「右胸が痛い」という症状を感じたとき、多くの方が「心臓の病気かもしれない」と不安になることでしょう。しかし、心臓は体の左寄りに位置しているため、右胸の痛みは心臓以外の原因である可能性が高いと考えられています。本記事では、右胸に痛みを感じる原因として考えられるさまざまな疾患について、症状の特徴や受診の目安、検査・治療法まで詳しく解説します。右胸の痛みでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
右胸の痛みは心臓疾患より筋骨格系・呼吸器・消化器疾患が原因である可能性が高いが、突然の激しい胸痛や呼吸困難・冷や汗を伴う場合は大動脈解離や肺血栓塞栓症など緊急疾患の恐れがあり、即時受診が必要。
📋 目次
- 右胸が痛い原因とは?知っておきたい基礎知識
- 筋骨格系の疾患による右胸の痛み
- 肋間神経痛
- 肋骨骨折・打撲
- 筋肉の痛み
- 肋軟骨炎
- 呼吸器・内臓疾患による右胸の痛み
- 気胸・肺炎
- 逆流性食道炎・胆石症
- 帯状疱疹
- 痛みの種類と特徴から原因を探る方法
- 緊急受診すべきサインと考えられる病気
- すぐに救急車を呼ぶべき症状
- 早めの受診が必要なケース
- 緊急性の高い疾患
- 右胸の痛みで受診する際のポイント
- 適切な診療科の選び方
- 受診時に伝えるべき情報
- 検査と診断方法
- 日常生活でできる予防と対策
- まとめ
Q. 右胸が痛い場合、心臓病の可能性はありますか?
心臓は体の左寄りに位置しているため、右胸の痛みが心臓疾患を原因とする可能性は比較的低いとされています。右胸の痛みは肋間神経痛・気胸・胆石症・逆流性食道炎などが主な原因です。ただし、呼吸困難や冷や汗・意識障害を伴う場合は肺血栓塞栓症や大動脈解離など緊急疾患の恐れがあり、速やかに受診が必要です。
🔍 右胸が痛い原因とは?知っておきたい基礎知識
📊 胸痛の分類
胸の痛みは、その原因によって大きく3つのパターンに分類されます。- 第一に「胸の表面で起こる痛み」があります。これはチクチク、ピリピリといった表現で表されることが多く、肺よりも外側にある胸壁の神経や筋肉の炎症、外傷、帯状疱疹などが原因となります。
- 第二に「胸の深いところ(内臓)で起こる痛み」があります。圧迫感のある痛みや締め付けられるような痛み、裂けるような痛みが生じやすく、心臓や大動脈、肺などの内臓に問題がある場合に感じられます。
- 第三に「胸ではないところに原因がある痛み」があります。食道、胃、十二指腸などの消化器疾患や、肺炎(胸膜炎)、気胸といった呼吸器疾患、骨や筋肉の障害など、胸以外の原因によって引き起こされる痛みが胸の痛みとして感じられることがあります。
🤔 なぜ右胸が痛むのか
右胸の痛みは、心臓疾患を疑う可能性は比較的低いとされています。心臓は体の左側に位置しているため、心臓が原因の痛みは主に左胸から胸の中央にかけて感じられることが多いためです。 しかしながら、右胸の痛みを完全に軽視することはできません。右胸の下には胆のうや肝臓があり、これらの臓器の異常が右胸の痛みとして感じられることがあります。また、右肺や右側の肋骨、肋間神経、筋肉などに問題がある場合も、右胸に痛みを感じることになります。 痛みの原因を探る際には、以下の要素を観察することが重要です:- 痛みの性質(鋭い痛み、鈍い痛み、締め付けられるような痛みなど)
- 痛みを感じる状況(運動時、安静時、食後など)
- 痛みの持続時間
- 発熱や嘔吐などの随伴症状の有無
🦴 筋骨格系の疾患による右胸の痛み
⚡ 肋間神経痛
肋間神経痛は、肋骨の下を走る肋間神経に何らかの原因で痛みが生じる状態です。肋間神経痛自体が一つの病気というわけではなく、原因となる病気や外傷、解剖学的な異常が引き起こす症状の一つとして捉えられています。 肋間神経は、12個ある胸椎の間から左右に対となって出て各肋骨の下を走り、胸壁と腹壁の筋肉や皮膚の運動・知覚を司っている末梢神経です。通常は胸部の左右のうち、どちらか一側に起こるとされており、肋骨に沿って水平方向に痛みを感じることも特徴です。- 原発性(特発性)肋間神経痛:原因がはっきりしないタイプ。肋間神経が支配する筋群(主に内・外肋間筋)のれん縮による痛みが主と考えられます。不自然な姿勢や同じ姿勢を長時間取っていたり、ストレスにさらされたり、肩や背部の筋群が凝っていたりすると起きやすくなります。症状は発作的で、数秒から数十秒続くことが特徴です。
- 続発性肋間神経痛:何らかの病気に起因するタイプ。帯状疱疹、外傷(肋骨骨折など)、開胸術後痛、脊椎疾患などが主な原因となります。上半身を動かしたり、前かがみになったりしたときに肋間神経への圧迫が強くなって非常に強い痛みが生じることがあり、原因となっている病気や異常が取り除かれるまで痛みが続くなど、持続時間が長いことが特徴です。
🦴 肋骨骨折・打撲
激しい咳やケガ、転倒、物にぶつかるなどで肋骨が折れたり損傷したりすることがあります。痛みは静止しているときは鈍く、深呼吸する、体位を変える、咳をするなどの動作で痛みが増すのが特徴です。 治療の基本は以下のような保存的治療となります:- 安静
- 痛み止めの内服
- 湿布の使用
- 骨折がある場合はバストバンドで胸郭を固定
💪 筋肉の痛み
胸部の筋肉(大胸筋、肋間筋など)の炎症や損傷によっても胸の痛みが生じます。息を吸う以外にも手を挙げる、体をねじるなどの動作でも胸の痛みが生じやすく、痛い場所を押すと痛み(圧痛)が認められやすいのが特徴です。 筋肉の痛みは、以下のような原因で生じます:- 打撲や急な動作による肉離れ
- 使いすぎによる疲労や炎症
🔧 肋軟骨炎
肋軟骨炎は、肋骨と胸骨の接合部に痛みが生じる疾患です。胸痛の約20%を占めるとされており、症状は通常片側の前胸部の痛みで、体動や咳、深呼吸、肩の挙上などで痛みが誘発されます。 原因は外傷や繰り返しの負担などで、何らかの関節炎や感染症、腫瘍が原因の場合もあります。治療法は内服薬や理学療法などがあり、心臓疾患や乳がん、帯状疱疹など他の病気との鑑別が必要となります。Q. 深呼吸すると右胸が痛くなる原因は何ですか?
深呼吸で右胸の痛みが増す場合、肋骨・肋間筋・胸膜などに問題がある可能性があります。具体的には肋間神経痛・肋骨骨折・気胸・胸膜炎などが考えられます。これらの部位は呼吸によって動くため、深呼吸の際に刺激されて痛みが強くなります。痛みが続く場合は呼吸器内科などへの受診をお勧めします。
🫁 呼吸器・内臓疾患による右胸の痛み
💨 気胸・肺炎
気胸
気胸とは、何らかの原因によって肺から空気が漏れて、肺がしぼんでしまう病気です。空気が漏れても胸の外側は肋骨の硬い壁があるために外へは漏れず、胸の中で空気がたまり、その圧力に押されて肺がしぼんでしまいます。 気胸は以下の特徴があります:- 10歳台後半から30歳代に多く発生
- やせて胸の薄い男性に多く発生
- 明らかな理由もなく発生することが多い(「自然気胸」)
- 突然の胸の痛み
- 息苦しさ
- 乾いた咳
肺炎・胸膜炎
肺炎に伴って胸膜(肺を包む膜)に炎症が及ぶと、胸膜炎を引き起こし、胸の痛みを生じることがあります。 胸膜炎の主な症状は以下の通りです:- 息を吸うときや咳をしたときにひどくなる胸痛
- 胸痛により呼吸が浅くなることで生じる呼吸困難
- 感染症が原因の場合:急な発熱、寒気、色のついた痰
🍽️ 逆流性食道炎・胆石症
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、強い酸性の胃液や胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じる病気です。 主な症状は以下の通りです:- 胸やけ(胃液などが食道に逆流して、胸やけや胸が締め付けられるような痛みが生じる)
- 呑酸(酸っぱい液体が口まで上がってきてゲップが出る)
- のどの痛み・違和感
- 症状の強い方では、心臓の発作と間違うような突発的な強い胸痛(非心臓性胸痛)
胆石症・胆嚢炎
右胸の下にある胆のうの異常が右胸の痛みに関係することがあります。胆石が胆嚢管に詰まると、食後や夜間に痛むことが多く、痛みが右肩や背中に広がっていくこともあります。 胆石発作の特徴:- 右肋骨の下やみぞおちの痛みが食後に起きる
- 脂っこい食事の後に発症しやすい
- しばらくすると良くなることが多い
🔴 帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気です。子どもの頃に水ぼうそうにかかると、ウイルスは体内(神経節)に潜伏し続けます。加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を始め、帯状疱疹を発症します。 帯状疱疹の主な症状は以下の通りです:- 体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹
- 痛みを伴う発疹は、まもなく小さな水ぶくれに変化
- 症状は神経の流れに沿って現れるため、帯状に分布
🔍 痛みの種類と特徴から原因を探る方法
右胸の痛みの原因を推測するためには、痛みの性質や状況をよく観察することが重要です。以下に、痛みの種類別に考えられる原因をまとめます。⚡ チクチク、ピリピリする痛み
筋肉や肋骨周辺の神経の刺激で起こることが多く、以下の疾患が考えられます:- 肋間神経痛
- 帯状疱疹(皮疹が出る前の初期症状)
- 胸痛症候群
💥 ズキズキする痛み
以下のような筋骨格系の問題が考えられます:- 筋肉痛
- 肋骨骨折
- 肋軟骨炎
🤏 締め付けられるような痛み
以下のような消化器系の疾患が考えられます:- 逆流性食道炎
- 胆石発作
🫁 深呼吸で悪化する痛み
以下のような疾患が考えられます:- 気胸
- 胸膜炎
- 肋骨骨折
- 肋間神経痛
Q. 右胸の痛みで救急車を呼ぶべき症状は何ですか?
右胸の痛みに加え、突然の激しい胸痛で冷や汗を伴う場合、息ができないほどの呼吸困難、意識がもうろうとする・失神、痛みが背中や肩・腕・顎に広がる、顔面蒼白・唇が紫色になるといった症状がある場合は大動脈解離や肺血栓塞栓症など命に関わる疾患の可能性があり、直ちに救急車を呼んでください。
🚨 緊急受診すべきサインと考えられる病気
🚑 すぐに救急車を呼ぶべき症状
右胸の痛みがあるときに、以下のような症状を伴う場合は、命に関わる重大な病気の可能性があるため、すぐに救急外来を受診するか救急車を呼んでください。- 突然の激しい胸痛で、冷や汗を伴う
- 息ができないほどの呼吸困難
- 意識がもうろうとする、または失神した
- 痛みが背中や肩、腕、顎などに広がる
- 顔面蒼白やチアノーゼ(唇が紫色になる)
- 血を吐いた、または血の混じった痰が出た
⚠️ 早めの受診が必要なケース
- 痛みが安静にしていても治まらない
- 何度も痛みが繰り返す
- 今までにない強さの痛み
- 発熱を伴う
- 息を吸うと痛みが強くなる状態が続く
- 体の片側に発疹や水ぶくれが出てきた
- 足のむくみを伴う
🚨 緊急性の高い疾患
✈️ 肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)
肺血栓塞栓症は、血液のかたまり(血栓)が肺の血管を詰まらせる病気です。多くは足の深いところにある深部静脈に血栓ができて、血流にのって肺の動脈を塞ぐことで起こります。💥 大動脈解離
大動脈解離は、胸の大動脈に裂け目ができ、そこに血液が入り込んでしまう非常に危険な病気です。胸痛は突然起こり、引き裂かれるような激しい痛みで、時間とともに痛む場所が移動することがあります。 絶対に見逃してはいけない胸痛の原因疾患として、「Five killer chest pain(5つの致死的胸痛)」と呼ばれるものがあります:- 急性心筋梗塞
- 大動脈解離
- 肺血栓塞栓症
- 緊張性気胸
- 食道破裂
🏥 右胸の痛みで受診する際のポイント
🩺 適切な診療科の選び方
右胸の痛みで受診する場合、痛みの性質や随伴症状によって適切な診療科が異なります。呼吸器内科または循環器内科
以下の場合に受診が推奨されます:- 息苦しさを伴う場合
- 痛みが安静時にも続く場合
- 動悸を伴う場合
消化器内科
以下の場合に受診が推奨されます:- 胸やけや呑酸(酸っぱいものが込み上げる)を伴う場合
- 食後に痛みが悪化する場合
- 右上腹部の痛みを伴う場合
📝 受診時に伝えるべき情報
診察をスムーズに進め、正確な診断につなげるために、以下の情報を整理して医師に伝えましょう:- いつから痛みがあるか(発症時期)
- どのような痛みか(鋭い、鈍い、締め付けられるなど)
- 痛みの場所(胸のどのあたりか、範囲は広いか狭いか)
- 痛みのきっかけ(運動、食事、咳、外傷など)
- 痛みを悪化させる要因(体動、深呼吸、食事など)
- 痛みを軽減させる要因(安静、姿勢の変化など)
- 痛みの持続時間(数秒、数分、数時間、持続的など)
- 随伴症状の有無(発熱、咳、息切れ、発疹など)
- 既往歴(過去の病気や手術歴)
- 服用中の薬
- 喫煙歴
🔬 検査と診断方法
右胸の痛みの原因を特定するために、以下のような検査が行われることがあります。👨⚕️ 問診・身体診察
まず問診を丁寧に行い、胸の痛みの種類や部位、特徴を明らかにします。また、視診、触診、聴診、打診などの身体診察を行い、痛みの原因を推測します。🩸 血液検査・画像検査
以下の項目を調べます:- 感染症の有無(白血球数、CRPなど)
- 心臓への影響(心筋逸脱酵素など)
- 血栓の存在(D-ダイマーなど)
- 胸部レントゲン検査・CT検査
- 心電図検査
Q. 右胸の痛みを予防するために日常生活でできることは?
右胸の痛みの予防には、猫背を避け姿勢を正すこと・定期的なストレッチが肋間神経痛の予防に有効です。食生活では腹八分目・食後すぐ横にならないことで逆流性食道炎や胆石症のリスクを減らせます。また、十分な睡眠とストレス管理は帯状疱疹の発症予防につながり、50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種も検討してください。
💡 日常生活でできる予防と対策
🧘 姿勢の改善とストレス管理
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで姿勢が悪くなると、肋間神経痛や筋肉の緊張による胸痛を引き起こすことがあります。猫背にならないよう意識し、適度に休憩を取ってストレッチを行うことが大切です。 現代では、スマホ首による頭痛も問題となっており、首や肩の筋肉の緊張が胸痛につながることもあります。🏃 運動習慣と食生活の見直し
ウォーキングなどの適度な運動は、脊椎を支える筋肉の衰えを防ぎ、肋間神経痛の予防につながります。また、肥満を防ぐことで消化器系の疾患(逆流性食道炎、胆石症など)のリスクを減らすことができます。 脂っこい食事や食べ過ぎは、逆流性食道炎や胆石症のリスクを高めます。以下の点を心がけましょう:- 腹八分目を心がける
- バランスの良い食事を規則正しく摂る
- 食後すぐに横にならない
- 夕食は就寝の3時間前までに済ませる
💉 予防接種と生活習慣の改善
ストレスは心因性胸痛の原因となるだけでなく、帯状疱疹の発症リスクを高めます。以下の対策を心がけましょう:- 十分な睡眠を取る
- 適度な休養を心がける
- 自分なりのストレス解消法を見つける
- 50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種を検討する

よくある質問
心臓は体の左寄りに位置しているため、右胸の痛みが心臓疾患を原因とする可能性は比較的低いとされています。しかし、完全に否定することはできません。肺血栓塞栓症は右心系に負担をかける病気であり、また大動脈解離では痛みが移動することがあります。呼吸困難や冷や汗、意識障害などを伴う場合は、心臓を含めた緊急疾患の可能性があるため、速やかに医療機関を受診してください。
軽い痛みで、安静にしていれば治まる場合、明らかな原因(軽い打撲や筋肉痛など)が思い当たる場合、発熱や息切れなどの随伴症状がない場合は、数日間様子を見ることも可能です。ただし、痛みが続く場合や悪化する場合、他の症状が出てきた場合は医療機関を受診しましょう。
深呼吸で痛みが増す場合、肋骨や肋間筋、胸膜などに問題がある可能性があります。具体的には肋間神経痛、肋骨骨折、気胸、胸膜炎などが考えられます。これらの部位は呼吸によって動くため、深呼吸をすると刺激されて痛みが強くなります。
右胸と背中が同時に痛む場合、胆石症・胆嚢炎(痛みが右肩や背中に放散する)、帯状疱疹(神経に沿って胸から背中にかけて痛みや発疹が出る)、肋間神経痛(肋骨に沿って前後に痛みが走る)、大動脈解離(胸から背中にかけて裂けるような痛みが移動する)などが考えられます。
若い女性に多い胸のチクチクした痛みは、「胸痛症候群」の可能性があります。これは成長期や思春期の若い女性に多く見られる原因不明の胸痛で、筋肉と骨格の成長やストレスが関係している可能性があると言われています。多くの場合、時間の経過とともに改善していきます。ただし、他の疾患を除外するために、一度は医療機関を受診することをお勧めします。
咳をすると右胸が痛む場合、肋骨骨折(特に激しい咳が続いた後)、肋間神経痛、筋肉痛(咳のしすぎによる)、胸膜炎、気胸などが考えられます。咳は胸郭を激しく動かすため、これらの部位に問題があると痛みが誘発されます。
右胸の痛みと息苦しさが同時にある場合は、気胸、肺血栓塞栓症、肺炎・胸膜炎などの可能性があります。これらは緊急性が高い場合があるため、症状が強い場合や持続する場合は、速やかに医療機関を受診するか、救急車を呼ぶことを検討してください。
📋 まとめ
右胸の痛みは、筋骨格系の問題から呼吸器系、消化器系、神経系、さらには心因性のものまで、さまざまな原因で起こり得ます。心臓は体の左側にあるため、右胸が痛い原因として心臓疾患を疑う可能性は比較的低いですが、肺血栓塞栓症や大動脈解離など、緊急性の高い疾患が隠れていることもあります。 痛みの原因を推測するには、以下の要素を観察することが重要です:- 痛みの性質(鋭い、鈍い、締め付けられるなど)
- 痛みを悪化させる要因(深呼吸、体動、食事など)
- 随伴症状(発熱、息切れ、発疹など)
- 突然の激しい胸痛
- 息ができないほどの呼吸困難
- 意識障害
- 冷や汗
- 姿勢を正す
- 適度な運動
- バランスの良い食事
- ストレス管理
- 禁煙
📚 参考文献
- 一般社団法人日本呼吸器学会「呼吸器Q&A」
- 社会福祉法人恩賜財団済生会「胸痛」
- 社会福祉法人恩賜財団済生会「肋間神経痛」
- 一般社団法人日本肝胆膵外科学会「急性胆のう炎と急性胆管炎」
- 一般社団法人日本消化器内視鏡学会「胸やけ(逆流性食道炎)の原因は内視鏡でわかりますか?」
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
肋間神経痛は非常によく見られる症状ですが、原因はさまざまです。デスクワークが多い現代では、姿勢の崩れから肋間神経痛を発症する方が特に増えています。神経ブロック治療が有効なケースも多いため、痛みが続く場合は適切な医療機関での相談をお勧めします。