🏥 はじめに
「熱が下がったと思ったのに、また上がってきた…」
インフルエンザにかかった際、このような経験をされた方は少なくありません。一度解熱したことで安心していたのに、再び高熱が出てくると不安になるものです。特にお子さんやご家族がこのような状態になると、「治りかけていたのでは?」「何か別の病気が併発したのでは?」と心配になることでしょう。
実は、インフルエンザで熱が上がったり下がったりすることは、決して珍しいことではありません。この現象には医学的な理由があり、適切に理解することで冷静に対処することができます。
本記事では、インフルエンザで熱が変動する理由、どのような経過をたどるのか、そして適切な対処法について、アイシークリニック池袋院の医療知見をもとに詳しく解説していきます。

🔬 インフルエンザとは
💡 インフルエンザの基本知識と症状について理解しましょう
📋 インフルエンザの基礎知識
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。通常の風邪とは異なり、全身症状が強く現れることが特徴です。
インフルエンザウイルスには主に以下の型があります:
- 🦠 A型インフルエンザ:最も流行しやすく、症状も重くなりやすい型です。変異しやすいため、毎年異なる株が流行します。
- 🦠 B型インフルエンザ:A型に比べて症状はやや軽めですが、時に重症化することもあります。
- 🦠 C型インフルエンザ:症状が軽く、多くの場合は風邪程度の症状にとどまります。
🌡️ 主な症状
インフルエンザの典型的な症状には以下のものがあります:
- 🔴 38度以上の高熱(多くは急激に上昇)
- 🥶 悪寒・寒気
- 😩 全身の倦怠感・疲労感
- 🤕 頭痛
- 💢 関節痛・筋肉痛
- 😷 のどの痛み
- 🤧 咳
- 👃 鼻水・鼻づまり
一般的な風邪が徐々に症状が現れるのに対し、インフルエンザは突然発症し、急激に高熱が出るのが特徴です。
📊 感染経路と潜伏期間
インフルエンザは主に飛沫感染と接触感染によって広がります。感染してから症状が出るまでの潜伏期間は通常1〜3日程度です。
📈 インフルエンザの熱の経過パターン
💡 発熱パターンを知ることで、症状の変化に冷静に対応できます
📅 典型的な発熱パターン
インフルエンザにかかった場合、熱の経過にはいくつかのパターンがあります。最も一般的なのは以下のような経過です:
【1️⃣ 1日目】
- ⚡ 突然の悪寒とともに急激に体温が上昇
- 🌡️ 38〜40度の高熱に達する
- 😰 全身倦怠感、関節痛、筋肉痛が強く現れる
【2️⃣ 2〜3日目】
- 🔥 高熱が持続
- 🤧 咳やのどの痛みなどの呼吸器症状が顕著になる
- 💤 全身症状は依然として強い
【3️⃣ 4〜5日目】
- 📉 徐々に解熱傾向を示す
- 😌 全身症状も軽減し始める
- 🫁 呼吸器症状が残る
【4️⃣ 6〜7日目以降】
- ✅ ほぼ平熱に戻る
- 🤧 咳などの症状が数日間残ることもある
しかし、すべての方がこのような経過をたどるわけではありません。熱が上がったり下がったりする、いわゆる「熱の波」が見られることも珍しくないのです。
🔍 熱が上がったり下がったりする理由
インフルエンザで熱が変動する主な理由には、以下のようなものがあります:
💊 1. 解熱剤の使用による一時的な解熱
解熱剤(アセトアミノフェンなど)を服用すると、一時的に熱が下がります。しかし、解熱剤の効果が切れると、体内でまだウイルスと戦っている最中であれば、再び熱が上がることがあります。
これは解熱剤が根本的な原因を治療しているのではなく、あくまで対症療法として熱を下げているためです。ウイルスが完全に排除されるまでは、体の免疫システムが働き続け、発熱が続く可能性があります。
🛡️ 2. 体の免疫反応のサイクル
発熱は、体がウイルスと戦うための正常な免疫反応です。体温を上げることで、ウイルスの増殖を抑え、免疫細胞の働きを活性化させています。
この免疫反応には波があり、ウイルス量の変動や体の状態に応じて、発熱の程度も変化します。そのため、治療の過程で自然に熱が上下することがあるのです。
📊 3. 二峰性発熱(にほうせいはつねつ)
インフルエンザに特徴的な発熱パターンの一つが「二峰性発熱」です。これは、一度解熱した後、再び発熱するという経過をたどる現象です。
🔥 二峰性発熱の典型的な経過:
- 第一の発熱(1〜3日目):インフルエンザウイルス自体による高熱
- 解熱期(3〜4日目):一時的に熱が下がり、症状が改善したように感じる
- 第二の発熱(4〜6日目):再び熱が上昇する
この二峰性発熱は、特にインフルエンザB型や小児のインフルエンザA型でよく見られます。
⚠️ 4. 合併症の発生
熱が再上昇する場合、細菌による二次感染などの合併症が起きている可能性もあります。代表的な合併症には以下のものがあります:
- 🫁 肺炎:インフルエンザウイルスによる肺炎や、細菌による二次性肺炎
- 😮💨 気管支炎:気管支の炎症
- 👂 中耳炎:特に小児に多い
- 👃 副鼻腔炎:鼻の奥の空洞に炎症が起こる
これらの合併症が発生すると、一度下がった熱が再び上昇することがあります。
💤 5. 体力の消耗と回復力の低下
高熱が続くことで体力が消耗し、免疫力が一時的に低下することがあります。この状態では、ウイルスに対する抵抗力が不安定になり、熱が上下しやすくなります。
特に、十分な休息や水分補給ができていない場合、回復が遅れ、熱の変動が続くことがあります。
📖 二峰性発熱について詳しく知る
💡 二峰性発熱は正常な経過の一つですが、合併症との区別が重要です
🔬 二峰性発熱のメカニズム
二峰性発熱は、インフルエンザにおいて比較的よく見られる現象です。なぜこのような熱のパターンが生じるのでしょうか。
🔥 第一の発熱期: 初期の高熱は、インフルエンザウイルスが体内で急速に増殖し、免疫システムがこれに反応することで生じます。ウイルス量が最も多い時期に相当します。
😌 解熱期: 抗ウイルス薬の効果や免疫システムの働きによって、ウイルス量が減少すると、一時的に熱が下がります。この時期、患者さんは「もう治った」と感じることが多くあります。
🔥 第二の発熱期: しかし、体内にはまだウイルスが残っており、免疫システムがさらに戦いを続けるため、再び発熱することがあります。また、この時期に細菌による二次感染が起こることもあり、それが新たな発熱の原因となることもあります。
📋 二峰性発熱の特徴
二峰性発熱には以下のような特徴があります:
- ⏰ 解熱期間:第一の発熱と第二の発熱の間の解熱期間は、通常12時間〜3日程度です
- 🌡️ 発熱の程度:第二の発熱は第一の発熱よりもやや低いことが多いですが、同程度またはそれ以上のこともあります
- 👶 年齢との関連:小児、特に5歳以下の子どもに多く見られます
- 🦠 型との関連:インフルエンザB型で特によく見られますが、A型でも起こります
⚠️ 二峰性発熱と合併症の区別
二峰性発熱自体は、必ずしも合併症を意味するわけではありません。インフルエンザの自然な経過の一つとして起こることがあります。
しかし、以下のような症状がある場合は、合併症の可能性を考慮し、速やかに医療機関を受診する必要があります:
- 🚨 呼吸困難や息切れ
- 💢 持続する胸痛
- 😵 意識がもうろうとする
- ⚡ 痙攣(けいれん)
- 💧 水分が取れず、尿量が著しく減少
- 📅 症状が10日以上続く
🏠 熱が上下するときの対処法
💡 適切なホームケアと解熱剤の使用で、快適に回復期を過ごせます
✅ 基本的な自宅ケア
熱が上がったり下がったりする時期でも、基本的な対処法は変わりません。以下のケアを心がけましょう。
💤 1. 十分な休息
発熱は体がウイルスと戦っているサインです。無理をせず、十分な睡眠と休息を取ることが最も重要です。
- 🛏️ 静かで落ち着いた環境で休む
- 😴 睡眠時間を確保する
- 🏢 可能な限り仕事や学校を休む
💧 2. こまめな水分補給
発熱時は発汗や呼吸により、通常よりも多くの水分が失われます。脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給が必要です。
✅ おすすめの飲み物:
- 💧 水
- 🥤 経口補水液(OS-1など)
- ⚡ スポーツドリンク(薄めて飲むとより良い)
- 🍵 温かいお茶
- ☕ 白湯
❌ 避けるべき飲み物:
- ☕ カフェインを多く含むもの(利尿作用があるため)
- 🍺 アルコール
- 🥤 糖分が極端に多い飲料
🌡️ 3. 適切な室温と湿度の管理
快適な環境を整えることで、体の回復を助けます。
- 🌡️ 室温:20〜23度程度が適温
- 💧 湿度:50〜60%程度を保つ(加湿器の使用が効果的)
- 👕 暑すぎず寒すぎない服装を選ぶ
- 🔄 寒気がある時は温かくし、熱が上がって暑い時は涼しくする
🍚 4. 栄養補給
食欲がない場合でも、少しずつ栄養を取ることが大切です。
✅ 食べやすい食品:
- 🍚 おかゆ
- 🍜 うどん
- 🥣 スープ
- 🍮 ゼリー
- 🍌 バナナ
- 🍎 りんご(すりおろし)
- 🥛 ヨーグルト
無理に食べる必要はありませんが、特にビタミンやミネラルを含む食品を少量ずつ取ると良いでしょう。
💊 解熱剤の適切な使用
⏰ 解熱剤を使用するタイミング
解熱剤は、熱そのものを治すものではなく、つらい症状を和らげるための対症療法です。以下のような場合に使用を考えます:
- 🌡️ 高熱(38.5度以上)により、強い不快感や痛みがある
- 😴 熱のために十分な休息や水分補給ができない
- 💤 体力の消耗が激しい
ただし、発熱は体の免疫反応であり、むやみに下げることが必ずしも良いとは限りません。微熱程度で、体力的に余裕がある場合は、使用を控えることも一つの選択です。
✅ 推奨される解熱剤
インフルエンザの際に安全に使用できる解熱剤は限られています。
✅ 使用可能な解熱剤:
- 💊 アセトアミノフェン(カロナール、タイレノールなど):最も安全とされている解熱剤です
❌ 避けるべき解熱剤:
- ⚠️ アスピリン(アセチルサリチル酸):特に小児・若年者では、インフルエンザ脳症やライ症候群のリスクがあるため使用厳禁です
- ⚠️ イブプロフェンやロキソプロフェンなどのNSAIDs:インフルエンザ脳症を悪化させる可能性があるという報告があり、特に小児では避けるべきとされています
解熱剤の使用については、必ず医師や薬剤師に相談し、適切なものを選択してください。
📋 解熱剤使用の注意点
- ✅ 用法・用量を守る
- ❌ 複数の解熱剤を同時に使用しない
- ⏰ 効果が切れたらすぐに次を飲むのではなく、指定された間隔を空ける
- 💡 解熱剤で一時的に熱が下がっても、ウイルスが治ったわけではないことを理解する
💉 抗インフルエンザ薬について
インフルエンザに対しては、抗ウイルス薬が有効です。発症から48時間以内に使用開始することで、症状の期間を短縮し、重症化を防ぐ効果が期待できます。
💊 主な抗インフルエンザ薬:
- 💊 オセルタミビル(タミフル):内服薬、5日間服用
- 💨 ザナミビル(リレンザ):吸入薬、5日間使用
- 💨 ラニナミビル(イナビル):吸入薬、1回の吸入で完了
- 💊 バロキサビル(ゾフルーザ):内服薬、1回の服用で完了
- 💉 ペラミビル(ラピアクタ):点滴薬、1回の投与で完了
これらの薬は医師の処方が必要です。熱が上がったり下がったりする場合でも、処方された薬は指示通りに最後まで使用することが重要です。
🏥 医療機関を受診すべきタイミング
💡 重症化のサインを見逃さず、適切なタイミングで受診することが大切です
🚨 早急な受診が必要な症状
以下のような症状が見られる場合は、すぐに医療機関を受診するか、救急車を呼ぶことを検討してください:
👨 成人の場合
- 🫁 呼吸困難、息切れがある
- 💢 胸痛が続く
- 😵 意識がもうろうとしている、または呼びかけに反応が鈍い
- ⚡ 痙攣(けいれん)が起きた
- 💧 水分が取れず、尿がほとんど出ない
- 🚨 脱水症状が強い(口の中が乾燥、皮膚の弾力がない、めまいなど)
- ⚠️ 基礎疾患(喘息、糖尿病、心疾患など)が悪化している
👶 小児の場合
- 😰 ぐったりして元気がない
- 😮💨 呼吸が速い、苦しそう
- 😱 顔色が悪い(青白い、土気色)
- 🤮 嘔吐を繰り返し、水分が取れない
- 💧 おしっこが半日以上出ていない
- 😵 意識がはっきりしない、呼びかけに反応が薄い
- ⚡ 痙攣が起きた
- 🚨 異常な言動や行動がある
📋 通常受診を考慮すべき状況
緊急性は低いものの、以下のような場合は医療機関への受診を検討しましょう:
- 📅 熱が5日以上続く
- 🔥 一度下がった熱が再び上昇し、3日以上高熱が続く
- 📉 症状が改善せず、むしろ悪化している
- 🩸 咳がひどくなり、痰に血が混じる
- 👂 耳の痛みがある(中耳炎の可能性)
- 🤕 激しい頭痛が続く
- 🤰 妊娠している
- 👴 65歳以上の高齢者
- ⚠️ 基礎疾患(糖尿病、心疾患、呼吸器疾患、腎疾患など)がある
🔄 再診が必要なケース
一度医療機関を受診した後でも、以下のような場合は再度受診が必要です:
- 💊 処方された薬を服用しているのに症状が改善しない
- 🆕 新たな症状が出現した
- 🔄 一度良くなったのに、また悪化した
- 📊 二峰性発熱のパターンが見られ、第二の発熱が長引く
医師の判断を仰ぐことで、合併症の早期発見や適切な治療につながります。
⚠️ インフルエンザの合併症
💡 合併症のサインを知ることで、重症化を防ぐことができます
📋 主な合併症
インフルエンザは、適切に対処すれば多くの場合1週間程度で回復しますが、合併症を起こすこともあります。
🫁 1. インフルエンザ肺炎
インフルエンザウイルス自体が肺に感染して起こる肺炎です。発症後早期(2〜3日以内)に起こることが多く、急激に呼吸状態が悪化します。
症状:
- 😷 激しい咳
- 😮💨 呼吸困難
- 🔥 高熱の持続
- 💢 胸痛
🦠 2. 細菌性肺炎(二次性肺炎)
インフルエンザによって気道の防御機能が低下し、細菌(肺炎球菌、黄色ブドウ球菌など)が感染して起こる肺炎です。インフルエンザ発症から数日後に起こることが多いです。
症状:
- 🤧 膿性の痰
- 🔥 再度の発熱
- 😷 咳の悪化
- 😮💨 呼吸困難
🧠 3. インフルエンザ脳症
特に小児に見られる重篤な合併症です。発症後1〜2日で起こることが多く、迅速な対応が必要です。
症状:
- 😵 意識障害(呼びかけに反応しない、ぼんやりしている)
- ⚡ 痙攣
- 🚨 異常行動(意味不明なことを言う、走り回るなど)
日本では年間100〜300人程度の発症があると報告されています。
💓 4. 心筋炎・心膜炎
心臓の筋肉や膜に炎症が起こる病態です。まれですが、重症化すると命に関わることがあります。
症状:
- 💢 胸痛
- 💓 動悸
- 😮💨 息切れ
- 😩 疲労感
👂 5. 中耳炎
特に小児に多い合併症です。
症状:
- 💢 耳の痛み
- 💧 耳だれ
- 👂 聞こえにくさ
- 🔥 発熱の持続
👃 6. 副鼻腔炎
鼻の奥の空洞に炎症が起こります。
症状:
- 😣 顔面痛(特に頬や額)
- 👃 鼻づまりの持続
- 🤧 膿性の鼻水
- 🤕 頭痛
⚠️ 合併症を起こしやすい人
以下のような方は、インフルエンザの合併症を起こしやすいとされています:
- 👴 65歳以上の高齢者
- 👶 5歳以下の小児(特に2歳未満)
- 🤰 妊婦
- ⚠️ 基礎疾患のある方(喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患、糖尿病、腎疾患、免疫不全など)
- 📊 肥満(BMI 40以上)
- 🏥 長期療養施設の入所者
これらに該当する方は、インフルエンザの症状が出たら早めに医療機関を受診することが推奨されます。
🌡️ 熱以外の症状の経過
💡 インフルエンザでは熱以外にもさまざまな症状が現れ、それぞれに特徴的な経過があります
インフルエンザでは、熱以外にもさまざまな症状が現れます。これらの症状の経過を理解しておくことで、適切に対処できます。
🫁 呼吸器症状
😷 咳:
- 📌 発症初期はそれほど目立たないことが多い
- 📈 2〜3日目から徐々に強くなる
- ⏰ 解熱後も1〜2週間続くことがある
- 🔄 乾いた咳から始まり、後に痰を伴う咳になることもある
🗣️ のどの痛み:
- 📌 発症初期から中期に強く現れる
- 📅 通常3〜5日程度で改善する
👃 鼻水・鼻づまり:
- 📌 後半に目立つことが多い
- ⏰ 他の症状が改善した後も数日間続くことがある
💪 全身症状
😩 倦怠感・疲労感:
- 📌 発症初期に強く現れる
- ⏰ 解熱後も1〜2週間程度続くことがある
- ⚠️ 無理をすると長引くため、十分な休息が必要
🤕 頭痛:
- 📌 高熱に伴って強く現れる
- 📉 解熱とともに改善することが多い
💢 関節痛・筋肉痛:
- 📌 発症初期に強く現れる
- 📅 通常3〜5日程度で改善する
🤢 消化器症状
インフルエンザB型では、消化器症状が目立つことがあります:
- 🤮 吐き気・嘔吐
- 💢 腹痛
- 💩 下痢
これらの症状は通常軽度で、数日で改善します。
🛡️ 予防と再発防止
💡 予防が最も重要!ワクチン接種と日常的な感染対策でインフルエンザを防ぎましょう
💉 インフルエンザワクチン
最も効果的な予防法は、毎年のインフルエンザワクチン接種です。
✅ ワクチンの効果:
- 📊 発症リスクを50〜60%程度減少させる
- 🛡️ 発症しても重症化を防ぐ効果が高い
- 👴 特に高齢者や基礎疾患のある方の重症化・死亡リスクを大きく減少させる
📅 接種時期:
- ⏰ 流行前の10月〜12月が推奨される
- 📈 効果は接種後約2週間で現れ、約5か月持続する
💉 接種回数:
- 👨 13歳以上:1回
- 👶 13歳未満:2回(2〜4週間の間隔)
ワクチンを接種してもインフルエンザにかかる可能性はありますが、重症化のリスクは大幅に低下します。
🏠 日常生活での予防策
🧼 1. 手洗い
最も基本的で効果的な予防法です。
- ⏰ 外出後、食事の前後、トイレの後など、こまめに手を洗う
- 🧼 石鹸を使って、指の間、爪の周り、手首まで丁寧に洗う
- ⏱️ 20秒以上かけてしっかり洗う
- 💧 アルコール消毒液も効果的
😷 2. マスクの着用
- 🚇 人混みや公共交通機関ではマスクを着用する
- 🤧 咳やくしゃみが出る時は必ずマスクをする(咳エチケット)
- ✅ マスクは鼻からあごまでしっかり覆う
- 🔄 使い捨てマスクは再利用しない
🌬️ 3. 換気
- 🪟 室内を定期的に換気する(1時間に5〜10分程度)
- 👥 人が多く集まる場所では特に換気を心がける
💧 4. 適切な湿度の維持
- 💦 室内湿度を50〜60%に保つ
- ⚠️ 乾燥するとウイルスが活動しやすくなり、のどや鼻の粘膜の防御機能も低下する
💪 5. 免疫力の維持
- 😴 十分な睡眠(7〜8時間)
- 🍽️ バランスの取れた食事
- 🏃 適度な運動
- 🧘 ストレス管理
- 🌡️ 体の冷えを避ける
🚶 6. 人混みを避ける
- ⏰ 流行期には不要不急の外出を控える
- ⚠️ 特に高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要
👨👩👧👦 家族内感染の予防
家族の一人がインフルエンザにかかった場合、他の家族への感染を防ぐために以下の対策を取りましょう:
- 🚪 隔離:可能であれば、患者を別の部屋で過ごさせる
- 😷 マスク着用:患者も看病する人もマスクを着用する
- 🧼 こまめな手洗い:看病後は必ず手を洗う
- 🌬️ 部屋の換気:定期的に換気する
- 🧺 タオルの共有を避ける:患者専用のタオルを用意する
- 🍽️ 食器の取り扱い:患者が使った食器は他の人が使う前によく洗う
- 💊 予防投薬:医師の判断により、家族に予防的に抗インフルエンザ薬を投与することもある
🔄 回復後の注意点
インフルエンザから回復した後も、以下の点に注意しましょう:
📅 いつから外出・登校・出勤できる?
学校保健安全法では、インフルエンザの出席停止期間が定められています:
👶 学童・生徒:
- 📋 発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで
👨 成人:
- 📋 法的な規定はありませんが、上記を目安とすることが推奨されます
- 🏢 職場の規定に従う
解熱後も数日間はウイルスを排出している可能性があるため、完全に回復するまで人混みを避けることが望ましいです。
💪 体力回復のために
- 📈 無理をせず、段階的に通常の生活に戻る
- 🍽️ 栄養バランスの良い食事を心がける
- 😴 十分な休息と睡眠を確保する
- 🏃 激しい運動は控え、体力に応じて徐々に再開する

❓ よくある質問(Q&A)
Q1: 熱が一度下がってまた上がった場合、すぐに病院に行くべきですか?
A: 必ずしもすぐに受診が必要というわけではありません。二峰性発熱はインフルエンザでよく見られる現象です。ただし、以下のような場合は受診を検討してください:
- 🔥 再発熱が3日以上続く
- 🚨 呼吸困難や胸痛などの新たな症状が出現
- 💧 水分が取れない、尿が出ないなどの脱水症状
- 😰 ぐったりして元気がない
Q2: 解熱剤を使うと熱が下がりますが、使わない方が早く治りますか?
A: 発熱は体の免疫反応であり、ある程度の発熱は体にとって有益です。しかし、高熱による体力の消耗が激しい場合、解熱剤を適切に使用することで、より良い休息が取れ、結果として回復を助けることもあります。無理に我慢する必要はありませんが、むやみに多用するのも避けましょう。医師や薬剤師に相談し、適切に使用してください。
Q3: インフルエンザと診断されましたが、熱があまり高くありません。軽症なのでしょうか?
A: すべてのインフルエンザが高熱を伴うわけではありません。ワクチン接種済みの方や高齢者では、比較的熱が低いこともあります。熱の高さと重症度は必ずしも一致しません。全身状態や他の症状も含めて総合的に判断する必要があります。
Q4: 家族がインフルエンザにかかりました。予防のために何をすべきですか?
A: 以下の対策を徹底してください:
- 🧼 こまめな手洗いとアルコール消毒
- 😷 マスクの着用
- 🚪 患者との距離を保つ(可能なら別室)
- 🌬️ 部屋の換気
- 🧺 タオルなどの共有を避ける
- 💤 十分な睡眠と栄養 必要に応じて、医師に相談し、予防投薬を検討することもできます。
Q5: インフルエンザが治った後も咳が続いています。大丈夫でしょうか?
A: インフルエンザ後の咳は、1〜2週間程度続くことは珍しくありません。これは気道の炎症が完全に治まるまでに時間がかかるためです。ただし、以下のような場合は医療機関を受診してください:
- 📅 3週間以上咳が続く
- 📈 咳がどんどんひどくなる
- 😮💨 呼吸困難を伴う
- 🩸 痰に血が混じる
- 🔥 発熱が再燃する
✅ まとめ
インフルエンザで熱が上がったり下がったりすることは、必ずしも異常な経過ではありません。解熱剤の効果、体の免疫反応のサイクル、二峰性発熱などが原因で、熱が変動することがあります。
🎯 重要なポイント:
- 📊 二峰性発熱はインフルエンザに特徴的な経過で、特に小児やB型インフルエンザでよく見られます
- 🏠 基本的な対処法として、十分な休息、水分補給、適切な解熱剤の使用が大切です
- 🚨 早急な受診が必要な症状を理解し、重症化のサインを見逃さないようにしましょう
- ⚠️ 合併症のリスクを認識し、特に高リスク者は早めに医療機関を受診しましょう
- 💉 予防が最も重要であり、ワクチン接種と日常的な感染対策を心がけましょう
熱の経過には個人差がありますが、適切な対処と経過観察を行うことで、多くの場合は1週間程度で回復します。不安な症状がある場合は、早めに医療機関に相談することが大切です。
📚 参考文献
- 厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html - 国立感染症研究所「インフルエンザとは」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html - 日本感染症学会「インフルエンザ診療ガイドライン」
https://www.kansensho.or.jp/guidelines/ - 日本小児科学会「インフルエンザ関連資料」
https://www.jpeds.or.jp/ - 厚生労働省「インフルエンザQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
※本記事は一般的な医療情報を提供するものであり、個別の症状や治療については必ず医療機関を受診してください。
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務