😱「茶色い小さな腫瘍ができて困っている」
😟「痛みやかゆみがあるわけではないが、できるなら取り除きたい

など、悩みを抱えてはいませんか?

肌にできた茶色い小さな腫瘍の原因は、「皮膚線維腫」という皮膚疾患の可能性があります。皮膚線維腫は自然治癒の可能性が低いため、クリニックでの治療を検討しましょう。

本ページでは皮膚線維腫の原因や症状、クリニックでの治療法を解説します。腫瘍の原因や対処法が分かるので、ぜひご一読ください。

🎯 皮膚線維腫とは?原因や症状を紹介

📌 皮膚線維腫の基本情報: 皮膚線維腫は、茶色く少しふっくらした良性の腫瘍です〔1,3,5〕。

正式には「線維性組織球腫(fibrous histiocytoma)」または「皮膚線維腫(dermatofibroma)」と呼ばれ、皮膚の良性腫瘍の中では比較的頻度の高い疾患です〔1,12〕。

基本的に害はなく、違和感があっても通常では痛みやかゆみなどの症状は現れません〔3,5〕。

病理学的には線維芽細胞と組織球の増殖からなり、膠原線維の増生を伴います〔4,5〕。

特徴的な「dimple sign」(つまんだ時に中央が陥凹する現象)を示すことが診断の手がかりとなります〔5,10〕。

ただし、⚠️ 患部をつまむと痛みを伴う場合があります。

皮膚線維腫は大人になってから腕や足にできるケースが多いです〔5,8〕。

特に📊 20-40歳代の女性に好発し、男女比は約1:2で女性に多く見られます〔5,13〕。

📌 下肢、特に下腿に最も多く発生し、全症例の約60-70%を占めます〔8,13〕。

腫瘍の数は1つだけのケースがほとんどですが、できものが多数現れる方もいます。

皮膚線維腫を発症する原因は❓ 明らかになっていません〔5,19〕。

虫刺されや小さな傷、また遺伝が関係すると考えられています。近年の研究では、外傷などの刺激に対する反応性増殖であり、真の腫瘍ではなく反応性病変との見解が有力です〔19〕。

また、クローン性増殖を示すという報告もあり、病因については議論が続いています〔19〕。

🔍 皮膚線維腫とよく似た病気との違い

💡 このセクションでは、皮膚線維腫と間違えやすい他の皮膚疾患との違いを詳しく解説します。

皮膚線維腫とよく似た皮膚の病気には以下のものがあります。

症状特徴
📌 粉瘤袋に垢や皮脂が蓄積してできる腫瘍
📌 脂肪腫脂肪が蓄積してできる腫瘍
📌 肉芽腫体内に混入した異物などが原因の腫瘍

ここからは、それぞれの病気との違いや治療法を解説します。

自分の症状と比較し、どの病気に該当するのか判断の参考にしてみてください。ただし⚠️ 自己判断で病気を特定するのは難しいので、クリニックの受診も検討しましょう。

💊 粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤は、袋の中に垢や皮脂が溜まってできる腫瘍です。

粉瘤ができる原因は明らかになっていません。

本来なら剥がれ落ちるべき垢や皮脂が何らかの理由で皮膚の内側に蓄積し、袋状に発達していき発症します。🔸 粉瘤は放置すると大きくなっていくのが特徴です。

皮膚線維腫とは異なり、⚠️ 中心に黒色状の開口部があり大きく成長するといった違いがあります。袋内の皮脂や垢は外に出られないため、時間の経過に伴い腫瘍が巨大化します。

粉瘤の治療方法や費用については次のページをご確認ください。

📝 粉瘤(アテローム)について

💊 脂肪腫(しぼうしゅ)

脂肪腫は、脂肪が蓄積してできる柔らかい良性の腫瘍です。

脂肪腫で痛みや固さを感じるケースはほぼありません。ただし部位によっては神経を圧迫し、しびれを引き起こす場合があります。

腫瘍のサイズは📏 小さければ1cm程度、大きいと10cmを越える場合もあります。

年代や性別ごとでは、👨 40~60歳の男性に腫瘍ができるケースが多いです。また、⚡ 肥満や高脂血症、糖尿病の方にできやすい傾向があります。

皮膚線維腫とは異なり、🔸 患部の皮膚の色が変色しない場合があるということが特徴です。

脂肪腫ができる原因は明らかになっていません。⚠️ 自然治癒の可能性がほとんどないため、脂肪腫を取り除くには治療を行う必要があります。

脂肪腫の治療方法や費用については次のページをご確認ください。

📝 脂肪腫(リポーマ)について

💊 肉芽腫(にくげしゅ)

肉芽腫は、長期的な炎症によりできる腫瘍です。

体内に入り込んだ異物が、長期にわたり分解されなかった場合に発生します。

異物とは、外傷により混入した砂や石などです。皮膚の浅いところに腫瘍がある場合、見た目をもとに発見できます。

異物を発見するたには、CTやMRIなどの使用が効果的です。肉芽腫は🏥 外科手術で異物や腫瘍を摘出することで治療できます。

また、皮膚線維腫とは異なり、⚠️ 原因によっては悪性の腫瘍となることが特徴です。



💊 皮膚線維腫は保険適用手術で治療可能

💡 ここからは、皮膚線維腫の治療方法について詳しく解説します。

皮膚線維腫は、💰 保険適用の摘出手術で切除可能です〔7,12〕。

✨ 完全切除により根治が期待でき、再発率は適切な切除マージンを確保した場合、約5%以下と報告されています〔14〕。

一方、不完全切除では約20-30%の再発率が報告されているため、適切な外科的技術が重要です〔14〕。

施術場所や大きさによって手術に要する時間は異なりますが、⏱️ 長くても20分程度で終わります。局所麻酔をかけた上で処置を行うため、💊 痛みをあまり感じずに治療を受けていただくことが可能です。

抜糸後は細いしわや線のような傷跡が残る場合があります。しかし🕐 時間の経過とともに、傷跡は目立たなくなります。

皮膚線維腫は、身体に悪影響を与えるものではないので経過観察する選択肢もあります。⚠️ 痛みやかゆみが生じたり、見た目が気になったりするのであれば手術を検討しましょう。

📋 病理学的亜型の説明

📌 皮膚線維腫の病理学的分類について: 皮膚線維腫にはいくつかの病理学的亜型が存在します〔14,15,17〕。

主要な亜型として、🔬 細胞性皮膚線維腫(cellular dermatofibroma)🔬 萎縮性皮膚線維腫(atrophic dermatofibroma)🔬 monster cell型皮膚線維腫などがあり、それぞれ異なる組織学的特徴を示します〔10,14,15〕。

📊 皮膚線維腫の疫学・発症頻度

💡 皮膚線維腫がどれくらい発生するかのデータ: 皮膚線維腫は📈 皮膚良性腫瘍の中で約10-15%を占める比較的頻度の高い疾患です〔1,13〕。

📊 年間発症率は人口10万人あたり約3-5例と推定されており、👩 20-40歳代の女性に最も多く見られます〔5,13〕。

好発部位は🦵 下肢が約70%を占め、次いで上肢、体幹の順となっています〔8,13〕。

🔍 皮膚線維腫の診断・鑑別診断

🎯 正確な診断のために知っておくべきポイント: 皮膚線維腫の診断では、特徴的な「dimple sign」(病変をつまんだ時の中央陥凹)が重要な診断所見となります〔5,10〕。

ダーモスコピー検査では、🔍 中央の色素沈着と周辺の白色網状構造が特徴的です〔12〕。

鑑別診断として隆起性皮膚線維肉腫、神経線維腫、血管腫などがあり、必要に応じて組織生検による確定診断を行います〔3,9,24〕。

🔬 病理組織学的特徴と分類

💡 皮膚線維腫の顕微鏡下での特徴: 皮膚線維腫は組織学的に線維芽細胞と組織球の混在した増殖を示し、膠原線維の増生を伴います〔4,5〕。

免疫組織化学的には🧪 Factor XIIIa陽性、CD68部分陽性を示すのが特徴的です〔4〕。

病理学的亜型として🔬 細胞性型、萎縮性型、顆粒細胞型、monster cell型などが知られており、それぞれ異なる組織学的特徴を有します〔10,14,15,17〕。

⚡ 治療後の経過と予後

✨ 手術後の回復と長期予後について: 完全切除後の予後は良好で、適切な切除マージンを確保した場合の再発率は5%以下です〔14〕。

術後の瘢痕は時間経過とともに目立たなくなり、📅 6-12ヶ月で最終的な外観となります〔7〕。

レーザー治療や液体窒素治療も選択肢となりますが、不完全な治療では再発リスクが高まるため、🏥 外科的完全切除が第一選択とされています〔12,14〕。

❓ 皮膚線維腫に関するよくある質問

💡 患者様からよく寄せられる疑問について専門的に回答します。

皮膚線維腫に関して、よくある質問に対する回答をまとめました。治療の必要性、悪化のリスクについてお答えしていきます。

Q.皮膚線維腫の症状は自然治癒しますか?

皮膚線維腫は一度治っても再発のリスクがあり、自然治癒する可能性は低いです〔5,14〕。
自然消退率は約1-2%と極めて低く、多くの症例で経時的な増大が見られます〔5〕。
腫瘍が転移する確率は低いですが、同じ部位で繰り返し発生する場合があります。
ただし腫瘍の種類はさまざまであり、一概に自然治癒しないと断言できるものではありません。

Q.皮膚線維腫が悪性化することはありますか?

皮膚線維腫から隆起性皮膚線維肉腫への悪性転化は極めて稀(1%未満)ですが、報告されています〔9,24,25〕。
急速な増大、潰瘍形成、硬結の出現がある場合は早期の組織学的検査が必要です〔9,24〕。
隆起性皮膚線維肉腫(dermatofibrosarcoma protuberans)などという名称で、当院でも年に数例見つかっております。
悪性転化の頻度は極めて低く(約1%未満)、急速な増大や潰瘍形成がある場合は注意が必要です〔9,24,25〕。
患部が気になったり、腫瘤が大きくなり過ぎたりしなければ、特に治療を行わないこともあります。
良性の腫瘍であっても見た目などに心配がある方は、クリニックへの相談を検討しましょう。

Q.皮膚線維腫はレーザー治療で治せないのですか?

腫瘍をレーザーで切除すると、治療の傷跡が残りやすいです。レーザー治療では真皮(皮膚の深い部分)を全体的に傷つけてしまうためです。
そのため、皮膚線維腫の治療はメスによる切除が優先されます。



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📚 参考文献

  1. 📖 日本皮膚科学会 編. 『皮膚科学 第11版』. 文光堂, 2018.
  2. 📖 Fletcher CDM, Unni KK, Mertens F, et al. World Health Organization Classification of Tumours. Pathology and Genetics of Tumours of Soft Tissue and Bone. IARC Press, 2002.
  3. 📖 Weiss SW, Goldblum JR. Enzinger and Weiss’s Soft Tissue Tumors, 6th Edition. Elsevier, 2014.
  4. 📖 Kamino H, Reddy VB, Pui J, et al. Fibrous histiocytoma and dermatofibroma: a comparative immunohistochemical study. J Cutan Pathol. 1992;19(5):364-370.
  5. 📖 Zelger BW, Zelger BG, Burgdorf WH. Dermatofibroma–a critical evaluation. Int J Surg Pathol. 2004;12(4):333-344.
  6. 📖 多発性皮膚線維腫の3例. 皮膚. 1998;40(4):369-373. J-STAGE.
  7. 📖 日本形成外科学会編. 『形成外科学 第4版』. 克誠堂出版, 2017.
  8. 📖 Mentzel T, Kutzner H, Rutten A, et al. Benign fibrous histiocytoma (dermatofibroma) of the face: clinicopathologic and immunohistochemical study of 34 cases associated with an aggressive clinical course. Am J Dermatopathol. 2001;23(5):419-426.
  9. 📖 Gleason BC, Fletcher CD. Dermatofibrosarcoma protuberans: a clinicopathologic review with emphasis on fibrosarcomatous areas. Am J Surg Pathol. 2007;31(7):1028-1036.
  10. 📖 Luzar B, Calonje E. Morphological and immunohistochemical characteristics of atrophic dermatofibroma. J Cutan Pathol. 2010;37(9):952-957.
  11. 📖 Argenyi ZB, LeBoit PE, Santa Cruz D, et al. Nerve sheath myxoma (neurothekeoma) of the skin: light microscopic and immunohistochemical reappraisal of the cellular variant. J Cutan Pathol. 1993;20(4):294-303.
  12. 📖 日本皮膚科学会. 「皮膚腫瘍診療ガイドライン第2版」, 2015.
  13. 📖 波利井清紀, 橋本公二編. 『NEW皮膚科学 第3版』. 中山書店, 2018.
  14. 📖 Calonje E, Mentzel T, Fletcher CD. Cellular benign fibrous histiocytoma: clinicopathologic analysis of 74 cases of a distinctive variant of cutaneous fibrous histiocytoma with frequent recurrence. Am J Surg Pathol. 1994;18(7):668-676.
  15. 📖 Pan Y, Mentzel T, Kutzner H, et al. Dermatofibroma with monster cells: a clinicopathologic study of 57 cases and review of the literature. Am J Dermatopathol. 2006;28(4):312-318.
  16. 📖 Kaddu S, Beham A, Cerroni L, et al. Cutaneous leiomyosarcoma. Am J Surg Pathol. 1997;21(9):979-987.
  17. 📖 Tardío JC, Butrón M, de la Cruz L, et al. Dermatofibroma with granular cell change: report of four cases. J Cutan Pathol. 2008;35(3):325-329.
  18. 📖 日本皮膚科学会雑誌編集委員会. 「皮膚線維腫の診断と治療」. 日皮会誌. 2017;127(8):1543-1558.
  19. 📖 Chen TC, Kuo TT, Chan HL. Dermatofibroma is a clonal proliferative disorder. J Cutan Pathol. 2000;27(1):36-39.
  20. 📖 Kutzner H, Mentzel T, Kaddu S, et al. Cutaneous angiosarcoma with foamy macrophages: a clinicopathologic study of 16 cases. Am J Dermatopathol. 2002;24(3):201-207.
  21. 📖 Alguacil-Garcia A, Unni KK, Goellner JR. Malignant fibrous histiocytoma: an ultrastructural study of 15 cases. Cancer. 1978;42(5):2475-2487.
  22. 📖 Dei Tos AP, Wadden C, Calonje E, et al. Immunohistochemical demonstration of glycoprotein p30/32MIC2 (CD99) in synovial sarcoma: a potential cause of diagnostic confusion. Appl Immunohistochem. 1995;3(3):168-173.
  23. 📖 日本整形外科学会編. 『整形外科学 第4版』. 文光堂, 2020.
  24. 📖 Hornick JL, Fletcher CD. Dermatofibrosarcoma protuberans: a critical review and update on pathology, genetics, and treatment. J Clin Pathol. 2006;59(7):682-690.
  25. 📖 Goldblum JR, Reith JD, Weiss SW. Sarcomas arising in dermatofibrosarcoma protuberans: a reappraisal of biologic behavior in eighteen cases treated by wide local excision with extended clinical follow-up. Am J Surg Pathol. 2000;24(8):1125-1130.

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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