はじめに:「一生治らない」という不安について
「コンジローマは一生治らないのでしょうか?」
この質問は、尖圭コンジローマと診断された方や、パートナーがコンジローマになった方から、よくいただく不安の声です。インターネットで検索すると「完治しない」「再発を繰り返す」といった情報が目に入り、大きな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、コンジローマの症状(イボ)は適切な治療によって取り除くことができます。ただし、原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は体内に残る可能性があり、ここに「一生治らない」という誤解が生まれているのです。
この記事では、尖圭コンジローマについての正しい知識と、治療方法、そして日常生活での注意点について、医学的根拠に基づいて分かりやすく解説していきます。不安を抱えている方が、正しい情報を得て前向きに治療に取り組めるよう、丁寧にご説明します。

尖圭コンジローマとは
基本的な病気の特徴
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる性感染症の一つです。主にHPV6型と11型という、比較的低リスク型のHPVが原因となります。
性器や肛門周囲に、カリフラワー状やニワトリのトサカ状の小さなイボ(丘疹)ができるのが特徴です。イボの色は皮膚色から薄いピンク色、茶色まで様々で、大きさも数ミリから数センチまで個人差があります。
厚生労働省の性感染症に関する情報によると、日本国内での正確な患者数は把握されていませんが、性活動が活発な年齢層を中心に多くの方が罹患していると考えられています。
感染経路
尖圭コンジローマは主に性的接触によって感染します。具体的には以下のような経路があります:
- 性交渉による感染: 最も一般的な感染経路です
- オーラルセックスによる感染: 口腔内にできることもあります
- スキンシップによる感染: 極めて稀ですが、皮膚と皮膚の密接な接触で感染する可能性があります
感染してから症状が現れるまでの期間(潜伏期間)は、通常3週間から8ヶ月程度とされていますが、数年後に発症するケースもあります。この長い潜伏期間が、感染源の特定を難しくしている一因となっています。
HPVについて理解する
ヒトパピローマウイルス(HPV)には100種類以上の型があり、それぞれ異なる特徴を持っています。大きく分けると:
低リスク型HPV(尖圭コンジローマの原因)
- HPV6型、11型など
- 良性のイボを作る
- がん化のリスクは極めて低い
高リスク型HPV(子宮頸がんなどの原因)
- HPV16型、18型など
- がん化のリスクがある
- 尖圭コンジローマとは別の病態
国立感染症研究所の情報によると、性的に活発な女性の50~80%が一生のうちに一度はHPVに感染するとされており、HPV感染自体は決して珍しいことではありません。
「一生治らない」という誤解の真実
ウイルスと症状は別物
「コンジローマは一生治らない」という表現は、正確ではありません。ここには大きな誤解があります。
症状(イボ)について
- 適切な治療により、イボは除去できます
- 見た目上は完全に治った状態になります
- 日常生活への影響はなくなります
ウイルスについて
- HPVは体内に残る可能性があります
- ただし、多くの場合、免疫によって自然に排除されます
- ウイルスが残っていても症状が出ないことも多いです
つまり、「治療によって症状は解消できる」が正しい理解です。「一生治らない」と言われる理由は、ウイルスが体内に残る可能性があることと、再発のリスクがあることを指しています。
HPVの自然排除について
実は、多くの場合、HPVは免疫システムによって自然に排除されます。
研究によると:
- 感染後1年以内に約70%の方でウイルスが検出されなくなります
- 2年以内では約90%の方でウイルスが排除されます
- 若くて免疫力が正常な方ほど、排除されやすい傾向があります
これは、体の免疫システムがウイルスを認識し、攻撃することで達成されます。ただし、免疫力が低下している場合や、高齢の場合は、ウイルスの排除に時間がかかることがあります。
完治の定義
医学的な「完治」をどう定義するかによって、答えは変わってきます。
臨床的完治(症状の完治)
- イボが完全に消失した状態
- これは治療によって達成可能です
- 日常生活に支障はありません
ウイルス学的完治(ウイルスの完全排除)
- 体内からHPVが完全に消失した状態
- 確認が技術的に困難です
- 免疫によって自然に達成されることが多いです
多くの医療機関では、症状が消失し、3~6ヶ月間再発がなければ「治癒」と判断します。これは実用的な観点から、患者さんの生活の質を考慮した判断基準です。
尖圭コンジローマの治療方法
治療の基本方針
尖圭コンジローマの治療の目的は、以下の通りです:
- 目に見えるイボを除去する
- 症状を改善し、生活の質を向上させる
- パートナーへの感染リスクを減らす
- 患者さんの心理的負担を軽減する
日本性感染症学会のガイドラインでは、患者さんの状態やイボの数・大きさに応じて、適切な治療法を選択することが推奨されています。
主な治療方法
1. 外科的治療
液体窒素凍結療法
- イボを超低温(-196℃)で凍結させて壊死させる方法
- 最も一般的な治療法の一つ
- 外来で実施可能
- 1~2週間ごとに数回の治療が必要
- 痛みを伴うことがありますが、麻酔なしで可能
- 治療後に一時的な水疱や痛みが生じることがあります
電気焼灼法
- 電気メスでイボを焼き切る方法
- 局所麻酔が必要
- イボが大きい場合や数が多い場合に適しています
- 1回の治療で広範囲の処置が可能
- 治療後の痛みや出血のリスクがあります
外科的切除
- メスや鋏でイボを切除する方法
- 局所麻酔下で実施
- 大きなイボや茎のあるイボに適しています
- 比較的短時間で治療が完了
- 切除部位の止血と縫合が必要な場合があります
レーザー治療
- CO2レーザーなどでイボを蒸散させる方法
- 局所麻酔または全身麻酔下で実施
- 精密な治療が可能
- 広範囲のイボにも対応可能
- 保険適用外の場合があります
2. 薬物療法
イミキモドクリーム(ベセルナクリーム®)
- 免疫を活性化させる塗り薬
- 患者さん自身が自宅で塗布できます
- 週3回、就寝前に患部に塗布し、翌朝洗い流します
- 治療期間は最大16週間
- 副作用として、塗布部位の赤み、びらん、痛みなどが起こることがあります
- 女性の外陰部や男性の亀頭部のイボに使用可能
- 肛門周囲や尿道内のイボには使用できません
この治療法の利点は:
- 通院回数が少なくて済む
- 自宅で治療できる
- 再発率が比較的低い
- 傷跡が残りにくい
ポドフィロトキシン(コンディロックス®)
- イボの細胞分裂を阻害する塗り薬
- 患者さん自身が塗布します
- 1日2回、3日間連続で塗布し、4日間休薬するサイクルを繰り返します
- 最大4週間使用可能
- 正常な皮膚につかないよう注意が必要
- 妊娠中は使用できません
治療法の選択
治療法は以下の要因を考慮して選択します:
- イボの大きさと数
- イボの発生部位
- 患者さんの希望
- 過去の治療歴
- 妊娠の有無
- コストと通院の負担
小さなイボが少数の場合は、凍結療法や薬物療法が第一選択となることが多いです。一方、大きなイボや多数のイボがある場合は、外科的切除やレーザー治療が推奨されます。
治療期間と経過
治療期間は個人差がありますが、一般的には:
- 凍結療法: 2~8週間(複数回の治療)
- 薬物療法: 4~16週間
- 外科的治療: 1回の処置で完了(治癒までは2~4週間)
治療後は定期的な経過観察が重要です。多くの医療機関では、治療終了後3ヶ月、6ヶ月の時点でフォローアップを行います。
再発について知っておくべきこと
再発率の実態
尖圭コンジローマの再発率は、報告によって異なりますが、おおむね以下のような数値が示されています:
- 治療後3ヶ月以内の再発率: 20~30%
- 治療法による違い:
- 外科的治療のみ: 再発率やや高め
- イミキモドクリーム使用: 再発率10~20%
- 複合的治療: 再発率が最も低い
日本皮膚科学会の情報によると、再発の多くは治療後3~6ヶ月以内に起こります。逆に言えば、この期間を無事に過ごせば、長期的な予後は良好と考えられます。
なぜ再発するのか
再発にはいくつかの理由があります:
1. 目に見えない感染部位の存在
- 治療時に目に見えるイボだけを除去しても、周囲の正常に見える皮膚にもウイルスが存在している可能性があります
- これらの部位から新たなイボが発生することがあります
2. 免疫力の低下
- ストレス、過労、睡眠不足
- 他の病気や免疫抑制剤の使用
- 喫煙、過度のアルコール摂取
- 栄養不良
3. 再感染
- パートナーが未治療の場合、再び感染する可能性があります
4. 治療の不完全さ
- イボの根が深く残っていた
- 治療が不十分だった
再発を防ぐための対策
再発を防ぐためには、以下の点に注意しましょう:
1. 免疫力を高める生活習慣
- 十分な睡眠(1日7~8時間)
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- ストレス管理
- 禁煙
- 適度なアルコール摂取
2. 定期的な経過観察
- 医師の指示に従った定期受診
- 自己チェックの習慣化
- 早期発見、早期治療
3. パートナーの治療
- パートナーも検査と治療を受けることが重要
- ピンポン感染を防ぐ
4. 治療の完遂
- 医師の指示通りに治療を継続
- 自己判断で治療を中断しない
再発した場合の対応
再発しても、決して諦める必要はありません。再発した場合:
- 速やかに医療機関を受診する
- 前回とは異なる治療法を検討する
- 免疫力を高める対策を強化する
- 必要に応じて専門医を受診する
再発を繰り返す場合は、根本的な原因(免疫力の問題、パートナーの未治療など)を見直すことが重要です。
日常生活での注意点
性生活について
治療中の性交渉
- 治療中は性交渉を控えることが推奨されます
- イボが完全に消失するまで待ちましょう
- どうしても性交渉を行う場合は、必ずコンドームを使用してください
治療後の性生活
- イボが消失し、医師から許可が出るまで待ちます
- 治療後もしばらくはコンドームの使用を推奨します
- パートナーへの配慮と予防が大切です
コンドームの効果と限界 コンドームは感染リスクを減少させますが、完全に防ぐことはできません:
- 覆われていない部位からの感染の可能性
- それでも使用しないよりははるかに効果的
- 性感染症全般の予防にも有効
パートナーへの対応
告知について コンジローマと診断された場合、パートナーへの告知は重要です:
- 正直に話すことが信頼関係の基礎
- 感染の可能性があることを伝える
- 一緒に検査・治療を受けることを提案する
- 責任の追及ではなく、二人の健康のための話し合い
パートナーの検査と治療
- パートナーに症状がなくても検査を受けることを推奨
- 潜伏期間が長いため、症状が出ていないだけの可能性
- 二人同時に治療することで、再感染のリスクを減らせます
日常生活の衛生管理
入浴・トイレ
- 普通に入浴やシャワーを浴びることができます
- タオルは個人用を使用し、共有を避けましょう
- 便座からの感染リスクは極めて低いですが、清潔に保つことは重要です
下着・衣類
- 通気性の良い下着を選びましょう
- 締め付けの強い衣類は避けます
- こまめに洗濯し、清潔を保ちます
公共施設の利用
- プールや温泉の利用について、治療中は控えた方が良いでしょう
- イボが完全に消失すれば、通常通り利用できます
- 公共施設での感染リスクは非常に低いです
妊娠・出産への影響
妊娠中のコンジローマ 妊娠中は免疫力が変化するため、コンジローマが悪化したり、新たに発症したりすることがあります:
- 妊娠中でも治療は可能です(一部の薬剤は使用制限あり)
- 特に妊娠後期は慎重な対応が必要
- 担当の産婦人科医との連携が重要
出産への影響
- 産道にイボがある場合、赤ちゃんに感染するリスクがあります(稀)
- 多くの場合、経腟分娩が可能です
- イボが大きく産道を塞いでいる場合は、帝王切開を検討します
新生児への感染 極めて稀ですが、出産時に赤ちゃんに感染し、喉頭にイボができる「再発性呼吸器乳頭腫症」を発症することがあります。ただし、この疾患の発生率は非常に低く、コンジローマがあるからといって必ず帝王切開が必要なわけではありません。
予防方法とHPVワクチン
一般的な予防策
基本的な予防方法
- コンドームの使用
- すべての性交渉で使用
- 正しい装着方法を学ぶ
- 完全ではないが、リスクを大幅に減少させる
- パートナーの数を限定
- 不特定多数との性交渉を避ける
- お互いに検査を受けてから関係を持つ
- 定期的な検査
- 症状がなくても定期的に検査
- 早期発見、早期治療
- 免疫力の維持
- 健康的な生活習慣
- 十分な休息とストレス管理
HPVワクチンについて
HPVワクチンは、特定の型のHPV感染を予防するワクチンです。
利用可能なワクチン 現在、日本で接種可能なHPVワクチンは3種類あります:
- 2価ワクチン(サーバリックス®)
- HPV16型、18型を予防
- 主に子宮頸がん予防を目的
- 4価ワクチン(ガーダシル®)
- HPV6型、11型、16型、18型を予防
- 尖圭コンジローマと子宮頸がんの予防
- 9価ワクチン(シルガード9®)
- HPV6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型を予防
- より広範囲のHPV感染を予防
尖圭コンジローマの予防効果 4価ワクチンと9価ワクチンは、尖圭コンジローマの原因となるHPV6型と11型を予防できます。研究によると、これらのワクチンは尖圭コンジローマの発症を約90%減少させることが示されています。
接種対象と時期
- 推奨接種年齢: 9歳から接種可能
- 定期接種対象: 小学6年生から高校1年生相当の女子(公費負担)
- 男性の接種: 自費で可能(一部の自治体では補助あり)
- 性交渉開始前の接種が最も効果的
接種回数と間隔 ワクチンの種類や接種開始年齢によって異なりますが、一般的には:
- 2回または3回の接種
- 数ヶ月の間隔をあけて接種
すでに感染している場合
- すでにHPVに感染していても、他の型の予防効果は期待できます
- コンジローマの治療後にワクチン接種を検討することも有効です
- 再感染や他の型への感染予防に役立ちます
厚生労働省のHPVワクチンに関する情報では、ワクチンの有効性と安全性について詳しい情報が提供されています。
男性のワクチン接種
従来、HPVワクチンは女性の子宮頸がん予防を主な目的としていましたが、男性の接種も重要です:
男性接種の意義
- 尖圭コンジローマの予防
- パートナーへの感染を防ぐ
- 陰茎がん、肛門がん、中咽頭がんの予防
- 集団免疫の向上
多くの国では、男性へのHPVワクチン接種も推奨されています。日本でも自費で接種可能であり、検討する価値があります。
心理的サポートと向き合い方
診断後の心理的影響
尖圭コンジローマと診断されると、多くの方が以下のような感情を経験します:
- ショックと否認: 「自分がなるはずがない」という思い
- 羞恥心: 性感染症であることへの恥ずかしさ
- 罪悪感: パートナーへの申し訳なさ
- 怒り: 感染源への怒りや不公平感
- 不安: 治療や将来への心配
- 孤独感: 誰にも相談できないという孤立感
これらの感情は自然な反応です。自分を責めたり、一人で抱え込んだりする必要はありません。
心理的負担を軽減するために
正しい知識を得る
- 正確な医学情報を学ぶ
- 誤った情報に惑わされない
- 医師に疑問点を質問する
誰かに相談する
- 信頼できる医療従事者
- カウンセラーや心理士
- 必要に応じて、信頼できる友人や家族
自分を責めない
- HPV感染は珍しいことではありません
- 誰でも感染する可能性があります
- 感染したことは恥ずかしいことではありません
前向きに治療に取り組む
- 治療によって症状は改善します
- 多くの人が完治しています
- 一歩ずつ前進することが大切
パートナーとのコミュニケーション
パートナーとの関係に影響を与えることもありますが、以下の点を心がけましょう:
オープンな対話
- 隠さずに正直に話す
- お互いの気持ちを尊重する
- 非難ではなく、解決を目指す
一緒に対処する
- 二人の問題として取り組む
- お互いに検査と治療を受ける
- 予防策を一緒に考える
関係の再構築
- 信頼関係を深める機会にもなる
- 健康的な関係を築く契機となる
専門的なサポート
必要に応じて、専門的なサポートを求めることも重要です:
医療機関でのカウンセリング
- 性感染症に詳しいカウンセラー
- 心理的ケアを提供してくれる医療機関
サポートグループ
- 同じ経験をした人との交流
- 孤独感の軽減
メンタルヘルスの専門家
- 深刻な心理的影響がある場合
- 不安やうつ症状が持続する場合

よくある質問(Q&A)
A: 残念ながら、完全な免疫は獲得できません。治療後も再感染の可能性はありますし、体内に残っているウイルスによる再発もあり得ます。ただし、適切な予防策を取ることで、リスクを大幅に減らすことができます。
A: できるだけ早く、正直に伝えることをお勧めします。パートナーの健康を守るためにも、検査と必要に応じた治療を受けてもらうことが重要です。伝えるタイミングや方法について不安がある場合は、医師に相談してみてください。
Q3: 治療費はどのくらいかかりますか?
A: 治療法によって異なりますが、保険適用の治療であれば、3割負担で数千円から数万円程度です。具体的には:
- 凍結療法: 1回あたり1,000~3,000円程度(複数回必要)
- 外科的切除: 5,000~20,000円程度
- 薬物療法: 1ヶ月あたり3,000~10,000円程度
詳細は医療機関にお問い合わせください。
Q4: 妊娠を希望していますが、影響はありますか?
A: 尖圭コンジローマがあっても妊娠は可能です。ただし、妊娠前に治療を完了しておくことが望ましいです。妊娠中は免疫力の変化により症状が悪化することがあり、治療の選択肢も限られます。妊娠を計画している場合は、事前に医師に相談しましょう。
Q5: 家族や同居人に感染しますか?
A: 通常の日常生活(一緒に食事をする、同じトイレを使う、お風呂に入るなど)での感染リスクは極めて低いです。性的接触がなければ、感染する可能性はほとんどありません。ただし、タオルの共有は避け、個人の衛生管理に気をつけましょう。
Q6: 症状がなくても感染していることはありますか?
A: はい、あります。HPVに感染していても、イボができない「不顕性感染」の状態の方も多くいます。症状がなくても、ウイルスを持っていてパートナーに感染させる可能性があります。
Q7: 一度治療すれば、もう通院は不要ですか?
A: いいえ、治療後も定期的な経過観察が重要です。多くの医療機関では、治療後3ヶ月、6ヶ月の時点でフォローアップを行います。再発の早期発見のためにも、医師の指示に従って定期的に受診しましょう。
まとめ:前向きに治療に取り組むために
尖圭コンジローマは、適切な治療によって症状を取り除くことができる疾患です。「一生治らない」という言葉に不安を感じる方も多いですが、これは誤解に基づくものです。
この記事の重要なポイント
- 症状は治療できます: イボは適切な治療により除去可能です
- HPVは多くの場合自然排除されます: 免疫力により、ウイルスは体から消えていきます
- 再発は防げます: 生活習慣の改善や予防策により、再発リスクを減らせます
- 予防も可能です: HPVワクチンにより、感染自体を予防できます
- 一人で悩まないでください: 医療機関のサポートを受けながら、前向きに取り組みましょう
参考文献
- 厚生労働省「性感染症に関する特定感染症予防指針」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html - 国立感染症研究所「ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症について」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/hpv.html - 厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html - 日本性感染症学会「性感染症診断・治療ガイドライン」
https://jssti.umin.jp/ - 日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/ - 日本産科婦人科学会「HPVワクチンに関する情報」
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務