
やけどが治ったのに、跡の赤みがずっと消えない…と悩んでいませんか?
🔸 放置するとケロイド・肥厚性瘢痕に進行するリスクがあります。この記事を読めば、赤みが消えない原因・自宅ケア・クリニック治療まで、全部わかります。
⚡ 「もう少し待てば消えるかも」と思って放置するほど、治療が難しくなります。今すぐ正しい知識を確認しましょう。
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✅ やけどが治って3ヶ月以上経っても赤みが引かない
✅ 赤みが広がっている・盛り上がってきた
✅ かゆみ・痛みが続いている
✅ 跡が目立つ部位(顔・腕など)にある
目次
- やけど跡が赤くなる仕組み
- やけど跡の赤みが治らない原因
- やけどの深さと赤みの関係
- やけど跡の赤みを悪化させるNG行動
- 自宅でできるやけど跡のケア方法
- 皮膚科・美容クリニックで受けられる治療法
- やけど跡の赤みが消えるまでの期間の目安
- ケロイドや肥厚性瘢痕との違いと見分け方
- やけど跡の赤みに関するよくある疑問
- まとめ
この記事のポイント
やけど跡の赤みは毛細血管増生や慢性炎症が原因で、保湿・紫外線対策・シリコンシートによるセルフケアが基本。改善しない場合はVビームレーザーなど専門治療が有効で、アイシークリニックでも対応可能。早期の専門医相談が回復への近道。
💡 やけど跡が赤くなる仕組み
やけどをしたあとに皮膚が赤くなるのは、体の自然な防御反応と修復プロセスの一部です。やけどによって皮膚組織が損傷を受けると、体はすぐに治癒を始めようとします。この過程で、損傷部位に向かって多くの血液が集まり、炎症を促すための物質が放出されます。この炎症反応が、皮膚の赤みや腫れの主な原因です。
やけどが治癒する過程では、コラーゲンが新たに生成されて皮膚が再構築されます。新生コラーゲンは健康な皮膚のコラーゲンとは異なり、血管が豊富に含まれているため、赤みが目立ちやすい状態になります。また、損傷を受けた皮膚の修復には血流が欠かせないため、治癒の過程では意図的に血管が増やされます。これが治癒後も赤みとして残る大きな理由のひとつです。
軽いやけどであれば、こうした赤みは数週間から数カ月で自然に薄れていくことが多いですが、深いやけどや広範囲のやけどでは、赤みが長期間続いたり、最終的に瘢痕として残ることがあります。赤みが続く期間はやけどの深さや広さ、年齢、体質などによって個人差があります。
Q. やけど跡が赤くなる仕組みを教えてください
やけどによる皮膚損傷の修復過程では、血液が集まり炎症物質が放出されます。新たに生成されるコラーゲンには毛細血管が豊富に含まれるため、治癒後も赤みが皮膚表面から透けて見えます。これが赤みの主な原因です。
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📌 やけど跡の赤みが治らない原因
やけど跡の赤みがなかなか消えない場合、いくつかの原因が考えられます。それぞれの原因を理解することで、適切な対処法を選ぶことができます。
✅ 炎症が慢性化している
やけど後の皮膚では、治癒が進んでいるように見えても、内部では炎症が続いていることがあります。特に繰り返し刺激を受けたり、適切なケアがされていない場合には、炎症が慢性化して赤みが長引く原因となります。慢性炎症の状態では、皮膚の修復が効率よく進まず、赤みが固定されてしまうことがあります。
📝 毛細血管の増生
やけどの治癒過程では、損傷部位に多くの毛細血管が新たに形成されます(血管新生)。これは修復のために必要なプロセスですが、治癒後もこの新生血管が残ると、皮膚の表面から透けて見えることで赤みとして認識されます。毛細血管が過剰に増生した状態では、赤みが消えるまでに長い時間がかかることがあります。
🔸 色素沈着と血管性の赤み
やけど跡の赤みには、血管性(毛細血管が多い状態)によるものと、色素性(メラニンの増加)によるものがあります。血管性の赤みは鮮やかな赤色や紫色を帯びることが多く、色素性の赤みは茶色や暗い赤色になる傾向があります。それぞれメカニズムが異なるため、有効な治療法も異なります。
⚡ ケロイドや肥厚性瘢痕の発生
深いやけどや感染を伴ったやけど、または体質的にケロイドになりやすい方では、やけど跡がケロイドや肥厚性瘢痕へと変化することがあります。これらは通常の瘢痕よりも血管が豊富で赤みが強く、硬くなることが特徴です。かゆみや痛みを伴うこともあり、単純な赤みとは区別して治療する必要があります。
🌟 紫外線による悪化
やけど跡の皮膚は通常の皮膚よりも紫外線の影響を受けやすい状態にあります。紫外線にさらされることで炎症が再燃したり、色素沈着が促進されて赤みや茶色い色素が定着してしまうことがあります。やけど後のケアで紫外線対策が不十分だと、赤みが長引いたり悪化するリスクがあります。
✨ やけどの深さと赤みの関係
やけどは深さによって分類され、深さによって赤みが残る期間や治癒の見通しが大きく異なります。医療の現場では、やけどの深さを第1度から第3度(あるいはそれ以上)に分けて評価します。
💬 第1度熱傷(表皮熱傷)
皮膚の最も外側にある表皮のみが損傷を受けた状態です。日焼けや軽い接触による熱傷がこれにあたります。赤み、ヒリヒリ感、軽い腫れが主な症状で、水疱(水ぶくれ)は形成されません。通常は数日から1週間程度で症状が改善し、跡が残ることはほとんどありません。
✅ 第2度熱傷(真皮熱傷)
表皮の下にある真皮まで損傷が及んだ状態です。水疱が形成されるのが特徴で、強い痛みを伴います。浅い第2度熱傷(浅達性真皮熱傷)では2〜3週間程度で治癒し、赤みも数カ月以内に落ち着いてくることが多いです。しかし深い第2度熱傷(深達性真皮熱傷)では治癒に1カ月以上かかることがあり、赤みや瘢痕が残りやすくなります。
📝 第3度熱傷(全層熱傷)
真皮を超えて皮下組織まで達した状態です。神経まで損傷していることが多いため、かえって痛みを感じにくいこともあります。皮膚が白色や黒色に変色することがあり、自然治癒は難しく植皮などの外科的治療が必要になることがほとんどです。治癒後も赤みや瘢痕が著明に残ることが多く、長期的なケアと治療が必要になります。
やけどが深いほど、治癒後の赤みは長く続き、最終的に色素沈着や瘢痕として残るリスクが高くなります。深さの評価は専門家に任せることが重要で、自己判断で放置することは避けるべきです。
Q. やけどの深さと赤みが残る期間の関係は?
表皮のみの第1度熱傷は1週間以内に赤みが改善します。浅い真皮熱傷(浅達性第2度)では1〜3カ月、深い真皮熱傷(深達性第2度)や第3度熱傷では半年から数年にわたり赤みが続くことがあります。深いやけどほど瘢痕が残るリスクも高まります。
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🔍 やけど跡の赤みを悪化させるNG行動
やけど跡のケアを行ううえで、知らずにやってしまいがちな行動が赤みを悪化させることがあります。以下のNG行動は意識的に避けるようにしましょう。
🔸 紫外線を無防備に浴びる
やけど跡の皮膚は非常にデリケートで、紫外線の影響を受けやすい状態にあります。紫外線を浴びることで炎症が促進され、メラニン色素が増加して色素沈着が起きやすくなります。外出時は必ず患部に日焼け止めを塗り、衣服やガーゼで保護することが大切です。
⚡ 患部を強くこする・刺激を与える
やけど跡はまだ皮膚の修復が完全ではないことが多く、強い摩擦や刺激は炎症を再燃させる原因になります。タオルで強くこすったり、衣服がこすれることで赤みが増すことがあります。やけど跡に触れる際は、できるだけ優しく丁寧に扱うことを心がけてください。
🌟 自己判断でむやみに薬を塗る
市販のステロイド外用薬を自己判断で長期間使い続けることは、皮膚が薄くなる(皮膚萎縮)などの副作用を引き起こすことがあります。また、民間療法として醤油やハチミツ、歯磨き粉などを塗る行為は感染リスクや刺激になるため、絶対に避けるべきです。やけど跡のケアには、皮膚科医の指示に従った適切な薬剤を使用することが重要です。
💬 保湿を怠る
やけど跡の皮膚は乾燥しやすく、皮膚バリア機能が低下しています。乾燥すると皮膚が硬くなり、かゆみや炎症が悪化することがあります。十分な保湿ケアを続けることで、皮膚の柔軟性を保ち、赤みの改善を助けることができます。
✅ 治療を途中でやめる
赤みが少し引いてきたからといって、治療やケアを途中でやめてしまうことは逆効果になることがあります。皮膚の修復は表面が改善されても内部では続いているため、治療を継続することが赤みの再燃を防ぐうえで重要です。医師の指示に従い、指定された期間はしっかりとケアを続けましょう。
💪 自宅でできるやけど跡のケア方法
やけど跡の赤みを改善するためには、日常的なセルフケアも重要な役割を果たします。医療機関での治療と並行して、自宅でできるケアを正しく行うことで回復をサポートすることができます。
📝 徹底した保湿ケア
やけど跡の皮膚は皮脂腺や汗腺が損傷していることが多く、自ら水分を保持する力が弱まっています。刺激の少ない保湿剤(ヘパリン類似物質含有クリームや低刺激性のセラミド配合保湿剤など)を1日数回塗布して、皮膚の乾燥を防ぐことが基本です。保湿は赤みの軽減だけでなく、ケロイドや肥厚性瘢痕の予防にも効果的とされています。
🔸 紫外線対策
やけど跡への紫外線対策は1年を通じて欠かせません。日焼け止めはSPF30以上、PA+++以上のものを患部に丁寧に塗り、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されます。直射日光が当たらないよう衣服や帽子、日傘なども活用しましょう。特に治癒後1〜2年間は皮膚が敏感な状態が続くため、継続的な紫外線対策が重要です。
⚡ シリコンジェルシートの使用
市販のシリコンジェルシートは、やけど跡の赤みや盛り上がりを改善するために広く使われているケアアイテムです。シリコンシートには皮膚の水分を保持して蒸発を防ぐ効果があり、これが炎症を抑えてコラーゲンの過剰産生を抑制するとされています。皮膚科でも処方・推奨されることがあります。1日8〜12時間以上の継続的な使用が効果的とされていますが、かぶれや皮膚トラブルが生じた場合はすぐに使用を中止して皮膚科に相談してください。
🌟 圧迫療法
弾性包帯や圧迫用のガーメントで患部を持続的に圧迫することで、血流を抑制してコラーゲンの過剰産生を防ぎ、赤みや盛り上がりを改善する効果があります。特に広範囲のやけど跡に対して有効とされており、皮膚科や形成外科で指導を受けながら行うことが望ましい方法です。
💬 生活習慣の改善
皮膚の回復を助けるためには、内側からのケアも重要です。十分な睡眠を確保することは成長ホルモンの分泌を促し、皮膚の修復を助けます。また、タンパク質やビタミンC、亜鉛などの栄養素は皮膚の再生に欠かせないため、バランスのよい食事を心がけましょう。喫煙は血流を悪化させて治癒を遅らせるため、やけど跡がある期間は特に禁煙することが推奨されます。
Q. やけど跡の赤みを悪化させるNG行動は何ですか?
やけど跡への紫外線照射は炎症を促進し色素沈着を悪化させます。患部を強くこする摩擦、醤油や歯磨き粉などの民間療法、医師の指示なく市販ステロイド薬を長期使用することも有害です。保湿を怠ると乾燥で炎症が悪化するため継続ケアが不可欠です。
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🎯 皮膚科・美容クリニックで受けられる治療法
自宅でのケアだけでは改善が難しいやけど跡の赤みに対しては、皮膚科や美容クリニックでの専門的な治療が有効です。さまざまな治療法があり、やけど跡の状態や症状に応じて組み合わせて用いられることが多いです。
✅ レーザー治療
やけど跡の赤みに対して最も広く用いられている治療法のひとつです。赤みを標的とするレーザーには複数の種類があります。
Vビームレーザー(パルスダイレーザー)は、赤みや血管病変に特化したレーザーで、ヘモグロビン(赤血球中の色素)に選択的に作用して過剰な毛細血管を破壊します。やけど跡の赤みに非常に有効とされており、多くの皮膚科・美容クリニックで使用されています。照射後に紫斑(内出血のような変色)が数日から2週間ほど生じることがありますが、やけど跡の赤みや血管病変の改善に高い効果を示します。
フラクショナルレーザーは、皮膚に均一な微細な穴(マイクロチャンネル)を開けることで、コラーゲンの再生を促し皮膚の質感や色を改善します。赤みや瘢痕の改善に効果があり、やけど跡の凸凹感(テクスチャーの乱れ)にも有効です。
炭酸ガス(CO2)レーザーやエルビウムYAGレーザーは、皮膚の表面を削ることで瘢痕組織を除去し、皮膚の再生を促します。盛り上がったやけど跡に対しても効果的です。
📝 IPL(強力パルス光)治療
IPLは特定の波長のレーザーとは異なり、複数の波長の光を一度に照射する治療法です。赤みや色素沈着を同時にアプローチできる点が特徴で、やけど跡の赤みや茶色い色素沈着の改善に用いられます。レーザー治療に比べてダウンタイムが少ない傾向がありますが、効果の強さはやや劣ることがあり、複数回の施術が必要です。
🔸 ステロイド局所注射
ケロイドや肥厚性瘢痕に対しては、ステロイド薬(トリアムシノロンアセトニドなど)を病変部に直接注射する治療が有効です。ステロイドはコラーゲンの過剰産生を抑制し、炎症を鎮めて赤みや盛り上がりを改善する効果があります。複数回の注射が必要になることが多く、副作用として皮膚が薄くなったり、毛細血管が目立ちやすくなることがありますが、専門医の管理下で行えば効果的かつ安全な治療法です。
⚡ 外用薬・塗り薬の処方
皮膚科では、やけど跡の状態に応じてさまざまな外用薬が処方されます。ステロイド外用薬は炎症を抑えて赤みを軽減する効果があります。タクロリムス外用薬は免疫調整作用を持ち、炎症を抑える目的で使われることがあります。トレチノイン(ビタミンA誘導体)は皮膚のターンオーバーを促進し、色素沈着や瘢痕の改善に使われることがありますが、強い刺激があるため専門医の指導のもとで使用する必要があります。
🌟 ケミカルピーリング
グリコール酸や乳酸などの酸性の薬剤を皮膚に塗布して古い角質を除去し、皮膚の新陳代謝を促す治療法です。比較的軽度のやけど跡の色素沈着や赤みの改善に用いられることがあります。やけど跡の皮膚はデリケートなため、適切な濃度と頻度で行うことが重要で、必ず専門家が施術を行う必要があります。
💬 手術療法(植皮・瘢痕切除)
広範囲で深いやけど跡や、重度のケロイドで他の治療法が効果を示さない場合には、外科的治療が選択されることがあります。瘢痕組織を切除して正常な皮膚に近い状態に整えたり、健康な皮膚を移植する植皮術が行われます。手術後もレーザー治療や圧迫療法などを組み合わせることが一般的です。
💡 やけど跡の赤みが消えるまでの期間の目安
やけど跡の赤みがどのくらいの期間で改善するかは、やけどの深さや範囲、年齢、体質、ケアの方法などによって大きく異なります。一般的な目安として以下のような経過が参考になります。
表皮のみのやけど(第1度熱傷)では、赤みは通常1週間以内に自然に改善します。跡が残ることはほとんどありません。
浅い真皮熱傷(浅達性第2度熱傷)では、治癒後も数カ月間赤みが続くことがありますが、適切なケアを行うことで1〜3カ月程度で赤みが落ち着いてくることが多いです。
深い真皮熱傷(深達性第2度熱傷)や第3度熱傷では、治癒後も半年から数年間にわたって赤みが続くことがあります。ケロイドや肥厚性瘢痕に進行した場合は、さらに長い治療期間が必要になります。
一般的に、やけど跡の瘢痕は治癒後1〜2年かけて徐々に成熟して白っぽい色に変わっていきます(成熟瘢痕)。この過程で赤みは自然に薄れていくことが多いですが、適切なケアや治療によってこの過程を助けることができます。
治癒後6カ月以上経っても赤みが改善しない場合や、赤みが増している場合は、専門医への相談を検討してください。
Q. やけど跡の赤みに有効なレーザー治療は何ですか?
やけど跡の血管性の赤みには、ヘモグロビンに選択的に作用するVビームレーザー(パルスダイレーザー)が有効です。照射後に数日〜2週間の紫斑が生じることがありますが、赤みの改善効果は高く、アイシークリニックでも対応しています。状態に応じた治療プランを専門医が提案します。

📌 ケロイドや肥厚性瘢痕との違いと見分け方
やけど跡の赤みが長引いたり、傷跡が盛り上がってきた場合、ケロイドや肥厚性瘢痕が疑われることがあります。これらは単純な赤みとは異なる病態で、それぞれ適切な治療法が異なります。
✅ 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
肥厚性瘢痕は、傷が治る過程でコラーゲンが過剰に産生されることで生じる盛り上がった瘢痕です。やけど跡にも生じやすく、赤みが強く、硬くなるのが特徴です。しかし、元の傷の範囲を超えて広がることはなく、時間とともに(1〜2年程度)自然に平坦化して赤みが改善していくことが多いです。かゆみや痛みを伴うこともあります。
📝 ケロイド
ケロイドは肥厚性瘢痕よりもさらに強い組織反応によって生じ、元の傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚にまで広がっていくのが最大の特徴です。赤みが非常に強く、硬く、かゆみや痛みが強いことが多いです。自然に改善することはほとんどなく、積極的な治療が必要です。家族にケロイドの既往がある場合や、胸部・肩・耳などの特定の部位はケロイドが生じやすいとされています。
肥厚性瘢痕とケロイドの違いを自己判断することは難しいため、赤みが強く盛り上がりが目立つ場合は皮膚科や形成外科を早めに受診することをお勧めします。
🔸 通常の瘢痕との見分け方のポイント
傷跡が元の傷の範囲を超えて広がっている場合はケロイドの可能性が高いです。傷跡が盛り上がっているが元の傷の範囲内に収まっている場合は肥厚性瘢痕の可能性があります。赤みはあるが盛り上がりがほとんどない場合は、単純な赤み(血管性色素沈着)や色素沈着の可能性が高いです。いずれの場合も、時間が経っても改善しない場合は専門医への相談が大切です。
✨ やけど跡の赤みに関するよくある疑問
⚡ やけど跡の赤みに市販のシミ取りクリームは効果がありますか?
市販のシミ取りクリームに含まれるハイドロキノンやトラネキサム酸などの美白成分は、主にメラニン色素による茶色い色素沈着に対して効果を発揮します。やけど跡の赤みが主に毛細血管の増生(血管性の赤み)によるものである場合には、これらの成分は十分な効果を期待できないことが多いです。やけど跡の赤みの原因を正確に判断して、適切な薬剤やケアを選ぶためにも、一度皮膚科で相談することをお勧めします。
🌟 子どものやけど跡も大人と同じようにケアすればよいですか?
子どもの皮膚は大人よりも薄くデリケートで、薬剤や刺激に対して敏感です。使用できる外用薬の種類や濃度が異なることもあるため、子どものやけど跡のケアは必ず小児科や皮膚科の専門医に相談して指示を仰ぐようにしてください。保湿と紫外線対策の重要性は大人と共通していますが、使用する製品は子ども向けのマイルドなものを選ぶことが大切です。
💬 やけど後いつから治療を開始するのが適切ですか?
やけど後の治療タイミングはやけどの深さによって異なります。軽度のやけど(第1度、浅い第2度)では傷が完全に閉じてから治療を開始することが一般的です。深いやけどでは、急性期の治療(感染予防、壊死組織の除去など)が最優先で、その後の瘢痕治療に移行します。やけど跡のレーザー治療などは、傷が完全に安定してからが適切とされており、通常は受傷後3〜6カ月以降から開始することが多いです。正確なタイミングは専門医に判断してもらうことが重要です。
✅ やけど跡は必ず残るのですか?
やけどの深さによって異なります。表皮のみのやけど(第1度熱傷)では跡が残ることはほとんどありません。浅い真皮熱傷では適切なケアを行えば跡が残らないこともありますが、色素沈着が残ることはあります。深い真皮熱傷以上では何らかの瘢痕が残る可能性が高いですが、早期からの適切な治療やケアによって目立たなくすることは十分可能です。あきらめずに専門医と相談しながら継続的にケアに取り組むことが大切です。
📝 美容クリニックと皮膚科、どちらに行くべきですか?
やけどの急性期や感染が疑われる場合は皮膚科や形成外科への受診が優先されます。やけど跡の赤みや瘢痕の改善を目的とした治療を受けたい場合は、皮膚科・形成外科に加えて美容クリニックも選択肢になります。アイシークリニック池袋院では、やけど跡の赤みに対応したレーザー治療などを行っており、状態に応じた治療プランを提案しています。健康保険が適用されるかどうかは治療内容によって異なるため、受診前に確認することをお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「やけど跡の赤みは「もう治ったから大丈夫」と思って放置されてしまうケースが多く、当院でも時間が経ってから相談にいらっしゃる患者様を多く拝見します。赤みの原因が血管性なのか色素性なのかによって有効な治療法が異なるため、自己判断でケアを続けるよりも早い段階で専門医に状態を確認していただくことが、結果として回復への近道になります。保湿と紫外線対策を丁寧に続けながら、気になる変化があればどうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
やけどの深さによって異なります。表皮のみの軽いやけどは1週間以内に改善しますが、浅い真皮熱傷では1〜3カ月、深い真皮熱傷や第3度熱傷では半年〜数年かかることもあります。一般的に治癒後1〜2年かけて赤みが徐々に薄れていくため、焦らず継続的なケアを続けることが大切です。
やけど跡の赤みが毛細血管の増生(血管性の赤み)によるものであれば、ハイドロキノンなど市販の美白成分では十分な効果は期待しにくいです。美白成分は主にメラニンによる茶色い色素沈着に有効です。赤みの原因を正確に把握するためにも、まずは皮膚科での診断を受けることをお勧めします。
主に以下の行動は避けてください。①紫外線を無防備に浴びること(色素沈着が悪化します)、②患部を強くこすること(炎症が再燃します)、③醤油や歯磨き粉など民間療法を塗ること(感染リスクがあります)、④医師の指示なくステロイド薬を長期自己使用すること(皮膚萎縮の恐れがあります)。
最大の違いは広がり方です。肥厚性瘢痕は元の傷の範囲内に収まりますが、ケロイドは傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚にまで広がるのが特徴です。いずれも赤みが強く、硬くなります。自己判断は難しいため、赤みが強く盛り上がりが目立つ場合は早めに皮膚科・形成外科を受診してください。
急性期や感染が疑われる場合は皮膚科・形成外科への受診を優先してください。赤みや瘢痕の改善を目的とした治療を希望する場合は、美容クリニックも選択肢になります。当院(アイシークリニック池袋院)ではやけど跡の赤みに対応したVビームなどのレーザー治療を行っており、状態に応じた治療プランをご提案しています。
💪 まとめ
やけど跡の赤みが治らない場合には、炎症の慢性化、毛細血管の増生、ケロイドや肥厚性瘢痕への進行など、さまざまな原因が考えられます。赤みを悪化させないためには紫外線対策と保湿ケアの徹底が基本であり、自己判断による誤ったケアは避けることが大切です。
自宅でのセルフケアとして、保湿剤の使用、日焼け止めによる紫外線対策、シリコンジェルシートの使用などが有効です。それでも改善が見られない場合や赤みが悪化している場合は、皮膚科や美容クリニックでの専門的な治療を検討することをお勧めします。Vビームなどのレーザー治療やステロイド注射、外用薬の処方など、症状に応じたさまざまな治療法があります。
やけど跡の赤みは時間がかかることもありますが、適切なケアと治療を続けることで改善が期待できます。一人で悩まずに、早めに専門医に相談することが回復への近道です。アイシークリニック池袋院では、やけど跡の赤みや瘢痕に関するご相談を承っておりますので、気になる方はぜひお気軽にご来院ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – やけど(熱傷)の深さの分類(第1度〜第3度)、治癒過程、瘢痕・ケロイド・肥厚性瘢痕の定義と治療方針に関する信頼性の高い医学的根拠として参照
- 日本形成外科学会 – ケロイド・肥厚性瘢痕の診断基準、治療法(ステロイド局所注射・圧迫療法・レーザー治療など)および通常瘢痕との鑑別に関する専門的情報として参照
- PubMed – やけど跡の赤み(血管性・色素性)に対するレーザー治療(パルスダイレーザー・フラクショナルレーザー)、シリコンジェルシートの有効性、瘢痕成熟過程に関する国際的な臨床研究・エビデンスとして参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務