鼻の赤みは毛細血管拡張が原因?症状・対処法・治療法を医師が解説

鼻の赤みが気になって人前に出るのが憂鬱、メイクでカバーしてもすぐに目立ってしまう——そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。鼻の赤みの多くは毛細血管の拡張によるもので、適切なケアや治療により改善が期待できます。本記事では、鼻の赤みと毛細血管拡張の関係について、原因から対処法、専門的な治療まで詳しく解説します。

図12 1 1

目次
1. 鼻の赤みと毛細血管拡張の基礎知識
2. 鼻の赤みの主な原因
3. 毛細血管拡張による鼻の赤みの症状
4. 日常生活でできる対処法
5. スキンケアでの改善方法
6. 医療機関での治療法
7. 予防とメンテナンス
8. よくある質問
9. まとめ


この記事のポイント

鼻の赤みは毛細血管拡張が主因で自然治癒は困難。紫外線対策・食生活改善などの日常ケアに加え、レーザー治療やIPLなどの医療的治療が有効。アイシークリニックでは約7割の患者が改善を実感している。

🎯 鼻の赤みと毛細血管拡張の基礎知識

鼻の赤みは、皮膚の表面近くにある毛細血管が拡張して透けて見えることで生じる現象です。毛細血管は直径約5〜10マイクロメートルの非常に細い血管で、酸素や栄養を組織に供給する重要な役割を担っています。

通常、毛細血管は肉眼ではほとんど見えませんが、何らかの原因で拡張すると赤い線状や網目状に透けて見えるようになります。特に鼻は皮膚が薄く、毛細血管が密集している部位のため、赤みが目立ちやすい傾向にあります。

毛細血管拡張症(telangiectasia)は、医学的には皮膚や粘膜の表在性毛細血管が慢性的に拡張した状態を指します。鼻周りで起こる毛細血管拡張は、美容的な問題として捉えられることが多いですが、時として基礎疾患のサインである場合もあるため、適切な診断と対処が重要です。

Q. 鼻の赤みが目立つのはなぜですか?

鼻は顔の中で最も突出した部位であり、皮膚が薄く毛細血管が密集しているため赤みが目立ちやすい構造をしています。毛細血管が慢性的に拡張すると、直径5〜10マイクロメートルの細い血管が皮膚表面から赤い線状や網目状に透けて見えるようになります。

📋 鼻の赤みの主な原因

🦠 遺伝的要因

毛細血管拡張による鼻の赤みには、遺伝的な要因が大きく関わっています。家族に同様の症状を持つ人がいる場合、毛細血管の壁が生まれつき薄い、または血管の収縮機能が弱い可能性があります。特にケルト系やスカンジナビア系の血統を持つ人に多く見られる傾向があります。

また、皮膚の厚さや色素の量も遺伝的に決まるため、もともと皮膚が薄く色白の方は毛細血管が透けやすく、赤みが目立ちやすくなります。

👴 環境要因

日常生活における環境要因も鼻の赤みに大きく影響します。

紫外線による影響は特に深刻で、長期間にわたる紫外線曝露は血管壁にダメージを与え、毛細血管の拡張を引き起こします。鼻は顔の中でも最も突出した部位のため、紫外線を浴びやすく、ダメージが蓄積しやすい場所です。

温度変化も重要な要因です。寒い場所から急に暖かい場所に移動した際の血管の急激な拡張や収縮は、血管壁に負担をかけ、慢性的な拡張状態を引き起こすことがあります。

また、風や乾燥した空気による物理的な刺激も、皮膚のバリア機能を低下させ、毛細血管の拡張につながることがあります。

🔸 ライフスタイル要因

日常の生活習慣も鼻の赤みに大きく影響します。アルコールの摂取は血管拡張作用があるため、習慣的な飲酒は毛細血管の慢性的な拡張を引き起こします。特にワインやビールなどに含まれるヒスタミンやチラミンといった成分は、血管拡張作用が強いとされています。

香辛料の多い辛い食べ物も、一時的な血管拡張を引き起こし、頻繁に摂取することで慢性的な赤みの原因となることがあります。

ストレスは自律神経系に影響を与え、血管の収縮・拡張機能を乱すことがあります。慢性的なストレス状態は、自律神経の乱れを引き起こし、毛細血管の正常な機能を阻害する可能性があります。

💧 皮膚疾患による要因

酒さ(しゅさ、rosacea)は、鼻の赤みを引き起こす代表的な皮膚疾患です。中年以降の女性に多く見られ、鼻や頬を中心とした赤み、毛細血管拡張、時にはニキビ様の発疹を伴います。酒さの原因は完全には解明されていませんが、遺伝的素因、紫外線、ストレス、特定の食品などが関与していると考えられています。

脂漏性皮膚炎も鼻の赤みの原因となることがあります。皮脂の分泌が多い部位に起こる炎症性疾患で、赤み、かゆみ、フケ様の落屑を伴います。

アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎なども、慢性的な炎症により毛細血管の拡張を引き起こすことがあります。

💊 毛細血管拡張による鼻の赤みの症状

✨ 外見的な症状

毛細血管拡張による鼻の赤みは、その現れ方によっていくつかのパターンに分類できます。

最も一般的なのは、鼻翼(小鼻)周辺の持続的な赤みです。これは毛細血管が慢性的に拡張した状態で、化粧品でカバーしても時間が経つと透けて見えることが多いのが特徴です。

線状毛細血管拡張症では、細い赤い線が血管の走行に沿って見えます。これは個別の血管が拡張したもので、よく観察すると血管の形がはっきりと確認できます。

蜘蛛状血管腫(spider angioma)は、中心から放射状に細い血管が広がる特徴的な外見を示します。中心部を圧迫すると一時的に赤みが消失し、圧迫を解除すると再び現れるのが特徴です。

網状毛細血管拡張症では、細かい血管が網目状に見えることがあります。この状態は比較的軽度で、近くで見ないと分からないことも多いですが、メイクのノリが悪くなるなどの影響があります。

📌 症状の程度と進行

毛細血管拡張による鼻の赤みは、通常徐々に進行していきます。初期段階では、温度変化や感情の変化で一時的に赤くなり、しばらくすると元に戻る程度です。

中期になると、赤みが持続するようになり、常に薄く赤い状態が続きます。この段階では、化粧品でのカバーがまだ比較的容易です。

進行期になると、赤みが濃くなり、個別の血管がはっきりと見えるようになります。化粧品でのカバーも困難になり、日常生活での悩みが深刻になることがあります。

▶️ 随伴症状

毛細血管拡張に伴って、他の症状が現れることもあります。皮膚の乾燥感や敏感性の増加は比較的よく見られる症状です。血管が拡張した部位は血流が増加するため、皮膚の温感を感じることもあります。

酒さが原因の場合は、ほてり感や灼熱感を伴うことがあります。また、毛細血管拡張部位にニキビ様の発疹や膿疱が現れることもあります。

化粧品や日用品に対する敏感性が増すことも多く、今まで使えていた製品で刺激を感じるようになることがあります。

Q. 鼻の赤みを悪化させる生活習慣は何ですか?

鼻の赤みを悪化させる主な生活習慣として、アルコール(特に赤ワインやビール)の習慣的な摂取、辛い食べ物や熱い飲み物の頻繁な摂取、慢性的なストレス、睡眠不足が挙げられます。これらはいずれも血管の拡張や自律神経の乱れを引き起こし、毛細血管拡張を促進させます。

🏥 日常生活でできる対処法

🔹 紫外線対策

紫外線対策は、毛細血管拡張による鼻の赤みの予防・改善において最も重要な要素の一つです。日焼け止めは年中無休で使用し、SPF30以上、PA+++以上のものを選ぶことをおすすめします。

鼻は顔の中でも最も突出した部位のため、特に念入りに塗布する必要があります。朝の段階で充分に塗り、日中は2〜3時間おきに塗り直すことが理想的です。

帽子やサングラスなどの物理的な日よけも効果的です。つばの広い帽子は顔全体を紫外線から守ってくれます。また、日傘の使用も推奨されます。

屋内でも窓際では紫外線の影響を受けるため、室内でも日焼け止めの使用を心がけましょう。

📍 温度管理

急激な温度変化は毛細血管に負担をかけるため、できる限り避けることが大切です。冬場の外出時は、マスクやマフラーで顔を覆い、急激な温度変化から鼻を守りましょう。

入浴時のお湯の温度は、熱すぎない程度(38〜40度程度)に設定し、長時間の入浴は避けるようにします。サウナや岩盤浴なども、血管拡張を促進する可能性があるため控えめにすることをおすすめします。

室内の暖房も直接顔に当たらないよう調整し、加湿器を使用して適切な湿度(50〜60%程度)を保つことが重要です。

💫 食生活の改善

血管拡張作用のある食品や飲料の摂取を控えることが効果的です。アルコール、特に赤ワインやビールは血管拡張作用が強いため、摂取量を減らすか避けることをおすすめします。

辛い食べ物、熱い飲み物、カフェインを多く含む飲料も血管拡張を促進する可能性があります。これらを摂取する際は量を控えめにし、摂取後の症状の変化を観察することが大切です。

一方で、抗酸化作用のある食品を積極的に摂取することで、血管の健康を保つことができます。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを豊富に含む野菜や果物を日常的に摂取しましょう。

🦠 ストレス管理

ストレスは自律神経系に影響を与え、血管の収縮・拡張機能を乱すことがあります。ストレスが原因で起こる身体症状は多岐にわたるため、適切なストレス管理が重要です。

定期的な運動は、血液循環を改善し、ストレス解消にも効果的です。ただし、激しい運動は一時的に血管拡張を促すため、軽度から中程度の運動(ウォーキング、軽いジョギング、ヨガなど)がおすすめです。

充分な睡眠時間の確保も重要です。睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、血管機能に悪影響を及ぼします。1日7〜8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。

リラクゼーション技法(深呼吸、瞑想、アロマテラピーなど)も、ストレス軽減と血管機能の改善に役立ちます。

⚠️ スキンケアでの改善方法

👴 適切なクレンジングと洗顔

毛細血管が拡張した皮膚は敏感になっているため、優しいクレンジングと洗顔が重要です。強い摩擦や刺激的な成分は避け、できるだけ肌に負担をかけない方法を選びましょう。

クレンジング剤は、オイルタイプよりもクリームタイプやミルクタイプの方が刺激が少なくおすすめです。メイクを落とす際は、指の腹で優しくマッサージするように行い、決してゴシゴシこすらないよう注意します。

洗顔料は、弱酸性で無添加のものを選び、よく泡立ててから使用します。洗顔時の水温は人肌程度(30〜32度)に設定し、熱いお湯や冷たい水は避けましょう。

洗顔後のタオルドライも、押し当てるようにして水分を吸収させ、摩擦を避けることが大切です。

🔸 保湿ケア

適切な保湿は、皮膚のバリア機能を強化し、外部刺激から毛細血管を守るために不可欠です。保湿剤は洗顔後すぐに使用し、皮膚が乾燥する前にケアすることが重要です。

保湿成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどが効果的です。これらの成分は皮膚の水分保持機能を高め、バリア機能の改善に役立ちます。

化粧水、美容液、乳液、クリームの順で使用し、それぞれを肌に馴染ませてから次のステップに進むようにします。特に鼻の周辺は、他の部位よりも丁寧にケアすることをおすすめします。

💧 有効成分を含むスキンケア製品

毛細血管拡張に対して効果的とされる成分を含むスキンケア製品の使用も検討する価値があります。

ビタミンK配合の製品は、血管の健康をサポートし、毛細血管拡張の改善に効果があるとされています。ただし、効果の実感には数か月の継続使用が必要な場合が多いです。

ナイアシンアミド(ビタミンB3誘導体)は、血管の健康を保ち、皮膚の炎症を抑制する効果があります。また、皮膚のバリア機能の改善にも役立ちます。

アルニカエキスやカミツレエキスなどの植物由来成分も、血管の健康をサポートし、炎症を抑制する効果があるとされています。

レチノール(ビタミンA誘導体)は、皮膚の再生を促進し、血管の健康を改善する効果がありますが、刺激性があるため、敏感な状態の皮膚には注意が必要です。使用する場合は、低濃度から始めて徐々に慣らしていくことが大切です。

✨ 避けるべき成分とケア方法

毛細血管が拡張した皮膚には、刺激的な成分や方法を避けることが重要です。アルコール系の化粧水やトナー、メントールやカンフルを含む製品は血管拡張を促進する可能性があるため避けましょう

香料や着色料、防腐剤なども刺激となる可能性があるため、無添加や敏感肌用の製品を選ぶことをおすすめします。

物理的なスクラブや毛穴パック、強力な吸引を伴う毛穴ケア製品も、毛細血管にダメージを与える可能性があるため控えるべきです。

マッサージを行う場合も、強い圧力や長時間の施術は避け、優しく軽い圧力で短時間にとどめることが大切です。

Q. 鼻の赤みのレーザー治療はどんな内容ですか?

毛細血管拡張による鼻の赤みには、パルスダイレーザー(595nm)やKTPレーザー(532nm)などを用いたレーザー治療が有効です。拡張した血管に選択的に作用し周辺組織へのダメージを抑えながら血管を閉塞させます。通常3〜5回・4〜6週間間隔で施術し、アイシークリニックでは約7割の患者が改善を実感しています。

🔍 医療機関での治療法

📌 レーザー治療

毛細血管拡張の治療において、レーザー療法は最も効果的で広く行われている治療法の一つです。レーザーは拡張した毛細血管に選択的に作用し、血管を閉塞させることで赤みを改善します。

パルスダイレーザー(PDL)は、毛細血管拡張の治療で最もよく使用されるレーザーです。595nmの波長を使用し、ヘモグロビンに選択的に吸収されるため、周辺組織へのダメージを最小限に抑えながら治療できます。

ロングパルスダイレーザーは、従来のパルスダイレーザーよりもパルス幅が長く、深部の血管にもアプローチできます。また、クーリングシステムにより表皮の保護も優れています。

KTPレーザー(532nm)は、浅い層の細かい毛細血管に特に効果的です。施術時の痛みも比較的軽度で、ダウンタイムも短いのが特徴です。

Nd:YAGレーザー(1064nm)は、より深部の血管や太い血管に効果的です。皮膚の深層まで到達できるため、頑固な毛細血管拡張にも対応できます。

治療回数は症状の程度により異なりますが、通常3〜5回程度の施術で満足のいく結果が得られることが多いです。施術間隔は4〜6週間程度が一般的です。

▶️ IPL(光治療)

IPL(Intense Pulsed Light)は、複数の波長を含む光を照射する治療法で、毛細血管拡張に加えて、シミやそばかす、毛穴の開きなどの複数の肌トラブルを同時に改善できる利点があります。

IPLはレーザーと比較して照射エネルギーがマイルドで、皮膚への負担が少ないため、敏感肌の方でも治療を受けやすいという特徴があります。ダウンタイムもほとんどなく、施術後すぐにメイクも可能です。

ただし、レーザー治療と比較すると効果はマイルドで、治療回数が多く必要になることがあります。通常5〜10回程度の施術が推奨されます

🔹 硬化療法

硬化療法は、細い針を使って拡張した毛細血管に硬化剤を注入し、血管を閉塞させる治療法です。比較的太い血管や、レーザー治療で効果が不十分だった場合に適応となることがあります。

使用される硬化剤には、ポリドカノールやエタノールアミンオレイン酸塩などがあります。これらの薬剤は血管内皮を化学的に損傷させ、血管の閉塞を引き起こします。

施術は局所麻酔下で行われ、治療時間は15〜30分程度です。施術後は一時的に赤みや腫れが生じることがありますが、通常数日から1週間程度で改善します。

📍 外用薬による治療

軽度の毛細血管拡張や、基礎疾患(酒さなど)による赤みの場合、外用薬による治療が効果的な場合があります。

メトロニダゾールゲルは、酒さに伴う毛細血管拡張に対してしばしば処方されます。抗炎症作用と抗菌作用があり、継続使用により赤みの改善が期待できます。

ブリモニジン酒石酸塩ゲルは、血管収縮作用により一時的に赤みを抑制する効果があります。効果は約12時間程度持続しますが、根本的な治療ではなく対症療法となります。

トレチノイン(レチノイン酸)クリームは、皮膚のリモデリングを促進し、毛細血管の状態を改善する効果があります。ただし、初期に皮膚の乾燥や刺激症状が生じることがあるため、医師の指導下で使用することが重要です。

📝 予防とメンテナンス

💫 治療後のケア

医療機関での治療を受けた後は、適切なアフターケアが治療効果の維持と再発防止に重要です。

レーザー治療後は、照射部位に一時的な赤みや腫れが生じることがあります。この期間中は、患部を冷却し、刺激的なスキンケア製品の使用を避けることが大切です。

治療後の紫外線対策は特に重要で、少なくとも1か月間は入念な日焼け止めの使用と、帽子やサングラスでの物理的な遮光を心がけましょう

治療効果を維持するため、医師から処方された外用薬がある場合は、指示通りに継続使用することが大切です。また、定期的な診察を受け、必要に応じて追加治療を受けることも重要です。

🦠 再発防止策

毛細血管拡張は適切な治療により改善できますが、根本的な体質や環境要因が変わらない限り、再発の可能性があります。再発を防ぐためには、治療前と同様の予防策を継続することが重要です。

日常的な紫外線対策、温度変化の回避、刺激的な食品やアルコールの制限、適切なスキンケアなどを継続することで、再発のリスクを大幅に減らすことができます。

また、新しい毛細血管拡張の発生を早期に発見するため、定期的な自己チェックと、年1〜2回の皮膚科専門医による診察を受けることをおすすめします

👴 長期的な管理計画

毛細血管拡張による鼻の赤みの管理は、短期的な治療だけでなく、長期的な視点での管理が重要です。

治療計画は個人の症状の程度、ライフスタイル、治療に対する反応などを総合的に考慮して立てる必要があります。軽度の場合は日常ケアと定期的なメンテナンス治療で管理できることが多いですが、重度の場合は初期に集中的な治療が必要になることもあります。

治療効果は個人差があるため、複数の治療法を組み合わせたり、治療方針を調整したりすることも必要です。医師との継続的なコミュニケーションを保ち、治療効果や副作用について正直に報告することが大切です。

また、生活習慣の改善は治療効果を高めるだけでなく、全身の健康向上にもつながります。適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理などを心がけることで、皮膚の健康を総合的に改善できます。

Q. 鼻の赤みの治療後に気をつけることは何ですか?

レーザー治療後は照射部位に一時的な赤みや腫れが生じる場合があります。治療効果を維持するため、少なくとも1か月間は日焼け止めと帽子による徹底した紫外線対策が必要です。また日常的なアルコール制限・温度変化の回避・適切なスキンケアの継続と、年1〜2回の定期的な皮膚科受診が再発防止に重要です。

💡 よくある質問

🔸 Q: 毛細血管拡張は自然に治ることはありますか?

A: 残念ながら、一度拡張した毛細血管が自然に元の状態に戻ることはほとんどありません。初期の軽度な段階で適切なケアを行えば進行を抑制することは可能ですが、すでに明確に見えるレベルまで拡張した毛細血管は、医療的な治療が必要になります。ただし、炎症やアレルギーなどの一時的な要因による赤みの場合は、原因を除去することで改善することがあります。

💧 Q: レーザー治療は痛いですか?

A: レーザー治療の痛みは、輪ゴムで軽く弾かれる程度と表現されることが多いです。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの患者さんが我慢できる範囲内です。痛みに敏感な方には、表面麻酔を使用することも可能です。また、最新のレーザー機器にはクーリング機能が搭載されており、痛みを軽減する工夫がされています。

✨ Q: 治療にかかる費用はどの程度ですか?

A: 毛細血管拡張の治療は美容目的とみなされることが多く、基本的に自費診療となります。費用は治療方法や範囲、クリニックによって大きく異なりますが、レーザー治療の場合、1回あたり1〜5万円程度が一般的です。IPL治療はやや安価で、1回あたり5千円〜2万円程度です。複数回の治療が必要な場合が多いため、総額でのコストを考慮することが重要です。

📌 Q: 治療後はどのくらいで効果が現れますか?

A: 治療効果の現れ方は治療方法により異なります。レーザー治療の場合、施術直後から数週間かけて徐々に血管が閉塞し、赤みが薄くなっていきます。最終的な効果を判定するには、施術後6〜8週間程度かかることが一般的です。IPL治療はより緩やかで、数回の施術を重ねることで徐々に改善が実感できます。個人差があるため、医師と相談しながら治療計画を立てることが大切です。

▶️ Q: 妊娠中や授乳中でも治療は受けられますか?

A: 妊娠中や授乳中のレーザー治療については、胎児や乳児への直接的な影響は報告されていませんが、安全性を考慮して多くのクリニックでは施術を控える方針を取っています。この時期は皮膚が敏感になることも多いため、出産・授乳終了後に治療を検討することが一般的です。どうしても気になる場合は、外用薬による治療や日常ケアの改善について皮膚科医に相談することをおすすめします。

🔹 Q: 他の皮膚疾患がある場合でも治療は受けられますか?

A: アトピー性皮膚炎や酒さなど、他の皮膚疾患がある場合、まずその基礎疾患の治療が優先されることが多いです。皮膚の炎症が落ち着いてから毛細血管拡張の治療を行う方が、効果的で安全な場合が多いためです。ただし、症状や状態により個別に判断されるため、皮膚科専門医による総合的な診断と治療計画の立案が重要です。

✨ まとめ

鼻の赤みは毛細血管拡張が主な原因であり、遺伝的要因、環境要因、ライフスタイル、皮膚疾患など複合的な要因により引き起こされます。症状は徐々に進行することが多く、自然治癒は期待できないため、適切な対処と治療が重要です。

日常生活では紫外線対策、温度管理、食生活の改善、ストレス管理が基本的な対策となります。スキンケアでは、優しいケアと適切な保湿、有効成分を含む製品の使用が効果的です。

医療機関では、レーザー治療、IPL、硬化療法、外用薬などの選択肢があり、症状の程度や個人の状況に応じて最適な治療法が選択されます。治療後は適切なアフターケアと再発防止策の継続が重要です。

毛細血管拡張による鼻の赤みは、適切な知識と継続的なケア、必要に応じた医療的治療により改善が期待できます。一人で悩まず、皮膚科専門医に相談し、個人に合った治療計画を立てることが改善への第一歩となります。

アイシークリニック池袋院では、毛細血管拡張による鼻の赤みに対して、最新の治療機器と豊富な経験に基づく個別化された治療プランを提供しています。お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門医が丁寧に診察し、あなたに最適な治療法をご提案いたします。


よくある質問

鼻の赤みは化粧品だけで隠すことはできますか?

軽度の赤みであれば、グリーン系のコントロールカラーやコンシーラーである程度カバーできますが、毛細血管拡張による赤みは時間が経つと透けて見えることが多いです。根本的な改善には、適切なスキンケアや医療機関での治療が効果的です。

毛細血管拡張のレーザー治療に副作用はありますか?

レーザー治療後は一時的な赤みや腫れが生じることがありますが、通常数日から1週間程度で改善します。稀に色素沈着や瘢痕形成のリスクもあるため、経験豊富な医師による治療を受けることが重要です。当院では安全性を重視した治療を提供しています。

鼻の赤みを予防するために最も効果的な方法は何ですか?

最も重要なのは年中無休での紫外線対策です。SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを鼻に念入りに塗り、2-3時間おきに塗り直すことが基本です。また、急激な温度変化を避け、アルコールや辛い食べ物の摂取を控えることも効果的です。

酒さと毛細血管拡張はどう違うのですか?

酒さは中年以降の女性に多い皮膚疾患で、鼻や頬の赤み、毛細血管拡張、時にはニキビ様の発疹を伴います。毛細血管拡張は酒さの症状の一つでもありますが、単独でも起こります。正確な診断には皮膚科専門医による診察が必要です。

治療効果を長持ちさせるにはどうすればよいですか?

治療後も日常的な紫外線対策、温度変化の回避、刺激的な食品やアルコールの制限、適切なスキンケアを継続することが重要です。また、定期的な皮膚科受診により新たな毛細血管拡張を早期発見し、必要に応じてメンテナンス治療を受けることをおすすめします。

📚 参考文献

  • 日本形成外科学会 – 毛細血管拡張症(telangiectasia)の定義、症状、治療法に関する医学的解説。レーザー治療や硬化療法などの専門的治療について
  • 日本美容外科学会 – レーザー治療(パルスダイレーザー、KTPレーザー、Nd:YAGレーザー)の適応と効果、IPL治療の詳細について
  • 日本形成外科学会 – 酒さ(rosacea)の病態、症状、治療法に関する専門的情報。鼻の赤みの原因疾患としての酒さの診断と管理について

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では毛細血管拡張による鼻の赤みでお悩みの患者様が多く来院されており、約7割の方がレーザー治療で満足のいく改善を実感されています。最近の傾向として、症状が軽いうちに早期治療を希望される方が増えていますが、これは治療効果が高く、必要な施術回数も少なくて済むため非常に良いことです。一人ひとりの症状や肌質に合わせた個別化治療により、患者様が安心して日常生活を送れるようサポートしていきたいと考えています。」

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
PAGE TOP
電話予約
0120-226-002
1分で入力完了
簡単Web予約
運営:医療法人社団鉄結会