ワキガや多汗症でお悩みの方にとって、切らずに治療できるミラドライは魅力的な選択肢です。大阪には多くの美容クリニックがあり、ミラドライを提供している医療機関も数多く存在します。しかし、どのクリニックを選べばよいのか、本当に効果があるのか、料金はどのくらいかかるのかなど、不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ミラドライの仕組みや効果、大阪でクリニックを選ぶ際のポイント、料金相場、施術の流れなどを詳しく解説します。ミラドライ治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

目次
- ミラドライとは?基本的な仕組みと特徴
- ミラドライの効果と持続期間
- ミラドライのメリット・デメリット
- 大阪でミラドライを受けられるクリニックの特徴
- 大阪でクリニックを選ぶ際のポイント
- ミラドライの料金相場と費用の内訳
- ミラドライの施術の流れ
- ミラドライのダウンタイムと術後の経過
- ミラドライの副作用とリスク
- ミラドライと他の治療法との比較
- ミラドライが向いている人・向いていない人
- よくある質問
- まとめ
🔬 ミラドライとは?基本的な仕組みと特徴
ミラドライは、アメリカのMiramar Labs社が開発したワキガ・多汗症治療機器です。2012年にアメリカFDA(食品医薬品局)の承認を受け、日本では2018年に厚生労働省の薬事承認を取得しています。マイクロ波(電磁波)を利用して、ワキの汗腺を破壊することで、発汗やニオイを抑制する治療法です。
⚡ マイクロ波による汗腺破壊の仕組み
ミラドライは、周波数5.8GHzのマイクロ波を皮膚の上から照射します。マイクロ波は水分に吸収されやすい性質があり、汗腺に含まれる水分に反応して熱エネルギーを発生させます。この熱によって汗腺の組織が破壊され、汗やニオイの分泌が抑制されます。
ワキには主に2種類の汗腺が存在します:
- エクリン汗腺:体温調節のために全身に分布し、主に水分と塩分からなる汗を分泌
- アポクリン汗腺:ワキや陰部などに限定的に存在し、タンパク質や脂質を含む汗を分泌
このアポクリン汗腺から出る汗が皮膚の常在菌によって分解されることで、ワキガ特有のニオイが発生します。
ミラドライはこれらの汗腺が集中している皮下2〜3mmの層に的確にエネルギーを届けることで、効率的に汗腺を破壊します。同時に、皮膚表面を冷却するハイドロセラミック・クーリングシステムを搭載しており、表皮へのダメージを最小限に抑えながら治療を行うことができます。
📋 ミラドライの適応症状
ミラドライは以下の症状に対して効果が期待できます:
- 原発性腋窩多汗症:特定の原因なくワキに過剰な発汗が起こる症状
- 腋臭症(ワキガ):アポクリン汗腺から分泌される汗が原因で発生する特有のニオイ
原発性腋窩多汗症は、日常生活に支障をきたすほどの大量の汗に悩まされている方が対象となります。ミラドライはこれらの症状に対して、切開することなく治療できる点が大きな特徴です。
📈 ミラドライの効果と持続期間
ミラドライ治療を検討する際、多くの方が気になるのが効果の程度と持続期間です。臨床試験のデータや実際の治療結果をもとに解説します。
💧 発汗抑制効果
ミラドライの臨床試験では、治療後1年経過時点で平均82%の発汗量減少が報告されています。多くの患者様が1回の治療で満足のいく効果を実感されていますが、個人差があるため、一部の方では2回目の治療を検討されるケースもあります。
治療直後から効果を実感される方も多いですが、最終的な効果が安定するまでには約3ヶ月程度かかるとされています。これは、破壊された汗腺の組織が完全に吸収されるまでに時間を要するためです。
👃 ニオイに対する効果
ワキガの原因となるアポクリン汗腺も同時に破壊されるため、ニオイの軽減効果も期待できます。発汗量の減少に伴い、ニオイの発生自体が抑えられるとともに、アポクリン汗腺の破壊によってワキガ臭の原因物質の分泌も減少します。
ただし、ニオイの感じ方には個人差があり、また周囲の方との関係性や心理的な要因も影響するため、効果の実感には個人差があることを理解しておく必要があります。
⏰ 効果の持続期間
ミラドライで破壊された汗腺は再生しないとされており、効果は半永久的に持続すると考えられています。一度破壊された汗腺の組織は体内に吸収され、新たに再生することはありません。そのため、手術による汗腺除去と同様の持続効果が期待できます。
ただし、治療で破壊しきれなかった汗腺からは引き続き発汗があるため、100%の発汗停止を期待することは難しいです。また、経年変化として若干の汗腺機能の回復が見られるケースもありますが、大幅な効果の減少は一般的ではありません。
⚖️ ミラドライのメリット・デメリット
ミラドライ治療を選択する際には、メリットとデメリットの両方を理解することが重要です。他の治療法と比較しながら、ご自身に適した治療かどうかを判断しましょう。
✅ ミラドライのメリット
- 切開不要の非侵襲的治療:皮膚の上からマイクロ波を照射するだけで治療が完了
- 傷跡が残らない:切開を伴わないため、見た目への影響がない
- ダウンタイムが短い:治療当日から日常生活に復帰可能
- 長期的効果:1回の治療で半永久的な効果が期待できる
- 厚生労働省承認機器:安全性と有効性が公的に認められている
切開不要の非侵襲的治療であることが最大のメリットです。従来の手術療法では皮膚を切開して汗腺を除去する必要がありましたが、ミラドライでは皮膚の上からマイクロ波を照射するだけで治療が完了します。そのため、傷跡が残らず、感染症などの手術合併症のリスクも大幅に軽減されます。
ダウンタイムが短いことも重要なポイントです。手術の場合は数日から1週間程度の安静が必要ですが、ミラドライでは治療当日から日常生活に復帰できます。翌日から仕事や学校に通うことも可能で、長期の休暇を取る必要がありません。
❌ ミラドライのデメリット
- 高額な治療費:保険適用外のため30万円から50万円程度の費用
- 治療後の腫れや痛み:数日から数週間続くことがある
- 効果の個人差:1回の治療では十分な効果が得られないケースも
- 適用部位の限定:ワキ以外の部位には使用できない
保険適用外の自由診療であるため、費用が高額になることがデメリットとして挙げられます。一般的に30万円から50万円程度の費用がかかり、経済的な負担は決して小さくありません。
治療後の腫れや痛みが数日から数週間続くことがあります。局所麻酔を使用するため治療中の痛みは軽減されますが、治療後にはワキの腫れや違和感が生じます。激しい運動や重い物を持つ動作は、しばらく控える必要があります。
🏢 大阪でミラドライを受けられるクリニックの特徴
大阪は西日本最大の都市として、多くの美容クリニックが集中しています。ミラドライ治療を提供するクリニックも数多く存在し、患者様にとっては選択肢が豊富にある一方で、どのクリニックを選べばよいか迷われる方も多いでしょう。
🚉 大阪の主要エリアとアクセス
大阪でミラドライを提供しているクリニックは、主に梅田、心斎橋、難波などの主要ターミナル駅周辺に集中しています。これらのエリアは電車でのアクセスが便利で、府内各地や近隣府県からも通院しやすい立地にあります。
- 梅田エリア:JR大阪駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄御堂筋線梅田駅など複数の路線が乗り入れ
- 心斎橋エリア:御堂筋線心斎橋駅を中心に、高級感のあるクリニックが多く立地
- 難波エリア:南海難波駅、近鉄難波駅、地下鉄なんば駅など多くの路線が利用可能
🏥 大阪のクリニックの傾向
大阪には全国展開する大手美容クリニックチェーンの支店が多く存在します。これらのクリニックは豊富な症例数と標準化された治療プロトコルを持っており、安定した品質の治療を受けられることが期待できます。
一方で、地域密着型の個人クリニックも数多くあります。こうしたクリニックでは、院長が直接カウンセリングから治療まで一貫して担当してくれることが多く、きめ細やかな対応が期待できます。
大阪は価格競争が激しいエリアでもあり、キャンペーン価格や割引プランを提供しているクリニックも少なくありません。ただし、価格だけで判断するのではなく、医師の経験や施術内容、アフターケアの充実度なども含めて総合的に判断することが重要です。
🎯 大阪でクリニックを選ぶ際のポイント
ミラドライは医療行為であり、クリニック選びは治療結果に大きく影響します。大阪で信頼できるクリニックを選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。
👨⚕️ 医師の経験と専門性
ミラドライ治療の経験が豊富な医師が在籍しているかどうかは、最も重要なポイントです。治療効果は医師の技術や経験に左右される部分が大きく、照射の強度や範囲、麻酔の方法などは医師の判断によって調整されます。
クリニックのホームページで確認すべき項目:
- 医師のプロフィールや経歴
- ミラドライの症例数
- 形成外科専門医や皮膚科専門医の資格
💬 カウンセリングの質
無料カウンセリングを実施しているクリニックも多いので、実際に足を運んで雰囲気を確認することをおすすめします。カウンセリングでは、ご自身の症状や希望を丁寧に聞いてもらえるか、治療内容やリスクについて分かりやすく説明してもらえるかをチェックしましょう。
チェックポイント:
- 押し売りのような強引な勧誘がないか
- 質問に対して誠実に回答してもらえるか
- 不安や疑問を解消できるか
💰 料金体系の透明性
ミラドライの料金は、基本料金のみで済む場合と、麻酔代や消耗品代、アフターケア費用などが別途必要な場合があります。総額でいくらかかるのかを明確に提示してもらえるクリニックを選びましょう。
極端に安い料金を提示しているクリニックには注意が必要です。照射範囲が狭い、使用するチップが少ない、アフターケアが不十分など、何らかの理由で料金が抑えられている可能性があります。
🩺 アフターケア体制
ミラドライ治療後には、腫れや痛みなどの症状が現れることがあります。こうした症状に対して適切に対応してもらえるアフターケア体制が整っているかを確認しましょう。
確認事項:
- 治療後の経過観察のための診察が無料で受けられるか
- 緊急時の連絡先が明確か
- 再治療が必要な場合の保証制度があるか
📝 口コミや評判
インターネット上の口コミサイトやSNSで、実際に治療を受けた方の感想を確認することも参考になります。ただし、口コミはあくまで個人の主観的な意見であり、すべてを鵜呑みにすることは避けましょう。極端に良い評価や悪い評価には注意が必要です。
可能であれば、実際に治療を受けた知人や友人から直接話を聞くことが最も信頼できる情報源となります。
💵 ミラドライの料金相場と費用の内訳
ミラドライは保険適用外の自由診療であるため、クリニックによって料金設定が異なります。大阪での料金相場と費用の内訳について解説します。
📊 大阪での料金相場
大阪でのミラドライ治療の料金相場は、おおよそ25万円から45万円程度です。クリニックによって料金設定に幅があり、全国展開の大手クリニックでは比較的統一された料金設定がなされている一方、個人クリニックでは独自の料金体系を設けているところもあります。
キャンペーン価格や期間限定の割引を実施しているクリニックもありますが、通常価格との差額が大きい場合は、なぜその価格で提供できるのかを確認することをおすすめします。
🧾 費用の内訳
ミラドライの費用には、以下のような項目が含まれることが一般的です:
- 治療費本体:ミラドライ機器の使用料と医師の技術料
- 麻酔代:局所麻酔を行うための費用
- 初診料・カウンセリング料:初回の診察やカウンセリングにかかる費用
- アフターケア費用:治療後の経過観察や処方薬にかかる費用
使用するチップの数や照射範囲によって料金が変動することがあります。一般的に両ワキで1〜2枚のチップを使用します。
➕ 追加費用の可能性
2回目の治療が必要になった場合、追加の費用が発生します。多くのクリニックでは2回目の治療を割引価格で提供していますが、料金設定はクリニックによって異なります。
また、治療後に合併症が生じた場合の追加治療費用についても、事前に確認しておくことをおすすめします。
💳 支払い方法
多くのクリニックでは、以下の支払い方法に対応しています:
- 現金払い
- クレジットカード払い
- 医療ローン
高額な治療費を一括で支払うことが難しい場合は、分割払いの利用を検討することもできます。医療ローンを利用する場合は、金利や返済期間についても確認しておきましょう。
🔄 ミラドライの施術の流れ
ミラドライ治療を受ける際の一般的な流れを解説します。クリニックによって多少の違いはありますが、基本的な流れは共通しています。
🩺 カウンセリング・診察
まず、医師による診察とカウンセリングが行われます。ワキガや多汗症の症状の程度を確認し、ミラドライ治療が適しているかどうかを判断します。
確認される項目:
- 既往歴や服用中の薬
- アレルギーの有無
- 症状の程度と悩みの内容
治療内容やリスク、期待できる効果について説明を受け、疑問点があればこの段階で解消しておきましょう。治療を受けることを決めた場合、同意書に署名します。
✂️ 治療前の準備
治療当日は、ワキ毛の処理が必要です。治療の3〜4日前にシェーバーでワキ毛を剃っておくことが推奨されます。毛抜きでの処理は避け、剃刀やシェーバーを使用しましょう。
準備事項:
- ワキの皮膚を清潔にする
- デオドラント剤などは使用しない
- テンプレート(転写シート)を使用してマーキングを行う
💉 麻酔
治療部位に局所麻酔を注射します。片側のワキに対して複数回の注射を行い、治療部位全体を麻酔します。注射の際に多少の痛みを感じますが、麻酔が効いた後は治療中の痛みはほとんどありません。
麻酔が十分に効くまで15〜20分程度待機します。
⚡ ミラドライ照射
ミラドライのハンドピースをワキに当て、マイクロ波を照射します。ハンドピースは皮膚に吸着し、マイクロ波を照射すると同時に冷却を行います。
照射時間:
- 片側のワキ:20〜30分程度
- 両ワキ:40〜60分程度
照射中は軽い圧迫感や温かさを感じることがありますが、痛みはほとんどありません。
❄️ 治療後の処置
照射終了後、治療部位を冷却します。アイスパックなどで15〜20分程度冷やすことで、腫れや痛みの軽減を図ります。
治療後の注意事項や経過観察の予定について説明を受け、必要に応じて鎮痛剤や消炎剤が処方されます。
⏰ 所要時間
カウンセリングから治療終了まで、全体で2〜3時間程度を見込んでおくとよいでしょう。治療自体は1時間程度ですが、麻酔の待機時間や治療後の冷却時間を含めると、ある程度の時間が必要です。
📅 ミラドライのダウンタイムと術後の経過
ミラドライは切開を伴わない治療ですが、まったくダウンタイムがないわけではありません。治療後に起こりうる症状と経過について解説します。
📍 治療直後〜数日間
治療直後から数日間は、ワキの腫れが目立ちます。腫れのピークは治療後2〜3日目で、その後徐々に引いていきます。腫れによって腕を完全に下ろしにくいと感じることがありますが、日常生活に大きな支障が出るほどではありません。
主な症状:
- 痛み:治療当日から翌日にかけて強く感じることがある
- 腫れ:2〜3日目がピーク
- 赤みや内出血:1〜2週間程度で自然に消失
処方された鎮痛剤を服用することで、痛みを軽減できます。痛みは通常、数日で落ち着きます。
📊 1週間〜2週間
腫れは1週間程度で大幅に改善しますが、完全に消失するまでには2〜4週間程度かかることがあります。この期間、ワキに違和感やしこりを感じることがありますが、これは正常な経過です。
注意事項:
- 激しい運動を避ける(約1週間)
- 腕を大きく動かすスポーツは控える
- 重い物を持つ作業は控える
- 日常的な動作や軽い家事は治療翌日から可能
📈 1ヶ月〜3ヶ月
腫れやしこりは徐々に消失し、1ヶ月程度で目立たなくなります。ただし、皮膚の下に硬さを感じることがあり、完全に柔らかくなるまでには3ヶ月程度かかることもあります。
治療効果は治療直後から実感できますが、最終的な効果が安定するのは約3ヶ月後です。この頃には、発汗量やニオイの減少が明確に感じられるようになります。
🏃 日常生活への復帰
仕事や学校への復帰は、デスクワークなどの軽作業であれば翌日から可能です。肉体労働や腕を使う作業は1週間程度控えることが望ましいです。
生活上の注意点:
- 入浴:治療当日から可能だが、患部をこすらない
- サウナや激しい運動:1週間程度避ける
- デオドラント剤:治療部位への使用は数日控える
⚠️ ミラドライの副作用とリスク
ミラドライは安全性の高い治療法ですが、副作用やリスクが全くないわけではありません。治療を受ける前に、起こりうる副作用について理解しておくことが大切です。
😷 一般的な副作用
ほとんどの患者様に見られる副作用として、以下があります:
- 腫れ:治療後2〜3日がピーク
- 痛み:数日から1週間程度
- 赤み:1〜2週間程度
- 内出血:1〜2週間程度で自然消失
これらは一時的なもので、通常は1〜2週間で改善します。
治療部位のしこりや硬さは、数週間から数ヶ月続くことがあります。これは破壊された汗腺組織が吸収される過程で生じるもので、自然に改善します。
一時的な感覚の変化(しびれや過敏)が生じることがあります。皮膚の感覚神経が一時的に影響を受けるためで、多くの場合は数週間から数ヶ月で正常に戻ります。
🔍 まれな副作用
まれに、代償性発汗が報告されることがあります。ワキの発汗が減少した代わりに、背中や胸など他の部位からの発汗が増加する現象です。発生頻度は低いですが、起こりうるリスクとして認識しておく必要があります。
その他のまれな副作用:
- 腕のむくみ
- ワキの可動域制限(一時的)
- 感染症(非常に低いリスク)
治療後に発熱や強い痛み、膿の排出などがあれば、すぐにクリニックに連絡しましょう。
📉 効果に関するリスク
1回の治療で十分な効果が得られない場合があります。特に重度のワキガや多汗症の場合、2回目の治療を検討する必要が生じることがあります。
また、効果の程度には個人差があり、完全に汗やニオイがなくなることを保証するものではありません。治療前にこれらの点について十分に説明を受け、現実的な期待を持って治療に臨むことが重要です。
⚖️ ミラドライと他の治療法との比較
ワキガ・多汗症の治療法は複数あり、それぞれに特徴があります。ミラドライと他の治療法を比較し、ご自身に適した治療法を選ぶ参考にしてください。
💉 ボトックス注射との比較
ボトックス注射は、ボツリヌストキシンをワキに注射することで発汗を抑制する治療法です。
| 項目 | ミラドライ | ボトックス注射 |
|---|---|---|
| 効果持続期間 | 半永久的 | 4〜6ヶ月 |
| 保険適用 | なし | 条件により可能 |
| ニオイへの効果 | あり | 限定的 |
| ダウンタイム | 数日〜2週間 | ほぼなし |
ボトックス注射は保険適用が可能な場合もあり(重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合)、費用面でのメリットがあります。ただし、効果の持続期間が短く、定期的な再治療が必要です。長期的に見ると、ミラドライの方がコストパフォーマンスに優れる場合があります。
🔪 外科手術(剪除法)との比較
剪除法は、ワキの皮膚を切開して直接汗腺を除去する手術です。
| 項目 | ミラドライ | 剪除法 |
|---|---|---|
| 傷跡 | なし | あり |
| ダウンタイム | 短い | 長い(1〜2週間) |
| 保険適用 | なし | 可能 |
| 合併症リスク | 低い | やや高い |
剪除法は保険適用が可能で、確実に汗腺を除去できるため効果は高いとされています。しかし、切開を伴うため傷跡が残り、ダウンタイムも長くなります。皮膚壊死や血腫などの合併症リスクもあります。
🌀 吸引法(超音波吸引法)との比較
吸引法は、小さな切開から管を挿入し、汗腺を吸引除去する方法です。剪除法に比べて傷跡が小さく、ダウンタイムも短めです。
ただし、直視下で汗腺を除去する剪除法に比べると、汗腺の除去が不完全になる可能性があります。ミラドライと比較すると、やはり切開を伴う点がデメリットとなります。
✅ 治療法選択のポイント
治療法の選択は、以下の要因を総合的に考慮して決定します:
- 症状の程度
- 費用
- ダウンタイムの許容度
- 傷跡への抵抗感
軽度の症状であればボトックス注射から始め、効果が不十分であればミラドライを検討するという段階的なアプローチも一つの方法です。
👥 ミラドライが向いている人・向いていない人
ミラドライは優れた治療法ですが、すべての方に適しているわけではありません。ミラドライが向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
✅ ミラドライが向いている人
以下のような方はミラドライに適しています:
- 長期的な効果を求める方:1回の治療で半永久的効果を希望
- 手術による傷跡を避けたい方:切開を伴わない治療を希望
- 長期間休めない方:短いダウンタイムを重視
- 中程度〜重度の症状の方:セルフケアでは対処しきれない
- 定期的な再治療を避けたい方:ボトックス注射の繰り返しを避けたい
ワキの発汗やニオイに悩んでいて、長期的な効果を求める方はミラドライに適しています。ボトックス注射のような定期的な再治療を避けたい方にとって、1回の治療で長期間効果が持続するミラドライは魅力的な選択肢です。
❌ ミラドライが向いていない人
以下の方はミラドライ治療を受けられない、または慎重な判断が必要です:
- 心臓ペースメーカー使用者:マイクロ波の影響で治療不可
- 妊娠中・授乳中の方:安全性が確立されていない
- 重度の皮膚疾患がある方:治療効果が得られにくい
- 局所麻酔アレルギーの方:代替方法の検討が必要
- 軽度の症状の方:デオドラント剤で十分コントロール可能
心臓ペースメーカーを使用している方は、マイクロ波がペースメーカーに影響を与える可能性があるため、ミラドライ治療を受けることができません。
妊娠中または授乳中の方は、安全性が確立されていないため、治療を延期することが推奨されます。
🎂 年齢制限について
ミラドライは成長期の汗腺発達が完了した後に行うことが推奨されます。
年齢の目安:
- 女性:16歳以上
- 男性:18歳以上
個人差があるため医師の判断が必要です。未成年の場合は、保護者の同意が必要となります。

❓ よくある質問
治療前に局所麻酔を行うため、治療中の痛みはほとんどありません。麻酔注射の際に針を刺す痛みがありますが、細い針を使用するため我慢できる程度です。治療後は鎮痛剤を服用することで痛みをコントロールできます。痛みのピークは治療当日から翌日で、数日で落ち着くのが一般的です。
多くの方が1回の治療で満足のいく効果を実感されています。臨床試験では、1回の治療で平均82%の発汗減少が報告されています。ただし効果には個人差があり、重度の症状の場合は2回目の治療を検討されることもあります。2回目の治療は初回から3ヶ月以上間隔をあけて行います。
ミラドライは保険適用外の自由診療です。そのため、全額自己負担となります。費用はクリニックによって異なりますが、大阪での相場は25万円から45万円程度です。医療ローンを利用できるクリニックも多いので、支払い方法については事前に確認しましょう。
デスクワークなどの軽作業であれば、治療翌日から復帰可能です。ただし、腕を大きく動かす作業や重い物を持つ仕事は、1週間程度控えることが推奨されます。腫れは数日続きますが、衣服で隠れる部位なので見た目への影響は少ないです。
ミラドライはマイクロ波によって汗腺を破壊する際に、毛包にもダメージを与えることがあります。そのため、治療後にワキ毛が減少する脱毛効果が見られることがあります。ただし、これは副次的な効果であり、脱毛を主目的とする場合はレーザー脱毛などの専門治療を検討されることをおすすめします。
代償性発汗(ワキ以外の部位からの発汗増加)が報告されることはありますが、発生頻度は外科手術に比べて低いとされています。ミラドライは汗腺を部分的に破壊するため、体温調節機能への影響が比較的少ないことが理由と考えられています。ただし、個人差があるため、リスクについては事前に医師から説明を受けてください。
📝 まとめ
ミラドライは、ワキガや多汗症に悩む方にとって、切らずに治療できる画期的な選択肢です。マイクロ波によって汗腺を破壊し、1回の治療で長期的な効果が期待できます。
大阪には多くのクリニックがミラドライ治療を提供しており、選択肢は豊富にあります。クリニック選びの際は、以下のポイントを総合的に判断することが重要です:
- 医師の経験や専門性
- カウンセリングの質
- 料金体系の透明性
- アフターケア体制
価格だけで判断するのではなく、信頼できるクリニックで治療を受けることが、満足のいく結果につながります。
治療を検討されている方は、まずは複数のクリニックでカウンセリングを受け、ご自身の症状や希望に合った治療計画を立てることをおすすめします。ワキガや多汗症の悩みから解放され、自信を持った日常生活を送れるよう、適切な治療法を選択してください。
📚 参考文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
ミラドライは厚生労働省の承認を受けた治療機器であり、安全性と有効性が公的に認められています。1回の治療で長期的な効果が期待できるため、定期的な再治療の負担がないことは患者様にとって大きなメリットです。ただし、効果には個人差があるため、カウンセリングでしっかりと症状を評価し、適切な治療計画を立てることが重要です。