
「冬は日焼けしないから、日焼け止めは夏だけでいい」と思っていませんか?実は、冬の紫外線は肌にとって決して無視できないものです。気温が下がり、雪が降るような季節でも、紫外線はしっかりと地上に降り注いでいます。特に、シミやくすみ、肌老化の原因となるUV-Aという種類の紫外線は、季節を問わず一年中同じような強さで降り注いでいることが知られています。冬だからといって日焼け止めを怠ると、気づかないうちに肌にダメージが蓄積され、将来的な肌トラブルへとつながっていく可能性があります。本記事では、冬に日焼け止めが必要な理由から、冬向けの日焼け止めの選び方、正しい使い方まで、幅広くご紹介します。美しい肌を長く保つために、ぜひ最後までお読みください。
目次
- 冬でも紫外線が肌に影響を与える理由
- 冬の紫外線の特徴とその種類
- 冬特有の紫外線リスクとは?雪山・スキー場の注意点
- 冬の日焼け止めの選び方
- 冬の日焼け止めの正しい使い方と塗り方
- 日焼け止め以外の冬の紫外線対策
- 日焼け後のアフターケアと肌回復のポイント
- 冬の紫外線対策でよくある疑問
- まとめ
この記事のポイント
冬でもUV-Aは夏の50〜60%降り注ぎ、シワ・たるみ・くすみなど光老化を引き起こすため、日焼け止めは通年必要。日常使いはSPF15〜30・PA++〜PA+++が目安で、雪山ではSPF50+・PA++++を選択。2〜3時間ごとの塗り直しも重要。
🎯 冬でも紫外線が肌に影響を与える理由
多くの方が「冬は紫外線が弱いから日焼け止めは不要」と考えがちですが、これは大きな誤解です。確かに、夏と比べると冬の紫外線量は少なくなりますが、それでも肌に影響を与えるだけの紫外線は一年中降り注いでいます。
環境省が公表しているデータによれば、冬の紫外線量は夏のピーク時と比較すると3分の1から5分の1程度まで減少します。しかしここで重要なのが、紫外線には複数の種類があり、その種類によって季節による変動の仕方が異なるという点です。
特に肌老化に深くかかわるUV-A(紫外線A波)は、夏と冬でそれほど大きな差がないことが知られています。UV-Aは肌の深層部分であるコラーゲンやエラスチンにまで届くため、シワやたるみ、くすみなどのいわゆる「光老化」を引き起こす主要な原因となります。
さらに、冬の晴れた日には「冬の太陽は低い位置にある」という特性もあり、正面から紫外線を受けやすいという側面もあります。また、曇りの日でも紫外線は雲を通り抜けて地上に届きます。曇天の場合でも、晴天時の5〜8割程度の紫外線量が届くといわれているため、曇っているからといって安心は禁物です。
肌へのダメージは長年にわたって少しずつ蓄積されていくものです。毎日少量であっても、無防備で紫外線を浴び続ければ、10年後、20年後に大きな肌トラブルとなって現れてくる可能性があります。冬であっても継続的な紫外線対策を行うことが、将来の肌の健康を守ることにつながります。
Q. 冬でも日焼け止めが必要な理由は?
冬でも日焼け止めは必要です。肌老化の主因であるUV-Aは冬でも夏の50〜60%程度降り注ぎ、季節による変動が少ない紫外線です。真皮層まで届いてコラーゲンを破壊し、シワ・たるみ・くすみなどの光老化を引き起こすため、通年の紫外線対策が不可欠です。
📋 冬の紫外線の特徴とその種類
紫外線についてより正しく理解するために、まずはその種類と特徴を把握しておきましょう。紫外線は波長によって大きくUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分類されます。
🦠 UV-A(紫外線A波)
UV-Aは波長が320〜400nmと長く、雲やガラスを透過して肌の真皮層まで到達します。即座に肌を赤くする作用は少ないものの、肌の深部に届いてコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやたるみの原因となります。また、既存のメラニン色素を酸化させ、即座に肌を黒くする「即時型黒化」も引き起こします。
UV-Aの最大の特徴は、季節や時間帯による変動が比較的少なく、冬でも夏の50〜60%程度は降り注いでいるという点です。また、窓ガラスを透過するため、室内にいても完全には避けられません。車の運転中にも、窓側の手や顔にUV-Aが当たり続けることになります。
👴 UV-B(紫外線B波)
UV-Bは波長が280〜320nmと比較的短く、肌の表皮層に作用します。日焼けで肌が赤くなったり、ヒリヒリと痛くなったりする「サンバーン」の主な原因がこのUV-Bです。メラノサイト(色素細胞)を刺激してメラニン色素の産生を促し、シミや色素沈着を引き起こします。
UV-BはUV-Aとは異なり、冬には夏の10〜20%程度まで大幅に減少します。そのため、冬に「焼けた感じがしない」のはこのUV-Bが少ないからです。しかし、ゼロになるわけではなく、特に晴れた日の日中は注意が必要です。
🔸 UV-C(紫外線C波)
UV-Cは最も波長が短く(100〜280nm)、生物への影響が最も強い紫外線ですが、大気中のオゾン層によってほぼ完全に吸収されるため、通常は地上まで届きません。日常生活での紫外線対策においてはほとんど考慮する必要がありません。
このように、冬においては特にUV-Aに対する対策が重要となります。日焼け止めのラベルに記載されている「PA」という表示はUV-Aへの防御効果を示しており、「PA+」から「PA++++」の4段階で表現されます。PA++++が最も高い防御効果を意味します。
💊 冬特有の紫外線リスクとは?雪山・スキー場の注意点
冬の紫外線対策として特に注意が必要なシチュエーションがあります。その代表が、スキーやスノーボードなどの雪山でのアクティビティです。
💧 雪面による紫外線の反射
雪は紫外線を非常によく反射します。新雪の場合、紫外線の反射率は80〜90%にも達するといわれており、アスファルトの反射率(約10%)と比べると格段に高い数値です。つまり、雪山では太陽から直接降り注ぐ紫外線に加えて、地面(雪面)からの強烈な反射紫外線も受けることになり、実質的に2倍以上の紫外線量にさらされることになります。
スキー場での日焼けが激しいのはまさにこのためです。「ゴーグルの跡がくっきりと焼けてしまった」「顔全体が真っ赤になった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。雪山でのスポーツを楽しむ際は、日焼け止めを必ず使用することが不可欠です。
✨ 高度による紫外線量の増加
スキー場は標高が高い場所に位置していることが多く、高度が上がるほど大気の層が薄くなるため、紫外線を吸収・散乱させる要素が少なくなります。一般的に、標高が1,000m上がるごとに紫外線量は約10〜12%増加するといわれています。多くのスキー場が標高1,000〜2,000m以上に位置していることを考えると、平地と比べて紫外線量が20〜25%以上増加していることになります。
📌 都市部での冬の紫外線リスク
雪山に行かない場合でも、都市部での冬の紫外線対策は重要です。冬の晴れた日には、太陽の高度が低いため、建物や地面からの反射光が増え、思いがけない方向から紫外線を受けることがあります。また、窓際での作業や、車での外出が多い方なども、UV-Aの影響を受けやすい状況にあります。
さらに、冬は屋外でのウォーキングやランニングなどの運動を続ける方も多く、長時間屋外で活動する際は特に意識的な紫外線対策が求められます。
Q. スキー場で日焼けしやすい理由は何ですか?
スキー場での日焼けが激しい理由は主に2つあります。まず、新雪は紫外線を80〜90%反射するため、太陽光と雪面反射の両方から紫外線を受けます。さらに標高が1,000m上がるごとに紫外線量が約10〜12%増加するため、平地より20〜25%以上多い紫外線にさらされます。
🏥 冬の日焼け止めの選び方
冬の日焼け止め選びは、夏とは少し異なるポイントを押さえることが大切です。冬には夏ほど強力な日焼け止めは必ずしも必要ではありませんが、用途やライフスタイルに合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
▶️ SPFとPAの数値の目安
日焼け止めの効果を示す指標には「SPF」と「PA」の2種類があります。
SPF(Sun Protection Factor)はUV-Bに対する防御効果を示す指数で、数値が高いほど強力な効果を持ちます。日常的な外出(通勤・通学、買い物など)においては、冬場であればSPF15〜30程度で十分な場合が多いとされています。
一方、PA(Protection Grade of UV-A)はUV-Aに対する防御効果を示すグレードです。冬はUV-AがUV-Bよりも相対的に多く降り注いでいるため、PA値を重視して選ぶことが大切です。日常使いであればPA++〜PA+++程度が目安となります。スキーやスノーボードなど、雪山でのアクティビティを行う場合はSPF50+、PA++++のものを選びましょう。
🔹 テクスチャーの選び方
冬は空気が乾燥しており、肌も乾燥しやすい季節です。そのため、保湿成分が配合された日焼け止めを選ぶことで、紫外線対策と保湿を同時に行えます。ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分が含まれているものを選ぶと、肌への負担を減らしつつ対策ができます。
また、冬は肌が敏感になりやすい時期でもあります。香料や防腐剤などが少ない、低刺激タイプやミネラル成分(酸化亜鉛、酸化チタン)を主成分とするノンケミカルタイプの日焼け止めが肌に優しくておすすめです。
テクスチャー(質感)については、乳液タイプやクリームタイプが冬には向いています。ジェルタイプやスプレータイプは軽い使用感ですが、乾燥肌の方には保湿力が不足することがあります。肌の状態に合わせて選びましょう。
📍 日焼け止め入りBBクリームや化粧下地の活用
毎日の日常使いとして、日焼け止め効果のあるBBクリームや化粧下地を活用する方法もあります。これらは日焼け止め単体と比べると防御効果が若干低いことが多いですが、スキンケアとメイクを同時に済ませられる利便性があります。日中のほとんどを室内で過ごし、外出時間が短い場合には、これで十分なケースもあります。
ただし、長時間屋外で過ごす日や、雪遊び・スキーなどを行う際には、しっかりとした日焼け止めを単体で使用することをおすすめします。
💫 ウォータープルーフタイプについて
スキーやスノーボードなど、汗や雪に触れる場面が多い場合は、ウォータープルーフタイプ(耐水性)の日焼け止めが適しています。ただし、ウォータープルーフタイプは落としにくいため、クレンジングをしっかり行う必要があります。肌への摩擦を最小限にした丁寧なクレンジングを心がけましょう。
⚠️ 冬の日焼け止めの正しい使い方と塗り方
どれだけ良い日焼け止めを選んでも、正しく使用しなければ効果が十分に発揮されません。ここでは、日焼け止めの正しい使い方と塗り方について解説します。
🦠 適切な量を使用する
日焼け止めの効果はSPFやPAの数値だけでなく、使用量にも大きく左右されます。SPFやPAの値は、1平方センチメートルあたり2mgの量を均一に塗布した場合の効果を示しています。つまり、薄く伸ばして塗ると記載されている効果を下回る可能性があります。
顔全体に日焼け止めを塗る場合の目安は、パール粒大(直径約5mm)2個分程度です。「少し多いかな」と感じるくらいがちょうど良い量と覚えておきましょう。首や手の甲など、露出している部分にも忘れずに塗布してください。
👴 塗るタイミング
日焼け止めは外出する約15〜30分前に塗ることが理想的です。これは、日焼け止めの成分が肌になじんで効果を発揮するまでに少し時間がかかるためです。洗顔・保湿スキンケアをした後、メイクの前に日焼け止めを塗るという流れを習慣にすると良いでしょう。
🔸 塗り方のポイント
日焼け止めは顔全体に均一に塗ることが基本ですが、特に紫外線が当たりやすい額、鼻、頬骨の高い部分、あごには重点的に塗布しましょう。一方、目の周りは皮膚が薄く敏感なので、優しく丁寧に塗ることを心がけてください。
塗り方は、顔の中心から外側に向かって優しくのばすようにします。強く擦るように塗ると肌に摩擦刺激を与えてしまうため、できるだけ優しく、なじませるようにして塗布しましょう。
💧 塗り直しの重要性
日焼け止めは汗や皮脂、摩擦などによって時間が経つとともにその効果が落ちていきます。塗り直しの目安としては、2〜3時間に1回程度が理想的です。特に、外出中に大量に汗をかいた場合や、雪山でのアクティビティ中は、こまめな塗り直しが必要です。
メイクをしている場合は、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使うことで、メイクの上から手軽に塗り直しができます。携帯しやすいサイズを持ち歩くと便利でしょう。
✨ クレンジングと洗顔
日焼け止めは使用後、きちんと落とすことも大切です。日焼け止めが肌に残ったままだと、毛穴の詰まりや肌荒れの原因になる場合があります。ミルクタイプや乳液タイプの日焼け止めは通常の洗顔料で落とせるものが多いですが、ウォータープルーフタイプのものはクレンジング剤を使用する必要があります。使用する日焼け止めの落とし方については、製品の説明をよく確認しましょう。
Q. 冬の日焼け止めはSPFとPAをどう選ぶ?
冬の日常的な外出(通勤・買い物など)では、SPF15〜30・PA++〜PA+++程度が目安です。冬はUV-Bより光老化を招くUV-Aが相対的に多いため、PA値を重視して選ぶことが重要です。スキーやスノーボードなど雪山でのアクティビティ時はSPF50+・PA++++を選択してください。
🔍 日焼け止め以外の冬の紫外線対策
日焼け止めは紫外線対策の中心的な方法ですが、それだけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることでより効果的な対策ができます。

📌 UVカット素材の衣類やアイテムの活用
冬は服装自体が紫外線対策になる場合もあります。コートやジャケットで覆われた部分は紫外線が当たりにくいですが、顔や手の甲、首筋などの露出部位はしっかりと日焼け止めを塗る必要があります。
UVカット加工が施された手袋や帽子、マフラーなども市販されています。スキー場などでは、UV対策機能付きのフェイスマスクやネックウォーマーを利用するのも有効な手段です。スキーゴーグルやサングラスはUV-A、UV-Bをカットするものを選ぶことが重要です。すべてのレンズにUVカット機能があるわけではないため、購入時に確認しましょう。
▶️ 日傘・帽子の利用
冬でも晴れた日の外出時には、日傘や帽子の着用が効果的です。日傘はUVカット効果があるものを選ぶことが重要で、黒や濃い色のものがより高い遮光率を持つ傾向があります。帽子はつばが広いもの(7〜8cm以上)が、顔や首筋への紫外線を効果的に遮ります。
🔹 サングラスによる目の保護
眼球も紫外線の影響を受けます。白内障や翼状片(白目の部分が黒目に入り込む病変)などの目の病気は、紫外線への長期曝露がリスク因子の一つとして挙げられています。冬でも、特に晴れた日の外出時やスキー場では、UVカット機能付きのサングラスを着用することをおすすめします。
📍 日陰を積極的に活用する
外出時に日陰を歩くだけでも紫外線量をかなり減らすことができます。冬の晴れた日の外出時には、可能であれば日陰を選んで歩くよう意識するだけでも、肌への紫外線ダメージを軽減できます。
💫 食事による内側からの紫外線対策
紫外線対策は外側からのケアだけでなく、食事による内側からのアプローチも有効です。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分を豊富に含む食品を積極的に摂取することで、紫外線によって生じる活性酸素のダメージを軽減する働きが期待できます。
ビタミンCを多く含む食品としては、ブロッコリー、キャベツ、パプリカ、柑橘類などが挙げられます。ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、オリーブオイル、アボカドなどに豊富です。また、トマトに含まれるリコピンや、緑茶に含まれるカテキンなども強い抗酸化作用を持つことが知られています。
📝 日焼け後のアフターケアと肌回復のポイント
「今日は日焼け止めを忘れてしまった」「スキー場で思った以上に焼けてしまった」という状況は誰にでも起こりえます。そんな時は、適切なアフターケアを行うことで肌のダメージを最小限に抑えることができます。
🦠 まずは冷却と保湿
日焼け後の肌は炎症を起こしている状態です。まずは肌を清潔にした後、冷たい水で肌をクールダウンさせることが大切です。ただし、氷で直接肌を冷やすと凍傷のリスクがあるため、冷水で濡らしたタオルを顔に当てる方法が安全です。
冷却後は、たっぷりの保湿ケアを行いましょう。日焼けした肌は水分が失われてバリア機能が低下しているため、化粧水や保湿クリームで水分と油分をしっかり補給することが重要です。アロエベラや馬油、セラミド配合の製品は、炎症を鎮め、バリア機能の回復を助ける効果が期待できます。
👴 日焼け後のスキンケアで避けるべきこと
日焼け後は肌が非常にデリケートな状態になっているため、刺激の強いスキンケアは避けるべきです。アルコールを多く含む化粧水、ピーリング剤、レチノール配合の製品などは、炎症が治まるまで使用を控えましょう。また、強く擦るような洗顔や、熱いお湯での洗顔も肌への刺激となるため避けてください。
🔸 シミ予防のためのビタミンC摂取
日焼け後にメラニン色素の産生が増え、シミとして残ることがあります。日焼け後のシミ予防には、ビタミンCの摂取が有効とされています。ビタミンCはメラニンの合成を抑制し、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。食事での摂取が難しい場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
外用としては、ビタミンC誘導体を配合した美容液や化粧水がシミの予防・改善に役立ちます。日焼けの後、炎症が落ち着いてきたら使用を開始すると良いでしょう。
💧 すでにあるシミやくすみへのアプローチ
これまでの紫外線ダメージによってすでにシミやくすみが気になっている場合、セルフケアだけでは限界があることもあります。そのような場合は、美容皮膚科やクリニックでの治療を検討するのも一つの選択肢です。レーザー治療やトーニング、ビタミンC点滴、ピーリングなど、さまざまな治療法が存在します。肌の状態や希望に合わせて、専門の医師に相談することをおすすめします。
Q. 日焼け後のアフターケアはどうすればよい?
日焼け後の肌は炎症状態のため、まず冷水で濡らしたタオルで穏やかに冷却してください。その後、化粧水や保湿クリームで水分・油分をしっかり補給します。アルコール配合の化粧水やピーリング剤は炎症が治まるまで避け、シミ予防にはビタミンC配合の美容液が有効です。
💡 冬の紫外線対策でよくある疑問
冬の日焼け止めについて、よく聞かれる疑問にお答えします。
✨ 曇りや雨の日も日焼け止めは必要ですか?
はい、必要です。先述の通り、曇りの日でも晴れた日の5〜8割程度の紫外線が届きます。雨の日でも完全にゼロにはならず、特にUV-Aは雲を通過しやすい性質を持っています。日常的に日焼け止めを塗る習慣をつけることが、長期的な肌の健康につながります。
📌 室内にいる場合でも日焼け止めは必要ですか?
一日中室内で過ごす場合は、必ずしも日焼け止めが必須というわけではありません。ただし、窓際での作業が多い方や、車の運転をする方は注意が必要です。UV-Aは通常のガラスを透過するため、窓越しでも長時間紫外線を浴びている可能性があります。窓際のデスクで長時間作業する場合は、SPF15〜20程度の軽めの日焼け止めを塗っておくと安心です。
▶️ 男性も日焼け止めを使うべきですか?
もちろんです。紫外線のダメージは性別を問いません。男性も女性と同様に、紫外線による肌老化やシミのリスクがあります。また、日焼けによる皮膚がんのリスクも男性にはあります。「日焼け止めは女性のもの」という思い込みを捨てて、男性も積極的に紫外線対策を行うことが大切です。近年では男性向けの日焼け止め製品も多く販売されており、べたつきにくく使いやすいものも増えています。
🔹 子どもに日焼け止めを使っても大丈夫ですか?
子どもの肌は大人と比べて薄く、紫外線の影響を受けやすいため、紫外線対策は非常に重要です。ただし、子どもの肌は敏感なため、子ども専用の低刺激タイプを選ぶことをおすすめします。赤ちゃん・子ども用の日焼け止めは、香料・着色料・防腐剤などの刺激成分が少なく設計されています。肌に合わない場合は使用をやめて小児科や皮膚科に相談してください。
📍 日焼け止めを毎日使うと肌に悪影響はありますか?
適切に使用してきちんと落とすことができれば、日焼け止めの毎日使用が肌に悪影響を与えることはほとんどありません。むしろ、紫外線ダメージを防ぐことで肌老化を予防できるため、長期的には肌の健康にプラスの効果があります。ただし、肌が荒れやすい方や敏感肌の方は、配合成分に注意して低刺激タイプを選ぶようにしましょう。また、1日の終わりにはきちんとクレンジングを行い、日焼け止め成分が肌に残らないようにすることが重要です。
💫 日焼け止めの使用期限はありますか?
日焼け止めにも使用期限があります。未開封の場合は製造から3年程度が一般的な目安ですが、一度開封した後は半年から1年以内に使い切ることをおすすめします。開封後は成分が変質する可能性があり、効果が落ちるほか、肌トラブルの原因になることもあります。夏に使い残した日焼け止めを翌冬に使うのは避けた方が良いでしょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「冬は日焼け止めが不要」という認識のまま長年ケアを怠った結果、光老化によるシミやたるみを気にされて来院される患者様が少なくありません。特にUV-Aは季節を問わず肌の深部まで届くため、冬こそ意識的なケアが将来の肌の状態を左右すると言っても過言ではありません。毎朝のスキンケアに日焼け止めを取り入れる小さな習慣の積み重ねが最大の予防策となりますので、すでに気になるお悩みがある方はお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
冬でも日焼け止めは必要です。肌老化の原因となるUV-Aは、冬でも夏の50〜60%程度降り注いでおり、季節による変動が少ない紫外線です。UV-Aはシワ・たるみ・くすみといった光老化を引き起こすため、冬であっても毎日の紫外線対策を継続することが将来の肌の健康を守ることにつながります。
冬の日常的な外出(通勤・買い物など)であれば、SPF15〜30、PA++〜PA+++程度が目安です。ただし、スキーやスノーボードなど雪山でのアクティビティを行う場合は、雪面の反射や高度による紫外線量の増加があるため、SPF50+・PA++++のより強力なものを選びましょう。
はい、必要です。曇りの日でも晴天時の5〜8割程度の紫外線が地上に届きます。特にUV-Aは雲を透過しやすい性質があるため、曇りでも肌への影響は避けられません。毎朝のスキンケアに日焼け止めを塗る習慣を身につけることが、長期的な肌の健康維持に効果的です。
日焼け止めは汗・皮脂・摩擦などで時間とともに効果が低下するため、2〜3時間に1回程度の塗り直しが理想的です。特に屋外で活動中や雪山でのスポーツ中はこまめな塗り直しが必要です。メイク中の場合は、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを活用すると手軽に対応できます。
アイシークリニック池袋院では、これまでの紫外線ダメージによるシミ・くすみ・たるみなど、光老化に関するお悩みについて専門医に相談いただけます。レーザー治療やピーリングなど、一人ひとりの肌状態に合った適切なケアや治療法をご提案しておりますので、肌の状態が気になる方はお気軽にご来院ください。
📌 まとめ
冬の日焼け止めの必要性から選び方、正しい使い方まで、幅広く解説してきました。改めて大切なポイントを振り返ります。
冬でも紫外線は降り注いでいます。特に肌老化を引き起こすUV-Aは季節を問わず一定量が存在し、冬でも日焼け止めによる対策が不可欠です。また、雪山やスキー場では雪面の反射と高度の影響で紫外線量が増加するため、より強力な日焼け止めが必要となります。
日焼け止め選びにおいては、冬の日常使いであればSPF15〜30、PA++〜PA+++程度が目安となり、保湿成分が含まれた製品が冬の乾燥対策にも役立ちます。使い方としては、適量を均一に塗布し、2〜3時間ごとに塗り直すことが効果を持続させるポイントです。
日焼け止めに加えて、UVカット機能付きの帽子やサングラス、衣類の活用、日陰を選んで歩くといった行動的な紫外線対策も組み合わせることで、より高い防御効果が得られます。さらに、抗酸化成分を含む食事を意識することで、内側からも肌を守ることができます。
紫外線による肌ダメージは長年にわたって蓄積されるものです。若いうちから冬を含めた年間を通じた紫外線対策を習慣化することが、将来の美しい肌を守ることにつながります。今日からでも遅くはありません。毎朝のスキンケアルーティンに日焼け止めを加える習慣を始めてみましょう。すでにシミやくすみ、肌老化が気になる方は、適切なスキンケアに加えて、専門クリニックでの相談も選択肢の一つとして考えてみてください。アイシークリニック池袋院では、肌の状態に合わせた適切なケアや治療法についてご相談いただけます。一人ひとりの肌に合ったアドバイスを提供しておりますので、お気軽にご来院ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 紫外線とUV-A・UV-Bの肌への影響、光老化(シワ・シミ・たるみ)のメカニズム、日焼け止めのSPF・PA値の正しい理解と使用方法に関する皮膚科学的根拠
- WHO(世界保健機関) – UV-A・UV-B・UV-Cの種類と特性、紫外線による健康リスク(皮膚がん・白内障・免疫抑制)、季節・高度・雪面反射による紫外線量の変動に関する国際的な科学的根拠
- 厚生労働省 – 紫外線による健康影響と日常生活における紫外線対策(日焼け止めの適切な使用・衣類・サングラス活用)に関する国内公式ガイダンス
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務