
「洗顔してもすぐにテカる」「昼頃には顔がべたべたになる」「マスクを外すと脂でギラギラしている」──そんな悩みを抱える男性は非常に多くいます。顔の脂がすごいと感じる男性は、実際にそれだけ皮脂分泌量が多い状態にある可能性が高く、放置すると毛穴の詰まりやニキビ、肌荒れへとつながることもあります。しかし、闇雲に洗顔回数を増やしたり、保湿をやめたりするのは逆効果になることもあるため、正しい知識を持って対処することが重要です。この記事では、男性の顔の脂がすごくなる原因から、日常のスキンケア方法、生活習慣の見直し、そして医療機関での治療選択肢まで、幅広く解説します。
目次
- 男性の顔の脂がすごい理由──女性との違いとは
- 皮脂が過剰になる主な原因
- 顔の脂がすごいことで起こるトラブル
- 部位別の皮脂分泌の特徴と対処のポイント
- 正しい洗顔方法──皮脂を取りすぎないためのコツ
- 男性の皮脂対策スキンケアの基本
- 食事・生活習慣の見直しで皮脂をコントロールする
- 市販アイテムの選び方──成分に注目する
- 医療機関でできる皮脂・ニキビ治療
- まとめ
この記事のポイント
男性の顔の皮脂過剰は男性ホルモンや生活習慣が主因。洗いすぎ・保湿不足が悪循環を招くため、正しい洗顔・保湿・食事改善が基本。改善しない場合はアイシークリニックでケミカルピーリング等の医療的治療が有効。
🎯 1. 男性の顔の脂がすごい理由──女性との違いとは
男性の肌が女性に比べてテカりやすく、脂っぽくなりやすいのは、単なる気のせいではありません。生物学的な要因として、男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌量が挙げられます。アンドロゲンは皮脂腺の活動を活発にさせる働きを持っており、男性はこのホルモンを女性よりも多く分泌するため、皮脂の量も自然と多くなります。
また、男性の皮膚そのものが女性と比べて厚く、毛穴が大きい傾向にあります。毛穴が大きいということは、皮脂腺も発達しやすく、1回の分泌量が多くなることを意味します。さらに、男性はひげが生えることから顔の皮脂腺の密度自体も高く、これも顔の脂がすごいと感じる一因です。
スキンケアの習慣についても、男性は女性に比べてケアが少ない傾向にあります。保湿ケアを怠ると肌が乾燥し、その乾燥を補おうとして皮脂が余計に分泌されるという悪循環に陥ることもあります。「脂っぽいから保湿はしなくていい」と思っている方は、実は皮脂過剰をさらに悪化させているケースもあるのです。
Q. 男性の顔が脂っぽくなりやすい生物学的な理由は何ですか?
男性は女性より男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌量が多く、これが皮脂腺の活動を活発にするため皮脂量が増えやすい。また男性の皮膚は厚く毛穴が大きい傾向があり、ひげが生える部位は皮脂腺の密度も高いことが、顔の脂っぽさの主な原因となっている。
📋 2. 皮脂が過剰になる主な原因
顔の脂がすごいと感じる背景には、複数の要因が絡み合っていることが多いです。それぞれの原因を理解することが、適切な対策への第一歩となります。
🦠 ホルモンバランスの影響
前述のとおり、男性ホルモンであるテストステロンをはじめとするアンドロゲンは皮脂腺を刺激します。思春期に皮脂分泌が急増するのもこのホルモンの影響によるものです。成人男性でも、ストレスや睡眠不足によってホルモンバランスが乱れると、皮脂分泌が増加することがあります。
👴 食生活の偏り
脂質や糖質の多い食事は皮脂分泌を促進すると言われています。ファストフードや揚げ物、甘いものを頻繁に食べる習慣がある方は、食事内容が皮脂過剰に関与している可能性があります。ビタミンB群やビタミンA、亜鉛などの栄養素は皮脂分泌のコントロールに関わるとされており、これらが不足することも皮脂過剰につながります。
🔸 睡眠不足とストレス
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、皮脂分泌を乱す要因となります。また、ストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を増やし、間接的に皮脂腺の活動を活発にすることがわかっています。仕事が忙しい時期に顔の脂が増えると感じる男性は少なくありませんが、これはストレスと皮脂分泌の関係が実際に影響している可能性があります。
💧 間違ったスキンケア習慣
洗浄力の強すぎる洗顔料を使いすぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌が「皮脂が足りない」と判断して余計に皮脂を分泌するようになります。また、1日に何度も洗顔を行うことも同様の悪循環を引き起こすことがあります。逆に、洗顔後の保湿をまったくしない場合も、水分が蒸発した肌が皮脂で水分を守ろうとするため、皮脂分泌が増えることがあります。
✨ 気温・湿度・季節の変化
気温が上がると皮脂腺の活動が活発になります。夏場や運動後に顔がテカりやすくなるのは、この温度による皮脂腺への刺激が大きな要因です。一方、冬場でも暖房の効いた室内では乾燥によって皮脂が分泌されやすくなることもあります。季節を問わず適切なスキンケアが必要な理由がここにあります。
💊 3. 顔の脂がすごいことで起こるトラブル
皮脂の過剰分泌は、単に見た目が気になるだけでなく、さまざまな肌トラブルを引き起こすリスクを高めます。
📌 ニキビ・吹き出物
皮脂が毛穴に詰まると、アクネ菌が増殖しやすくなり、炎症が起きてニキビとなります。男性の顔の脂がすごい場合、Tゾーン(額・鼻・顎)を中心に白ニキビや黒ニキビ、さらには赤く炎症した大人ニキビが繰り返し発生することがあります。ニキビは適切なケアをしないと色素沈着やクレーターを残すこともあるため、早期の対処が大切です。
▶️ 毛穴の目立ち・黒ずみ
皮脂が毛穴に詰まり、空気に触れて酸化すると黒ずみになります。これがいわゆる「いちご鼻」と呼ばれる状態で、鼻の毛穴が黒い点々として目立つようになります。また、皮脂の分泌が多いと毛穴が常に開いた状態になりやすく、毛穴そのものが目立ちやすくなります。
🔹 肌のベタつきによる不快感・においの原因
皮脂は皮膚の表面で酸化・変質すると独特のにおいを発することがあります。特に夏場や運動後は、皮脂と汗が混ざり合い、不快なにおいの原因になることがあります。また、ベタつきがひどいと不快感が強く、精神的なストレスにもつながります。
📍 肌荒れ・脂漏性皮膚炎
皮脂分泌が過剰になると、マラセチアというカビの一種(常在菌)が皮脂を栄養源として増殖しやすくなります。これが「脂漏性皮膚炎」と呼ばれる状態で、頭皮や眉間、鼻の脇、頬などに赤みやフケ状の鱗屑が生じることがあります。脂漏性皮膚炎は自己判断でのケアが難しく、皮膚科での治療が必要になることがあります。
Q. 洗顔のしすぎが皮脂過剰を悪化させる理由を教えてください。
洗顔のしすぎは肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌が「皮脂が不足している」と判断して余計に皮脂を分泌する悪循環を招く。洗顔は朝夜1日2回を基本とし、運動後など汚れが気になる場合は洗顔料を使わずぬるま湯で流す程度にとどめることが推奨される。
🏥 4. 部位別の皮脂分泌の特徴と対処のポイント
顔の脂がすごいと感じる男性でも、部位によって皮脂の分泌量や特徴が異なります。それぞれの部位に合わせたケアをすることが、効果的な対策につながります。
💫 Tゾーン(額・鼻)
Tゾーンは皮脂腺が特に多く集中しているエリアです。額や鼻は皮脂分泌量が多く、洗顔後わずか数時間でテカりが気になるという方も多いでしょう。ここは毛穴も詰まりやすいため、汚れを優しくしっかり落とすことが大切ですが、洗いすぎには注意が必要です。
🦠 Uゾーン(頬・顎)
頬や顎はTゾーンと比べると皮脂腺の数が少ない傾向にありますが、男性の場合はひげが生える部位でもあるため、皮脂腺が発達しやすい部位でもあります。頬はTゾーンに比べて乾燥しやすいこともあるため、保湿ケアをTゾーンよりも丁寧に行うことが理想的です。
👴 目の周り・口の周り
目の周りや口の周りは皮脂腺が少なく、皮膚も薄いため、乾燥しやすい部位です。全体的に顔の脂がすごい男性でも、この部位は逆に乾燥が気になることがあります。部位ごとに使用するスキンケアアイテムを変えたり、量を調整したりすることが望ましいです。
⚠️ 5. 正しい洗顔方法──皮脂を取りすぎないためのコツ
顔の脂がすごい男性が最もやりがちなミスは、「洗えば洗うほど良い」と思い込み、強い力でゴシゴシと洗ったり、1日に何度も洗顔したりすることです。正しい洗顔方法を身につけることが、皮脂コントロールの基本となります。
🔸 洗顔の回数は1日2回が基本
朝と夜の2回を基本とし、それ以上洗顔を行うのは避けましょう。特に運動後などで汚れが気になる場合は、ぬるま湯だけで流す「ぬるま湯洗顔」にとどめるのが理想です。洗顔のしすぎは必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌のバリア機能を低下させる原因となります。
💧 洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔料は泡立てネットなどを使ってしっかりと泡立て、きめ細かい泡を作ってから顔に乗せるようにしましょう。泡が汚れや余分な皮脂を包んで取り除いてくれるため、直接洗顔料を顔に塗って擦るよりもずっと優しく、かつ効果的に洗浄できます。
✨ 洗顔時の温度はぬるま湯が理想
熱いお湯は肌に刺激を与え、必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。一方、冷たい水では毛穴が引き締まりすぎて汚れが落ちにくくなります。32〜35℃程度のぬるま湯が適切です。洗い流す際にもぬるま湯を使い、最後に冷水で軽く引き締めると毛穴が引き締まりやすくなります。
📌 タオルで拭くときは「押し当てる」が正解
洗顔後に顔を拭く際、タオルでゴシゴシと擦るのは厳禁です。清潔な柔らかいタオルを顔に優しく押し当てて水分を吸収させる「押し当て法」が肌への摩擦を最小限に抑える方法です。摩擦は肌のバリア機能を低下させ、炎症を引き起こすリスクがあります。
Q. 皮脂コントロールに効果的な食事内容を教えてください。
揚げ物や甘いもの・清涼飲料水など脂質・糖質の多い食品は皮脂分泌を促進するため控えることが望ましい。代わりに、皮脂代謝に関わるビタミンB2・B6を含むレバーや卵・魚類、皮脂分泌の調整に関わる亜鉛を含む牡蠣・赤身肉・ナッツ類を積極的に摂取することが皮脂コントロールに役立つ。
🔍 6. 男性の皮脂対策スキンケアの基本
「スキンケアは女性がするもの」という意識はもはや時代遅れです。顔の脂がすごい男性こそ、適切なスキンケアルーティンを確立することが、肌トラブルを防ぐために欠かせません。
▶️ 化粧水で水分を補う
洗顔後は化粧水で水分を補いましょう。「脂性肌なのに化粧水は必要ない」と思う方も多いですが、皮脂が多い=肌の水分が十分とは限りません。むしろ、水分と油分のバランスが崩れているため皮脂が過剰に分泌されているケースもあります。べたつきが気になる場合は、さっぱりとした水溶性のテクスチャーの化粧水を選びましょう。
🔹 乳液や保湿クリームは薄くつける
保湿は乾燥を防ぐためだけでなく、皮脂の過剰分泌を抑えるためにも必要です。ただし、油分の多いクリームを厚塗りするのは逆効果になることがあります。化粧水の後は軽いテクスチャーの乳液や、ジェルタイプの保湿アイテムを薄く均一に塗ることがポイントです。
📍 日焼け止めの使用を習慣化する
紫外線は肌のバリア機能を低下させ、皮脂分泌の乱れにもつながります。SPF30以上の日焼け止めを日常的に使用することで、紫外線ダメージから肌を守ることができます。皮脂が気になる男性には、さらっとしたテクスチャーでベタつきにくいタイプの日焼け止めが向いています。
💫 脂取り紙・あぶらとりフィルムの使い方
日中にテカりが気になったときに脂取り紙を使う方は多いですが、使いすぎには注意が必要です。あまりにも頻繁に使うと、皮脂を取り除くたびに肌が「皮脂が足りない」と判断して余計に皮脂を分泌するようになる可能性があります。1日に数回程度にとどめ、軽く押さえる程度に使うようにしましょう。
📝 7. 食事・生活習慣の見直しで皮脂をコントロールする
スキンケアだけで皮脂をコントロールするには限界があります。食事や生活習慣を見直すことも、根本的な皮脂管理において非常に重要です。
🦠 脂質・糖質の多い食事を控える
揚げ物や脂っこい食事、砂糖を多く含む甘いものや清涼飲料水は、皮脂分泌を促進する可能性があります。これらの食品は血糖値を急激に上昇させ、インスリン分泌を促すとともに、皮脂腺を刺激するアンドロゲンの産生を間接的に増加させることが指摘されています。食事の内容を意識して見直すことが、皮脂のコントロールに役立ちます。
👴 ビタミンB2・B6を積極的に摂る
ビタミンB2(リボフラビン)は皮脂代謝に関わるビタミンで、不足すると皮脂分泌が乱れることがあります。ビタミンB6も皮脂分泌のコントロールに関与しており、これらを含む食品(レバー、卵、乳製品、緑黄色野菜、魚類など)を積極的に取り入れることが大切です。
🔸 亜鉛を含む食品を意識的に食べる
亜鉛は皮脂分泌の調整に関わるミネラルであり、男性ホルモンの代謝にも影響します。牡蠣、赤身肉、ナッツ類、豆類などに多く含まれています。現代の食生活では亜鉛が不足しがちであるため、意識的に摂取することをおすすめします。
💧 水分をしっかり摂る
水分を十分に摂ることで、体内の代謝が促進され、肌の水分バランスが整いやすくなります。1日1.5〜2リットルを目安に水や麦茶などをこまめに飲む習慣をつけましょう。アルコールの過剰摂取は肌の炎症を促進し、皮脂の乱れにもつながるため、飲酒量の管理も重要です。
✨ 睡眠の質を高める

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復が行われます。質の高い睡眠を確保することで、ホルモンバランスが整い、皮脂分泌の過剰を抑えることが期待できます。就寝前のスマートフォン使用を控えたり、就寝環境を整えたりすることが睡眠の質向上につながります。
📌 適度な運動を習慣にする
適度な有酸素運動はホルモンバランスを整え、ストレス解消にも効果的です。ただし、運動後の汗と皮脂が混ざった状態を放置することは肌トラブルの原因となるため、運動後はシャワーで清潔にすることが大切です。
Q. セルフケアで改善しない皮脂トラブルに有効な医療的治療は?
日常のセルフケアで改善が見られない場合、医療機関ではアダパレンなどの外用薬処方、グリコール酸やサリチル酸を用いて古い角質を除去するケミカルピーリング、皮脂腺に働きかけるレーザー・光治療などが選択肢となる。アイシークリニックでも男性の皮脂・ニキビに関する相談を受け付けている。
💡 8. 市販アイテムの選び方──成分に注目する
ドラッグストアや通販で購入できる市販のスキンケアアイテムにも、皮脂対策に有効なものがあります。成分表示を確認して、自分の肌に合ったものを選ぶことが重要です。
▶️ 洗顔料に含まれる成分
皮脂が多い男性には、「アミノ酸系洗浄成分」を主成分とした洗顔料が向いています。アミノ酸系洗浄成分は皮脂を落としながらも、肌のうるおいを保ちやすい性質があります。「ラウロイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」などがアミノ酸系の代表的な成分です。逆に、「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」などの硫酸系界面活性剤は洗浄力が高すぎることがあるため、脂性肌の方でも毎日使用するには刺激が強い場合があります。
🔹 化粧水・乳液に含まれる成分
皮脂が多い肌に向いている成分としては、ナイアシンアミド(ビタミンB3の一種)が挙げられます。ナイアシンアミドは皮脂分泌を抑制する効果があるとされており、毛穴の目立ちを改善する効果も報告されています。また、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分は、水分を補いながら皮脂の過剰分泌を防ぐ助けになります。
📍 避けるべき成分
鉱物油(ミネラルオイル)やシリコーン油(ジメチコンなど)は一部の方の肌に合わない場合があり、毛穴詰まりを引き起こすこともあります。脂性肌の方は「ノンコメドジェニック」(毛穴を詰まらせにくいとされる成分で作られた製品)と表示のある製品を選ぶと安心です。
✨ 9. 医療機関でできる皮脂・ニキビ治療
日常のスキンケアや生活習慣の改善を続けても皮脂の問題が改善されない場合、あるいはニキビや毛穴の目立ちが深刻な場合には、医療機関(皮膚科やクリニック)での治療が選択肢となります。
💫 外用薬による治療
皮膚科では、ニキビや皮脂過剰に対して外用薬を処方することがあります。レチノイド(ビタミンA誘導体)の一種であるアダパレンは、毛穴の詰まりを解消しニキビを予防する効果があります。また、過酸化ベンゾイルはアクネ菌の増殖を抑え、炎症を軽減する効果があります。これらは処方薬であり、医師の指導のもとで使用することが必要です。
🦠 内服薬による治療
炎症を伴う重度のニキビや、外用薬だけでは効果が不十分な場合、抗生物質の内服薬が処方されることがあります。また、ビタミン剤(ビタミンB2、B6など)の内服が皮脂分泌の調整に役立つこともあります。いずれも自己判断で服用せず、必ず医師の診断を受けてから使用しましょう。
👴 ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの酸性成分を使って古い角質を除去し、毛穴の詰まりや皮脂トラブルを改善する施術です。毛穴の目立ちや黒ずみの改善にも効果的とされており、クリニックで定期的に行うことで効果が持続しやすくなります。皮脂が多い男性にとっては、毛穴ケアの観点からも有効な選択肢の一つです。
🔸 レーザー・光治療
フォトフェイシャルやIPL(強パルス光)治療は、皮脂腺に作用して皮脂分泌を抑制する効果があるとされています。また、フラクショナルレーザーはニキビ跡のクレーターや毛穴の開きの改善に用いられます。これらはクリニックで行う医療行為であり、カウンセリングで肌の状態を確認したうえで適切な施術を選ぶ必要があります。
💧 イオン導入・エレクトロポレーション
イオン導入は微弱な電流を使って有効成分を肌の深部に浸透させる施術で、ビタミンCやトラネキサム酸などを導入することで、皮脂分泌の調整や毛穴の引き締め、ニキビ予防に役立てることができます。エレクトロポレーションは電気的に一時的に肌の細胞膜に小さな孔を開けることで、より多くの有効成分を浸透させる施術です。
✨ ダーマペン・マイクロニードル治療
微細な針を使って肌に極細の穴を開けることで、肌の再生を促す施術です。毛穴の開きやニキビ跡の改善に用いられ、皮脂トラブルによって生じた肌の質感の乱れを整えるのに有効とされています。施術後のダウンタイムはありますが、自然治癒力を利用した肌再生が期待できる治療法です。
📌 クリニック受診の目安
以下のような状況であれば、皮膚科やクリニックへの相談をお勧めします。セルフケアだけで改善が見られない場合、ニキビが繰り返し発生している場合、顔全体の赤みや炎症が続く場合、毛穴の目立ちやニキビ跡が気になって精神的にもストレスになっている場合などが受診の目安となります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、顔の皮脂が多いことを「体質だから仕方ない」と長年放置されてきた男性患者様が多く来院されますが、正しいスキンケアと生活習慣の見直しによって着実に改善できるケースがほとんどです。特に「洗いすぎ」と「保湿不足」が皮脂過剰をかえって悪化させているケースは非常に多く、まずは日々のホームケアを見直すことが重要な第一歩となります。セルフケアで改善が難しい場合には、ケミカルピーリングや外用薬など医療的なアプローチで効果的にサポートできますので、一人で抱え込まず気軽にご相談いただければ幸いです。」
📌 よくある質問
男性は女性より男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌量が多く、これが皮脂腺の活動を活発にするため、皮脂量が自然と多くなります。また、男性の皮膚は厚く毛穴が大きい傾向にあり、ひげが生える部位は皮脂腺の密度も高いことが、顔の脂っぽさにつながっています。
必要です。皮脂が多い=肌の水分が十分とは限らず、水分不足を補おうとして皮脂が過剰に分泌される悪循環が起きることがあります。べたつきが気になる方は、さっぱりとした水溶性テクスチャーの化粧水や、ジェルタイプの軽い保湿アイテムを選ぶと効果的です。
朝と夜の1日2回が基本です。洗顔回数が多すぎると、必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌が「皮脂が足りない」と判断してさらに皮脂を分泌する悪循環を招きます。運動後など汚れが気になる場合は、洗顔料を使わずぬるま湯だけで流す方法にとどめましょう。
揚げ物や甘いもの、清涼飲料水など脂質・糖質の多い食品は皮脂分泌を促進する可能性があるため控えめにしましょう。代わりに、皮脂代謝に関わるビタミンB2・B6(レバー・卵・魚類など)や、皮脂分泌調整に関わる亜鉛(牡蠣・赤身肉・ナッツ類など)を積極的に摂ることが大切です。
皮膚科やクリニックでは、毛穴の詰まりを解消するアダパレンなどの外用薬処方、古い角質を除去するケミカルピーリング、皮脂腺に作用するレーザー・光治療などが選択肢として挙げられます。アイシークリニックでも男性の皮脂・ニキビに関するご相談を承っておりますので、セルフケアで改善が見られない場合はお気軽にご相談ください。
🎯 まとめ
顔の脂がすごいと感じる男性は、決して珍しいわけではありません。男性ホルモンの影響、皮脂腺の発達、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因が重なって皮脂が過剰になることがほとんどです。
まず取り組むべきことは、正しい洗顔方法を身につけることです。洗いすぎず、擦らず、適切な洗顔料で優しく汚れを落とし、その後は必ず保湿ケアを行うことが皮脂コントロールの基本です。さらに、食事内容の改善、十分な睡眠、適度な運動を習慣にすることで、身体の内側から皮脂バランスを整えることができます。
セルフケアで改善が見られない場合や、ニキビや毛穴のトラブルが深刻な場合は、皮膚科や美容クリニックへの相談が有効です。ケミカルピーリングやレーザー治療など、医療的なアプローチによって皮脂管理が大きく改善するケースも多くあります。アイシークリニック池袋院では、男性の肌トラブルに関するご相談も承っておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
顔の脂がすごい状態は、適切なケアと知識によって必ず改善に向かいます。今日から少しずつ習慣を変えることが、健やかな肌への第一歩となります。
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- たるみ毛穴の治し方完全ガイド|原因から最新治療法まで徹底解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡(ニキビ)の病態・原因・治療に関するガイドラインおよび皮脂分泌と脂漏性皮膚炎に関する解説。アクネ菌・マラセチアによる肌トラブルや外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル)の医療的根拠として参照。
- PubMed – 男性ホルモン(アンドロゲン・テストステロン)と皮脂腺活性化の関係、食事・ストレス・睡眠と皮脂分泌への影響、ナイアシンアミドやケミカルピーリングの有効性に関する海外査読論文群。記事内の生物学的根拠および治療効果の科学的裏付けとして参照。
- 厚生労働省 – 生活習慣(睡眠・食事・運動・ストレス管理)と健康維持に関する公式情報。ビタミンB群・亜鉛の栄養摂取基準や、睡眠・運動習慣が皮脂コントロールに与える影響に関する記述の根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務