
顔や脚に赤い線・網目模様が浮かぶ「毛細血管拡張症」。「どこに相談すればいいの?」「治療費はいくら?」とモヤモヤしたまま放置していませんか?
💬 この記事を読まないと、自分が保険で治療できるのに自費で高額を払ってしまうリスクがあります。
✅ この記事でわかること:
🔸 治療費の相場(顔レーザー1.5〜5万円/脚3〜8万円)
🔸 保険が使える条件と使えない条件の違い
🔸 クリニック選びで失敗しないポイント
⚡ 放置するほど治療が複雑・高額になる可能性あり。気になっているなら早めの相談が正解です。
目次
- 毛細血管拡張症とはどんな状態か
- 毛細血管拡張症の主な原因と発症しやすい部位
- 毛細血管拡張症の種類と症状の特徴
- 毛細血管拡張症の治療法の種類
- 毛細血管拡張症の治療費用の相場
- 保険適用になる場合と自費診療になる場合の違い
- 治療回数と総費用の目安
- クリニック選びで押さえるべきポイント
- 治療前後に気をつけたいこと
- まとめ
📌 この記事のポイント
毛細血管拡張症の治療費は顔のレーザーが1回1.5〜5万円、脚は3〜8万円、硬化療法は1〜4万円が目安。美容目的は自費、下肢静脈瘤や肉芽腫切除は保険適用となる場合あり。アイシークリニックでは保険適用の可否を含め適切な治療法を提案しています。
💡 毛細血管拡張症とはどんな状態か
毛細血管拡張症とは、皮膚の表面近くにある毛細血管が異常に拡張し、肉眼で見えるほど目立つようになった状態をいいます。医学的には「telangiectasia(テランジェクテイジア)」と呼ばれ、赤、ピンク、紫などの細い線状や網目状の模様として皮膚に現れます。
毛細血管そのものは体の全身に張り巡らされており、酸素や栄養を組織に届けるために欠かせない存在です。しかし何らかの原因によって血管壁の弾力が失われたり、血管内の圧力が慢性的に高まったりすると、血管が拡張したまま収縮できなくなり、皮膚の表面から透けて見える状態になります。
見た目の問題だけでなく、かゆみや灼熱感、むずむずした不快感を伴うケースもあります。また、毛細血管拡張症は単独で発症することもありますが、酒さ(ロザセア)、遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病)、強皮症などの基礎疾患に伴って現れることもあるため、正確な診断が重要です。
Q. 毛細血管拡張症とはどのような状態ですか?
毛細血管拡張症とは、皮膚表面近くの毛細血管が異常に拡張し、赤・ピンク・紫の細い線状や網目状の模様として肉眼で見える状態です。かゆみや灼熱感を伴うこともあり、酒さやオスラー病などの基礎疾患に伴って現れる場合もあるため、正確な診断が重要です。
📌 毛細血管拡張症の主な原因と発症しやすい部位
毛細血管拡張症が起きる原因は一つではなく、いくつかの要素が絡み合っていることが多いです。代表的な原因を整理すると以下のようになります。
紫外線ダメージは、毛細血管拡張症を引き起こす最も一般的な原因の一つです。長年にわたって紫外線を浴び続けると、皮膚のコラーゲンや弾性繊維が破壊され、血管を支える組織が弱くなります。その結果、血管が拡張したまま元に戻りにくくなります。鼻の周囲や頬など、日光を受けやすい顔の中心部に発症しやすいのはこのためです。
加齢も大きな要因です。年齢を重ねるとともに皮膚の弾力が低下し、血管壁も脆くなるため、毛細血管が拡張しやすくなります。特に50代以降の女性に多く見られる傾向があります。
ホルモンバランスの変化も関与しています。妊娠中や閉経前後にはエストロゲンの変動が大きく、血管の拡張・収縮をコントロールする働きが乱れやすくなります。これが顔の赤みや毛細血管拡張症の誘因となることがあります。
下肢の静脈瘤も毛細血管拡張症と密接な関係があります。静脈瘤があると静脈内の圧力が高まり、その影響が細い毛細血管にも及んで拡張が起きます。脚の毛細血管拡張症(クモの巣状静脈瘤・網目状静脈瘤)はこのメカニズムで発症するケースが多いです。
その他にも、長時間の立ち仕事や座り仕事、肥満、喫煙、アルコールの過剰摂取、温度差への繰り返しの暴露、ステロイド薬の長期使用なども原因・誘因として挙げられます。
発症しやすい部位としては、顔(鼻・頬・鼻翼周囲)、脚(太もも・ふくらはぎ・膝周辺)、胸部、首などがあります。顔の場合は美容的な観点から悩む方が多く、脚の場合は皮膚の表面に赤紫色の模様が広がることで、スカートやショートパンツを着られないと悩むケースが多く見られます。
✨ 毛細血管拡張症の種類と症状の特徴
毛細血管拡張症にはいくつかの分類があります。発症部位や形態によって呼び名が異なり、治療アプローチも変わってきます。
顔面の毛細血管拡張症は、顔の皮膚表面に赤い細い線が広がるタイプです。鼻を中心に広がることが多く、酒さ(ロザセア)と合併して現れることも少なくありません。慢性的な赤みとして見えるため、肌の色むらや赤ら顔の原因になります。
クモの巣状静脈瘤(spider veins)は、中心から放射状に細い血管が広がる形状が特徴で、クモの巣のように見えることからこの名前がついています。脚に多く発症しますが、顔や胸にも見られます。血管の径は非常に細く(1mm以下)、痛みを伴わないことがほとんどです。
網目状静脈瘤(reticular veins)は、青みがかった網目状の血管が皮膚から透けて見えるタイプです。クモの巣状よりも径が大きく(1〜3mm程度)、主に脚の外側や膝裏に発生します。静脈圧の上昇が関係していることが多く、下肢静脈瘤の初期段階として現れることもあります。
毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)は、皮膚に小さな隆起した赤い腫瘤として現れるタイプで、出血しやすいのが特徴です。妊娠中に口腔内や皮膚に発症することもあります。
遺伝性出血性毛細血管拡張症(HHT・オスラー病)は、常染色体優性遺伝による疾患で、鼻血が繰り返し起きることが特徴です。消化管や肺、脳などの臓器にも毛細血管拡張が及ぶことがあり、内科的管理が必要な場合もあります。
これらの種類によって治療の対象や適切な方法が異なるため、まずは皮膚科や形成外科、血管外科などで正確な診断を受けることが大切です。
Q. 毛細血管拡張症の治療費の相場はいくらですか?
毛細血管拡張症の治療費の目安は、顔のレーザー治療が1回15,000〜50,000円、脚のレーザー治療が1回30,000〜80,000円、硬化療法が1回10,000〜40,000円程度です。治療は複数回必要なことが多く、総費用は数万円から数十万円になるケースもあります。
🔍 毛細血管拡張症の治療法の種類
毛細血管拡張症の治療には、大きく分けてレーザー治療、光治療(IPL)、硬化療法、外科的治療の4つのカテゴリーがあります。それぞれの特徴を理解することが、治療選択の第一歩になります。
✅ レーザー治療
現在、毛細血管拡張症に対して最も広く使われている治療法がレーザー治療です。血管内のヘモグロビン(赤血球の色素)に特定の波長の光を当てることで、血管のみを選択的に破壊し、周囲の皮膚にダメージを与えにくくする仕組みです。
使用されるレーザーの種類としては、Nd:YAGレーザー(1064nm)、ダイレーザー(595nm)、KTPレーザー(532nm)などがあります。脚の毛細血管拡張症には比較的深部まで到達できるNd:YAGレーザーが、顔の細い血管にはダイレーザーやKTPレーザーが適しているとされています。
施術中は輪ゴムで弾かれるような痛みを感じることがありますが、冷却装置付きの機器を使用するクリニックが増えており、以前と比べて快適に受けられるようになっています。施術後は一時的に赤みや腫れが出ることがありますが、数日以内に落ち着くケースがほとんどです。
📝 光治療(IPL:インテンス・パルスド・ライト)
IPLはレーザーとは異なり、特定の波長に絞らず複数の波長の光を照射する治療法です。血管病変だけでなく色素沈着やニキビ跡にも同時にアプローチできるため、全体的な肌質改善を目指す場合に選ばれることがあります。
レーザーと比較すると、1回あたりの効果はやや緩やかですが、治療後のダウンタイムが少ない傾向があります。顔全体の薄い毛細血管拡張症や赤みに対して有効で、複数回の施術を重ねることで徐々に改善が見られます。
🔸 硬化療法
硬化療法は、拡張した血管の中に硬化剤(ポリドカノールなど)を注射し、血管の内壁に炎症を起こして血管を閉塞させる治療法です。主に脚の毛細血管拡張症や網目状静脈瘤、下肢静脈瘤に対して行われます。
注射による治療であるため、施術後は弾性ストッキングの着用が必要です。治療した部位が一時的に茶色く変色したり(色素沈着)、硬くなったりすることがありますが、これらは通常数ヶ月以内に消退します。脚の太い血管に対しては比較的高い有効性が認められており、下肢静脈瘤を伴う場合には保険診療の対象になることもあります。
⚡ 外科的治療
下肢静脈瘤が根本的な原因となっている場合は、静脈瘤そのものを外科的に処置することで毛細血管拡張症の改善が期待できます。ストリッピング手術や血管内焼灼術(レーザー・高周波)などが選択肢となりますが、こちらは主に血管外科や外科で行われる処置です。
また、毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)の場合は、摘除手術が根本的な治療になります。局所麻酔のもとで病変を切除し、組織の病理検査を行うことが一般的です。
💪 毛細血管拡張症の治療費用の相場
毛細血管拡張症の治療費用は、治療の種類、対象の部位や範囲、クリニックの立地や設備などによって大きく異なります。ここでは自費診療の場合を中心に、一般的な費用の目安をお伝えします。
🌟 顔のレーザー治療・光治療の費用目安
顔の毛細血管拡張症に対するレーザー治療(ダイレーザー・KTPレーザーなど)は、1回あたりおおむね15,000円〜50,000円程度が相場です。照射範囲が広い場合や、Nd:YAGレーザーなど高性能な機器を使用する場合は費用が上がる傾向があります。部分的な照射(鼻周囲のみなど)であれば1回10,000〜20,000円程度に収まることもあります。
IPL(光治療)は1回あたり15,000円〜30,000円程度が多く、顔全体を照射する場合に設定されているクリニックが多いです。定期的に受けることで肌質全体の改善を目指すメニューとして提供されているケースも多く、コース契約によって割引が適用されることもあります。
💬 脚のレーザー治療・硬化療法の費用目安
脚の毛細血管拡張症(クモの巣状・網目状)に対するNd:YAGレーザー治療は、1回あたり30,000円〜80,000円程度が目安です。治療範囲が脚全体にわたる場合はさらに費用が高くなることもあります。
硬化療法の場合は、1回あたり10,000円〜40,000円程度が一般的な相場です。注射箇所の数や範囲によって費用が変動し、1回の施術で複数箇所を処置する場合は費用が増えます。比較的リーズナブルに治療できる方法として知られていますが、複数回の通院が必要になることが多いです。
✅ 毛細血管拡張性肉芽腫の切除費用
毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)の切除は、病変の大きさや部位によって異なりますが、自費診療の場合は1箇所あたり10,000円〜30,000円程度の費用がかかることが多いです。ただし、後述するように保険適用となるケースも多く、その場合は3割負担で数千円程度に抑えられます。
Q. 毛細血管拡張症の治療に保険は適用されますか?
毛細血管拡張症の治療は、目的によって保険適用の可否が異なります。下肢静脈瘤に伴う硬化療法・血管内焼灼術、遺伝性出血性毛細血管拡張症の治療、毛細血管拡張性肉芽腫の切除は保険適用になる場合があります。一方、顔や脚の赤みを美容目的で改善する治療は自費診療となります。

🎯 保険適用になる場合と自費診療になる場合の違い
毛細血管拡張症の治療費を考えるうえで最も重要なポイントの一つが、保険が適用されるかどうかという点です。同じ病変でも、診断の内容や治療の目的によって保険適用の可否が変わります。
📝 保険適用になりやすいケース
下肢静脈瘤に伴う毛細血管拡張症で、静脈瘤の治療が必要と判断された場合は、静脈瘤治療として保険が適用されることがあります。具体的には、血管内焼灼術(レーザー・高周波)や硬化療法、ストリッピング手術などが保険診療の対象となります。ただし、保険適用を受けるためには適切な診察・検査(超音波検査など)を経て医師が治療の必要性を認める必要があります。
遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病)による症状(繰り返す鼻血、消化管出血など)の治療も、疾患に対する医療行為として保険診療の対象となります。
毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)は、腫瘤の切除・病理検査として保険が適用されることが多いです。3割負担の場合、切除費用は数千円程度になることが一般的です。
また、酒さ(ロザセア)の治療薬(外用薬・内服薬)は保険処方が可能なため、薬物療法のみで対応できる場合は保険診療で行われます。
🔸 自費診療(保険適用外)になるケース
美容目的と判断される治療は、基本的に自費診療となります。顔の赤みや毛細血管が目立つことへの美容的な改善を目的としたレーザー治療・光治療は、医学的な必要性がないとみなされるため保険適用外です。
脚のクモの巣状・網目状の毛細血管拡張症についても、痛みや浮腫などの症状がなく、美容的な改善が主な目的である場合は自費診療になります。下肢静脈瘤を伴っていても、超音波検査で弁不全(逆流)が確認されない場合は保険適用外と判断されることが多いです。
同じクリニックでも、担当医師や施設によって保険適用の判断が異なる場合があるため、受診の際に費用について事前に確認することをおすすめします。初診時に保険証を持参し、保険診療の対象になるかどうかを医師に相談するのが最善の方法です。
💡 治療回数と総費用の目安
毛細血管拡張症の治療において、1回の施術で完全に改善することは少なく、多くの場合は複数回の治療が必要です。総費用を計算するうえで、治療回数の目安を知っておくことが大切です。
⚡ 顔の毛細血管拡張症の場合
顔のレーザー治療では、一般的に3〜6回程度の施術が推奨されることが多いです。施術の間隔は4〜8週間程度が目安で、1回ごとに徐々に改善していく経過をたどることが多いです。仮に1回25,000円の治療を5回受けた場合、合計で125,000円程度の費用がかかる計算になります。
IPL治療の場合も3〜6回程度のコースが一般的で、コース料金として設定されているクリニックでは、1回ずつ受けるよりも総額を抑えられることがあります。5回コースで60,000〜120,000円程度が目安となります。
🌟 脚の毛細血管拡張症の場合
脚のレーザー治療は、範囲が広いほど1回あたりの費用も高く、また治療回数も多くなる傾向があります。平均的には3〜5回程度の施術が必要で、総費用は100,000〜300,000円以上になることもあります。
硬化療法では1〜3回程度の施術で効果が出ることもありますが、範囲が広い場合や再発した場合は追加の治療が必要になります。総費用は30,000〜100,000円程度のケースが多いです。
💬 初診料・再診料・検査費用
クリニックによっては、初診料・カウンセリング料が別途かかることがあります。初診料は無料としているクリニックもありますが、3,000〜10,000円程度の初診カウンセリング料を設定している施設もあります。超音波検査(下肢静脈瘤の評価)が必要な場合は、検査費用として保険適用でも数千円程度かかります。
また、施術後に処方されるアフターケア用の外用薬(保湿剤、遮光剤など)の費用も考慮に入れておくとよいでしょう。
Q. 毛細血管拡張症の治療後に注意すべきことは何ですか?
レーザー・光治療後は皮膚が紫外線の影響を受けやすいため、SPF30以上の日焼け止めを毎日使用することが重要です。硬化療法後は弾性ストッキングの着用が必要な場合があります。再発予防には紫外線対策・禁煙・適度な運動・長時間の立ちっぱなし回避などの生活習慣の見直しも大切です。
📌 クリニック選びで押さえるべきポイント
毛細血管拡張症の治療は、クリニック選びによって治療効果や費用の満足度が大きく異なります。後悔しない選択をするために、以下のポイントを確認することをおすすめします。
✅ 専門性と医師の経験
毛細血管拡張症の治療は皮膚科、形成外科、美容皮膚科、血管外科など複数の診療科で行われています。担当医師が毛細血管拡張症の治療に精通しているかどうかは非常に重要なポイントです。ホームページで治療実績や医師の専門分野を確認し、不安な点はカウンセリングで直接聞いてみましょう。
📝 使用機器の種類と性能
レーザー治療の効果は、使用する機器の種類・性能に大きく依存します。Nd:YAGレーザー、ダイレーザー、KTPレーザーなど複数の機器を保有するクリニックでは、症状に応じた最適な治療を選べる可能性が高まります。また、冷却機能付きの機器かどうかも、施術時の痛みや副作用リスクに影響します。
🔸 費用の透明性

治療費の内訳が明確で、追加費用が発生する場合にも事前に説明があるクリニックを選ぶことが大切です。「安さ」だけを基準にするのではなく、費用に見合った技術・設備・アフターケアがあるかどうかを総合的に判断しましょう。ホームページや予約システムで料金表が公開されているかどうかも一つの判断材料です。
⚡ カウンセリングの丁寧さ
初回のカウンセリングで、症状の原因・治療の適応・期待できる効果・リスクと副作用・費用の総額について丁寧に説明してくれるクリニックは信頼度が高いと言えます。「何回でどのくらい改善するか」「改善しない場合はどうするか」などについても、疑問があれば遠慮なく確認しましょう。
🌟 アクセスと通いやすさ
毛細血管拡張症の治療は複数回の通院が前提となることが多いため、自宅や職場からアクセスしやすいクリニックを選ぶことも重要です。通いやすさは治療継続率に直結し、最終的な治療結果にも影響します。
💬 保険診療と自費診療の両方に対応しているか
保険が適用される可能性がある場合は、保険診療にも対応しているクリニックを選ぶのが得策です。美容クリニックのみで自費診療しか提供していない施設では、保険診療への切り替えができないため、最初から皮膚科や形成外科を標榜するクリニックで診てもらうことで選択肢が広がります。
✨ 治療前後に気をつけたいこと
毛細血管拡張症の治療を受ける前後には、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、治療の効果を最大限に引き出し、副作用やトラブルを避けることができます。
✅ 治療前に確認すること
日焼けした状態での施術は、レーザーや光治療の際に火傷や色素沈着のリスクが高まります。施術前の数週間は紫外線対策を徹底し、日焼けを避けることが大切です。
服用中の薬がある場合は、必ず事前に医師に申告してください。特に血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用している場合は、硬化療法やレーザー治療に影響が出る可能性があります。また、光感受性を高める薬を服用している場合もレーザー・光治療のリスクが変わります。
妊娠中・授乳中の方は、施術を受ける前に担当医師に相談してください。特に硬化剤を使用する治療は、妊娠中・授乳中は禁忌とされることが多いです。
📝 治療後のアフターケア
レーザー治療・光治療の後は、照射部位が一時的に赤みを帯びたり、腫れたりすることがあります。保冷剤などで冷やすことが推奨される場合がありますが、施術後の処置については担当医師の指示に従ってください。
施術後は皮膚が紫外線ダメージを受けやすい状態になっているため、日焼け止めの使用と日焼け対策が特に重要です。SPF30以上の日焼け止めを毎日塗り直す習慣をつけましょう。
硬化療法後は、治療後数時間〜数日間は弾性ストッキングの着用が指示されることが多いです。長距離の歩行や飛行機への搭乗は制限される場合もあります。施術後の指示をしっかり守ることが、治療の成功と副作用の軽減につながります。
施術部位に強い痛み、著しい腫れ、皮膚の変色、発熱などの異常が現れた場合は、速やかにクリニックに連絡して受診することが大切です。まれに感染やアレルギー反応が起きることがあるため、少しでも異常を感じたら自己判断せずに医師に相談しましょう。
🔸 再発予防のための生活習慣
毛細血管拡張症は治療で改善できても、原因となる生活習慣や体質が変わらなければ再発する可能性があります。紫外線対策の徹底、禁煙、適度な運動(血流改善)、長時間の立ちっぱなし・座りっぱなしを避けること、適切な体重管理などが再発予防に有効とされています。
脚の毛細血管拡張症については、日常的に弾性ストッキングを着用することで静脈圧の上昇を抑え、症状の進行や再発を防ぐ効果が期待できます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「毛細血管拡張症は「病気なのか美容の悩みなのか」の判断が難しく、どこに相談すればよいかわからないままお一人で悩まれている方が多い印象です。当院では、まず保険診療の対象となるかどうかをしっかり見極めたうえで、症状や部位に合わせた最適な治療法をご提案するよう心がけており、顔・脚いずれのケースも丁寧にご相談いただける環境を整えています。見た目の変化が気になり始めた段階でも、ぜひお早めにご相談ください。」
🔍 よくある質問
治療の目的によって異なります。下肢静脈瘤に伴う治療や遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病)による症状、毛細血管拡張性肉芽腫の切除などは保険適用になる場合があります。一方、顔や脚の赤みを美容目的で改善する治療は自費診療となります。まずは皮膚科や形成外科で診断を受け、保険適用の可否を確認することをおすすめします。
顔のレーザー治療(ダイレーザー・KTPレーザーなど)は、1回あたりおおむね15,000円〜50,000円程度が相場です。照射範囲が鼻周囲など部分的であれば10,000〜20,000円程度に抑えられる場合もあります。使用する機器の種類やクリニックの立地・設備によっても費用は変動します。
1回の施術で完全に改善することは少なく、顔・脚ともに一般的には3〜6回程度の治療が推奨されます。顔のレーザー治療を5回受けた場合、合計で約125,000円程度が目安です。脚の場合は範囲が広いほど費用が増え、総額100,000〜300,000円以上になるケースもあります。
どちらも有効な治療法ですが、特徴が異なります。硬化療法は1回10,000〜40,000円程度と比較的リーズナブルで、脚の太めの血管に高い有効性があります。レーザー治療は細い血管にも対応しやすい一方、1回30,000〜80,000円程度と費用は高めです。症状や血管の太さによって最適な方法が異なるため、医師への相談をおすすめします。
レーザー・光治療後は皮膚が紫外線の影響を受けやすくなるため、SPF30以上の日焼け止めを毎日使用することが重要です。硬化療法後は弾性ストッキングの着用が必要な場合があります。また再発予防として、紫外線対策・禁煙・適度な運動・長時間の立ちっぱなし回避などの生活習慣の見直しも大切です。異常を感じた際はすぐにクリニックへご相談ください。
💪 まとめ
毛細血管拡張症は、見た目の悩みにとどまらず、基礎疾患が隠れている場合や症状が進行する場合もある疾患です。治療法はレーザー治療、光治療(IPL)、硬化療法、外科的治療など多岐にわたり、それぞれ費用の目安も異なります。
費用面では、顔のレーザー治療が1回15,000〜50,000円程度、脚のレーザー治療が1回30,000〜80,000円程度、硬化療法が1回10,000〜40,000円程度が目安となりますが、クリニックや使用機器、治療範囲によって変動します。治療は複数回が必要なことが多く、総費用は数万円から数十万円になるケースもあります。
保険適用については、下肢静脈瘤の治療や遺伝性出血性毛細血管拡張症など医学的に必要性が認められる場合に適用されますが、美容目的の治療は自費診療となります。まずは皮膚科や形成外科などで正確な診断を受け、保険が適用できるかどうかを確認することが最初のステップです。
クリニック選びでは、医師の専門性、使用機器、費用の透明性、カウンセリングの丁寧さなどを総合的に判断することが大切です。アイシークリニック池袋院では、毛細血管拡張症の症状や状態に合わせた治療法のご提案とわかりやすい費用説明を心がけています。見た目の悩みを抱えている方は、まずはお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 毛細血管拡張症・酒さ(ロザセア)・遺伝性出血性毛細血管拡張症(オスラー病)などの診断基準や治療ガイドラインの参照、および保険適用の判断基準に関する根拠として活用
- 日本形成外科学会 – 毛細血管拡張性肉芽腫(化膿性肉芽腫)の外科的切除や、顔面・下肢における毛細血管拡張症に対するレーザー治療・光治療の適応と治療方針に関する情報の参照として活用
- 厚生労働省 – 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術・硬化療法の保険適用条件、診療報酬上の取り扱い、および自費診療と保険診療の区分に関する制度的根拠の参照として活用
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務