましょう。夜間に無意識にかいてしまう場合は、手袋をはめて寝るという方法も効果的です。
生活習慣の改善も皮膚のバリア機能維持に役立ちます。十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を心がける、ストレスをためない、タバコを控えるなど、全身の健康管理が皮膚の健康にもつながります。
アレルギー治療を継続することも大切です。医師から処方された薬は、症状が落ち着いても自己判断で中止せず、指示に従って継続することが重要です。特にアトピー性皮膚炎や花粉症などの慢性的なアレルギー疾患は、症状をコントロールするために長期的な治療管理が必要です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、目の周りの湿疹でご来院される患者さまの多くが、化粧品や目薬などのアレルゲンに気づかないまま症状を繰り返されているケースが多く見られます。目の周りの皮膚は特に薄くデリケートなため、市販のステロイド軟膏を自己判断で使用し続けることで眼圧上昇などの思わぬリスクを招く恐れもあり、早めに専門医へご相談いただくことが大切です。「たかが湿疹」と感じていても、原因を正確に特定し適切なケアを続けることで多くの場合は改善が期待できますので、気になる症状がある方はどうぞお気軽にご相談ください。」
🎯 よくある質問
目のかゆみ・充血・目やになど眼球自体の症状が主な場合は眼科、目の周りの皮膚の赤みやカサカサ・水疱などが主な場合は皮膚科が適しています。アイシークリニック池袋院では、目に関連するアレルギー症状やまぶたの皮膚トラブルについてもご相談いただけます。
自己判断での使用は避けてください。目の周りへのステロイド軟膏の使用は、眼圧上昇や白内障などのリスクがあります。当院でも、市販薬を自己判断で使い続けて症状が悪化するケースが見られます。使用する場合は必ず医師の指示に従ってください。
新しく使い始めた化粧品や目薬をいったん使用中止して症状が改善するか確認するのが第一歩です。アレルギー性接触性皮膚炎は接触から24〜72時間後に症状が出る遅延型のため、原因に気づきにくい特徴があります。正確な特定には皮膚科でのパッチテストが有効です。
以下の3点が特に重要です。①原因となりそうな化粧品・目薬の使用を一時中止する、②かゆくても目をこすらず、冷たいタオルで冷やして対処する、③刺激の少ない保湿剤で優しく保湿する。目をこすり続けると皮膚バリアがさらに傷つき、症状が慢性化する恐れがあります。
はい、起こりえます。花粉などの環境アレルゲンによるアレルギー性結膜炎で目がかゆくなり、目をこすることで周囲の皮膚にも湿疹が広がるケースはよく見られます。花粉の季節はメガネやマスクで物理的に花粉を防ぎ、帰宅後に顔を優しく洗い流すことが予防に有効です。
💡 まとめ
目の周りの湿疹は、その原因が多岐にわたるため、正確な診断と適切なケアが症状の改善と再発予防のカギとなります。アレルギーが原因の場合は、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、花粉症などさまざまなタイプがあり、それぞれに適したアプローチが必要です。
自宅でのケアとして大切なのは、原因となりそうなものを取り除く、目をこすらない、適切な保湿を行う、という3点です。一方で、ステロイド軟膏の目の周りへの自己使用は避け、症状が改善しない場合や目そのものに症状がある場合は早めに医療機関を受診することが重要です。
受診先は、目のかゆみや充血などの目の症状が主であれば眼科、皮膚の赤みやかゆみが主であれば皮膚科が適しています。アイシークリニック池袋院では、目に関連するアレルギー症状やまぶたの皮膚トラブルについてもご相談いただけますので、お気軽にご相談ください。
目の周りの湿疹を放置することで慢性化・悪化するリスクがあります。「ちょっとした湿疹だから」と自己判断で対処し続けるのではなく、適切な専門家のアドバイスのもとで正しいケアを行うことが、目の周りの健康を長く守ることにつながります。症状が気になる方は、ぜひ早めの受診を検討してみてください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎など、目の周りの湿疹の種類や診断・治療方針に関する専門的な情報の参照元として使用
- 厚生労働省 – アトピー性皮膚炎の病態・バリア機能低下・ステロイド外用薬の適正使用に関するガイドライン情報の参照元として使用
- PubMed – 眼周囲皮膚の薄さ・アレルギー性接触性皮膚炎のメカニズム・遅延型アレルギー反応・パッチテストに関する査読済み医学文献の参照元として使用
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務