
⚡ 「ほくろ除去って保険きくの?いくらかかるの?」——そんな疑問、この記事1本で全部解決します!
ほくろ除去は、目的や状態によって保険診療になる場合と自費診療になる場合があります。知らずに受診すると「思ったより高かった…」なんてことも。正しい知識を持っておくだけで、損せず・不安なく治療を受けられます。
🗣️ こんな人にぴったりの記事です
✅ ほくろ除去が保険適用になるか知りたい
✅ 費用の相場を事前に把握しておきたい
✅ どのクリニックに行けばいいか迷っている
⚠️ 読まないとこうなるかも…
保険が効くのに自費で払ってしまう・悪性の見逃しをしてしまうリスクがあります。特にほくろが急に変化している方は要注意!
目次
- ほくろとは何か:基本的な知識を整理しよう
- 皮膚科でほくろ除去が保険適用になるケースとは
- 保険適用にならないケース:自由診療になる条件
- ほくろ除去の主な治療方法とその特徴
- 保険診療と自由診療のそれぞれの費用目安
- ほくろ除去を受ける前に知っておくべきリスクと注意点
- 皮膚科とクリニックの選び方:信頼できる医療機関を見つけるポイント
- 受診の流れ:初診からほくろ除去までのステップ
- まとめ
💡 この記事のポイント
皮膚科でのほくろ除去は、悪性の疑いや炎症・日常生活への支障がある場合に保険適用となるが、美容目的は自費診療となる。治療法は切除縫合法やレーザー等があり、費用や適用可否は診察で判断される。
💡 ほくろとは何か:基本的な知識を整理しよう
ほくろは医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれます。皮膚の中にある母斑細胞(メラノサイトが変化した細胞)が集まってできたものであり、黒や茶色、褐色など様々な色調をもちます。形状も平坦なものから隆起したものまで多様で、大きさも直径数ミリの小さなものから数センチに及ぶ大きなものまであります。
ほくろは生まれつきある先天性のものと、後天的に形成されるものに分けられます。後天性のほくろは紫外線の影響や加齢とともに増えることが多く、体のどこにでも生じる可能性があります。多くのほくろは良性のもので、健康上の問題を引き起こすことはありません。しかし、中にはメラノーマ(悪性黒色腫)と呼ばれる皮膚がんと見た目が似ているケースもあるため、変化のあるほくろや気になるほくろは専門医に診てもらうことが大切です。
メラノーマは日本では比較的まれな疾患ですが、早期発見・早期治療が予後に大きく関わります。ABCDEルールと呼ばれる簡単なチェック方法があり、A(Asymmetry:左右非対称)、B(Border:境界が不明瞭またはギザギザ)、C(Color:色のムラや多様性)、D(Diameter:直径が6mm以上)、E(Evolution:形や色の変化)のいずれかに当てはまる場合は早めに皮膚科を受診することが推奨されています。
また、ほくろと混同されやすい皮膚の変化として、老人性色素斑(しみ)、脂漏性角化症(しみが盛り上がったもの)、血管腫などがあります。見た目だけでは判断が難しいことも多いため、自己判断せずに皮膚科専門医の診察を受けることをお勧めします。
Q. ほくろ除去が保険適用になる条件は何ですか?
皮膚科でのほくろ除去が保険適用となるのは、医学的な必要性があると医師が判断した場合です。具体的には、悪性(メラノーマ)の疑いがある場合、炎症や感染を繰り返している場合、まぶたなど特定部位で日常生活に支障をきたしている場合などが対象となります。美容目的の除去は保険適用外です。
📌 皮膚科でほくろ除去が保険適用になるケースとは
ほくろ除去が健康保険の適用を受けるためには、「医学的な必要性がある」と認められなければなりません。美容目的ではなく、治療として必要であると医師が判断した場合に限り、保険診療の対象となります。
具体的にどのようなケースで保険適用が認められるのかを詳しく見ていきましょう。
まず最もよくあるケースが、悪性または悪性が疑われる場合です。ほくろがメラノーマやその他の皮膚がんの可能性がある場合、診断目的の生検や切除は当然保険診療の対象となります。先述のABCDEルールに当てはまるほくろや、短期間で急速に大きくなったり変色したりしているほくろは、専門医の判断によって保険適用での切除が行われることがあります。
次に、炎症や感染を繰り返している場合です。ほくろが頻繁に出血したり、炎症を起こしたり、感染を繰り返している場合は医学的な処置が必要と判断され、保険が適用されることがあります。衣類やアクセサリーとの摩擦によって常に刺激を受けているほくろも、このカテゴリーに含まれる可能性があります。
また、日常生活に支障をきたしている場合も保険適用の対象になることがあります。例えば、まぶたや鼻、耳の周辺など特定の部位にあるほくろが視野を妨げたり、かぶれや不快感を引き起こしていたりする場合です。機能的な問題が生じているほくろについては、医療上の必要性があると認められる場合があります。
さらに、病理組織検査が必要と判断された場合も保険対象です。見た目から良悪性の判断が難しく、切除して組織を調べる必要がある場合は、その切除と病理検査がともに保険診療として行われます。皮膚科専門医による診断のもと、必要と判断された場合には保険適用での処置が受けられます。
ただし、保険が適用されるかどうかは最終的に担当医師の判断によります。「保険で除去できる」と聞いて受診したとしても、医師の診察結果によっては保険適用が認められないケースもあります。事前に電話などで確認するよりも、実際に受診して医師の診察を受けることが確実です。
✨ 保険適用にならないケース:自由診療になる条件
一方で、美容目的でのほくろ除去は原則として健康保険が適用されません。顔の見た目が気になる、コンプレックスを解消したいといった理由でほくろを取りたい場合は自由診療(自費診療)となります。
保険が適用されないケースとして代表的なものを以下に挙げます。
見た目が気になる程度の良性ほくろの除去は、医学的な必要性がないと判断されるため自費診療になります。医師が診察した結果、悪性の可能性がなく、日常生活への影響もない良性のほくろは、美容的な理由での除去と判断され保険は適用されません。
また、レーザー治療による除去は基本的に保険適用外です。炭酸ガス(CO2)レーザーやQスイッチレーザーなどを用いた治療は、多くの場合美容医療として分類されるため、保険診療では行えません。レーザー治療を希望する場合は、美容皮膚科や美容クリニックで自費診療として受ける必要があります。
さらに、傷跡を最小限にしたい・きれいに仕上げたいという美容的な目的での治療も保険適用外となります。保険診療では医学的な治療が優先されるため、傷跡の美しさよりも確実な切除が重視されます。美しい仕上がりを求める場合は、美容クリニックでの自費診療を検討することになります。
なお、「保険で除去できるほくろを保険外で除去する」ことは問題ありませんが、その逆、つまり医学的必要性がないほくろを保険適用として除去することは不正請求にあたるため、倫理的にも法的にも許されません。良心的な医療機関では、保険適用の基準を厳格に守って診療を行っています。
Q. ほくろの悪性を見分けるABCDEルールとは何ですか?
ABCDEルールはほくろの悪性リスクを自己チェックする方法です。A(左右非対称)、B(境界がギザギザ)、C(色のムラ)、D(直径6mm以上)、E(形や色の変化)の5項目が基準です。いずれか一つでも当てはまる場合や、短期間で急変したほくろは、早めに皮膚科専門医へ相談することが推奨されます。
🔍 ほくろ除去の主な治療方法とその特徴
ほくろ除去の方法には複数の選択肢があり、ほくろの種類・大きさ・部位・患者さんの希望などを考慮して最適な方法が選ばれます。ここでは代表的な治療方法とそれぞれの特徴について解説します。
✅ 切除縫合法
メスを使ってほくろを含む皮膚を切除し、縫い合わせる方法です。確実にほくろを取り除くことができ、切除した組織を病理検査に提出できるというメリットがあります。特に大きなほくろや、悪性が疑われるほくろに適しています。傷跡は線状に残りますが、時間の経過とともに目立ちにくくなります。局所麻酔を使用するため、処置中の痛みはほとんどありません。保険診療で行われることが多い方法の一つです。
📝 くりぬき法(パンチ法)
円形のメスを使ってほくろをくりぬくように切除する方法です。比較的小さくて盛り上がりのあるほくろに適しています。縫合する場合としない場合があり、傷が自然にふさがるのを待つ方法もあります。処置時間が短く、傷跡が目立ちにくいという特徴があります。保険診療・自費診療のどちらでも行われる方法です。
🔸 炭酸ガス(CO2)レーザー
レーザーを照射してほくろの組織を蒸散させる方法です。出血が少なく、周囲の組織へのダメージを最小限に抑えられるため、ダウンタイムが少なめです。小さくて浅いほくろに向いており、仕上がりがきれいになりやすいというメリットがあります。ただし、組織が残らないため病理検査ができないことと、深いほくろでは再発する可能性があることが注意点です。基本的に自費診療となります。
⚡ 電気焼灼法
電気メスを使ってほくろを焼き切る方法です。出血を抑えながら除去できるのが特徴で、比較的小さなほくろに適しています。CO2レーザーと同様に組織が残らないため病理検査には向いておらず、深いほくろでは再発の可能性があります。
🌟 液体窒素による冷凍凝固療法
液体窒素を使って組織を凍結・壊死させる方法です。ほくろよりも脂漏性角化症やウイルス性いぼの治療に使われることが多く、ほくろへの使用は限定的です。複数回の治療が必要なことが多く、再発することもあります。
どの方法が最適かは、ほくろの状態や患者さんの希望、担当医師の判断によって異なります。受診の際に複数の選択肢について説明を受け、納得した上で治療法を選ぶことが大切です。

💪 保険診療と自由診療のそれぞれの費用目安
ほくろ除去の費用は、保険適用か否か、使用する治療方法、ほくろの大きさや数、受診するクリニックによって大きく異なります。以下では参考となる費用の目安について解説します。なお、費用はあくまでも目安であり、実際には医療機関ごとに異なります。
💬 保険診療の場合
保険診療でほくろを切除する場合、費用は健康保険の点数(診療報酬)に基づいて計算されます。患者さんの自己負担は通常1割から3割となります(年齢や加入している保険の種類によって異なります)。
切除縫合法の場合、ほくろの大きさによって保険点数が異なります。直径2cm未満の場合と2cm以上の場合では点数が変わり、また部位(体表か特殊な部位か)によっても異なります。一般的に、直径2cm未満の体表のほくろを切除縫合法で除去する場合、3割負担の患者さんで数千円から1万円程度の自己負担になることが多いです。これに初診料・再診料、病理検査費用、処方薬の費用などが加わります。
病理組織検査を行う場合は別途費用が発生します。病理検査の費用も定められており、3割負担の場合は数百円から数千円程度が追加されます。
✅ 自由診療の場合
自費診療の場合は医療機関ごとに料金が自由に設定されるため、費用のばらつきが大きくなります。一般的な相場として、レーザー治療では1か所あたり5,000円から30,000円程度のことが多いですが、ほくろの大きさや部位、使用するレーザーの種類によって異なります。
切除縫合法を自費診療で行う場合は、1か所あたり15,000円から50,000円程度が相場とされています。美容クリニックでは、アフターケアや丁寧なカウンセリングなどを含めた料金設定がされていることが多いです。
複数のほくろを同時に除去する場合、2か所目以降は割引になるクリニックもあります。費用については事前にしっかり確認し、見積もりを取ることをお勧めします。
📝 医療費控除について
美容目的での自費診療は医療費控除の対象外とされています。一方、医学的必要性がある治療として行った場合は、保険診療・自費診療問わず医療費控除の対象になる可能性があります。年間の医療費が10万円を超える場合(または所得の5%を超える場合)には確定申告で申請できますので、領収書はきちんと保管しておきましょう。
Q. ほくろ除去の治療方法ごとの費用の目安を教えてください。
保険診療での切除縫合法は、3割負担の場合に数千円〜1万円程度が目安で、別途初診料や病理検査費が加算されます。自費診療では、炭酸ガスレーザーが1か所あたり5,000〜30,000円、切除縫合法が15,000〜50,000円程度が相場です。費用は医療機関やほくろの大きさ・数によって異なるため、事前に見積もりを確認することが大切です。
🎯 ほくろ除去を受ける前に知っておくべきリスクと注意点
ほくろ除去は比較的安全な処置ですが、医療行為である以上、一定のリスクや注意点があります。事前にしっかりと理解しておくことで、術後のトラブルを防ぐことができます。
🔸 傷跡について
ほくろを除去した後には必ず何らかの傷跡が残ります。切除縫合法では線状の傷跡が、レーザーや電気焼灼では丸い傷跡が残ることが多いです。多くの場合、時間の経過とともに傷跡は目立たなくなりますが、完全に消えるわけではありません。
傷跡のケアとして、術後しばらくはテープや軟膏を使用することが指示されることがあります。また、紫外線を当てると色素沈着が起こりやすくなるため、日焼け止めや遮光テープでのUVケアが重要です。
ケロイド体質(傷が盛り上がりやすい体質)の方は、傷跡が目立ちやすくなることがあります。受診時に体質について医師に相談しておきましょう。
⚡ 再発の可能性
レーザーや電気焼灼で除去した場合、ほくろの根が深い場合には再発することがあります。特に、見た目は小さくても根が深いほくろでは、表面のみを焼いてもほくろの細胞が残ってしまうことがあります。切除縫合法やくりぬき法では、ほくろを確実に取り除くため再発のリスクは低くなります。
🌟 感染・出血のリスク
どのような処置でも感染や出血のリスクはゼロではありません。術後の傷口の清潔を保ち、医師の指示に従ったケアを続けることが大切です。傷口が赤く腫れたり、膿んだりする症状が現れた場合は、早めに受診するようにしましょう。
💬 麻酔についての注意
ほくろ除去では局所麻酔を使用することがほとんどです。麻酔薬に対してアレルギーがある方は事前に必ず申告してください。また、麻酔の注射時に一時的な痛みやチクッとした感覚がありますが、処置自体の痛みはほとんど感じません。
✅ ダウンタイムについて
処置後はしばらく赤みや腫れが続くことがあります。切除縫合法の場合、抜糸まで1週間から2週間程度かかります。レーザー治療では傷がふさがるまで1週間から2週間程度、その後も色素沈着が落ち着くまで数か月かかることがあります。処置前に仕事や予定への影響を考慮してスケジュールを組むことをお勧めします。
💡 皮膚科とクリニックの選び方:信頼できる医療機関を見つけるポイント
ほくろ除去を安全に受けるためには、信頼できる医療機関を選ぶことが非常に重要です。ここでは良いクリニックを見つけるためのポイントを紹介します。
📝 皮膚科専門医が在籍しているかを確認する
ほくろの診断・治療において、皮膚科専門医の存在は非常に重要です。日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医は、一定の臨床経験と試験をクリアした専門家です。ほくろの良悪性の判断や適切な治療法の選択において、専門的な知識と経験が必要となるため、皮膚科専門医が在籍するクリニックを選ぶことを強くお勧めします。
🔸 ダーモスコピー検査を行っているかどうか
ダーモスコピーとは、特殊なレンズを使って皮膚の表面を拡大して観察する検査機器です。ほくろの良悪性を判断する際に非常に有用であり、皮膚科専門医がダーモスコピーを使って診察を行っているクリニックは、診断の精度が高いと言えます。受診前にダーモスコピー検査を行っているか確認しておくとよいでしょう。
⚡ 丁寧なカウンセリングと説明を行っているか
治療前に十分な説明を受け、疑問や不安を解消できる環境があることは大切です。治療方法、費用、リスク、術後のケア方法などについて丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。一方的に治療を勧めるのではなく、患者さんの意向を尊重して治療方針を決めてくれるクリニックが理想的です。
🌟 費用の透明性
自費診療を行う場合は、治療前に料金の明細を明確に提示してくれるクリニックを選びましょう。「追加費用が発生するかもしれない」という曖昧な説明や、術後に予想外の費用請求があるクリニックは注意が必要です。事前に見積もりを確認し、全費用を把握した上で治療を受けることが大切です。
💬 術後のフォロー体制

ほくろ除去後のケアや経過観察も重要です。術後のトラブルが起きた際に迅速に対応してくれる体制が整っているか、定期的なフォローアップを行ってくれるかを確認しておきましょう。緊急時の連絡先が明確になっているかも確認ポイントの一つです。
✅ 口コミや評判の確認
実際に受診した患者さんの口コミや評判は、クリニック選びの参考になります。ただし、口コミは主観的な情報であることも念頭に置き、複数の情報源を参考にすることをお勧めします。
Q. ほくろ除去後に残る傷跡やダウンタイムはどのくらいですか?
ほくろ除去後は治療法により傷跡の形が異なり、切除縫合法では線状、レーザーや電気焼灼では丸い傷跡が残ります。抜糸は術後1〜2週間程度で、傷がふさがるまで同程度かかります。色素沈着が落ち着くには数か月かかる場合もあるため、術後は医師の指示に従い、紫外線対策として日焼け止めや遮光テープを使用することが重要です。
📌 受診の流れ:初診からほくろ除去までのステップ
実際にほくろ除去を受けるまでの流れを把握しておくと、受診時に戸惑うことが少なくなります。一般的なステップを紹介します。
📝 ステップ1:受診・問診
まず皮膚科またはクリニックを受診します。初診では問診票に、ほくろができた時期、変化の有無、気になっている症状(出血・かゆみ・痛みなど)、既往歴、アレルギーなどを記入します。予約制のクリニックが増えていますので、事前に予約を取ってから受診することをお勧めします。
🔸 ステップ2:診察・検査
医師による視診、触診、ダーモスコピー検査などを通じて、ほくろの性質・大きさ・深さ・悪性の可能性などを評価します。この診察によって、保険適用になるかどうか、どの治療方法が適切かが判断されます。
⚡ ステップ3:治療方針の説明・同意
診察結果を踏まえて、医師から治療方針の説明を受けます。推奨される治療方法、費用、リスク、術後ケアの方法などについて詳しく説明されます。疑問点は遠慮なく質問し、十分に理解した上で治療への同意書にサインします。
🌟 ステップ4:処置・手術
同日に処置が行われる場合と、別日に改めて予約を取る場合があります。処置当日は、ほくろの周囲を消毒し、局所麻酔を行った後に除去処置を実施します。処置時間はほくろの数や大きさ、方法によって異なりますが、多くの場合15分から1時間程度で終わります。
💬 ステップ5:術後ケアと経過観察
処置後は傷口の保護とケアが必要です。医師の指示に従い、軟膏の塗布や絆創膏の貼付を行います。切除縫合法の場合は抜糸のために再度来院が必要です。病理検査を行った場合は、2週間から4週間後に結果を聞くために来院します。その後も定期的な経過観察を行い、傷跡の状態やほくろの再発がないかを確認します。
✅ ステップ6:術後の日常生活での注意点
術後は傷口が完全に治癒するまでの間、いくつかの注意が必要です。激しい運動や入浴(傷口が水に濡れることを避ける期間がある場合も)、飲酒などは制限されることがあります。また、紫外線対策として日焼け止めの使用や遮光テープの貼付が推奨されます。指示された期間はきちんと守り、不安な点があればすぐに担当クリニックに相談しましょう。
📝 保険診療と自費診療では流れが若干異なることも
保険診療では処置の当日または数日後に除去を行うことが多いですが、自費診療(美容クリニックなど)では、カウンセリングの日と施術の日を別に設定するケースも多いです。複数のほくろを同時に除去したい場合は、最初の受診時にすべてのほくろについて相談することをお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「ほくろが気になるけれど、保険が使えるのか不安で受診をためらっていた」というお声を多くいただきます。保険適用の可否は実際に診察してみなければ判断できないケースも多く、まずは気軽にご相談いただくことが大切です。最近の傾向として、ダーモスコピー検査により一見良性に見えるほくろに注意が必要な所見が見つかることもありますので、見た目だけで自己判断せず、気になるほくろはお早めに皮膚科専門医へご相談ください。」
✨ よくある質問
ほくろ除去が保険適用となるのは、「医学的な必要性がある」と医師が判断した場合に限られます。悪性の疑いがある場合、炎症や感染を繰り返している場合、日常生活に支障をきたしている場合などが対象です。美容目的での除去は原則として自費診療となります。保険適用の可否は実際に診察してみなければ判断できないケースも多いため、まずは皮膚科専門医にご相談ください。
保険診療の場合、3割負担の方で数千円から1万円程度が目安です(初診料・病理検査費用などが別途加算されます)。自費診療の場合は、レーザー治療で1か所あたり5,000〜30,000円、切除縫合法で15,000〜50,000円程度が相場です。医療機関やほくろの大きさ・数によって異なるため、事前に見積もりを確認することをお勧めします。
ほくろを除去した後には、程度の差はあれ何らかの傷跡が残ります。切除縫合法では線状の傷跡が、レーザーや電気焼灼では丸い傷跡が残ることが多いです。ただし、時間の経過とともに目立ちにくくなるのが一般的です。術後は紫外線対策や医師の指示に従ったケアを行うことで、傷跡をより目立ちにくくすることができます。
主な治療方法として、メスで切除して縫い合わせる「切除縫合法」、円形のメスでくりぬく「くりぬき法(パンチ法)」、レーザーで蒸散させる「炭酸ガス(CO2)レーザー」、電気メスで焼き切る「電気焼灼法」などがあります。ほくろの大きさ・深さ・部位・患者さんの希望などを考慮して、担当医師が最適な方法を提案します。
「ABCDEルール」に当てはまるほくろは早めの受診が推奨されます。具体的には、左右非対称(A)、境界がギザギザ(B)、色のムラがある(C)、直径6mm以上(D)、形や色が変化している(E)のいずれかに該当する場合です。また、短期間で急に大きくなった、出血や炎症を繰り返すといった症状があるほくろも、皮膚科専門医への相談をお勧めします。
🔍 まとめ
皮膚科におけるほくろ除去の保険適用については、「医学的な必要性があるかどうか」が最も重要な判断基準となります。悪性の疑いがある場合、炎症や感染を繰り返している場合、日常生活に支障をきたしている場合などは保険診療の対象となりますが、美容目的での除去は原則として自費診療となります。
治療方法には切除縫合法、くりぬき法、レーザー治療、電気焼灼法などがあり、ほくろの状態や患者さんの希望によって最適な方法が選ばれます。費用は保険診療か自費診療か、使用する方法、ほくろの大きさや数によって大きく異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
クリニックを選ぶ際は、皮膚科専門医が在籍しているか、ダーモスコピー検査に対応しているか、丁寧なカウンセリングと説明があるか、費用が透明かどうかなどのポイントを確認しましょう。ほくろが急に変化した場合や、気になる症状がある場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。まずは専門医による診察を受け、自分のほくろの状態を正確に把握した上で、最適な治療方針について相談してみてください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ほくろ(色素性母斑)の診断基準、メラノーマのABCDEルール、ダーモスコピー検査の活用、皮膚科専門医による治療方針に関する診療ガイドライン
- 厚生労働省 – 健康保険の適用条件・自己負担割合(1〜3割)、保険診療と自由診療の区分、医療費控除の制度に関する公式情報
- 日本形成外科学会 – 切除縫合法・くりぬき法などほくろ除去の外科的治療方法、術後ケア、傷跡・ケロイド体質への対応に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務