
💊 ナジフロキサシンって、実はニキビ治療の切り札的な薬なんです。でも「ちゃんと効くの?」「副作用が心配…」と不安なまま使っていませんか?
「正しい使い方が分からない」
「副作用が怖くて量を減らしてる…」
⚡ この記事を読むと…
- ✅ ナジフロキサシンがどんなニキビに効くかがわかる
- ✅ 正しい塗り方・使う期間がわかる
- ✅ 副作用のリスクを事前に知って安心して使える
- ✅ 他のニキビ薬との違いがスッキリ整理できる
⚠️ 誤った使い方を続けると耐性菌が生まれ、薬が効かなくなることもあります。ぜひ最後まで読んでみてください👇
目次
- ナジフロキサシンとはどんな薬か
- ニキビの原因とナジフロキサシンが効くメカニズム
- ナジフロキサシンの種類・剤形
- ナジフロキサシンの正しい使い方
- ナジフロキサシンの効果が出るまでの期間
- ナジフロキサシンの副作用・注意点
- ナジフロキサシンと他のニキビ治療薬との違い
- ナジフロキサシンが向いている人・向いていない人
- ナジフロキサシン使用中の生活上の注意
- ニキビ治療を皮膚科・クリニックで受けるメリット
- まとめ
この記事のポイント
ナジフロキサシンはニューキノロン系の抗菌外用薬で、アクネ菌が原因の炎症性ニキビ(赤・黄ニキビ)に有効。1日2回塗布を4〜8週間継続し、副作用や耐性菌防止のため医師の指示に従った使用が重要。
💡 1. ナジフロキサシンとはどんな薬か
ナジフロキサシンは、ニューキノロン系に分類される抗菌薬の一種で、外用薬(塗り薬)として使用されます。日本では「アクアチム」という商品名で知られており、皮膚科领域におけるニキビ(尋常性ざ瘡)治療の現場で長年にわたって使用されてきた実績のある薬剤です。
抗菌薬というと内服薬(飲み薬)のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、ナジフロキサシンは外用薬であるため、病変部位に直接塗布することで局所的に高い抗菌効果を発揮することができます。全身への影響が少なく、消化器系への負担も生じないため、内服の抗菌薬と比べて使いやすいという特徴があります。
日本国内では1993年に承認された薬剤であり、ニキビ治療薬の中でも比較的歴史が長い部類に入ります。現在も皮膚科やクリニックで頻繁に処方されている薬の一つです。ジェネリック医薬品(後発品)も複数のメーカーから販売されているため、経済的な負担を抑えながら治療を続けやすいという点もメリットとして挙げられます。
Q. ナジフロキサシンはどんな仕組みでニキビに効くの?
ナジフロキサシンはニューキノロン系の抗菌外用薬で、アクネ菌のDNAジャイレースとトポイソメラーゼIVという酵素を阻害し、細菌のDNA複製を妨げて増殖を抑制します。アクネ菌が減ることで炎症の悪化が防がれ、赤ニキビ・黄ニキビの治癒が促進されます。
📌 2. ニキビの原因とナジフロキサシンが効くメカニズム
ナジフロキサシンの働きを理解するためには、まずニキビがどのようにして生じるのかを知っておくことが大切です。
ニキビは「尋常性ざ瘡」とも呼ばれ、毛穴に皮脂が詰まることで始まります。皮脂の分泌が過剰になったり、毛穴の出口が角化して詰まりやすくなったりすることで、毛穴の中に皮脂が溜まった状態(コメド、白ニキビ・黒ニキビ)が形成されます。
そこに関与してくるのが、アクネ菌(Cutibacterium acnes、旧称Propionibacterium acnes)です。アクネ菌は皮膚に常在する細菌で、通常は皮膚のバランスを保つ役割も担っていますが、毛穴に皮脂が溜まると急激に増殖します。アクネ菌が増殖する過程で産生する代謝産物が毛穴周囲の組織を刺激し、炎症反応を引き起こします。これが赤く腫れた炎症性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)です。
ナジフロキサシンは、このアクネ菌に対して強い抗菌作用を持ちます。具体的には、細菌のDNAジャイレース(DNAトポイソメラーゼII)とトポイソメラーゼIVという酵素を阻害することで、細菌のDNA複製を妨げ、増殖を抑制します。アクネ菌の増殖を抑えることで炎症の悪化を防ぎ、ニキビの治癒を促進するという仕組みです。
また、ナジフロキサシンはアクネ菌だけでなく、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)やゴールデンブドウ球菌(Staphylococcus aureus)などの皮膚表面に存在する細菌に対しても効果を持ちます。これにより、二次感染の防止にも役立ちます。
さらに、ナジフロキサシンには抗菌作用に加えて、皮脂腺の活動を抑制する作用があることも報告されています。皮脂の過剰分泌そのものを抑えることで、ニキビの根本的な原因の一つにアプローチできる可能性があります。
✨ 3. ナジフロキサシンの種類・剤形
ナジフロキサシンの外用薬には、主に以下の剤形があります。
クリーム剤は、乳白色のクリーム状の薬剤で、皮膚への馴染みがよく、塗布後もべたつきが少ないため、日常生活の中で使いやすい剤形です。保湿成分が含まれているものもあり、乾燥しやすい肌の方にも比較的使いやすいとされています。
ローション剤は、液状またはさらっとした質感の薬剤で、広い範囲に薄く塗り広げやすいのが特徴です。顔全体にニキビが多い場合や、背中・胸などの体幹部にニキビが広がっている場合に使いやすい剤形です。また、毛が生えている部位にも塗りやすいというメリットがあります。
軟膏剤は、クリームよりも油分が多く、皮膚への密着性が高い剤形です。バリア機能が低下している皮膚や、乾燥が強い部位に適していることが多いですが、ニキビ治療においてはクリームやローションが選ばれることが多い傾向にあります。
どの剤形を使用するかは、ニキビの状態・部位・肌質・ライフスタイルなどを考慮して医師が判断します。処方された剤形を医師の指示通りに使用することが大切です。濃度については、日本では一般的に1%製剤が使用されています。
Q. ナジフロキサシンの正しい塗り方と使用回数は?
ナジフロキサシンは洗顔後に肌を乾かしてから、患部とその周囲に薄く均一に塗布します。使用回数は通常1日2回(朝・夜)が基本です。厚く塗っても効果は上がらず、回数を自己判断で増やすことは避け、医師の指示に従って継続することが大切です。
🔍 4. ナジフロキサシンの正しい使い方
ナジフロキサシンを正しく使うことで、より高い治療効果が期待できます。以下に正しい使い方を説明します。
塗布前の準備として、まず洗顔や入浴で肌を清潔にします。洗顔後は水分をやさしくタオルで押さえるように拭き取り、肌が乾いた状態にしてから薬を塗布します。濡れた状態で塗布すると、薬剤が均一に肌に密着しにくくなることがあります。
塗布量と塗り方については、適量を患部に薄く均一に塗り広げます。ニキビが気になるからといって厚く塗っても効果が増すわけではありません。また、ニキビのある部位だけでなく、その周囲も含めて薄く塗ることで、新しいニキビの予防にもつながります。ただし、目の周りや粘膜には使用しないよう注意が必要です。
使用回数については、通常1日2回(朝・夜)の使用が一般的です。ただし、医師から特別な指示があった場合はその指示に従ってください。決められた回数を守ることが大切で、「早く治したいから」と回数を増やすのは避けましょう。
保湿剤や化粧品との併用については、ナジフロキサシンを塗布した後に保湿剤(スキンケア)を使用することは問題ありません。ただし、塗る順番については医師や薬剤師に確認するとよいでしょう。一般的には、薬剤を先に塗布し、その後に保湿剤を重ねる方法がとられることが多いです。
使用期間については、症状が改善しても自己判断で中止せず、医師の指示に従って使用を続けることが大切です。逆に、使用しても効果が見られない場合や症状が悪化した場合は、医師に相談してください。
💪 5. ナジフロキサシンの効果が出るまでの期間
ナジフロキサシンを使い始めてから効果を実感できるまでの期間は、個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります。
使い始めてから1〜2週間ほどで、炎症のある赤ニキビの赤みが和らいできたり、新しいニキビができにくくなってきたりと、変化を感じ始める方が多いです。ただし、これはあくまでも目安であり、ニキビの重症度や肌質、使用方法などによって個人差があります。
4〜8週間程度の継続使用で、より明確な効果を実感できることが多いとされています。ニキビ治療は短期間で完全に解決するものではなく、継続的なケアが必要です。「少し良くなったから」といって途中で使用を中止してしまうと、再発しやすくなることがあります。
一方で、4週間程度使用しても目立った改善が見られない場合は、薬の種類や治療方針を見直す必要があるかもしれません。その場合は担当医に相談し、適切な対応を検討してもらうことが大切です。
ニキビの種類によっても効果の出やすさが異なります。ナジフロキサシンが特に有効とされるのは、アクネ菌の増殖が関与している炎症性のニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)です。一方、コメド(白ニキビ・黒ニキビ)に対しては、角化異常を改善するレチノイド系の薬(アダパレンなど)の方が効果的とされることが多く、ナジフロキサシンだけでは限界があることもあります。

🎯 6. ナジフロキサシンの副作用・注意点
ナジフロキサシンは比較的安全性が高い薬剤ですが、使用に際していくつかの副作用や注意点があります。事前に把握しておくことで、万が一の際に適切な対処ができます。
皮膚への刺激反応として、塗布後に一時的なヒリヒリ感、かゆみ、灼熱感を感じることがあります。これは多くの場合、使い始めの一時的な反応であり、使い続けるうちに落ち着いてくることがほとんどです。ただし、症状が強い場合や長く続く場合は使用を中止して医師に相談してください。
接触性皮膚炎(かぶれ)が起こることがまれにあります。赤み・腫れ・水ぶくれなどの症状が現れた場合は、アレルギー反応の可能性があるため、すぐに使用を中止して皮膚科を受診してください。
光線過敏症については、ナジフロキサシンを含むニューキノロン系抗菌薬の一部で報告されている副作用の一つです。塗布後に紫外線を浴びることで、皮膚が過敏に反応してしまう場合があります。ナジフロキサシン外用薬における光線過敏症の報告は内服薬に比べて少ないとされていますが、使用中は日焼け止めを使用するなど、紫外線対策を心がけることをおすすめします。
耐性菌の問題も重要な注意点の一つです。抗菌薬を長期間使用したり、不適切な使い方をしたりすると、薬に対して耐性を持つ菌(耐性菌)が生じる可能性があります。耐性菌が生じると、薬が効かなくなってしまいます。これはナジフロキサシンに限らず、すべての抗菌薬に共通する問題です。医師の指示通りに使用し、自己判断で長期使用を続けることは避けるべきです。
妊娠中・授乳中の使用については、安全性に関するデータが十分でないことから、使用する場合は必ず医師に相談してください。使用の必要性と安全性についてしっかりと医師と話し合うことが大切です。
他の薬との相互作用については、外用薬であるため全身的な薬物相互作用のリスクは低いですが、同じ部位に他の外用薬を重ねて使用する場合は、医師や薬剤師に確認するようにしましょう。
Q. ナジフロキサシンとアダパレンはどう使い分けるの?
ナジフロキサシンはアクネ菌の増殖を抑える抗菌薬のため、炎症を伴う赤ニキビ・黄ニキビに有効です。一方、アダパレンは皮膚の角化異常を正常化し、毛穴の詰まりを改善するため、白ニキビ・黒ニキビ(コメド)に適しています。両薬を同時に処方されるケースも多くあります。
💡 7. ナジフロキサシンと他のニキビ治療薬との違い
ニキビ治療に使われる外用薬はナジフロキサシンだけではありません。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った治療を選ぶ参考になります。
まず、クリンダマイシン(ダラシンT)と比較してみます。クリンダマイシンはリンコマイシン系抗菌薬で、アクネ菌に対する抗菌作用を持つ点でナジフロキサシンと共通しています。ナジフロキサシンとクリンダマイシンはともにニキビ治療に広く使用されており、どちらが優れているかは一概には言えません。耐性菌の出現パターンや個人の肌質によって使い分けることがあります。
アダパレン(ディフェリン)は、レチノイド受容体に作用するゲル製剤で、コメド(白ニキビ・黒ニキビ)の形成を抑制するのに特に優れた効果を発揮します。ナジフロキサシンとは作用の仕組みが異なり、ナジフロキサシンが細菌に対して働くのに対し、アダパレンは皮膚の角化異常を正常化することで毛穴の詰まりを予防・改善します。炎症性ニキビにはナジフロキサシン、コメドにはアダパレンという使い分けがよく行われます。また、ナジフロキサシンとアダパレンを同時に処方されることも少なくありません。
過酸化ベンゾイル(ベピオ)は、アクネ菌に対する抗菌作用とともに、皮脂を酸化分解してコメドを改善する効果を持ちます。また、耐性菌が生じにくいという特徴があり、近年ニキビ治療においての重要性が高まっています。ナジフロキサシンと過酸化ベンゾイルを組み合わせた配合剤(エピデュオなど)も使用されています。ただし、過酸化ベンゾイルは漂白作用があるため、衣類などに付着すると色落ちすることがある点に注意が必要です。
イベルメクチン(スティーバA)は、酒さ(酒皶)によるニキビ様の皮疹に対して使用される薬剤です。通常のニキビとは原因が異なるため、ナジフロキサシンとは適応が異なります。
ミノサイクリンやドキシサイクリンなどの内服抗菌薬は、重症のニキビや外用薬だけでは効果が不十分な場合に使用されます。全身的な抗菌効果が期待できる一方、消化器症状などの全身的な副作用が生じる可能性があります。ナジフロキサシンは外用薬であるため、内服薬と比べて全身への影響が少ないというメリットがあります。
漢方薬(荊芥連翹湯など)や亜鉛華軟膏なども、補助的にニキビ治療に用いられることがあります。これらはナジフロキサシンと併用されることもあります。
📌 8. ナジフロキサシンが向いている人・向いていない人
ナジフロキサシンが特に向いているとされる状況について説明します。
炎症性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)が主な悩みの方には特に適しています。ナジフロキサシンはアクネ菌の増殖を抑える効果が高く、炎症を伴うニキビに対して有効です。炎症が強い段階のニキビを早めに落ち着かせることで、色素沈着やニキビ跡のリスクを減らすことにもつながります。
内服薬を使いたくない方にも向いています。妊娠中や授乳中で内服薬の使用に制限がある場合、あるいは消化器症状などの全身的な副作用を避けたい方には、外用薬であるナジフロキサシンが選択肢の一つになります(ただし、妊娠中・授乳中の使用については必ず医師に相談してください)。
思春期のニキビに悩む若い方にも処方されることが多い薬です。比較的使いやすく、日常生活への影響も少ないため、学生をはじめとした若年層のニキビ治療にも適しています。
一方、ナジフロキサシンが向いていない・効果が期待しにくい場合についても説明します。
コメド(白ニキビ・黒ニキビ)が中心の場合、ナジフロキサシン単独では十分な効果が期待しにくいことがあります。コメドに対してはアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの角化異常を改善する薬剤の方が有効です。
ナジフロキサシン耐性菌が原因となっているニキビの場合、当然ながらナジフロキサシンは効きません。以前から長期間使用していて効果が落ちてきた場合は、耐性菌の出現が疑われます。この場合は別の薬剤への変更を検討する必要があります。
重症の嚢腫性ニキビや化膿性の炎症が強い場合は、外用薬だけでは不十分なことが多く、内服の抗菌薬やレチノイド(イソトレチノイン)などを組み合わせた治療が必要になることがあります。
ナジフロキサシンにアレルギーがある方、またはキノロン系薬剤に過敏症の既往がある方は使用できません。
Q. ナジフロキサシン使用中に注意すべき副作用は?
ナジフロキサシン使用中は、塗布後のヒリヒリ感・かゆみ・灼熱感が生じることがありますが、多くは一時的なものです。まれに接触性皮膚炎や光線過敏症が起こる場合もあるため、日焼け止めの使用が推奨されます。また、長期の不適切使用は耐性菌を生じさせるリスクがあるため、必ず医師の指示に従ってください。
✨ 9. ナジフロキサシン使用中の生活上の注意
ナジフロキサシンを使用している期間中、より効果を高め、副作用を防ぐためにライフスタイル面でも気をつけるべきことがあります。
スキンケアの見直しは非常に重要です。洗顔は1日2回を目安にし、肌を傷つけないようにやさしく洗いましょう。ゴシゴシと強くこすることはニキビを悪化させる原因になります。洗顔後は適切な保湿ケアを行うことで、肌のバリア機能を維持することが大切です。「ニキビがあるから保湿はしない」という考え方は誤りで、乾燥した肌は皮脂の過剰分泌を招き、ニキビを悪化させることがあります。
日焼け止めの使用については、前述の光線過敏症のリスクを減らすためにも、外出時には日焼け止めを使用することをおすすめします。ニキビがある肌でも使用できるノンコメドジェニック処方(毛穴を詰まらせにくい処方)の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
食事については、高GI食品(白米・白パン・甘い食べ物など)の過剰摂取がニキビを悪化させるという研究報告があります。バランスのとれた食事を心がけ、特に抗酸化作用のあるビタミン類(ビタミンA・C・E)や亜鉛を含む食品を積極的に摂ることがおすすめです。
睡眠・ストレス管理も大切です。睡眠不足やストレスは皮脂分泌を増加させたり、免疫機能を低下させたりすることで、ニキビを悪化させる要因になります。規則正しい生活リズムを維持し、十分な睡眠を確保することがニキビ治療において重要です。
ニキビを手で触ったり、潰したりするのは避けましょう。手についた細菌がニキビ部位に入り込んで炎症を悪化させたり、ニキビ跡(瘢痕)が残るリスクが高まります。どうしても気になる場合は、皮膚科でニキビを処置してもらうのが最善です。
化粧品の選び方にも注意が必要です。油分が多いリッチなクリームや、毛穴を詰まらせやすい成分を含む製品はニキビを悪化させることがあります。「ノンコメドジェニック」「ニキビ肌向け」などの表示がある製品を選ぶのがおすすめです。また、メイクをした日は必ずしっかりとクレンジングをして、毛穴に汚れが残らないようにしましょう。
薬の保管方法についても確認しておきましょう。ナジフロキサシン外用薬は直射日光を避け、室温で保管するのが基本です。高温多湿の場所(浴室など)や冷凍保存は避けてください。また、使用期限を確認し、期限を過ぎた薬は使用しないようにしましょう。
🔍 10. ニキビ治療を皮膚科・クリニックで受けるメリット

ドラッグストアで市販されているニキビ用の薬も多くありますが、皮膚科やクリニックでの治療にはさまざまなメリットがあります。
正確な診断ができることが最大のメリットです。一口にニキビといっても、コメド(白ニキビ・黒ニキビ)、丘疹(赤ニキビ)、膿疱(黄ニキビ)、結節、嚢腫などさまざまな種類があり、それぞれに対して最適な治療法が異なります。また、ニキビに似た皮膚疾患(マラセチア毛包炎、酒さ、脂漏性皮膚炎など)もあり、専門家による正確な診断が重要です。自己判断で間違った対処をしてしまうと、症状が悪化したり、治療が遅れたりすることがあります。
処方薬(医療用医薬品)が使用できることも大きなメリットです。ナジフロキサシンはOTC(市販薬)としては販売されておらず、医師の処方が必要な薬剤です。市販薬に比べて医療用医薬品は有効成分の濃度や種類が異なることが多く、より高い治療効果が期待できる場合があります。
個人の状態に合わせたオーダーメイドの治療を受けられます。ニキビの種類・重症度・部位・肌質・生活習慣・過去の治療歴などを考慮した上で、最適な治療プランを立ててもらえます。例えば、外用薬だけでなく内服薬も組み合わせたり、複数の外用薬を使い分けたりと、症状に合わせた細かい調整が可能です。
定期的な経過観察が受けられるため、治療の効果や副作用を専門家にチェックしてもらいながら安心して治療を続けることができます。もし薬が効いていない場合や副作用が出た場合にも、迅速に対応してもらえます。
ニキビ跡のケアも含めた総合的な治療が可能です。ニキビそのものの治療だけでなく、ニキビが治った後に残る色素沈着(赤み・シミ)や凹凸(クレーター)などのニキビ跡についても、レーザー治療・ケミカルピーリング・美容医療など、さまざまなアプローチで改善を図ることができます。
スキンケアや生活習慣についての具体的なアドバイスを受けられることも大きなメリットです。ニキビ治療は薬を使うだけでなく、日常のスキンケアや生活習慣の改善が非常に重要です。専門医から自分の肌状態に合ったスキンケア方法や生活上の注意点を教えてもらうことで、再発防止にもつながります。
健康保険が適用されることで、ニキビ治療は多くの場合、保険診療として受けることができます。市販薬を購入し続けるよりも、経済的な負担を抑えながら医師による適切な治療を受けられる場合があります。ただし、美容目的と判断された場合は自由診療となることがありますので、受診前に確認することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、炎症を伴う赤ニキビや黄ニキビにお悩みの患者様に対して、ナジフロキサシンを中心とした外用薬治療をご提案するケースが多く、アダパレンや過酸化ベンゾイルとの併用により、より高い改善効果が期待できると実感しています。最近の傾向として、長期間の自己治療後に受診される方では耐性菌が関与している可能性もあるため、効果が感じられない場合は早めにご相談いただくことをおすすめしています。ニキビは適切な診断と治療の継続、そして日々のスキンケアの組み合わせが大切ですので、一人で悩まずにお気軽に足をお運びください。」
💪 よくある質問
ナジフロキサシンは、アクネ菌の増殖が関与する炎症性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)に特に効果的です。一方、毛穴の詰まりが主な原因のコメド(白ニキビ・黒ニキビ)には効果が限定的で、アダパレンなど別の薬剤との併用が推奨される場合があります。
ナジフロキサシンはOTC(市販薬)としては販売されておらず、医師の処方が必要な医療用医薬品です。皮膚科やクリニックを受診することで処方してもらえます。当院でも、患者様の肌状態に合わせた処方をご提案しています。
使い始めてから1〜2週間で赤みが和らぐなど変化を感じ始める方が多く、4〜8週間の継続使用でより明確な効果が期待できます。ただし個人差があり、4週間程度使用しても改善が見られない場合は、医師に相談して治療方針を見直すことをおすすめします。
塗布後にヒリヒリ感・かゆみ・灼熱感が生じることがありますが、多くは一時的なものです。また、まれに接触性皮膚炎(かぶれ)や光線過敏症が起こる場合があります。症状が強い・長引く場合はすぐに使用を中止し、皮膚科を受診してください。
使用中は紫外線対策として日焼け止めを使用することが推奨されます。また、抗菌薬の耐性菌を防ぐために、自己判断で使用を中止したり長期使用を続けたりせず、必ず医師の指示に従ってください。当院では定期的な経過観察を通じて、適切な使用をサポートしています。
🎯 まとめ
ナジフロキサシンは、ニューキノロン系の抗菌外用薬として、ニキビ(尋常性ざ瘡)の治療に広く用いられている薬剤です。主にアクネ菌の増殖を抑えることで、炎症性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)の改善に高い効果を発揮します。外用薬であるため全身への影響が少なく、比較的使いやすい薬として長年にわたって皮膚科の現場で活用されています。
効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を守ることが大切です。1日2回の塗布を継続し、肌を清潔に保ちながら適切なスキンケアを組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。副作用としては皮膚への刺激感や光線過敏症などが報告されていますが、適切に使用することでリスクを最小限に抑えることができます。また、耐性菌の出現を防ぐためにも、医師の指示に従った使い方を守ることが重要です。
ナジフロキサシンはすべてのニキビに万能ではなく、コメドや重症ニキビに対しては他の薬剤との組み合わせが必要なことも多いです。また、ニキビ治療においては薬だけでなく、食事・睡眠・ストレス管理・適切なスキンケアなど生活習慣全体の改善が再発防止につながります。
「市販薬を使っても改善しない」「ニキビが繰り返す」「ニキビ跡が気になる」という方は、ぜひ皮膚科やクリニックへの受診を検討してみてください。専門医による正確な診断と個人の肌質に合わせた治療を受けることで、ニキビ改善への近道となります。アイシークリニック池袋院では、ニキビに関するお悩みについて丁寧にご相談に応じ、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案しております。ニキビでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の診療ガイドラインに基づく、ナジフロキサシンを含む外用抗菌薬の適応・使用方法・耐性菌対策に関する情報
- 厚生労働省 – ナジフロキサシン(アクアチム)の承認情報、医薬品添付文書に基づく効能・効果・副作用・用法用量に関する情報
- PubMed – ナジフロキサシンのアクネ菌に対する抗菌メカニズム、臨床効果、耐性菌発現リスクに関する国際的な査読済み研究論文
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務