PDRNとは?注目の美容成分の効果・施術方法・副作用まで徹底解説

近年、美容業界で大きな注目を集めている成分「PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)」をご存知でしょうか。韓国の美容大国から広まり、日本でも多くの美容クリニックで取り入れられるようになったこの成分は、肌の再生能力を高める効果があるとして、エイジングケアや肌質改善を求める方々から高い支持を得ています。

本記事では、PDRNの基本的な特徴から期待できる効果、美容医療での施術方法、副作用や注意点まで、幅広く解説いたします。美容医療をご検討中の方や、PDRNに興味をお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

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目次

  1. PDRNとは何か
  2. PDRNの作用メカニズム
  3. PDRNとPNの違い
  4. PDRNに期待できる美容効果
  5. PDRN注射(サーモン注射)の施術について
  6. 施術の流れとダウンタイム
  7. PDRNと相性の良い成分・併用施術
  8. 副作用と注意点
  9. PDRNが向いている方・向いていない方
  10. PDRN配合化粧品について
  11. よくあるご質問
  12. まとめ

この記事のポイント

PDRNはサケ由来のDNA断片で、線維芽細胞の活性化によるコラーゲン生成促進・抗炎症作用・創傷治癒促進効果を持つ美容成分。注射(サーモン注射)や化粧品で活用され、ハリ改善・シワ・ニキビ跡に有効だが、魚介類アレルギーや妊娠中の方は施術不可。

🧬 1. PDRNとは何か

PDRNは「Polydeoxyribonucleotide(ポリデオキシリボヌクレオチド)」の略称で、主にサケ(サーモン)の精巣から抽出される低分子量のDNA断片です。

この成分は、もともと医療分野において創傷治療や組織修復の目的で開発された歴史を持ち、ヨーロッパやイタリア、韓国などでは医薬品として認可されています。

PDRNの特筆すべき点は、ヒトのDNAと非常に近い構造を持っているという点です。サケのDNAは人間のDNAと約95%の類似性があるとされており、この高い生体適合性により、体内に取り込まれた際にアレルギー反応や副作用が起こりにくいとされています。

EUや韓国食品医薬品安全処(KFDA)では医薬品として正式に認められており、その安全性と有効性は広く認知されています。

PDRNは、塩基(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)、デオキシリボース(糖)、リン酸から構成されるデオキシリボヌクレオチドが長くつながった分子であり、分子量は50塩基から2,000塩基程度の範囲とされています。この成分自体には有意義な遺伝情報は含まれておらず、DNAそのものというよりも、DNAの断片として体内で様々な生理活性を発揮します。

近年では、その優れた組織再生能力と抗炎症作用が美容分野でも注目されるようになり、肌の若返りやハリ・弾力の改善を目的とした美容医療施術、そしてスキンケア化粧品の成分として幅広く活用されるようになりました。


Q. PDRNとはどのような成分ですか?

PDRNとはポリデオキシリボヌクレオチドの略で、主にサケの精巣から抽出された低分子量のDNA断片です。ヒトのDNAと約95%の類似性を持ち、生体適合性が高くアレルギー反応が起こりにくい特徴があります。EUや韓国KFDAでは医薬品として正式に認可されています。

⚙️ 2. PDRNの作用メカニズム

PDRNが肌に対してどのような効果をもたらすのか、その作用メカニズムについて詳しく見ていきましょう。

🎯 アデノシンA2A受容体の活性化

PDRNの最も重要な作用機序は、体内で分解されると「アデノシンA2A受容体」を活性化するという点です。この受容体の活性化により、以下のような効果が期待されます。

  • 線維芽細胞の活性化:線維芽細胞は肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを産生する重要な細胞です。PDRNがこの細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌にハリと弾力がもたらされます。
  • 血管新生の促進:新しい血管が形成されることで、肌への栄養供給が改善され、肌細胞の代謝が活発になります。これにより、くすみの改善や肌色のトーンアップが期待できます。

🔄 サルベージ回路の活性化

PDRNは、細胞内の「サルベージ回路(救済経路)」を活性化する働きも持っています。サルベージ回路とは、細胞が核酸(DNAやRNAの構成要素)を再利用する代謝経路のことです。

この経路が活性化されることで、ダメージを受けた細胞の修復が促進され、肌のターンオーバーが正常化されます。

🛡️ 抗炎症作用

PDRNには抗炎症作用もあり、炎症性サイトカインの濃度を低下させることが研究で示されています。この作用により、肌の赤みや炎症を抑え、敏感肌やニキビ跡、肌荒れなどの症状改善にも効果が期待できます。

📈 成長因子の分泌促進

PDRNは体内の各種成長因子の分泌を促進する作用を持っています。成長因子は細胞の増殖や分化を調節するタンパク質で、肌の修復や再生に不可欠な役割を果たします。

この作用により、傷の治癒促進やニキビ跡の改善、日焼けによるダメージからの回復などが期待できます。

高桑康太 医師・当院治療責任者

PDRNの作用機序は、従来の美容治療とは根本的に異なります。ヒアルロン酸のように「足りないものを補う」のではなく、肌本来が持つ修復機能を活性化させる点が特徴的です。アデノシンA2A受容体を介した作用により、組織レベルでの改善が期待できるため、より自然で持続的な効果を実感していただけます。


🔬 3. PDRNとPNの違い

美容医療の分野では、PDRNと並んで「PN(ポリヌクレオチド)」という成分もよく耳にします。これらは似た成分ですが、いくつかの重要な違いがあります。

🎣 由来と抽出方法

PDRNもPNも、どちらも主にサケ(サーモン)のDNAから抽出される成分です。しかし、その精製過程と最終的な分子構造に違いがあります。

  • PN:サケの精巣から抽出された高分子量のDNA鎖そのものを指します
  • PDRN:PNに対して酵素処理や超音波処理を行い、さらに小さく分解・精製して不要なタンパク質や脂質などを除去した低分子の化合物です

⚗️ 分子量の違い

両者の最も顕著な違いは分子量です。PNはPDRNよりも分子量が大きく、高純度に精製された製剤として用いられます。この分子量の違いが、効果の持続時間や浸透性に影響を与えます。

  • PDRN:比較的分子量が小さいため、即効性が見られやすい傾向
  • PN:分子量が大きいため、皮膚に長時間とどまりやすく、より高い再生力と長い持続性が期待できる

🏥 美容医療での使い分け

美容クリニックでよく使用されている「リジュラン注射」は、PNを主成分とした製剤です。リジュランは韓国のPharmaResearch社が製造しているスキンブースター注入施術の薬剤で、高濃度のポリヌクレオチドを2%配合しています。

PDRNを主成分とした製剤としては「プラセンテックス」などがあり、こちらは特に細胞の修復や創傷治癒に特化した効果が期待されています。

  • PN製剤(リジュラン):肌のハリや弾力の改善、小じわの改善など、アンチエイジング目的
  • PDRN製剤:ニキビ跡や傷跡の改善、炎症の鎮静などが目的

ただし、実際の施術では患者様の肌状態やお悩みに応じて、医師が最適な製剤を選択いたします。


Q. PDRNとPNの違いは何ですか?

PDRNとPNはどちらもサケのDNA由来ですが、分子量と精製方法が異なります。PNは高分子量のDNA鎖で長時間皮膚にとどまり持続性が高く、PDRNはPNを酵素処理で低分子化した成分で即効性が見られやすい傾向があります。目的や肌状態により使い分けが必要です。

✨ 4. PDRNに期待できる美容効果

PDRNには様々な美容効果が期待できます。ここでは主な効果について詳しく解説いたします。

💪 肌のハリ・弾力の向上

PDRNの最も代表的な効果として、肌のハリと弾力の向上が挙げられます。PDRNは線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、加齢や紫外線ダメージによって失われた肌のハリや弾力を取り戻す効果が期待できます。

コラーゲンは肌の約70%を構成するタンパク質であり、肌の土台を形成しています。エラスチンはコラーゲン繊維を束ねる弾性繊維で、肌の弾力性を担っています。年齢とともにこれらの成分は減少していきますが、PDRNによって産生が促進されることで、たるみやシワの改善が期待できます。

🗣️ 小じわ・シワの改善

PDRNの細胞再生作用により、目元や口元、額などに刻まれた小じわやシワの改善効果も期待できます。肌の弾力が向上し、コラーゲンの密度が高まることで、シワが目立ちにくくなります。

特に、従来のヒアルロン酸注入やボトックス注射では改善が難しかった、目元や眉間、額の細かいシワに対しても効果を発揮するとされています。これは、PDRNが「埋める」のではなく「肌自体を再生させる」アプローチであるためです。

🕳️ 毛穴の引き締め

肌のハリや弾力が向上すると、それに伴って毛穴の開きも目立ちにくくなります。PDRNは肌のキメを整え、皮脂バランスを調整する作用もあるため、過剰な皮脂分泌による毛穴の開きや黒ずみの改善にも効果が期待できます。

💧 保湿力の向上

PDRNには肌のバリア機能を強化し、水分保持力を高める働きもあります。この作用により、乾燥肌の改善やカサつきの軽減、しっとりとした質感の肌を維持することができます。乾燥による小じわの予防にも効果的です。

🌟 肌のトーンアップ・くすみ改善

血行促進作用により、肌細胞への栄養供給が改善されると、健康的な肌色と透明感がもたらされます。また、ターンオーバーの正常化により古い角質が適切に除去され、くすみのない明るい肌色を維持できるようになります。

🎯 ニキビ跡・傷跡の改善

PDRNの創傷治癒促進作用は、ニキビ跡や傷跡の改善にも効果を発揮します。特に赤みを伴うニキビ跡や、1mm程度の陥凹(クレーター)に対して高い改善効果が報告されています。肌の再生を促すことで、なめらかな肌表面を取り戻すサポートをします。

🛡️ 抗炎症・肌荒れ予防

PDRNの抗炎症作用により、肌の赤みや炎症を抑え、敏感肌やアトピー性皮膚炎の症状緩和にも効果が期待できます。外部刺激から肌を守り、肌荒れを予防する働きもあります。


💉 5. PDRN注射(サーモン注射)の施術について

美容クリニックで行われるPDRN関連の施術について詳しく解説いたします。

🐟 サーモン注射(PDRN注射)とは

サーモン注射とは、PDRNを直接肌に注入する施術のことです。サケ由来の成分を使用していることから「サーモン注射」という通称で呼ばれています。韓国を中心に人気を博し、日本でも多くの美容クリニックで取り入れられるようになりました。

サーモン注射は、従来のヒアルロン酸注入やボトックス注射とは異なるアプローチの施術です。

  • ヒアルロン酸:凹んでいる部分に注入物を入れて物理的にシワを持ち上げる手法
  • サーモン注射:肌本来が持つ再生力(自然治癒力)を活性化させ、肌自身がダメージを修復することで美肌・エイジングケア効果を得る施術

🏥 リジュラン注射との違い

リジュラン注射は、PN(ポリヌクレオチド)を主成分とした韓国PharmaResearch社製の製剤を使用した施術です。サーモン注射とリジュラン注射は、どちらもサケのDNA由来成分を使用している点では共通していますが、主成分がPDRNかPNかという違いがあります。

リジュランには複数の種類があり、それぞれ適用部位や目的が異なります。

  • リジュラン(ベーシック/ヒーラー):顔全体の肌質改善、ハリ・弾力の向上、小じわ改善など。1本2ccの注射器にポリヌクレオチドが40mg含有
  • リジュランi(アイ):目元用として開発された製剤。1本1ccにポリヌクレオチドが20mg含有。目の下の小じわやクマ、たるみに集中的にアプローチ
  • リジュランHB:ヒアルロン酸を配合した製剤。痛みを軽減しながら保湿効果も同時に得られる。リドカイン(麻酔成分)配合で施術時の痛みや不快感を軽減
  • リジュランS:粘度が高く瘢痕部分に長くとどまることができるため、ニキビ跡やクレーターなどの瘢痕部分の改善に特化

💎 水光注射との併用

PDRNやPNを含む薬剤は、水光注射という施術方法で肌全体に注入することも可能です。水光注射は、機械を使って薬剤を顔全体に均一かつ微量ずつ注入する施術で、ナチュラルなツヤとハリを得ることができます。

  • 手打ち注射:特定の部位に集中して薬剤を届けることができるため、気になる部分へのピンポイントなアプローチが可能
  • 水光注射:顔全体に均一な注入ができるため、全体的な肌質改善を目指す方に適している

Q. PDRN注射のダウンタイムはどのくらいですか?

PDRN注射のダウンタイムは比較的短く、通常2〜3日程度、長くても1〜2週間ほどで落ち着きます。施術直後は注入部位に膨疹や赤み、まれに内出血が生じることがありますが、いずれも一時的なものです。施術当日から洗顔やメイクが可能な場合がほとんどです。

📋 6. 施術の流れとダウンタイム

実際にPDRN注射やリジュラン注射を受ける場合の施術の流れと、術後のダウンタイムについて解説いたします。

📝 施術の流れ

  1. カウンセリングと診察:医師が患者様の肌状態やお悩みを確認し、PDRN注射の適応があるかどうかを判断します。施術の内容や期待できる効果、リスクについて詳しく説明を受け、ご納得いただいた上で施術日程を決定します。
  2. 洗顔:施術当日はまず洗顔をしていただきます。
  3. 麻酔:施術部位にクリーム麻酔またはテープ麻酔を塗布し、約30分から60分ほど置いて麻酔が効くのを待ちます。
  4. 注入:麻酔が十分に効いたら、医師が直接針を肌に刺してPDRNまたはPN製剤を注入していきます。注入方法は施術内容や目的によって異なりますが、改善したい箇所に数多く細かく注射していく方法が一般的です。施術時間は約15分から30分程度です。
  5. アフターケア:施術後は止血と冷却を行い、鎮静させて終了となります。

施術直後からメイクや洗顔、シャワーが可能な場合がほとんどですが、クリニックの指示に従ってください。

⏰ ダウンタイムについて

PDRN注射・リジュラン注射のダウンタイムは比較的短く、通常2日から3日程度、長くても1週間から2週間程度で落ち着くことがほとんどです。

  • 膨疹:施術直後は、注入部位に小さな膨らみ(膨疹)が多数生じることがあります。これは注入した薬剤による正常な反応であり、薬剤が細胞に浸透するにつれて通常1日から2日程度で消失します。
  • 赤み・腫れ:針を刺した部位には、一時的に赤みや針穴、軽い腫れが生じる場合があります。これらは数時間から数日で自然に消えていきます。
  • 内出血:内出血が生じることもありますが、これは注入時に針が毛細血管を傷つけることが原因です。通常は小範囲で、数日から最大2週間程度で吸収されます。内出血が生じた場合でも、メイクでカバーできる程度であることがほとんどです。
  • 痛み:麻酔を使用しているため施術中の痛みはほぼありません。術後の痛みも軽度で、通常1日から2日でほとんど感じなくなります。

🏠 ダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイム中は、施術部位への刺激や負担を減らすことが大切です。以下の点に注意して過ごしましょう。

  • 施術部位は触らない:過度に触ると針穴から雑菌が入り、感染を起こす可能性があります
  • 激しい運動・長時間入浴・サウナを避ける:血行が促進されると腫れや内出血が悪化する可能性があります
  • アルコールを控える:血流を良くするため、少なくとも施術後数日間は控えることをおすすめします
  • 洗顔・メイクは優しく:施術部位をこすらないよう優しく行ってください
  • 紫外線対策:施術後は肌がデリケートな状態になっているため、日焼け止めを塗るなどの対策を行いましょう

🤝 7. PDRNと相性の良い成分・併用施術

PDRNの効果を最大限に引き出すために、相性の良い成分や併用が効果的な施術について解説いたします。

💊 相性の良い美容成分

ヒアルロン酸は、PDRNと組み合わせることで相乗効果が期待できる代表的な成分です。ヒアルロン酸は優れた保水力を持ち、肌に潤いを与えます。PDRNが細胞の修復を促進し、ヒアルロン酸が肌の水分を保つことで、乾燥によるシワやたるみを改善し、ふっくらとしたハリのある肌を実現できます。

  • レチノール:ターンオーバーを促進し、コラーゲン生成をサポート。PDRNと併用することで、肌の再生がさらに加速
  • ナイアシンアミド:毛穴ケアや肌のバリア機能強化に効果的
  • ビタミンC誘導体:抗酸化作用との相乗効果が期待

🏥 併用が効果的な美容施術

PDRN注射は、他の美容施術と組み合わせることで、より高い効果を得ることができます。

  • フラクショナルレーザー・ダーマペン:皮膚にダメージを与える施術との併用は特に相性が良い。PDRNの創傷治癒促進作用により、施術後の回復を早め、肌の再生をサポート
  • エンディメッドProなどのラジオ波(RF):高周波による肌の引き締め効果と、PDRNによるコラーゲン生成促進効果が相乗的に働く
  • フォトフェイシャルなどの光治療:複合的な肌悩みにアプローチする方法として有効

Q. PDRN注射を受けられない人はどんな人ですか?

PDRN注射はサケ由来成分を使用するため、魚介類アレルギーがある方は施術を受けられない場合があります。また、胎児・乳児への安全性が未確立のため妊娠中・授乳中の方も控える必要があります。自己免疫疾患・重度糖尿病・抗凝固剤服用中の方は事前に医師への相談が必須です。

⚠️ 8. 副作用と注意点

PDRNは安全性の高い成分とされていますが、施術を受ける前に知っておくべき副作用や注意点があります。

😵 一般的な副作用

PDRN注射・リジュラン注射に伴う一般的な副作用として、以下のものが挙げられます。

  • 注射による副作用:赤み、腫れ、内出血、軽い痛みなど(通常は数日から1週間程度で自然に改善)
  • 一時的な膨疹:注入部位に小さな膨らみができることがありますが、通常1日から2日で消失
  • アレルギー反応:まれに起こる可能性があります。PDRNはサケ由来のため、魚や魚卵にアレルギーのある方は注意が必要

🚫 施術を受けられない方

以下に該当する方は、PDRN注射を受けられない、または慎重な判断が必要な場合があります。

  • 魚介類アレルギー:精製過程でアレルギーの原因となるタンパク質はある程度除去されていますが、完全に取り除かれているわけではありません
  • 妊娠中・授乳中の方:胎児や乳児に対する安全性が完全には確立されていないため、施術は控えることをおすすめします
  • 自己免疫疾患や重度の糖尿病など:持病がある方、心臓疾患のある方、金属アレルギーのある方なども事前に医師との十分な相談が必要
  • 抗凝固剤を服用している方:内出血のリスクが高まる可能性があるため、事前に医師に相談してください
  • 施術部位に炎症や感染症がある場合:症状が改善してから施術を行います

📖 施術後の注意点

施術後は、以下の点に注意して過ごしてください。

  • 施術当日のメイクは控え、翌日から開始することをおすすめします
  • 洗顔は当日から可能ですが、施術部位をこすらないよう優しく行ってください
  • 施術後数日間は、激しい運動、長時間の入浴、サウナ、アルコールの摂取は避けてください
  • 紫外線対策を徹底し、日焼け止めを塗るなどの対策を行ってください
  • 異常な腫れや強い痛み、発熱などの症状が現れた場合は、速やかに施術を受けたクリニックに連絡してください

👤 9. PDRNが向いている方・向いていない方

PDRN注射がどのような方に適しているか、またどのような方には向いていないかを整理いたします。

✅ PDRNが向いている方

  • 肌のハリや弾力の低下が気になる方:年齢とともに失われたハリや弾力を取り戻すサポートをします
  • 小じわやシワが気になる方:特に目元や口元、眉間など、従来の注入治療ではアプローチが難しかった部位のシワ改善に期待
  • 肌の乾燥やカサつきに悩んでいる方:肌の保湿力を高め、バリア機能を強化する効果があります
  • 毛穴の開きが気になる方:肌のハリ向上と皮脂バランスの調整効果により、毛穴の目立ちが改善される可能性があります
  • ニキビ跡や傷跡を改善したい方:創傷治癒促進作用により、赤みを伴うニキビ跡や浅い陥凹には高い改善効果が期待
  • 肌のくすみやトーンの不均一が気になる方:血行促進とターンオーバー正常化により、明るく透明感のある肌を目指せます
  • 自然なエイジングケアをしたい方肌自体の再生力を高めるアプローチです

❌ PDRNが向いていない方

  • 魚介類アレルギーがある方:PDRN注射を受けることができない場合があります
  • 妊娠中・授乳中の方:安全性が確立されていないため施術は控えてください
  • 即効性を求める方:PDRNは肌の根本的な改善を促す成分であり、効果の実感までに時間がかかることがあります。通常、施術後2週間から1ヶ月程度で効果が現れ始め、最大の効果は数ヶ月後に得られます
  • 深いシワや顕著なたるみがある方:PDRN単体では十分な改善が難しい場合があります。他の施術との併用や、より適した治療法を医師に相談してください

🧴 10. PDRN配合化粧品について

美容医療の施術だけでなく、PDRN配合のスキンケア化粧品も多く登場しています。ここでは、PDRN化粧品の特徴と効果について解説いたします。

✨ PDRN化粧品の特徴

韓国を中心に、PDRNを配合した美容液やクリーム、フェイスマスクなどが多数発売されています。これらは「塗るサーモン注射」などとも呼ばれ、自宅で手軽にPDRNを取り入れられる方法として人気を集めています。

PDRN化粧品には、濃度を表す「ppm」という単位が表記されていることが多いです。ppmは「parts per million(100万分の1)」の略で、10,000ppmは1%に相当します。製品によって配合濃度は様々ですが、一般的に高濃度の製品ほど効果が期待できるとされています。

💉 注射との効果の違い

PDRN化粧品と注射による施術では、効果に違いがあることを理解しておく必要があります。

  • 注射による施術:PDRNを直接肌の真皮層に届けることができるため、より高い効果が期待できます。物理的に肌内部へ薬剤を届けるため、コスメのように「届かない」「効果が感じにくい」といったことがありません
  • 化粧品:肌のバリア機能により真皮層まで浸透することは難しく、医療用製剤と比較すると含有量も少なく、効果は限定的である可能性があります

ただし、PDRN化粧品にも肌のキメを整えたり、保湿効果を高めたり、肌荒れを予防したりする効果は期待できます。毎日継続して使用することで、肌のコンディションを整えるサポートになります。

🔍 化粧品を選ぶ際のポイント

PDRN配合化粧品を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • PDRNの配合濃度:高濃度の製品の方がより効果が期待できる傾向
  • 由来の確認:サーモン由来か植物由来か。魚介類アレルギーがある方は、高麗人参などから抽出された植物由来のPDRN配合製品を選ぶと安心
  • 他の美容成分との組み合わせ:ヒアルロン酸やレチノール、ナイアシンアミドなど、相性の良い成分が配合されている製品は相乗効果が期待
  • 信頼できるメーカー:使用前にパッチテストを行うことをおすすめします

📖 化粧品の使用方法

PDRN配合の美容液は、通常のスキンケアの順序で使用します。

  1. 洗顔後、化粧水で肌を整える
  2. PDRN美容液を適量手に取って顔全体に優しく馴染ませる
  3. 最後に乳液やクリームで保湿

朝晩1日2回の継続使用が推奨されています。PDRNは肌の根本的な機能改善を目指す成分のため、即効性よりも継続性が大切です。効果を実感するまでに2週間から4週間程度かかることが多いため、短期間で判断せず継続することをおすすめします。


📖 化粧品の使用方法

❓ 11. よくあるご質問

PDRN注射に関してよくいただくご質問にお答えいたします。

Q. PDRN注射の効果はいつから実感できますか?

施術後、肌の潤いやハリ感は比較的早い段階で実感される方が多いです。通常、施術後1週間から1ヶ月程度で効果が現れ始め、2回目、3回目と回数を重ねるごとに効果が高まります。最大の効果は施術後3ヶ月から6ヶ月程度で得られ、その後も半年から1年程度持続するとされています。ただし、効果の現れ方には個人差があります。

Q. 何回くらい施術を受ける必要がありますか?

一般的に、2週間から3週間ごとに3回から4回(1クール)の施術が推奨されています。1クールの施術で半年程度効果が持続するとされ、その後は効果を維持するために半年から1年ごとにメンテナンス施術を受けることをおすすめします。

Q. 痛みはありますか?

施術前にクリーム麻酔やテープ麻酔を使用するため、注入時の痛みはほとんどありません。痛みの感じ方には個人差がありますが、つねられるような軽い痛みを感じる程度という方が多いです。痛みが心配な方は、リドカイン(麻酔成分)配合の製剤を使用することも可能ですので、医師にご相談ください。

❔ Q. 他の施術と同日に受けることはできますか?

施術内容によっては、同日に他の施術と組み合わせることも可能です。フラクショナルレーザーやダーマペンなどとの併用は相性が良く、効果を高めることができます。ただし、施術の組み合わせについては医師の判断が必要ですので、カウンセリング時に

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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