
💬 「食事を変えたらニキビが減った」って聞いたことありませんか?
実は、毎日の食べ物はニキビの発生に深く関わっています。皮脂の分泌、肌のターンオーバー、腸内環境…食事が肌に影響するルートは複数あります。
⚡ この記事を読めば、ニキビができにくい食べ物・悪化させる食べ物が科学的根拠とともにわかります。
📌 読まないと、今日も同じ食事でニキビを悪化させているかも…
日常の食生活をちょっと見直すだけで、ニキビに悩む毎日から解放されるきっかけになります。ぜひ最後まで読んで、自分の食習慣と照らし合わせてみてください!
目次
- 📌 ニキビと食事の関係を知ろう
- ✅ ニキビができにくい食べ物【ビタミン系】
- ✅ ニキビができにくい食べ物【ミネラル系】
- ✅ ニキビができにくい食べ物【食物繊維・腸内環境】
- ✅ ニキビができにくい食べ物【抗酸化・抗炎症作用】
- 🔸 ニキビを悪化させやすい食べ物
- 🔸 食事以外でニキビに影響する生活習慣
- ⚡ 食事だけでは改善しない場合の対処法
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
亜鉛・ビタミン類・食物繊維・青魚など抗炎症作用のある食品がニキビ予防に有効で、高GI食品・牛乳・揚げ物は悪化要因となる。食事改善で効果が出ない場合はアイシークリニックへの相談が推奨される。
💡 1. ニキビと食事の関係を知ろう
ニキビ(尋常性痤瘡)は、毛穴の皮脂腺が過剰に皮脂を分泌し、アクネ菌が繁殖して炎症を起こすことで発生します。この過程において、食事が関与するポイントはいくつかあります。
まず一つ目は、血糖値の変動です。高GI食品(血糖値を急上昇させる食品)を摂取すると、インスリンが大量に分泌されます。このインスリンの急上昇は、IGF-1(インスリン様成長因子)というホルモンの分泌を促し、皮脂腺の活動を高め、皮脂の分泌量を増やすことが研究によって示されています。また、インスリンの増加はアンドロゲン(男性ホルモン)の産生にも影響し、これもまた皮脂腺を刺激する要因になります。
二つ目は腸内環境との関係です。腸と肌の関係は「腸肌相関(gut-skin axis)」とも呼ばれ、腸内フローラのバランスが乱れると全身性の炎症が起きやすくなり、ニキビの悪化につながる可能性があるとされています。食物繊維や発酵食品を通じて腸内環境を整えることは、間接的に肌の状態を良好に保つことに役立つと考えられています。
三つ目は、栄養素の不足や過剰です。ビタミンAやビタミンCは肌のターンオーバーを助け、亜鉛は皮脂の調節に関与しています。これらが不足すると、毛穴が詰まりやすくなったり炎症が長引いたりするリスクが上がります。
このように、食事とニキビの関係は単純ではなく、複数のルートが複雑に絡み合っています。特定の食べ物が「ニキビを治す」わけではありませんが、食事内容を工夫することでニキビができにくい体の状態を作ることは十分可能です。
Q. ニキビ予防に効果的なビタミンにはどんなものがありますか?
ニキビ予防に役立つビタミンとして、毛穴の詰まりを防ぐビタミンA(にんじん・かぼちゃ)、皮脂代謝を助けるビタミンB2・B6(レバー・まぐろ)、抗酸化作用を持つビタミンC(赤パプリカ・キウイ)、皮脂の酸化を抑えるビタミンE(アーモンド・アボカド)が挙げられます。
📌 2. ニキビができにくい食べ物【ビタミン系】
✅ ビタミンA(β-カロテン)を含む食べ物
ビタミンAは皮膚の細胞の正常な分化を促進し、毛穴の詰まりを防ぐ働きがあります。ニキビ治療薬として使われるレチノイン酸(ビタミンA誘導体)がある通り、ビタミンAは皮脂の調節にも関係しています。食品から摂取する場合は、β-カロテン(体内でビタミンAに変換される)が豊富な食品が安全で効果的です。
代表的な食品としては、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜が挙げられます。これらは炒め物にすることで吸収率が上がるため、調理方法にも少し気を配ると良いでしょう。
📝 ビタミンB2・B6を含む食べ物
ビタミンB2(リボフラビン)は脂質の代謝をサポートし、皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。ビタミンB6(ピリドキシン)は皮脂腺のホルモンバランスの調整に関与し、特に女性の月経前後のホルモン変動によるニキビに対して有効とされることがあります。
ビタミンB2が豊富な食品には、レバー、納豆、卵、乳製品、アーモンドなどがあります。ビタミンB6はまぐろ、かつお、鶏肉、バナナ、さつまいもなどに多く含まれます。これらはどれも入手しやすい食材であるため、毎日の食事に取り入れやすいでしょう。
🔸 ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCはコラーゲンの合成を促し、肌のバリア機能を強化する作用があります。また、強力な抗酸化物質として、酸化によるニキビの悪化を抑える効果も期待されています。さらに、アクネ菌が増殖する際に発生する活性酸素を中和することで、炎症を和らげる働きも持っています。
ビタミンCが豊富な食品としては、赤パプリカ、キウイフルーツ、いちご、ブロッコリー、柑橘類(レモン、オレンジ)などが挙げられます。ビタミンCは水溶性で熱に弱いため、生で食べられる食品を意識的に選ぶことが吸収効率の向上につながります。
⚡ ビタミンEを含む食べ物
ビタミンEは脂溶性の抗酸化ビタミンで、細胞膜の酸化を防ぎ、肌細胞を保護する機能があります。皮脂の酸化を抑えることで、毛穴の詰まりや炎症の進行を緩やかにする効果が期待されています。ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が得られるとも言われています。
ビタミンEが多く含まれる食品は、アーモンドやひまわりの種などのナッツ類、アボカド、オリーブオイル、かぼちゃ、ほうれん草などです。ただし、ナッツ類は脂質も多いため、食べ過ぎには注意が必要です。一日にひとつかみ程度を目安にしましょう。
✨ 3. ニキビができにくい食べ物【ミネラル系】
🌟 亜鉛を含む食べ物
亜鉛はニキビ対策において最も重要なミネラルの一つです。亜鉛には皮脂の分泌を調整する作用と、抗炎症作用の両方があります。また、アクネ菌の増殖を抑制する働きもあり、複数の作用経路でニキビを予防する効果があると考えられています。実際に、亜鉛サプリメントがニキビの改善に効果を示したという臨床研究も複数報告されています。
亜鉛を多く含む食品としては、牡蠣(かき)が圧倒的にトップです。その他にも牛肉(特に赤身)、豚肉、カシューナッツ、チーズ、大豆製品(納豆、豆腐)なども比較的亜鉛を多く含みます。ただし、亜鉛はフィチン酸(穀物や豆類に含まれる)によって吸収が阻害される場合があるため、動物性食品からの摂取が吸収効率の面では有利です。
💬 セレンを含む食べ物
セレンはあまり知名度が高くありませんが、強力な抗酸化酵素(グルタチオンペルオキシダーゼ)の構成成分として肌の酸化ダメージを防ぐ働きがあります。ニキビの炎症を伴う酸化ストレスを軽減する上で、セレンの摂取も重要です。
セレンはブラジルナッツに特に豊富に含まれており、1〜2粒食べるだけで一日の必要量をほぼ満たすことができます。その他にも、まぐろ、えび、卵、鶏肉にも含まれています。ただし、セレンは過剰摂取すると毒性が出る場合があるため、サプリメントで大量摂取することは避けてください。
✅ マグネシウムを含む食べ物
マグネシウムはホルモンバランスの調整に関与しており、特に女性のホルモン性ニキビに影響することがあります。また、ストレス応答にも関わっているため、マグネシウムが不足するとストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増加し、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させる可能性があります。
マグネシウムが豊富な食品には、ひじきなどの海藻類、ほうれん草、アーモンド、大豆、玄米などがあります。精製された白米や白いパンに比べ、玄米や全粒粉パンにはマグネシウムが多く残っているため、主食の一部を置き換えるだけでも摂取量を増やすことができます。
Q. 亜鉛がニキビに良いと言われる理由は何ですか?
亜鉛はニキビ対策において特に重要なミネラルです。皮脂の分泌を調整する作用、抗炎症作用、アクネ菌の増殖を抑制する働きという複数の経路でニキビを予防します。亜鉛サプリメントの改善効果を示した臨床研究も複数あり、食品では牡蠣が最も豊富な摂取源です。
🔍 4. ニキビができにくい食べ物【食物繊維・腸内環境】
📝 食物繊維を含む食べ物
食物繊維は腸内環境を整え、善玉菌の餌になる「プレバイオティクス」としての機能を持ちます。腸内で善玉菌が増えると、短鎖脂肪酸という物質が産生され、腸壁のバリア機能を高め、全身の炎症を抑える方向に働くとされています。これが「腸肌相関」のメカニズムの一部です。
また、食物繊維は血糖値の急上昇を緩やかにする効果もあるため、ニキビ悪化の一因となるインスリンの急増を防ぐ働きも持ちます。一石二鳥の栄養素と言えるでしょう。
食物繊維が豊富な食品としては、ごぼう、こんにゃく、さつまいも、玄米、オートミール、豆類(ひよこ豆、レンズ豆、大豆)、きのこ類などが代表的です。特に水溶性食物繊維(オートミール、海藻、りんごなどに多い)は善玉菌のエサになりやすいため、積極的に摂ることをおすすめします。
🔸 発酵食品(プロバイオティクス)
食物繊維が善玉菌の「えさ」だとすれば、発酵食品は善玉菌そのものを直接補給するものです。ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、キムチ、味噌、甘酒などの発酵食品は、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを多く含み、腸内フローラのバランスを整えるのに役立ちます。
腸内環境が改善されると、免疫機能が正常化しやすくなり、炎症が起きにくい体の状態が作られます。ニキビの炎症を軽減するためにも、発酵食品を毎日の食事に取り入れることは非常に意義があります。毎朝のヨーグルトや、食事に小さな器の味噌汁や納豆を加えるだけでも、腸内環境へのアプローチになります。

💪 5. ニキビができにくい食べ物【抗酸化・抗炎症作用】
⚡ オメガ3脂肪酸を含む食べ物
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は抗炎症作用を持つ不飽和脂肪酸で、ニキビの炎症を抑える効果が期待されています。現代の食生活ではオメガ6脂肪酸(炎症促進的に働くことがある)の摂取が多くなりがちであり、オメガ3を意識的に摂ることでそのバランスを整えることが重要です。
オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品は、サバ、いわし、さんま、鮭などの青魚です。週に2〜3回、青魚を食事に取り入れることが理想的と言われています。植物性の食品ではアマニ油、えごま油、くるみなどにもオメガ3が含まれますが、これらに含まれるα-リノレン酸はEPA・DHAへの変換効率が低いため、魚からの摂取が効率的です。
🌟 ポリフェノールを含む食べ物
ポリフェノールは植物が持つ抗酸化物質で、ニキビの炎症抑制や酸化ストレスの軽減に役立つとされています。種類によって含まれる食品が異なります。
例えば、緑茶に含まれるカテキンはアクネ菌に対する抗菌作用があることが研究で示されており、実際に緑茶エキスを使ったスキンケア製品も存在します。ブルーベリー、いちご、紫キャベツなどに含まれるアントシアニン、赤ワインやぶどうに含まれるレスベラトロールなども抗炎症・抗酸化の観点から注目されています。
また、カカオ含有率の高いダークチョコレートも適量であればポリフェノールの供給源になります。ただし、砂糖の多いミルクチョコレートは血糖値を上げるため逆効果になる可能性があります。カカオ70%以上のものを少量楽しむ程度であれば、肌への悪影響は小さいと考えられています。
💬 低GI食品
低GI(グリセミック指数)食品とは、血糖値をゆっくりと上昇させる食品のことです。先述の通り、血糖値の急上昇はインスリンの大量分泌を引き起こし、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させる可能性があります。そのため、低GI食品を選ぶことはニキビ予防において非常に重要です。
低GIの食品としては、玄米、全粒粉パン、そば、大麦(もち麦)、豆類、ほとんどの野菜類などがあります。白米を玄米に変えたり、白いパンを全粒粉パンに替えたりするだけでも、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。食物繊維や酢(酢飯、酢の物など)を一緒に摂取するのも血糖値の上昇を抑える手助けになります。
Q. 腸内環境を整えるとニキビが改善する理由は?
腸と肌の関係は「腸肌相関(gut-skin axis)」と呼ばれています。腸内フローラのバランスが乱れると全身性の炎症が起きやすくなりニキビが悪化します。ヨーグルト・納豆などの発酵食品でプロバイオティクスを補い、ごぼう・豆類などの食物繊維で善玉菌を育てることが腸内環境の改善につながります。
🎯 6. ニキビを悪化させやすい食べ物
ニキビに良い食べ物を知るのと同様に、悪化させやすい食べ物を把握しておくことも重要です。すべての人に同じ影響があるわけではありませんが、傾向として注意が必要な食品を紹介します。
✅ 高GI食品(白米、白いパン、甘い菓子類)
白米、白いパン、うどん、砂糖を多く含む菓子類、清涼飲料水など、急激に血糖値を上げる食品はニキビを悪化させやすいとされています。特に食事の大部分をこのような高GI食品で構成している場合、皮脂分泌の増加とホルモンバランスの乱れを招きやすくなります。完全に避ける必要はありませんが、量を減らしたり低GIの食品に置き換えたりすることが推奨されます。
📝 乳製品(特に牛乳)
乳製品とニキビの関係はまだ議論があるところですが、いくつかの大規模な観察研究では牛乳の摂取量が多い人ほどニキビが多いという関連性が示されています。牛乳に含まれるホルモン様物質やIGF-1、さらに牛乳が血糖値に与える影響(ホエイプロテインによるインスリン分泌促進)などが原因として考えられています。
ただし、ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品は牛乳ほどの影響がないとも言われており、一概に「乳製品はすべてニキビに悪い」とは言えません。ニキビが気になる場合は、一定期間牛乳の摂取を控えてみて、肌の変化を確認するというアプローチも考えられます。
🔸 揚げ物・ファストフード・加工食品
揚げ物や加工食品には、トランス脂肪酸や質の悪い植物性油(オメガ6脂肪酸の過剰)が含まれることが多く、体内の炎症を促進する方向に働くことがあります。また、加工食品には血糖値を上げる精製糖や精製小麦粉も多く含まれています。さらに、塩分が多い食品は水分バランスを崩し、肌のむくみや毛穴詰まりの一因になることもあります。
週に何度もファストフードや揚げ物を食べる習慣がある場合は、頻度を減らすことがニキビ改善の一助になりえます。
⚡ アルコール

アルコールは肝臓での解毒作用を低下させ、ホルモンバランスを乱す可能性があります。また、利尿作用により脱水を引き起こし、肌の乾燥・バリア機能の低下につながることもあります。さらに、甘いカクテルやビールは糖質を多く含み、血糖値の上昇を招く場合もあります。飲酒の習慣がある場合は、量を控えめにし、飲んだ後はしっかり水分補給をすることを心がけましょう。
🌟 チョコレート・脂っこい食べ物
「チョコレートを食べるとニキビができる」という話はよく聞きますが、現時点では科学的な根拠は限定的です。問題はチョコレートそのものというよりも、砂糖や乳製品、精製糖質の多いミルクチョコレートを大量に食べることによる血糖値スパイクである可能性が高いとされています。カカオ含有率の高いダークチョコレートを少量食べる程度であれば、過度に恐れる必要はないでしょう。
💡 7. 食事以外でニキビに影響する生活習慣
食事はニキビ対策の重要な一部ですが、それだけで完全に解決するものではありません。食習慣と合わせて見直したい生活習慣を紹介します。
💬 水分補給
水分が不足すると皮膚が乾燥し、肌のバリア機能が低下します。すると、肌は乾燥を補おうとして皮脂の分泌を増やし、かえって毛穴が詰まりやすくなることがあります。一日1.5〜2リットルの水を目安に、こまめに水分を補給することが大切です。砂糖の多い清涼飲料水ではなく、水や緑茶・麦茶などを選ぶようにしましょう。
✅ 睡眠
睡眠不足はコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増やし、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させます。また、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌の修復・再生が行われるため、十分な睡眠を取ることが健やかな肌には欠かせません。毎日7〜8時間を目標に、規則正しい睡眠リズムを維持することを目指しましょう。
📝 ストレス管理
ストレスが加わると、副腎からコルチゾールが分泌され、皮脂の分泌が増えてニキビが悪化しやすくなります。適度な運動、趣味の時間、瞑想やヨガなど、自分に合ったストレス発散方法を日常に取り入れることがニキビ対策にも有効です。運動は血行を促進し、肌の新陳代謝を助ける効果もあります。
🔸 スキンケア習慣
食事と並行して、適切なスキンケアを行うことも重要です。洗顔は一日2回(朝と夜)を基本とし、摩擦を避けやさしく洗います。洗いすぎると肌のバリアが壊れて皮脂が増えるため注意が必要です。保湿はニキビ肌にも必須で、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)と表示のある製品を選ぶと安心です。
Q. 食事改善をしてもニキビが治らない場合はどうすればいいですか?
食事や生活習慣を見直しても炎症の強いニキビが続く場合は、医療機関への相談が推奨されます。アイシークリニックでは、ニキビの状態を丁寧に診察した上で、外用薬・内服薬・レーザー治療・ケミカルピーリングなど一人ひとりに適した治療プランを提案しています。自己判断に限界を感じたら早めの受診が大切です。
📌 8. 食事だけでは改善しない場合の対処法
食事を改善し、生活習慣を見直しても、ニキビが改善しない場合や、炎症の強いニキビ(赤く腫れた状態、膿を持つ状態)が続く場合は、皮膚科や美容皮膚科への相談を検討することをおすすめします。
重度のニキビや繰り返すニキビには、食事の工夫だけでは十分に対処できないことがあります。医療機関では、外用薬(抗生物質入りのクリーム、レチノイン酸、過酸化ベンゾイルなど)、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、低用量ピルなど)、さらには医療機器を使ったレーザー治療やケミカルピーリングなど、さまざまな治療選択肢があります。
特に、ホルモンバランスの乱れが原因となっている場合(月経周期に合わせてニキビが出る場合など)は、ホルモン療法が有効なことがあります。また、重症のニキビではイソトレチノイン(ロアキュタン)という内服薬が選択されることもあります。
アイシークリニック池袋院では、ニキビの状態を丁寧に診察した上で、一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。「食事を変えてもニキビが治まらない」「何度も繰り返す」「跡が残るのが心配」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビでご相談にいらっしゃる患者様の多くが、食事や生活習慣を丁寧に見直すことで肌の状態が改善するケースを経験しています。この記事で解説されているように、血糖値の管理や腸内環境へのアプローチは医学的にも重要な視点であり、日々の食事の積み重ねが肌に与える影響は決して小さくありません。ただし、炎症の強いニキビや繰り返すニキビは食事改善だけでは限界があることも多いため、お一人で悩まれる前にぜひ早めにご相談いただければ、より適切なアプローチを一緒に考えることができます。」
✨ よくある質問
亜鉛がニキビ対策において特に重要なミネラルとされています。亜鉛には皮脂の分泌を調整する作用、抗炎症作用、アクネ菌の増殖を抑制する働きがあります。牡蠣に最も豊富に含まれており、牛肉の赤身・納豆・チーズなども良い摂取源です。亜鉛サプリメントがニキビ改善に効果を示した臨床研究も複数報告されています。
複数の観察研究で、牛乳の摂取量が多い人ほどニキビが多い傾向が示されています。牛乳に含まれるホルモン様物質やIGF-1、インスリン分泌を促すホエイプロテインが原因と考えられています。ただし、ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品は牛乳ほどの影響がないとも言われており、一概に「乳製品すべてが悪い」とは言えません。
腸と肌の関係は「腸肌相関(gut-skin axis)」と呼ばれています。腸内フローラのバランスが乱れると全身性の炎症が起きやすくなり、ニキビの悪化につながる可能性があります。食物繊維や発酵食品(ヨーグルト・納豆・味噌など)を日常的に取り入れることで腸内環境を整え、間接的に肌の状態を良好に保つことが期待できます。
食事や生活習慣を見直しても改善しない場合、または炎症の強いニキビ(赤く腫れたもの・膿を持つもの)が続く場合は、皮膚科や美容皮膚科への相談をおすすめします。アイシークリニック池袋院では、ニキビの状態を丁寧に診察した上で、外用薬・内服薬・レーザー治療など一人ひとりに合った治療プランをご提案しています。
特に注意したい食品は以下の通りです。白米・白いパン・甘い菓子類などの高GI食品は血糖値を急上昇させ皮脂分泌を促します。揚げ物・ファストフード・加工食品は炎症を促進する脂肪酸を多く含みます。アルコールはホルモンバランスを乱し肌の乾燥を招きます。これらを完全に禁止する必要はありませんが、摂取頻度や量を意識的に減らすことがニキビ改善に役立ちます。
🔍 まとめ
ニキビができにくくなるためには、特定の食べ物を魔法のように食べれば解決するわけではなく、日々の食事全体のバランスを整えることが基本になります。ここで紹介したポイントを改めて整理しておきましょう。
ニキビができにくい食べ物として、ビタミンA(緑黄色野菜)・ビタミンB群(レバー、まぐろ、バナナ)・ビタミンC(赤パプリカ、キウイ)・ビタミンE(アーモンド、アボカド)などのビタミン類、亜鉛(牡蠣、牛肉)・セレン(ブラジルナッツ)・マグネシウム(海藻、玄米)などのミネラル類、食物繊維(ごぼう、豆類、玄米)・発酵食品(ヨーグルト、納豆)による腸内環境のケア、そしてオメガ3脂肪酸(青魚)・ポリフェノール(緑茶、ベリー類)・低GI食品(全粒穀物、豆類)などが挙げられます。
一方で、高GI食品(白米、甘い菓子)・牛乳・揚げ物・加工食品・アルコールはニキビを悪化させやすい食品として注意が必要です。
食事の改善と合わせて、十分な水分補給、良質な睡眠、ストレス管理、適切なスキンケアを組み合わせることで、ニキビができにくい体と肌の状態をつくっていくことができます。毎日の小さな選択の積み重ねが、肌の状態に大きな変化をもたらすことがあります。
食事や生活習慣の改善を続けても思うような効果が得られない場合は、ニキビの原因が他にある可能性があります。自己判断に限界を感じたら、早めに医療機関を受診し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。正しいアプローチで取り組むことで、ニキビのない健やかな肌を目指すことができます。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡(ニキビ)の診療ガイドラインにおける病態メカニズム(皮脂腺の過剰分泌・アクネ菌・炎症)および治療方針の根拠として参照
- 厚生労働省 – 「日本人の食事摂取基準」におけるビタミンA・C・E、亜鉛・マグネシウム・セレンなど各栄養素の推奨摂取量および肌・免疫機能への関与についての根拠として参照
- PubMed – 食事とニキビの関係(高GI食品・インスリン・IGF-1・腸肌相関・オメガ3脂肪酸・亜鉛サプリメントの臨床研究など)に関する査読済み科学論文の根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務