
ヒアルロン酸注射は、メスを使わずに顔のボリュームを補ったりシワを改善したりできる美容医療として、多くの方に選ばれています。しかし一方で、「思い通りの仕上がりにならなかった」「注射後に不調が続いている」といった声も少なくありません。
ヒアルロン酸注射の失敗には、施術者の技術力・製剤の種類・患者の体質など、さまざまな要因が絡み合っています。
この記事では、よくある失敗の種類・原因・対処法・失敗を防ぐポイントをわかりやすく解説します。施術前にぜひご一読ください。
🚨 この記事を読まないと…
- ❌ 不自然な仕上がりになっても原因がわからない
- ❌ しこり・血管閉塞などの重篤リスクを見逃す
- ❌ 失敗しても適切な対処法がわからず悪化させてしまう
✅ この記事でわかること
- 📌 ヒアルロン酸注射でよくある失敗パターン
- 📌 失敗が起こる本当の原因
- 📌 万が一失敗したときの正しい対処法
- 📌 安全なクリニックの見極め方
「ヒアルロン酸って安全って聞いてたのに、失敗したら怖いな…どんなリスクがあるの?」
リスクを正しく知ることが、失敗を防ぐ一番の近道です。この記事でしっかり解説しますね!
目次
- ヒアルロン酸注射とはどのような施術か
- ヒアルロン酸注射でよくある失敗の種類
- 失敗が起こる主な原因
- 失敗した場合の対処法
- 特に注意が必要な重篤なリスク
- 失敗を防ぐために知っておきたいこと
- クリニック選びのポイント
- まとめ
この記事のポイント
ヒアルロン酸注射の失敗例(不自然な仕上がり・しこり・血管閉塞など)とその原因・対処法を解説。失敗防止には経験豊富な医師による丁寧なカウンセリング、適切な製剤選択、ヒアルロニダーゼの常備が重要で、アイシークリニック池袋院ではこれらの体制を整えた安全な施術を提供している。
💡 ヒアルロン酸注射とはどのような施術か
ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する成分です。皮膚や関節など全身に広く分布しており、水分を保持して組織にうるおいやハリをもたらす役割を担っています。加齢とともに体内のヒアルロン酸量は減少し、肌のたるみやシワ、ボリュームの低下といった変化が現れてきます。
ヒアルロン酸注射は、この減少したヒアルロン酸を肌の外から補うことで、シワを改善したり顔のボリュームを補正したりする美容医療です。注射によって皮膚の内側にヒアルロン酸製剤を注入するため、メスによる切開が不要で施術時間も短く、ダウンタイムが比較的少ないのが特徴です。
施術部位は多岐にわたります。ほうれい線や口角のシワ、目の下のくぼみ(涙袋・ゴルゴライン)、額、こめかみ、頬のこけ、唇のボリュームアップ、鼻筋の高さ出し、あご先の形成など、顔のさまざまな部位に対して用いられます。使用するヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、硬さや粘度、持続期間などが異なるため、施術部位や目的に合わせて適切な製剤を選択することが重要です。
ヒアルロン酸は時間とともに体内の酵素によって分解・吸収されるため、効果は永続するものではありません。一般的な持続期間は半年から1年半程度とされており、製剤の種類や注入部位、個人の代謝によっても異なります。また、ヒアルロニダーゼと呼ばれる溶解酵素を注射することでヒアルロン酸を溶かすことができるため、万が一仕上がりが気に入らない場合や修正が必要な場合にも対処できる可逆性があります。
Q. ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい持続しますか?
ヒアルロン酸注射の効果持続期間は、一般的に半年から1年半程度です。使用する製剤の種類や注入部位、個人の代謝によって異なります。代謝が活発な方や運動量の多い方は分解が速く、持続期間が短くなる傾向があります。
📌 ヒアルロン酸注射でよくある失敗の種類
ヒアルロン酸注射における「失敗」とひとくちに言っても、その内容はさまざまです。仕上がりに関する美容的な問題から、体に症状が現れる医療的な問題まで幅広く存在します。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
✅ 仕上がりが不自然になる
最も多い失敗の一つが、仕上がりの不自然さです。ヒアルロン酸を注入しすぎることで、顔が膨らみすぎてぼってりとした印象になったり、注入箇所が盛り上がって不自然に見えたりするケースがあります。特にほうれい線や唇、鼻などの部位では、過剰な注入が目立ちやすい傾向があります。
また、左右非対称になることも失敗の一例です。顔には元々多少の非対称があるものですが、ヒアルロン酸の注入量や注入位置のバランスが崩れると、施術前よりも非対称が目立ってしまうことがあります。
📝 しこりや凹凸が生じる
注入したヒアルロン酸が均一に広がらず、一か所に固まって硬くなることがあります。これがしこりと呼ばれる状態です。触れると皮膚の下に硬い塊が感じられたり、皮膚の表面に凸凹が生じたりします。しこりは注入技術の問題のほか、使用したヒアルロン酸製剤の種類が部位に合っていない場合や、注入層が適切でなかった場合にも起こりやすくなります。
🔸 内出血や腫れが長引く
注射を刺す際に皮膚内の血管を傷つけてしまうと、内出血が起こることがあります。内出血が起きた箇所は青紫色や黄色っぽく変色し、見た目が気になる状態が数日から数週間続くことがあります。また、腫れは施術後に自然に現れる反応ですが、通常は数日で落ち着くものです。長期にわたって腫れが引かない場合や、強い痛みを伴う場合は注意が必要です。
⚡ チンダル現象による青みがかった変色
チンダル現象とは、ヒアルロン酸が皮膚の浅い層(真皮の浅い部分)に注入された際に、光の散乱によって皮膚が青みがかって見える状態のことです。特に目の下の涙袋や目元周辺など、皮膚が薄い部位で起こりやすく、注入の深さが不適切だった場合に生じます。施術直後には目立たなくても、時間の経過とともに現れることもあります。
🌟 効果が感じられない・すぐに消えてしまう
ヒアルロン酸注射を受けたにもかかわらず、思ったほど変化が感じられないケースもあります。これは注入量が不足していた場合や、使用した製剤の種類が施術部位に合っていなかった場合に起こりやすいです。また、代謝が活発な方や運動量の多い方は、ヒアルロン酸が分解されるスピードが速く、持続期間が短くなることがあります。
💬 感染や炎症
注射を行う部位の消毒が不十分だったり、施術環境が清潔でなかったりすると、細菌が入り込んで感染を引き起こすことがあります。感染が起きると、赤みや腫れ、熱感、痛みなどの炎症症状が現れます。軽度のものは適切な処置で対処できますが、重症化すると膿が形成されたり、組織が損傷するリスクもあります。
✅ アレルギー反応
ヒアルロン酸自体はもともと体内に存在する成分であるため、アレルギーは比較的起こりにくいとされています。しかし、製剤に含まれる添加物や安定剤に対してアレルギー反応が出る場合があります。かゆみ、発疹、じんましんといった局所的な反応から、稀にアナフィラキシーと呼ばれる全身性の重篤なアレルギー反応が起こることもあります。
Q. ヒアルロン酸注射でチンダル現象とは何ですか?
チンダル現象とは、ヒアルロン酸が皮膚の浅い層に注入された際に、光の散乱によって皮膚が青みがかって見える状態です。目の下や目元など皮膚が薄い部位で起こりやすく、注入の深さが不適切な場合に生じます。施術直後には目立たなくても、時間の経過とともに現れることもあります。
✨ 失敗が起こる主な原因
ヒアルロン酸注射の失敗は、なぜ起こるのでしょうか。主な原因を整理してみましょう。
📝 施術者の技術・経験不足
ヒアルロン酸注射は一見シンプルな処置に見えますが、実際には顔の解剖学的な知識と高度な注入技術が求められます。どの深さに、どのような方向で、どれだけの量を注入するかは、すべて施術者の判断と技術にかかっています。経験の浅い施術者や、顔の解剖学に関する知識が不十分な施術者が行うと、注入層が不適切だったり注入量のコントロールがうまくいかなかったりして、失敗につながるケースがあります。
🔸 カウンセリングが不十分
患者さんの希望や顔の状態を丁寧に確認しないまま施術を進めると、仕上がりに対するイメージのずれが生じやすくなります。患者さんが「自然な変化を望んでいる」のに対して、施術者が「変化をはっきり出す」方向で施術してしまう、あるいはその逆のような認識のずれが失敗の原因になることがあります。施術前のカウンセリングで、しっかりとすり合わせを行うことが重要です。
⚡ 患者の体質や既往症の見落とし
内出血しやすい体質の方、過去にアレルギーを起こしたことがある方、免疫系の疾患を抱えている方などは、施術に際して特別な配慮が必要です。こうした情報が事前に共有されていない場合や、医師が適切に確認していない場合に、予期せぬ副作用やトラブルが起こることがあります。
🌟 製剤の選択ミス
ヒアルロン酸製剤には、硬さや粘度、凝集性など異なる特性を持つ多くの種類があります。例えば、唇のような動きのある部位には柔らかい製剤が適しており、鼻筋のような形を作りたい部位には硬さのある製剤が向いています。施術部位に合っていない製剤を使用すると、しこりや凹凸、早期の吸収、不自然な仕上がりといった問題が生じることがあります。
💬 注入量や注入部位の判断ミス
適切な注入量の判断は非常に繊細です。顔のバランスや個人差を考慮せずに、一般的な量を機械的に注入してしまうと、過剰または不足になるリスクがあります。また、注入する層(皮下脂肪層、真皮層、骨膜上など)を誤ると、チンダル現象やしこり、さらには血管閉塞といった問題につながります。
✅ 施術後のケアに関する説明不足
施術後の注意事項が患者さんに正確に伝わっていない場合も、失敗につながることがあります。施術直後のマッサージや強い刺激は、ヒアルロン酸が移動して形崩れや凹凸を引き起こす可能性があります。また、施術後に激しい運動や飲酒を行うと、内出血が悪化したり腫れが長引いたりすることがあります。アフターケアについて丁寧に案内することも、クリニックの重要な役割です。
🔍 失敗した場合の対処法
万が一ヒアルロン酸注射で期待通りの結果が得られなかったり、何らかの問題が生じたりした場合には、どのように対処すればよいのでしょうか。
📝 まずは施術を受けたクリニックに相談する
施術後に気になる症状や仕上がりへの不満が生じた場合は、まず施術を受けたクリニックに連絡を取りましょう。信頼できるクリニックであれば、施術後のトラブルについても誠実に対応してくれるはずです。問題の内容によっては、経過観察、追加の処置、または溶解酵素による修正など、適切な対処を提案してくれます。
🔸 ヒアルロニダーゼによる溶解
ヒアルロン酸の最大の利点の一つが、ヒアルロニダーゼという溶解酵素によって溶かすことができる点です。仕上がりが気に入らない場合、しこりが生じた場合、チンダル現象が起きた場合など、さまざまなトラブルに対応するために使用されます。ヒアルロニダーゼを注射すると、注入されたヒアルロン酸は比較的速やかに分解・吸収されていきます。溶解後に改めてヒアルロン酸を注入し直すことも可能です。ただし、ヒアルロニダーゼ自体にもアレルギーリスクがあることを認識しておく必要があります。
⚡ 内出血への対処
内出血が生じた場合は、施術直後は患部を冷やすことで出血の拡大を抑えられます。その後、数日が経過してからは温めることで血液の吸収を促すことができます。内出血は時間とともに色が変わり(青紫→緑→黄色)、通常は1〜2週間程度で消えていきます。コンシーラーなどで隠しながら経過を見ることも一つの方法です。
🌟 感染が疑われる場合は早急に受診する
施術後に赤みや腫れ、熱感、痛みが強くなる場合や、膿が出るような場合は感染の可能性があります。このような場合は放置せず、できるだけ早くクリニックを受診してください。感染は早期に適切な治療(抗生物質の投与など)を行うことで、重症化を防ぐことができます。
💬 別のクリニックでのセカンドオピニオン
施術を受けたクリニックでの対応に納得できない場合や、より客観的な意見を聞きたい場合は、別のクリニックでセカンドオピニオンを求めることも有効です。ヒアルロン酸注射のトラブルに対応した経験を持つ医師であれば、状況を正確に評価したうえで最善の対処法を提示してくれます。
Q. ヒアルロン酸注射で最も深刻なリスクは何ですか?
最も深刻なリスクは血管閉塞(血管塞栓症)です。ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されると組織壊死を引き起こし、稀に失明に至るケースも報告されています。皮膚の白変・強い痛み・赤紫色への変色が現れた場合は直ちに施術を中止し、ヒアルロニダーゼによる緊急処置が必要です。
💪 特に注意が必要な重篤なリスク
ヒアルロン酸注射は比較的安全な施術とされていますが、まれに重篤なリスクが生じることがあります。特に以下の2点については、施術前にしっかりと理解しておくことが大切です。
✅ 血管塞栓症(血管閉塞)
最も深刻なリスクの一つが、ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されたり、血管を圧迫することで起きる血管閉塞です。顔には多数の血管が網目状に走っており、特に眉間、鼻、唇周囲、額などは血管が密集していて注意が必要な部位です。血管が塞がれると、その先の組織に血液が届かなくなり、組織壊死を引き起こすリスクがあります。
皮膚に白く変色した部分が現れる、強い痛みが生じる、皮膚が赤紫色に変色するといった症状がサインとなります。このような症状が現れた場合は、直ちに施術を中止し、ヒアルロニダーゼによる緊急処置が必要です。さらに稀なケースでは、網膜の血管が閉塞して視力障害や失明に至る可能性も報告されており、特に眉間や鼻への注射では最大限の注意が求められます。
このリスクを最小化するためには、顔の解剖学的な知識を持つ経験豊富な医師が施術を行うこと、細い針だけでなく場合によってはカニューレ(鈍針)を使用すること、少量ずつゆっくりと注入しながら血管への誤注入がないかを確認することが重要です。
📝 遅発性肉芽腫
遅発性肉芽腫は、ヒアルロン酸注射を受けてから数か月から数年後に、注入部位が突然赤く腫れたり硬くなったりする状態です。免疫系の反応によって引き起こされると考えられており、発症頻度は高くはありませんが、施術から時間が経過した後に現れるため気づきにくいという特徴があります。遅発性肉芽腫が起きた場合は、ヒアルロニダーゼによる溶解やステロイドの注射、内服薬などによる治療が行われます。
🎯 失敗を防ぐために知っておきたいこと
ヒアルロン酸注射の失敗を防ぐためには、施術を受ける前から注意を払うことが大切です。以下のポイントを意識することで、リスクを大幅に減らすことができます。
🔸 事前のカウンセリングを大切にする
施術前のカウンセリングでは、自分の希望を明確に伝えることが重要です。「どこを、どのように、どの程度変えたいのか」を具体的に伝え、医師と十分に話し合いましょう。同時に、医師から施術内容やリスク、使用する製剤、アフターケアについて詳しく説明を受けることも大切です。疑問点や不安に思うことは遠慮なく質問してください。
⚡ 既往歴・アレルギーを正直に申告する

過去に受けた美容医療の履歴(他のヒアルロン酸注射、糸リフト、脂肪溶解注射など)、アレルギーの有無、服用中の薬(特に血液をサラサラにする薬や免疫抑制剤)などは、必ず正確に申告してください。これらの情報は施術の安全性に直結します。特に血液をサラサラにする薬を服用している方は内出血が出やすくなるため、医師と相談のうえで対応を検討する必要があります。
🌟 施術後の注意事項を守る
施術後のアフターケアも、仕上がりを左右する重要な要素です。一般的に、施術後24〜48時間は注入部位を強くこすったりマッサージしたりしないこと、激しい運動や長時間の入浴・サウナを避けること、飲酒を控えることが推奨されています。また、紫外線への過剰な暴露も避けましょう。クリニックから指示されたアフターケアの内容を忘れずに守ることが大切です。
💬 最初から欲張りすぎない
ヒアルロン酸注射は初めての場合、少量から始めて様子を見ることが賢明です。「一度でたくさん変えたい」という気持ちは理解できますが、過剰な注入は仕上がりの不自然さや副作用のリスクを高めます。少量から始めて、体の反応や仕上がりを確認しながら、必要に応じて追加施術を行うアプローチが安全です。
✅ 安価なクリニックだけで選ばない
美容医療では、価格が安いことを理由にクリニックを選んでしまいがちです。しかし、極端に安価な施術には、製剤の品質や医師の経験・技術、アフターフォローの体制などに疑問が生じることもあります。費用は一つの参考要素ですが、それだけで判断せず、総合的に評価することが大切です。
Q. 信頼できるヒアルロン酸注射のクリニックの選び方は?
信頼できるクリニックを選ぶ際は、①医師が直接施術を担当しているか、②顔の解剖学に精通した経験豊富な医師かどうか、③カウンセリングが丁寧でリスク説明が十分か、④ヒアルロニダーゼを常備しているか、⑤アフターフォロー体制が整っているかの5点を確認することが重要です。
💡 クリニック選びのポイント
ヒアルロン酸注射の失敗を防ぐうえで、クリニック・施術者の選び方は非常に重要です。以下のポイントを参考に、信頼できるクリニックを選びましょう。
📝 医師が施術を担当しているか確認する
ヒアルロン酸注射は医療行為であり、日本では医師のみが行える施術です。クリニックによっては、医師以外のスタッフが施術を行っている場合があり、これは法律違反にあたります。必ず医師が直接施術を担当することを確認しましょう。カウンセリングと施術で担当者が異なる場合も、施術医師について事前に確認することをおすすめします。
🔸 医師の専門性と経験を確認する
美容医療を専門とする医師であっても、ヒアルロン酸注射に関する知識や経験は個人差があります。施術実績が豊富で、顔の解剖学に精通した医師を選ぶことが大切です。クリニックのホームページや院長プロフィール、症例写真などを参考にするとよいでしょう。また、学会認定医や専門資格の有無も参考になります。
⚡ 使用する製剤について説明を受けられるか
どのヒアルロン酸製剤を使用するのか、なぜその製剤を選んだのかについて、丁寧に説明してくれるクリニックは信頼性が高いと言えます。承認を受けた品質の高い製剤を使用しているかどうかも確認してみましょう。「何でもいい製剤」で施術する姿勢よりも、患者さんの状態や部位に合わせて最適な製剤を選択してくれるクリニックを選ぶことが重要です。
🌟 カウンセリングが丁寧かどうか
初回のカウンセリングで、医師が十分な時間をかけて話を聞いてくれるか、リスクについて正直に説明してくれるかどうかを確認しましょう。「すぐ施術しましょう」と急かすクリニックや、リスクについての説明が乏しいクリニックは注意が必要です。疑問や不安に対して誠実に答えてくれる医師であれば、信頼して施術を任せられるでしょう。
💬 アフターフォロー体制が整っているか
万が一施術後にトラブルが起きた場合の対応について、事前に確認しておくことも大切です。施術後の経過観察や再診の対応、緊急時の連絡先など、アフターフォローの体制がしっかりしているクリニックを選びましょう。トラブルが起きた際に適切かつ迅速に対応してくれる体制があることは、安心して施術を受けるための重要な条件です。
✅ ヒアルロニダーゼを常備しているか
万が一のトラブルに備えて、ヒアルロン酸の溶解剤であるヒアルロニダーゼを常備しているクリニックかどうかも確認しましょう。血管塞栓のような緊急時に、ヒアルロニダーゼを即座に使用できる環境が整っているかどうかは、施術の安全性に直結します。事前にクリニックに問い合わせて確認しておくと安心です。
📝 口コミや症例写真を参考にする
実際にそのクリニックで施術を受けた方の口コミや、医師の症例写真は参考になる情報です。ただし、口コミはすべてが客観的とは限らないため、複数の情報源を比較しながら総合的に判断することが大切です。症例写真については、自分が希望する施術部位の仕上がりを確認し、自分の希望するイメージと近いかどうかを確認してみましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ヒアルロン酸注射をご希望される患者様に対して、施術前のカウンセリングに十分な時間をかけ、ご希望のイメージと解剖学的な顔のバランスを丁寧にすり合わせることを最も大切にしています。特に血管塞栓症は、頻度は低いものの一旦発生すると重篤な経過をたどる可能性があるため、当院ではヒアルロニダーゼの常備はもちろん、注入量・注入層の細かなコントロールを徹底することでリスクの最小化に努めています。患者様がリスクを正しくご理解いただいたうえで安心して施術を受けられるよう、アフターフォローの体制も含めてサポートしてまいりますので、少しでもご不安なことがあればいつでもお気軽にご相談ください。」
📌 よくある質問
一般的な持続期間は半年から1年半程度とされていますが、使用する製剤の種類や注入部位、個人の代謝によって異なります。代謝が活発な方や運動量の多い方は分解が速く、持続期間が短くなる場合があります。効果が薄れてきた場合は、追加の施術を検討するとよいでしょう。
はい、ヒアルロニダーゼという溶解酵素を注射することで、注入したヒアルロン酸を分解・吸収させることができます。仕上がりへの不満やしこり、チンダル現象などのトラブルに対応可能です。溶解後に改めて注入し直すこともできますが、ヒアルロニダーゼ自体にもアレルギーリスクがあるため、医師への相談が必要です。
施術直後は患部を冷やすことで出血の拡大を抑えられます。数日が経過してからは温めることで血液の吸収を促せます。内出血は通常1〜2週間程度で自然に消えていきます。コンシーラーで隠しながら経過を見ることも有効ですが、強い痛みや腫れが続く場合は早めにクリニックへご相談ください。
最も深刻なリスクは血管閉塞(血管塞栓症)です。ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されると組織壊死を引き起こすことがあり、稀に失明に至るケースも報告されています。皮膚の白変、強い痛み、赤紫色への変色が現れた場合は直ちに施術を中止し、ヒアルロニダーゼによる緊急処置が必要です。
主なポイントは、①医師が直接施術を担当しているか、②顔の解剖学に精通した経験豊富な医師かどうか、③カウンセリングが丁寧でリスク説明が十分か、④ヒアルロニダーゼを常備しているか、⑤アフターフォロー体制が整っているか、の5点です。アイシークリニック池袋院では、これらすべての体制を整えたうえで施術を提供しています。
✨ まとめ
ヒアルロン酸注射は、ダウンタイムが少なく即効性があり、可逆性もある点から人気の高い美容医療です。しかし、仕上がりの不自然さ、しこりや凹凸、内出血、チンダル現象、感染、さらには血管閉塞といったさまざまなリスクが存在します。こうした失敗は、施術者の技術や経験、製剤選択の適切さ、カウンセリングの丁寧さ、患者自身のアフターケアへの取り組みなど、多くの要因によって左右されます。
失敗を防ぐためには、リスクについて正しく理解したうえで、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが最も重要です。医師との丁寧なカウンセリングを通じて希望と不安を共有し、施術後のアフターケアをしっかり守ることで、安全で満足のいる結果を得やすくなります。また、万が一問題が生じた場合には、早めにクリニックに相談することが大切です。
アイシークリニックでは、経験豊富な医師が丁寧なカウンセリングを行い、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた安全な施術を提供しています。ヒアルロン酸注射に関するご相談やご不安がある方は、お気軽にお問い合わせください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ヒアルロン酸注射に関連する皮膚科領域の診療ガイドライン・安全基準、チンダル現象・遅発性肉芽腫・アレルギー反応などの皮膚トラブルに関する医学的根拠として参照
- 日本美容外科学会 – ヒアルロン酸注射の適応・施術基準・リスク管理(血管塞栓症・ヒアルロニダーゼ使用等)に関する学会ガイダンス、および美容医療における施術者の資格要件・安全指針として参照
- 厚生労働省 – ヒアルロン酸製剤の薬事承認・医療機器としての規制情報、および美容医療における無資格施術禁止・医師法上の取り扱いに関する行政指針として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務