
💬 「ニキビは治ったのに、赤みだけがずっと残ってる…」
そのお悩み、放置するほど長引きます。
ニキビの赤みは、炎症が引いた後も皮膚の浅い層に血管の拡張や色素沈着が残ることで起こります。
放置すると数ヶ月〜数年単位で残り続けることも。
この記事を読めば…
✅ 赤みが消えない本当の原因がわかる
✅ 今日からできる自宅ケアの正解がわかる
✅ クリニックで効果的な治療を選べるようになる
⚠️ 読まないとどうなる?
間違ったケアを続けると赤みが悪化・色素沈着に変わるリスクも。正しい知識で最短ルートを目指しましょう。
目次
- 📌 ニキビの赤みが残る原因とは
- 📌 赤みを悪化させるNG行動
- 📌 自宅でできるニキビの赤みを消すケア方法
- 📌 市販薬・スキンケアアイテムの選び方
- 📌 食生活・生活習慣の改善で赤みを和らげる
- 📌 クリニックで受けられるニキビの赤み治療
- 📌 赤みとニキビ跡の違いを理解する
- 📌 ニキビの赤みが治らないときのサイン
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
ニキビの赤みは炎症後の血管拡張(PIE)やメラニン色素沈着(PIH)が原因で、保湿・紫外線対策・ビタミンC・ナイアシンアミドなどの自宅ケアで改善を促せる。3ヶ月以上改善しない場合はVビームレーザーやIPL等の専門治療が有効。
💡 ニキビの赤みが残る原因とは
ニキビの赤みを効果的に対処するためには、まずその原因を正しく理解することが大切です。ニキビそのものが治癒した後に赤みが残るのは、皮膚が受けたダメージに対する生体反応の結果です。主な原因はいくつかに分類されます。
✅ 炎症による血管拡張
ニキビが炎症を起こすと、患部周辺の血管が拡張し、血流が増加します。これは免疫細胞が患部に集まり、細菌や老廃物を処理するために必要な反応です。炎症が治まった後も、一時的に血管の拡張状態が続くことがあり、これが赤みとして見えます。多くの場合、時間の経過とともに正常な状態に戻りますが、炎症が激しかった場合や繰り返し同じ部位にニキビができた場合は、血管の拡張が慢性化することがあります。
📝 メラニン色素の沈着(赤みに見える色素沈着)
炎症が起きた際に、メラニン色素を生成するメラノサイトが過剰に活性化されることがあります。炎症後色素沈着(PIH:Post-Inflammatory Hyperpigmentation)と呼ばれるこの状態は、茶色や赤みがかった色として肌に残ります。特に紫外線にさらされると色素沈着が悪化するため、日々のUVケアが重要になります。
🔸 皮膚組織の損傷と修復過程
ニキビの炎症によって皮膚組織が傷つくと、修復のために新しい血管が形成されます(血管新生)。この過程で赤みが生じることもあります。また、皮膚のターンオーバーが乱れることで、ダメージを受けた細胞が表面に長くとどまり、赤みが持続するケースもあります。
⚡ ニキビを触ったり潰したりした刺激
無意識にニキビを触ったり、自分で潰してしまったりすることで、炎症がさらに拡大し、赤みが強くなることがあります。自己処置によって傷口から細菌が入り込んだり、周囲の皮膚組織を傷めたりすることで、治癒が遅れ赤みが長引く原因になります。
Q. ニキビの赤みが残る主な原因は何ですか?
ニキビの赤みが残る主な原因は、炎症後の血管拡張(PIE)とメラニン色素の過剰沈着(PIH)の2つです。PIEは血流増加による赤みで、PIHは炎症でメラノサイトが活性化した結果生じます。紫外線を浴びるとPIHは悪化しやすいため、日々のUVケアが重要です。
📌 赤みを悪化させるNG行動
ニキビの赤みを早く消したいという気持ちから、かえって悪化させてしまう行動をとってしまうことがあります。以下のような行為は控えることをおすすめします。
🌟 ニキビを自分で潰す
ニキビを自分で潰すことは、一見するとすっきりするように感じるかもしれませんが、実際には大きなリスクを伴います。不衛生な手や道具で潰すと細菌感染が広がり、炎症がひどくなります。さらに、毛穴の周囲の組織が傷ついてしまい、ニキビ跡や凹みが残りやすくなります。赤みが強くなるだけでなく、治癒に時間がかかることも多く、避けるべき行為です。
💬 過度な洗顔・摩擦
「清潔にすれば治る」という考えから、一日に何度も洗顔をしたり、タオルで強くこすったりしてしまう方もいます。しかし過度な洗顔は皮脂を必要以上に取り除き、肌のバリア機能を低下させます。バリア機能が低下した肌は外部刺激に敏感になり、炎症が悪化しやすくなります。洗顔は一日2回を目安に、やさしく泡で包み込むように洗うことが大切です。
✅ 紫外線対策を怠る
紫外線は炎症後色素沈着を悪化させる大きな要因です。ニキビが治りかけている時期や赤みが残っている時期に紫外線を浴びると、メラニン色素がさらに生成され、赤みや色素沈着が濃くなってしまいます。日焼け止めをしっかり塗ること、帽子や日傘を活用することが重要です。
📝 刺激の強いスキンケアを使う
アルコールが多く含まれた化粧水や、ピーリング効果の強すぎるアイテムを使い続けると、肌への負担が増し、炎症が悪化することがあります。ニキビや赤みがある時期は、なるべく低刺激でシンプルなスキンケアを心がけることが重要です。
🔸 スマートフォンや枕カバーの不衛生な状態を放置する
意外に見落とされがちですが、スマートフォンの画面や枕カバーには皮脂や雑菌が付着しています。これらが肌に触れることで、新たなニキビが発生したり、既存の赤みが悪化したりすることがあります。定期的なクリーニングと枕カバーの交換を習慣にしましょう。
✨ 自宅でできるニキビの赤みを消すケア方法
クリニックに通わなくても、日常生活の中で実践できる赤みへのアプローチがいくつかあります。継続することで効果が期待できますので、できることから取り入れてみましょう。
⚡ 保湿を徹底する
ニキビがあるとどうしても保湿を控えてしまいがちですが、乾燥した肌はバリア機能が低下し、炎症が起きやすくなります。ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿アイテムを使って、しっかりと肌に水分を補給することが赤みのケアにも役立ちます。ただし、オイルが多すぎるアイテムや詰まりやすい成分(コメドジェニック性の高いもの)は避けるようにしましょう。
🌟 日焼け止めを毎日使用する
前述のとおり、紫外線は色素沈着を悪化させます。室内にいても窓越しにUVAは届きますので、天気や季節を問わず日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。ニキビ肌向けのノンコメドジェニックと表示された日焼け止めを選ぶと、毛穴詰まりの心配を減らせます。
💬 ビタミンCを含む美容液を活用する
ビタミンC(アスコルビン酸)は、メラニンの生成を抑制し、既に沈着した色素を薄くする働きがあるとされています。また、コラーゲンの合成を促進し、肌の回復を助ける効果も期待できます。市販のビタミンC配合美容液を活用することで、ニキビ跡の赤みや色素沈着へのアプローチが可能です。ただし、濃度が高いものは刺激を感じることもありますので、最初は低濃度のものから試してみるとよいでしょう。
✅ ナイアシンアミド配合のアイテムを取り入れる
ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、メラニンの移行を抑制し、肌の色素沈着を改善する成分として近年注目されています。抗炎症作用もあるため、ニキビの赤みや炎症後の色素沈着に対して有効とされています。比較的刺激が少なく、敏感肌の方にも使いやすい成分です。
📝 冷やして炎症を鎮める
赤みが強く、熱感や腫れがある場合は、清潔なタオルに包んだ保冷剤や、冷やしたスプーンをそっと当てることで、血管を収縮させて赤みを一時的に軽減させることができます。ただし、直接肌に氷を当てることは凍傷のリスクがありますので避けてください。あくまで炎症を和らげるための一時的な対処法です。
Q. ニキビの赤みを悪化させるNG行動を教えてください。
ニキビの赤みを悪化させる主なNG行動は、自己流でニキビを潰すこと、1日に何度も洗顔して肌のバリア機能を低下させること、日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びること、アルコール含有の刺激が強いスキンケアを使用することです。枕カバーやスマートフォン画面の不衛生な状態を放置することも赤みの悪化要因になります。
🔍 市販薬・スキンケアアイテムの選び方
ドラッグストアや薬局では、ニキビの赤みや炎症に対応した市販薬やスキンケアアイテムが多数販売されています。選ぶ際のポイントを把握しておきましょう。
🔸 抗炎症成分を含む外用薬
イブプロフェンピコノールやイソプロピルメチルフェノールなどの抗炎症成分を含む外用薬は、ニキビの炎症や赤みを和らげる効果が期待できます。また、殺菌作用のある成分を含むものは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑えるのに役立ちます。薬局の薬剤師に相談しながら、自分の症状に合ったものを選ぶのがおすすめです。
⚡ ノンコメドジェニック処方のスキンケア
ノンコメドジェニックとは、毛穴を詰まらせにくい処方のことです。ニキビができやすい肌質の方は、化粧水・乳液・日焼け止め・化粧品など、スキンケア全般においてノンコメドジェニック処方かどうかを確認して選ぶとよいでしょう。
🌟 レチノール配合のアイテム
ビタミンA誘導体であるレチノールは、皮膚のターンオーバーを促進し、古い角質を除去する効果があります。ニキビ跡の色素沈着や赤みの改善にも役立つとされていますが、刺激が強い場合もあります。最初は低濃度のものを少量から試し、肌の状態を確認しながら使用することをおすすめします。妊娠中は使用を避けてください。
💬 アゼライン酸配合のアイテム
アゼライン酸は、メラニン生成を抑制する効果と抗菌作用を兼ね備えた成分です。欧米では医薬品として使用されており、ニキビや色素沈着の改善に効果があることが研究で示されています。日本では化粧品成分として配合されている製品が販売されていますので、取り入れてみるのも一つの選択肢です。

💪 食生活・生活習慣の改善で赤みを和らげる
肌の状態は内側からも大きく影響を受けます。スキンケアだけでなく、食生活や日常生活の習慣を見直すことで、ニキビの赤みの改善や再発防止につなげることができます。
✅ ビタミンCの摂取
ビタミンCは、コラーゲンの合成に欠かせない栄養素であると同時に、抗酸化作用によって肌細胞のダメージを軽減し、炎症を和らげる効果があります。ニキビの赤みや色素沈着のケアにおいても、内側からのビタミンC補給は有効です。柑橘類、キウイフルーツ、ブロッコリー、パプリカなどを積極的に食事に取り入れましょう。
📝 亜鉛の摂取
亜鉛は皮膚の健康維持に重要なミネラルです。抗炎症作用があり、皮脂の分泌をコントロールする働きも持っています。亜鉛が不足すると皮膚のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすくなるといわれています。牡蠣、牛肉、かぼちゃの種、ごまなどに多く含まれています。
🔸 糖質・脂質の過剰摂取を避ける
血糖値が急激に上昇すると、インスリンの分泌が増加し、皮脂の分泌が促進されることが知られています。また、過剰な脂質摂取も皮脂の増加につながります。甘い飲み物、白米、白パン、揚げ物などの過剰摂取は控え、バランスの取れた食事を心がけることがニキビ予防と赤みの改善に役立ちます。
⚡ 十分な睡眠を確保する
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の修復や再生が行われます。睡眠不足が続くと肌のターンオーバーが乱れ、ニキビが悪化したり赤みが長引いたりすることがあります。1日7〜8時間の質の高い睡眠を確保することを意識しましょう。
🌟 ストレスを管理する
ストレスは自律神経のバランスを乱し、皮脂分泌を増加させ、免疫機能に影響を与えます。ニキビが悪化するタイミングがストレスの多い時期と重なる方は多く、精神的な健康管理も肌の状態に直結します。定期的な運動、趣味の時間、深呼吸やマインドフルネスなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。
Q. ニキビの赤みに効果的なスキンケア成分は何ですか?
ニキビの赤みには、ビタミンC(アスコルビン酸)とナイアシンアミド(ビタミンB3)が有効な成分として知られています。ビタミンCはメラニン生成を抑制して色素沈着を薄くし、ナイアシンアミドは抗炎症作用とメラニンの移行抑制作用を持ちます。ナイアシンアミドは刺激が少なく、敏感肌の方にも取り入れやすい成分です。
🎯 クリニックで受けられるニキビの赤み治療
自宅でのケアで改善が見られない場合や、赤みが広範囲にわたる場合、長期間続いている場合は、クリニックでの専門的な治療を検討することをおすすめします。医療機関では、より効果的なアプローチが可能です。
💬 レーザー治療
レーザー治療は、ニキビの赤みや色素沈着の改善に非常に有効な治療法の一つです。特定の波長の光を患部に照射することで、血管の拡張を改善したり、メラニン色素を分解したりする効果が期待できます。
赤みに対してよく使用されるのは、Vビームレーザー(パルス色素レーザー)です。このレーザーはヘモグロビンに吸収されやすい波長を持ち、拡張した血管に選択的に作用することで赤みを改善します。治療後に一時的なあざや腫れが生じることがありますが、数日で治まります。
フラクショナルレーザーは皮膚に微細な穴を開けてコラーゲンの生成を促すことで、肌の再生を助け、ニキビ跡の赤みや凹みの改善に効果があります。施術後は赤みやダウンタイムがあることも多く、担当医との十分なカウンセリングが重要です。
✅ IPL(光治療)
IPL(Intense Pulsed Light)は、特定の波長に限定されるレーザーと異なり、広い範囲の波長の光を照射する治療法です。メラニン色素と血管の両方にアプローチできるため、色素沈着と赤みが混在するニキビ跡に対して効果的です。肌全体のトーンアップやキメ改善にも役立ちます。比較的ダウンタイムが少ない治療として知られています。
📝 ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、グリコール酸や乳酸などの酸を肌に塗布し、古い角質を除去することで肌のターンオーバーを促進する治療法です。ニキビの原因となる詰まった毛穴の改善だけでなく、炎症後色素沈着の改善にも効果があります。医療機関で行うケミカルピーリングは、市販のものと比べて濃度が高く、より確実な効果が期待できます。施術後は紫外線対策が特に重要になります。
🔸 トレチノイン療法
トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、皮膚のターンオーバーを強力に促進し、コラーゲンの産生を増加させる効果があります。ニキビ治療のみならず、ニキビ跡の赤みや色素沈着の改善にも広く使用されています。市販のレチノールより効果が強い一方、使用初期に乾燥や赤み、皮剥けなどの反応が出ることがあります。医師の処方のもとで使用する医薬品であり、使用方法については必ず指示に従ってください。
⚡ 外用薬・内服薬による治療
クリニックでは、市販薬では手に入らない処方薬を使った治療も可能です。アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬は、ニキビの原因に直接働きかけることで、炎症を抑え赤みの改善を促します。また、抗生物質の内服は、アクネ菌の増殖を抑えることで炎症性ニキビの悪化を防ぎ、赤みの軽減につながります。近年注目されている漢方薬を取り入れたアプローチも行われています。
🌟 ヒアルロン酸・PRP注射
ニキビ跡が凹みを伴っている場合、ヒアルロン酸注射で凹みを埋める治療が行われることがあります。また、PRP(多血小板血漿)療法は自分の血液から抽出した成長因子を肌に注入することで、肌の再生を促し赤みや質感の改善を目指す治療です。これらはより重症なニキビ跡に適した治療法で、担当医との詳細な相談が必要です。
💡 赤みとニキビ跡の違いを理解する
ニキビの「赤み」と「ニキビ跡」は混同されることが多いですが、医学的には異なる状態を指します。それぞれの特徴を正しく理解することで、適切なケアや治療を選択しやすくなります。
💬 炎症後紅斑(赤み)
炎症後紅斑(PIE:Post-Inflammatory Erythema)は、ニキビの炎症が治まった後に残る赤みのことを指します。これは主に血管の拡張や血流の増加によって引き起こされます。比較的浅い層の皮膚の変化であり、時間の経過とともに自然に改善することが多いですが、適切なケアや治療で早期改善が期待できます。押さえると白くなることが多いのが特徴です。
✅ 炎症後色素沈着(茶色みがかった赤み)
炎症後色素沈着(PIH)は、炎症によってメラニン色素が過剰に産生され、肌に茶色や赤みがかった色として残るものです。紅斑と比べると色が濃く、長期間残りやすい傾向があります。紫外線の影響を受けやすいため、日焼け対策が特に重要です。押さえても白くならないことが、紅斑との区別のポイントになります。
📝 ニキビ跡(瘢痕)
ニキビ跡(瘢痕)は、皮膚の深い層にまでダメージが及んだ場合に生じる肌の凹凸です。陥没型(アイスピック型・ローリング型・ボックスカー型)や隆起型(肥厚性瘢痕・ケロイド)などがあります。色素沈着や赤みと異なり、皮膚構造そのものが変化しているため、治療には専門的なアプローチが必要です。
自分の赤みがどの状態に当たるのか判断が難しい場合は、皮膚科やクリニックを受診して医師に診てもらうことをおすすめします。正確な診断のもとで適切な治療を受けることが、最短での改善につながります。
Q. クリニックで受けられるニキビの赤み治療にはどんなものがありますか?
クリニックでは、拡張した血管に選択的に作用するVビームレーザー(パルス色素レーザー)、色素沈着と赤みの両方に対応するIPL(光治療)、肌のターンオーバーを促すケミカルピーリング、医師処方によるトレチノイン療法などが受けられます。自宅ケアで3ヶ月以上改善が見られない場合は、専門医への相談が推奨されます。
📌 ニキビの赤みが治らないときのサイン
自宅でのケアを続けても赤みが改善しない場合や、以下のような状況が見られる場合は、クリニックへの受診を検討することをおすすめします。
🔸 赤みが3ヶ月以上続いている
軽度の炎症後紅斑であれば、適切なケアを続けることで数週間から数ヶ月で改善することが多いですが、3ヶ月以上経っても変化が見られない場合は、専門的な治療が必要なケースが考えられます。早めにクリニックに相談することで、より効果的な治療法を検討できます。
⚡ 赤みが広範囲にわたる・数が多い
顔全体や広い範囲に赤みが散在している場合は、自宅ケアだけでは対応が難しくなることがあります。また、新しいニキビが次々とでき、赤みが増え続けているような場合も、根本的な治療が必要なサインです。
🌟 痛みや熱感が続く
赤みとともに痛みや熱感が続く場合は、感染が続いている可能性があります。このような状態では、抗菌薬などによる治療が必要になることがあるため、速やかに皮膚科を受診してください。
💬 凹みや盛り上がりが生じている
赤みに加えて皮膚の凹凸が生じている場合は、ニキビ跡(瘢痕)が形成されている可能性があります。瘢痕は早期に治療を開始するほど改善しやすいため、気づいたら早めにクリニックに相談することをおすすめします。
✅ 精神的なストレスになっている
ニキビの赤みが気になって人前に出ることが怖くなったり、日常生活に支障をきたすほどのストレスを感じていたりする場合は、専門的なサポートを求めることが大切です。肌の悩みは心理的な影響も大きく、早期に適切な治療を受けることで生活の質の向上が期待できます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「ニキビの赤みは「治ったはずなのに消えない」というお悩みとして、当院でも非常に多くの患者様からご相談いただきます。炎症後紅斑(PIE)と炎症後色素沈着(PIH)はそれぞれ原因が異なるため、正確に見極めたうえで治療法を選ぶことが早期改善への近道です。最近の傾向として、自己判断でのケアを長期間続けた後にご来院される方も多いため、赤みが気になり始めた段階で一度専門医にご相談いただくことを、皮膚への負担を最小限に抑える意味でもお勧めしています。」
✨ よくある質問
軽度の炎症後紅斑(PIE)であれば、適切なケアを続けることで数週間から数ヶ月で改善することが多いです。ただし、炎症が激しかった場合や繰り返し同じ部位にニキビができた場合は、数ヶ月から数年単位で残ることもあります。3ヶ月以上改善が見られない場合は、専門医への相談をおすすめします。
ビタミンC(アスコルビン酸)はメラニン生成を抑制し、色素沈着を薄くする効果が期待できます。ナイアシンアミド(ビタミンB3)は抗炎症作用とメラニンの移行を抑制する働きがあり、敏感肌の方にも使いやすい成分です。いずれも市販の美容液として手軽に取り入れることができます。
主なNG行動として、自分でニキビを潰す行為、過度な洗顔や摩擦、紫外線対策を怠ること、アルコール多めの化粧水など刺激の強いスキンケアの使用が挙げられます。また、スマートフォンの画面や枕カバーの不衛生な状態を放置することも、赤みの悪化につながるため注意が必要です。
赤みは主に炎症後の血管拡張(PIE)やメラニン色素の沈着(PIH)によるもので、皮膚の比較的浅い層の変化です。一方、ニキビ跡(瘢痕)は皮膚の深い層にまでダメージが及んで生じた凹凸であり、皮膚構造そのものが変化しています。判断が難しい場合は、当院をはじめ皮膚科・クリニックでの診察をおすすめします。
当院では、拡張した血管に選択的に作用するVビームレーザーや、色素沈着と赤みの両方にアプローチできるIPL(光治療)、肌のターンオーバーを促すケミカルピーリング、医師処方によるトレチノイン療法などを症状に応じてご提案しています。自宅ケアで改善が見られない場合は、ぜひ一度ご相談ください。
🔍 まとめ
ニキビの赤みは、炎症後の血管拡張やメラニン色素の沈着が主な原因です。完全に消えるまでには時間がかかることもありますが、日常生活でのケアを積み重ねることで改善を促すことができます。まずはニキビを潰さない、紫外線対策をしっかり行う、保湿を怠らない、刺激の少ないスキンケアを使うといった基本的なことから実践してみましょう。
食生活や睡眠などの生活習慣の見直しも、肌の内側からの改善に有効です。ビタミンCや亜鉛を積極的に摂取し、糖質や脂質の過剰摂取を控えることで、肌環境を整えることができます。
自宅でのケアで改善が難しい場合は、クリニックでの専門的な治療を検討することをおすすめします。レーザー治療、IPL、ケミカルピーリング、処方薬など、個人の肌状態に合わせた治療法を医師が提案してくれます。アイシークリニック池袋院では、ニキビや肌トラブルに関するお悩みに対して、丁寧なカウンセリングをもとに最適な治療法をご提案しています。赤みがなかなか改善しない、ニキビ跡が気になるといったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ガイドラインに基づく、炎症後紅斑(PIE)・炎症後色素沈着(PIH)の病態・治療方針・外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル等)の使用根拠
- PubMed – 炎症後紅斑・色素沈着に対するレーザー治療(Vビーム・IPL)、ナイアシンアミド・ビタミンC・アゼライン酸・トレチノインの有効性に関する査読済み臨床研究文献
- 厚生労働省 – 医薬品(外用抗菌薬・レチノイド系薬剤等)の承認・安全性情報、およびスキンケア製品の成分表示・ノンコメドジェニック処方に関する薬事規制の根拠情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務