
背中や顔にできたぷっくりしたしこり…放置してませんか?
それ、粉瘤(ふんりゅう)かもしれません。
自然には治らず、放置すると炎症・化膿リスクが急上昇⚠️
💡 この記事を読めば「手術費用・保険適用」が3分でわかります。
「手術って高いんじゃないの…?」
「保険って使えるの?」
健康保険が使えて、3割負担なら5,000〜20,000円程度が目安!
早めの受診が費用を抑える一番のコツです✅
背中や顔、耳の後ろなどに、皮膚の下で少しずつ大きくなっていく「しこり」が気になっていませんか。そのしこりは、粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれる良性の皮膚腫瘍かもしれません。粉瘤は自然に消えることがなく、放置すると炎症や化膿を起こすことがあるため、多くのケースで手術による摘出が必要です。そこで気になるのが「手術にかかる費用はどのくらい?」「健康保険は使えるの?」という点ではないでしょうか。この記事では、粉瘤の手術費用や保険適用の詳細について、わかりやすく丁寧に解説していきます。
目次
- 📌 粉瘤とはどんな病気?
- 📌 粉瘤の手術には保険が適用されるのか
- 📌 粉瘤手術の種類と費用の目安
- 📌 粉瘤の大きさ・部位別の費用の違い
- 📌 炎症性粉瘤の場合の費用はどうなる?
- 📌 自由診療との違い:保険診療と美容外科の場合
- 📌 手術前後にかかるその他の費用
- 📌 高額療養費制度は使えるのか
- 📌 医療保険(民間保険)は給付されるのか
- 📌 費用を抑えるための注意点
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
粉瘤手術は健康保険が適用され、3割負担で5,000〜20,000円程度が目安。炎症前の早期受診が費用を抑えるポイントで、アイシークリニック池袋院では保険診療で対応している。
💡 粉瘤とはどんな病気?
粉瘤は、皮膚の下に袋状の組織(嚢腫)ができ、その中に角質や皮脂などの老廃物が蓄積していく良性腫瘍のことです。医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも呼ばれ、体のほぼあらゆる部位に発生する可能性があります。特に多いのは、顔・頭部・首・背中・耳の後ろ・腋の下・足の裏などです。
粉瘤の特徴は、皮膚の表面に小さな穴(開口部)が見られ、そこから白っぽいカスのようなものが出てくることがある点です。悪臭を伴うこともあります。大きさは数ミリから数センチまでさまざまで、ゆっくりと時間をかけて大きくなっていきます。
粉瘤が厄介なのは、放置しているとある日突然、強い炎症や化膿を起こすことがある点です。細菌が感染することで赤く腫れ上がり、激しい痛みを伴う「炎症性粉瘤(化膿性粉瘤)」になることもあります。この状態になると、急いで治療が必要になるため、早めに皮膚科や形成外科を受診することが推奨されます。
粉瘤は薬で治すことができません。根本的に治療するには、袋ごと摘出する外科的手術が唯一の方法です。中身だけを出しても、袋(嚢腫壁)が残っていれば再発するため、袋を完全に取り除く必要があります。
Q. 粉瘤の手術に健康保険は適用されますか?
粉瘤の手術は基本的に健康保険が適用されます。粉瘤は医学的に治療が必要な疾患として認められており、保険診療機関(皮膚科・形成外科など)であれば3割負担で手術を受けることができます。自己負担額の目安は5,000円〜20,000円程度です。
📌 粉瘤の手術には保険が適用されるのか
粉瘤の手術には、基本的に健康保険が適用されます。これは、粉瘤が医学的に治療が必要な疾患として認められているためです。美容目的ではなく、健康上の問題を解決するための手術として扱われるため、保険診療の範囲内で治療を受けることができます。
ただし、保険が適用されるためにはいくつかの条件があります。まず、受診する医療機関が保険診療を行っているクリニックや病院であることが必要です。美容外科や美容皮膚科を標榜する施設では、自由診療(保険外診療)での手術となる場合がありますので注意が必要です。
また、「審美的な目的」が主体である場合は保険が適用されないケースもあります。例えば、炎症などの症状がなく、見た目が気になるという理由だけで手術を希望する場合、施設によっては自由診療扱いになることがあります。しかし、粉瘤はそもそも放置すれば炎症リスクがある疾患ですので、多くの場合は保険診療として認められます。
診察の際に医師が粉瘤と診断し、手術が必要と判断した場合には、保険を使って手術を受けることが可能です。自己負担額は加入している保険の種類によって異なりますが、一般的には3割負担が適用されます(年齢や所得によって1割・2割負担の場合もあります)。
✨ 粉瘤手術の種類と費用の目安
粉瘤の手術方法は主に「くり抜き法(へそ抜き法)」と「切開法(切除法)」の2種類があります。それぞれの手術方法によって費用や適応が異なりますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
✅ くり抜き法(へそ抜き法・トレパン法)
くり抜き法は、粉瘤の開口部(へそ)を含む小さな円形の皮膚を専用の器具(トレパン)でくり抜き、その穴から袋ごと摘出する方法です。切開する範囲が小さく、傷跡も目立ちにくいため、近年多くのクリニックで採用されています。
くり抜き法のメリットは、傷口が小さく縫合が不要な場合も多いこと、手術時間が比較的短いこと、術後の回復が早いことなどが挙げられます。ただし、粉瘤が大きすぎる場合や炎症を起こしている場合には適用できないこともあります。
保険診療でのくり抜き法の費用は、粉瘤の大きさによって異なりますが、おおよその目安として3割負担の場合、3,000円〜10,000円程度となることが多いです。ただし、これはあくまでも目安であり、施設によって異なります。
📝 切開法(切除法)
切開法は、粉瘤の上の皮膚を紡錘形(楕円形)に切開して、粉瘤の袋ごと摘出する従来の手術方法です。くり抜き法に比べて切開範囲は広くなりますが、確実に袋を摘出できるため、再発リスクが低いとされています。特に大きな粉瘤や、癒着が強い粉瘤、または炎症後の粉瘤に適しています。
切開法では手術後に縫合が必要で、抜糸のために再度受診する必要があります。傷跡はくり抜き法よりも残りやすい傾向がありますが、丁寧に縫合することで目立たない傷跡にすることも可能です。
保険診療での切開法の費用は、3割負担の場合でおおよそ5,000円〜20,000円程度が目安です。粉瘤の大きさや発生部位、手術の難易度によって費用は大きく異なります。
Q. 粉瘤手術の費用は大きさや部位で変わりますか?
粉瘤手術の費用は大きさと発生部位によって大きく異なります。保険診療では直径2cm未満・2〜4cm未満・4cm以上などで診療報酬点数が区分されており、大きいほど費用も高くなります。顔面など繊細な操作が必要な部位は体幹部より費用が高くなる場合があります。
🔍 粉瘤の大きさ・部位別の費用の違い
粉瘤手術の費用は、粉瘤の大きさ(直径)と発生した部位によって大きく変わります。保険診療では、手術の点数(診療報酬)が粉瘤の大きさに応じて定められており、その点数に基づいて費用が計算されます。
一般的に、粉瘤の大きさは直径2cm未満、2cm以上4cm未満、4cm以上などで区分されることが多く、大きくなるほど手術の難易度が上がり、費用も高くなります。また、手術部位によっても費用に差が出ることがあります。顔や指先など、繊細な操作が求められる部位は、より高度な技術が必要とされます。
例えば、直径2cm未満の小さな粉瘤を背中に持つ場合と、直径4cm以上の大きな粉瘤を顔面に持つ場合では、手術費用が2〜5倍以上異なることもあります。具体的な費用については、受診する医療機関に事前に確認することをおすすめします。
手術の難易度に影響する要素としては、以下のようなものが挙げられます。
- 粉瘤の大きさ(直径・深さ)
- 発生部位(顔面・頭部・体幹・四肢など)
- 過去に炎症を起こしたことがあるか
- 周囲の組織との癒着の程度
- 手術方法(くり抜き法か切開法か)
これらの要素を総合的に判断した上で、医師が手術方法と費用を決定します。初診時に医師からしっかり説明を受け、疑問点は遠慮なく質問することが大切です。
💪 炎症性粉瘤の場合の費用はどうなる?
粉瘤が炎症を起こした状態(炎症性粉瘤・化膿性粉瘤)の場合、治療の流れが変わるため、費用も異なってきます。炎症性粉瘤には段階的な治療が必要になることが多く、その分費用もかさむことがあります。
炎症性粉瘤の治療は、まず炎症を抑えることから始まります。軽度の炎症であれば、抗生物質の内服薬や外用薬で様子を見ることがあります。しかし、化膿が進んでいる場合には、膿を排出するための切開排膿処置が必要です。この段階では、根本的な摘出手術は行わず、炎症が落ち着くのを待ちます。
切開排膿処置にかかる費用は、保険診療で3割負担の場合、おおよそ1,000円〜3,000円程度です(診察料・処置料・薬代などを合わせた目安)。その後、炎症が完全に落ち着いた段階(通常は1〜3か月後)で、改めて摘出手術を行います。
つまり、炎症性粉瘤の場合は、切開排膿の費用+摘出手術の費用がトータルでかかることになります。また、炎症後は組織が硬くなって癒着していることが多く、通常の粉瘤よりも摘出手術の難易度が上がるため、費用も高くなる傾向があります。
複数回の通院が必要になるケースも多く、診察料・処置料・薬代などが積み重なると、思ったよりも費用がかかることがあります。特に、炎症が何度も繰り返される場合は、早めに根本的な手術を検討することが経済的にも負担が少ない場合があります。

🎯 自由診療との違い:保険診療と美容外科の場合
粉瘤の手術を行う医療機関として、皮膚科・形成外科・外科などの保険診療機関のほか、美容外科・美容皮膚科などの自由診療専門施設を選ぶ方もいます。しかし、同じ粉瘤の手術でも、保険診療と自由診療では費用に大きな差があります。
保険診療の場合は、国が定めた診療報酬に基づいて費用が決まるため、どこの医療機関でも大きな差はありません。3割負担であれば、数千円から数万円程度の自己負担で済みます。
一方、自由診療の場合は医療機関が自由に価格を設定できるため、同じ手術でも数万円から十数万円以上かかることがあります。美容外科では、傷跡をより目立ちにくくする縫合技術や、ダウンタイムの短縮に配慮した手術方法などが提供されることがありますが、その分費用は大幅に高くなります。
粉瘤は医学的に治療が必要な疾患ですので、特別な美容的希望がない限り、保険診療のクリニックで手術を受けることをおすすめします。ただし、顔など目立つ場所にある粉瘤で、傷跡を極力残したくないという強い希望がある場合は、自由診療という選択肢も考慮に値します。その際は、費用の内訳や手術方法について事前に十分な説明を受け、納得した上で選択することが重要です。
なお、一部のクリニックでは「保険適用可能」とうたいながら、実際には検査費や処置費を自由診療で請求するケースもあります。受診前に費用体系についてしっかり確認しておきましょう。
Q. 炎症を起こした粉瘤の治療費はどうなりますか?
炎症性粉瘤の治療は2段階になります。まず膿を排出する切開排膿処置(3割負担で1,000〜3,000円程度)を行い、炎症が落ち着いた1〜3か月後に摘出手術を実施します。炎症後は組織が癒着しやすく手術難易度も上がるため、通常の粉瘤よりトータル費用が高くなる傾向があります。
💡 手術前後にかかるその他の費用
粉瘤の手術費用を考える際には、手術そのものの費用だけでなく、手術前後にかかるその他の費用も把握しておくことが大切です。思わぬ出費に驚かないよう、事前に知っておきましょう。
🔸 初診料・再診料
手術を受けるにあたって、まず診察が必要です。初回の受診には初診料がかかり、その後の通院(術後の経過観察や抜糸のための受診)には再診料がかかります。初診料は保険診療であれば3割負担で800円〜1,000円程度、再診料はそれより安くなります。
⚡ 検査費用
手術前に血液検査が必要になることがあります。出血傾向や感染症の有無などを確認するためのもので、保険適用の検査であれば3割負担で数千円程度です。施設によっては手術前の検査が必須となっていることもあります。
🌟 病理検査費用
粉瘤を摘出した後、念のために取り出した組織を病理検査(顕微鏡で組織を調べる検査)に提出することがあります。良性の粉瘤だと思っていたものが、まれに悪性腫瘍だったというケースがあるためです。病理検査費用は3割負担で2,000円〜4,000円程度が目安です。
💬 薬代
手術後には、感染予防のための抗生物質や痛み止めなどの薬が処方されることがあります。院内処方か院外処方かによっても異なりますが、数百円〜2,000円程度が目安です。
✅ 処置料・材料費
術後の傷の処置(ガーゼ交換・消毒など)や、縫合糸・医療用テープなどの材料費も別途かかることがあります。これらは保険適用内の費用として計上されますが、数百円から数千円程度の追加費用が発生することがあります。
これらをすべて合計すると、一見「手術費用だけ」と思っていた金額よりも、実際の総費用はやや高くなることがあります。受診前に費用についてクリニックに確認しておくと安心です。
📌 高額療養費制度は使えるのか
「高額療養費制度」とは、1か月間に医療機関や薬局で支払った医療費が一定の上限額を超えた場合に、その超えた分の費用が後から払い戻される公的制度です。健康保険や国民健康保険に加入していれば、原則としてすべての人が利用できます。
粉瘤の手術でこの制度が適用されるかどうかは、手術費用の総額によります。一般的な所得の方の場合、自己負担の上限額は1か月あたりおおよそ80,100円程度(2024年時点)です。ただし、所得に応じて上限額は異なります。
粉瘤一つの手術費用(3割負担)は、多くの場合5,000円〜20,000円程度ですので、高額療養費制度の上限額を超えることはほとんどありません。ただし、複数の手術を同月に行う場合や、入院を伴う大掛かりな手術になる場合には、制度の恩恵を受けられる可能性があります。
また、複数の粉瘤を同時に手術する場合や、別の疾患の治療費と合算できる場合もあります。同一医療機関での費用は合算されますので、複数の処置を同月に行う際は注意が必要です。高額療養費制度の詳細については、加入している保険者(健康保険組合・協会けんぽ・市区町村の国民健康保険担当窓口など)に問い合わせてみてください。
なお、高額療養費制度は保険診療の自己負担分にのみ適用されます。自由診療での手術費用や、差額ベッド代などは対象外となりますので注意してください。
Q. 民間医療保険から粉瘤手術の給付金は受け取れますか?
加入する医療保険の内容によっては、粉瘤摘出術に対して手術給付金が支払われる場合があります。多くの医療保険は「公的医療保険が適用される手術」を給付条件としており、粉瘤摘出術はその条件を満たすケースが多いです。ただし日帰り手術では給付対象外となる商品もあるため、事前に保険会社への確認が必要です。
✨ 医療保険(民間保険)は給付されるのか
健康保険(公的保険)とは別に、生命保険会社や損害保険会社が提供する医療保険(民間保険)に加入されている方も多いと思います。粉瘤の手術を受けた場合、こうした民間の医療保険から給付金が支払われる可能性があります。
一般的な医療保険では、入院給付金・手術給付金・通院給付金などが設けられています。粉瘤の手術が日帰り手術(外来手術)として行われた場合でも、「手術給付金」の対象となることがあります。ただし、給付の条件や金額は各保険会社・各保険商品によって大きく異なります。
手術給付金が支払われるかどうかのポイントとしては、以下のような確認事項があります。
- 約款に定められた「手術」の定義に粉瘤摘出術が含まれるか
- 公的医療保険(健康保険)の適用を受けた手術であるか
- 手術が行われた施設の種類(病院・クリニックなど)
- 入院を伴う手術か日帰り手術かによる給付金の差異
多くの医療保険では、「公的医療保険が適用される手術を受けた場合に給付する」という形式をとっています。粉瘤摘出術は保険適用の手術ですので、この条件を満たす場合が多いです。
ただし、加入している保険によっては、外来での手術には給付金が出ない場合もあります。事前に保険会社に確認しておくと良いでしょう。また、保険申請には手術を受けた医療機関が発行する「診断書」や「手術証明書」が必要になることが多いため、受診時に確認しておくことをおすすめします。
なお、保険申請の際には、手術名(「粉瘤摘出術」「表皮嚢腫摘出術」など)や手術が行われた日付などを正確に記載する必要があります。医療機関のスタッフに書類作成のサポートをお願いすることもできます。
🔍 費用を抑えるための注意点
粉瘤の手術費用をできるだけ抑えるために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
📝 炎症が起きる前に受診する

粉瘤が炎症を起こすと、先ほど説明したように治療が段階的になり、通院回数も増えてトータルの費用が高くなります。炎症前であれば、比較的シンプルな手術で対応できることが多く、費用を抑えることができます。粉瘤に気づいたら、炎症が起きる前に早めに受診することが重要です。
🔸 複数の粉瘤がある場合は同時手術を検討する
体の複数の箇所に粉瘤がある場合、別々の日に手術を受けるよりも、同日に複数の粉瘤を一度に手術してもらう方が、初診料・再診料・麻酔料などの重複を避けられる場合があります。ただし、複数の手術を同時に行うことで手術費用自体が増えることもあるため、事前に医師に費用の見積もりを確認することが大切です。
⚡ 保険診療のクリニックを選ぶ
先述の通り、粉瘤の手術は保険診療で対応可能です。美容外科などの自由診療施設ではなく、皮膚科・形成外科・外科などの保険診療機関を選ぶことで、費用を大幅に抑えることができます。ただし、顔面など目立つ場所で美容的な配慮が必要な場合は、保険診療を行う形成外科での手術を検討するのが良いでしょう。
🌟 かかりつけ医から紹介状をもらう
大学病院や総合病院を初めて受診する場合、紹介状なしで受診すると「選定療養費」として別途費用(初診時5,000円以上、再診時2,500円以上)がかかることがあります。かかりつけの内科や皮膚科がある場合は、紹介状を書いてもらうと無駄な費用を節約できます。なお、町の皮膚科クリニックや形成外科クリニックを直接受診する場合は、この費用は基本的にかかりません。
💬 民間医療保険の給付申請を忘れずに
民間の医療保険に加入している場合は、給付金の請求を忘れないようにしましょう。手術を受けた後、請求期間(一般的に3年以内)内であれば申請できますが、できるだけ早めに手続きを行うことをおすすめします。給付金が受け取れることで、実質的な自己負担額を大幅に軽減できる場合があります。
✅ 医療費控除を活用する
1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除を申請することができます。粉瘤の手術費用も医療費控除の対象となりますので、領収書は必ず保管しておきましょう。家族全員分の医療費を合算できるため、特に複数の家族が医療機関にかかっている場合は積極的に活用することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、粉瘤に気づいてからも「大きくなければ大丈夫だろう」と長期間様子を見てしまい、炎症を起こした状態で初めて受診される患者様が少なくありません。炎症性粉瘤になると治療が段階的になり、体への負担だけでなく費用面でも大きくなりやすいため、しこりに気づいた早い段階でご相談いただくことを強くお勧めしています。粉瘤は保険診療で対応できる疾患ですので、費用の心配を抱えたまま放置せず、まずはお気軽にご来院ください。」
💪 よくある質問
はい、粉瘤の手術は基本的に健康保険が適用されます。粉瘤は医学的に治療が必要な疾患として認められているため、保険診療の範囲内で手術を受けることができます。3割負担の場合、手術費用の自己負担額は一般的に5,000円〜20,000円程度が目安です。ただし、美容外科など自由診療専門の施設では保険が使えない場合があるため、受診先の確認が必要です。
はい、粉瘤の大きさによって費用は大きく異なります。保険診療では手術の診療報酬点数が粉瘤の直径に応じて定められており、一般的に直径2cm未満・2〜4cm未満・4cm以上などで区分されます。大きいほど手術の難易度が上がり費用も高くなります。また、顔面など繊細な操作が必要な部位では、体幹部と比べて費用が高くなる場合があります。
炎症性粉瘤の場合、まず膿を排出する切開排膿処置(3割負担で1,000〜3,000円程度)を行い、炎症が落ち着いた後(通常1〜3か月後)に改めて摘出手術を行う2段階の治療が必要です。そのため、通常の粉瘤よりもトータルの費用が高くなります。アイシークリニック池袋院では、炎症が起きる前の早期受診を強くお勧めしています。
加入している医療保険の内容によっては、粉瘤摘出術に対して手術給付金が支払われる場合があります。多くの医療保険は「公的医療保険が適用される手術」を給付条件としており、粉瘤摘出術はその条件を満たすケースが多いです。ただし、日帰り手術では給付されない保険商品もあるため、事前に保険会社への確認をおすすめします。申請には医療機関発行の手術証明書が必要です。
費用を抑えるには主に以下の方法が有効です。①炎症が起きる前の早期受診で、治療を1回の手術で済ませる。②美容外科ではなく、皮膚科・形成外科など保険診療機関を選ぶ。③民間医療保険の給付金申請を忘れずに行う。④1年間の医療費が10万円を超えた場合は確定申告で医療費控除を申請する。アイシークリニック池袋院では保険診療で対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
🎯 まとめ
粉瘤の手術費用と保険適用について、さまざまな角度から解説してきました。最後にポイントを整理しておきます。
粉瘤は良性の皮膚腫瘍ですが、放置すると炎症・化膿を起こすリスクがあり、根本的な治療には外科的手術が必要です。そして、粉瘤手術は基本的に健康保険が適用される治療ですので、3割負担で手術を受けることができます。費用の目安は粉瘤の大きさや部位によって異なりますが、一般的な粉瘤であれば、手術費用の自己負担は5,000円〜20,000円程度(3割負担の場合)です。
炎症性粉瘤の場合は切開排膿処置と摘出手術の2段階の治療が必要になることが多く、費用も高くなります。そのため、炎症が起きる前の早い段階で受診・手術を行うことが、体の負担だけでなく経済的な負担の面でも賢明な選択です。
手術費用以外にも、初診料・検査費・薬代・病理検査費などの費用がかかることを忘れないようにしましょう。また、民間の医療保険に加入している場合は手術給付金が支払われることがあるため、保険会社への確認と申請を忘れずに行ってください。さらに、医療費控除や高額療養費制度なども上手に活用することで、実質的な費用負担を軽減することができます。
粉瘤に気づいたら放置せず、早めに皮膚科や形成外科を受診することをおすすめします。アイシークリニック池袋院では、粉瘤の診察・手術を保険診療で対応しております。費用や手術方法について不安な点がある場合は、お気軽にご相談ください。専門の医師が丁寧に説明した上で、最適な治療方針をご提案いたします。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 高額療養費制度の仕組みや自己負担限度額、申請方法に関する公式情報。記事内の「高額療養費制度は使えるのか」セクションの根拠として参照。
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の定義・症状・治療方針に関する学会としての公式見解。記事内の「粉瘤とはどんな病気?」および「手術の種類」セクションの医学的根拠として参照。
- 日本形成外科学会 – 粉瘤の外科的治療法(くり抜き法・切開法)や手術適応に関する専門的情報。記事内の「粉瘤手術の種類と費用の目安」および「炎症性粉瘤の治療」セクションの臨床的根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務