
まぶたが重い、視野が狭くなってきた、額にシワが増えた気がする——そんな変化を感じてはいるものの、「眼瞼下垂」だとは気づいていない方が多くいます。
放置すると眼精疲労・頭痛・肩こりなど全身症状につながることも。この記事を読めば、あなたの症状が眼瞼下垂かどうか、そして今すぐ取るべき行動がわかります。
🚨 こんな方はすぐにチェック!
⚡ まぶたが重く、目が開けにくい
⚡ 視野が狭くなってきた気がする
⚡ 理由のない頭痛・肩こりが続いている
⚡ 額のシワが最近増えた
目次
- 眼瞼下垂とはどのような状態か
- 眼瞼下垂の主な原因
- こんな症状は眼瞼下垂のサインかもしれない
- 眼瞼下垂が引き起こす全身への影響
- 眼瞼下垂の診断基準と重症度の分類
- 眼瞼下垂の治療法の種類
- 手術の流れとダウンタイムについて
- 治療を受ける前に確認しておきたいこと
- 眼瞼下垂の治療を検討する際のポイント
- まとめ
💡 この記事のポイント
眼瞼下垂は加齢やコンタクト長期使用が主因で、頭痛・肩こりなど全身症状を引き起こす。治療は腱膜前転法などの手術が中心で、アイシークリニックでは状態に応じた専門的な治療を提供している。
💡 眼瞼下垂とはどのような状態か
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが正常な位置よりも下がり、黒目(瞳孔)の一部または大部分が覆われてしまっている状態を指します。医学的には、上まぶたの縁(眼瞼縁)が瞳孔の中心より2mm以上下にある場合を眼瞼下垂と定義することが多く、その程度によって「軽症」「中等症」「重症」に分類されます。
健康な状態のまぶたは、上を向いたときも下を向いたときも、目の動きに合わせてスムーズに動きます。このまぶたの開閉を担っているのが「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」と呼ばれる筋肉で、この筋肉が収縮することでまぶたが持ち上がります。眼瞼挙筋の先端には「腱膜(けんまく)」という薄い組織があり、この腱膜がまぶたの裏側にある軟骨(瞼板:けんばん)にしっかりと付着しています。
眼瞼下垂は、この眼瞼挙筋や腱膜、あるいは神経に何らかの問題が生じることで発症します。見た目の変化だけでなく、視野の制限や体への二次的な影響をもたらすため、美容的な問題としてだけでなく、医療的な治療が必要な疾患として認識されています。
Q. 眼瞼下垂とはどのような状態ですか?
眼瞼下垂とは、上まぶたが正常位置より下がり、黒目(瞳孔)の一部や大部分が覆われてしまう状態です。医学的には、上まぶたの縁が瞳孔中心より2mm以上下にある場合と定義されることが多く、軽症・中等症・重症に分類されます。
📌 眼瞼下垂の主な原因
眼瞼下垂の原因はひとつではなく、生まれつきのもの(先天性)と、後から発症するもの(後天性)に大きく分けられます。それぞれの原因を理解しておくことで、自分の状態がどのタイプに当てはまるかを把握する助けになります。
✅ 先天性眼瞼下垂
生まれつき眼瞼挙筋の発達が不十分なために起こるもので、片側だけに起こる場合と両側に起こる場合があります。先天性眼瞼下垂は重症の場合には弱視(視力が十分に発達しない状態)のリスクがあるため、早期の治療が重要です。乳幼児期に発見された場合は、眼科での定期的な観察と適切な時期での手術が検討されます。
📝 腱膜性眼瞼下垂(加齢によるもの)
後天性の中で最も多いのが、加齢に伴う腱膜性眼瞼下垂です。年齢を重ねるにつれて、眼瞼挙筋の腱膜が薄くなったり、瞼板への付着部分が緩んだり、ずれたりすることでまぶたが下がってきます。40代以降の方に多く見られ、「最近まぶたが重くなった」「老けて見られるようになった」と感じる方の多くがこのタイプに該当します。
🔸 コンタクトレンズの長期使用による眼瞼下垂
ハードコンタクトレンズを長年使用している方に多く見られるタイプです。コンタクトレンズの着脱を繰り返すことで、まぶたを引っ張る動作が腱膜に少しずつ負担をかけ、最終的に腱膜が緩んでしまうと考えられています。若い年代でも発症することがあり、「10代・20代なのにまぶたが重い」という方はこのタイプが疑われる場合があります。
⚡ 神経・筋肉の疾患による眼瞼下垂
眼瞼挙筋を支配する動眼神経の麻痺や、筋肉そのものの疾患(重症筋無力症・ミオパチーなど)が原因となる場合もあります。これらは全身疾患の一症状として眼瞼下垂が現れることが多く、突然発症したり、夕方になるとまぶたが特に下がりやすくなったりする特徴があります。このタイプの眼瞼下垂は、まず内科や神経内科などで基礎疾患の診断・治療を行うことが最優先となります。
🌟 外傷・手術後による眼瞼下垂
目の周囲のケガや、眼科手術(白内障手術など)の後に発症することがあります。手術の際に開瞼器(かいけんき)と呼ばれる器具でまぶたを固定することにより、腱膜が引き伸ばされることが原因として挙げられています。また、二重まぶたの整形手術後に腱膜が緩んで眼瞼下垂になるケースも報告されています。
✨ こんな症状は眼瞼下垂のサインかもしれない
眼瞼下垂は「まぶたが下がっている」という見た目の変化だけでなく、さまざまなサインとして現れることがあります。以下のような症状に心当たりがある方は、眼瞼下垂の可能性を疑ってみましょう。
まず最もわかりやすいのは、「目が細くなった・小さくなった気がする」という変化です。鏡で見たときに、以前と比べて目の開きが狭くなったと感じる場合、まぶたが下がっている可能性があります。写真を見返したときに違いに気づく方も少なくありません。
次に、「上を向くように顎を上げないと前がよく見えない」という姿勢の変化があります。まぶたが下がることで視野が狭くなり、それを補おうとして無意識のうちに顎を上げる癖がついてしまうことがあります。この姿勢が続くと、首や肩への負担につながります。
「おでこに深いシワができてきた」というのも眼瞼下垂のサインとして知られています。下がったまぶたを開けようとするとき、眼瞼挙筋だけでは足りないため、額の筋肉(前頭筋)を使ってまぶたを持ち上げようとします。その結果、額に横シワが刻まれやすくなります。
「目が疲れやすい、夕方になると特につらい」という症状も挙げられます。まぶたを開けているために余分な力を使い続けることで、眼精疲労が起こりやすくなります。また、「頭痛や肩こりがひどくなった」「なんとなく体がだるい」という全身症状として感じる方もいます。
さらに、「眠そうに見られる」「怒っていると思われる」「老けて見られる」といった他者からの指摘も、眼瞼下垂のサインであることがあります。表情が硬く見えたり、活気がないように見えたりするのは、まぶたの開きが十分でないことが影響している場合があります。
Q. 眼瞼下垂が原因で起こる全身症状は何ですか?
眼瞼下垂では、下がったまぶたを補おうと額の筋肉を常に緊張させるため、慢性的な頭痛が起こりやすくなります。また、顎を上げる姿勢の習慣化による肩こり・首こりや、まぶたを開けるための余分な力による眼精疲労なども代表的な全身症状として報告されています。
🔍 眼瞼下垂が引き起こす全身への影響
眼瞼下垂はまぶたの問題だと思われがちですが、実際には全身にさまざまな影響を与えることがわかっています。この点を理解することで、早めの対処がいかに重要かがよくわかります。
最も多く報告されているのが、慢性的な頭痛です。前述のように、下がったまぶたを持ち上げるために額の筋肉を常に緊張させているため、前頭部の筋肉が疲弊して頭痛を引き起こします。特に緊張型頭痛との関連が指摘されており、眼瞼下垂の手術を受けた後に頭痛が改善したという報告も多くあります。
肩こりや首こりも、眼瞼下垂と関係していることがあります。視野を確保しようとして顎を上げる姿勢が続くと、首や肩の筋肉に慢性的な負担がかかります。また、目を細めて物を見ようとする動作も、顔や首周りの筋肉の緊張につながります。
眼精疲労も深刻な影響のひとつです。まぶたを開けるために余分なエネルギーを消費し続けることで、目が疲れやすくなります。パソコンやスマートフォンを長時間使用する現代の生活スタイルでは、この疲労感がより顕著に現れることがあります。
子どもの場合には、視力の発達への影響が特に問題となります。視覚は生後から数年間で急速に発達しますが、まぶたが瞳孔を覆っていると十分な視覚刺激が得られず、弱視や斜視につながるリスクがあります。そのため、先天性眼瞼下垂は早期発見・早期治療が極めて重要です。
精神的な影響も無視できません。「眠そうに見られる」「老けて見られる」といった他者からの評価が積み重なることで、自信を失ったり対人関係に消極的になったりするケースも報告されています。外見に関わる問題は、精神的なQOL(生活の質)に直結することも多いため、治療の選択肢を知っておくことが大切です。
💪 眼瞼下垂の診断基準と重症度の分類
眼瞼下垂の診断は、主に眼科や形成外科で行われます。診察では、まぶたの開き具合を数値で評価するいくつかの指標が使われます。
代表的な評価指標のひとつが「MRD1(margin reflex distance 1)」です。これは、正面を向いた状態でペンライトを目に当てたときの角膜反射(光の反射点)から上まぶたの縁までの距離を測定するものです。通常は3〜4mm程度が正常とされており、2mm以下の場合に眼瞼下垂と診断されることが多いです。
もうひとつの重要な指標が「挙筋機能(レバター機能)」です。これは、下を向いた状態から上を向いた状態へ動かしたときの上まぶたの移動量を測定するもので、正常では15mm以上とされています。挙筋機能が低下しているほど眼瞼挙筋の動きが悪く、治療方法の選択に影響します。
重症度の分類については、まぶたが下がっている量(下垂量)と挙筋機能の組み合わせによって「軽症」「中等症」「重症」に分類されます。軽症であれば比較的シンプルな手術で対応できますが、重症の場合には挙筋機能そのものが大きく低下しているため、より複雑な手術方法が必要になることがあります。
また、診断の際には眼瞼下垂の原因を調べることも重要です。神経疾患や全身疾患が背景にある場合には、それらの治療が優先されます。問診、視力検査、視野検査などを総合的に評価して診断が行われます。
Q. 眼瞼下垂の手術にはどのような種類がありますか?
眼瞼下垂の主な手術には3種類あります。最も一般的な「腱膜前転法」は緩んだ腱膜を再固定する方法で、加齢による下垂に有効です。軽度には「ミュラー筋タッキング法」、挙筋機能が著しく低下した重症例には額の筋肉を利用する「前頭筋吊り上げ術」が選択されます。

🎯 眼瞼下垂の治療法の種類
眼瞼下垂の治療は、その原因や重症度、患者さんの年齢・状態によって異なります。大きく分けると、手術による治療と非手術的な治療に分けられます。
💬 手術による治療
眼瞼下垂の根本的な治療としては、手術が最も確実な方法とされています。手術の方法は複数あり、眼瞼下垂の原因・重症度・挙筋機能に応じて選択されます。
最もよく行われるのが「腱膜前転法(けんまくぜんてんほう)」です。これは、緩んだり伸びたりしてしまった眼瞼挙筋の腱膜を短縮・再固定する方法です。加齢による腱膜性眼瞼下垂に対して特に有効で、挙筋機能が保たれている場合に適応されます。まぶたの皮膚を切開して腱膜を直接操作するため、確実な効果が期待できます。
次に「ミュラー筋タッキング法」があります。ミュラー筋はまぶたを開ける際に眼瞼挙筋を補助する小さな平滑筋で、この筋肉を短縮・固定することでまぶたを持ち上げる手術です。比較的軽度の眼瞼下垂に適応されることが多く、結膜側(まぶたの裏側)からアプローチするため、皮膚に傷が残りにくい利点があります。
挙筋機能が著しく低下している重症の眼瞼下垂では、「前頭筋吊り上げ術(ぜんとうきんつりあげじゅつ)」が選択されます。額の筋肉(前頭筋)とまぶたをシリコンロッドや自家組織(太ももの筋膜など)でつなぎ、額の動きを利用してまぶたを開閉させる方法です。先天性の重症眼瞼下垂や、挙筋機能がほぼ失われている後天性の重症眼瞼下垂に適応されます。
また、余分な皮膚によってまぶたが重くなっている「皮膚弛緩症(ひふしかんしょう)」と眼瞼下垂が合併している場合には、余分な皮膚を切除する「眼瞼皮膚切除術」が同時に行われることもあります。
✅ 非手術的な治療・補助的な対処法
手術以外の方法としては、まず「眼瞼下垂矯正眼鏡(プトーシス・クラッチ)」があります。眼鏡フレームに取り付けた装具でまぶたを物理的に持ち上げる方法で、手術ができない方や手術前の暫定的な対処として使用されることがあります。ただし、見た目や使い勝手の面での制限があります。
重症筋無力症など神経・筋疾患が原因の場合は、基礎疾患に対する薬物療法が眼瞼下垂の改善につながることがあります。ステロイドや免疫抑制剤、コリンエステラーゼ阻害薬などが使用されます。
なお、美容目的で二重ラインを作る手術(埋没法や切開法)は、眼瞼下垂の根本的な治療にはなりません。ただし、軽度の眼瞼下垂に対して、二重手術と眼瞼下垂手術を組み合わせて行うケースもあります。
💡 手術の流れとダウンタイムについて
眼瞼下垂の手術を検討している方にとって、手術の流れとその後の経過(ダウンタイム)は特に気になるポイントだと思います。ここでは一般的な腱膜前転法を例に、手術の流れを説明します。
📝 術前の診察・カウンセリング
手術を受ける前には、必ず術前診察とカウンセリングが行われます。眼瞼下垂の程度・原因・挙筋機能の評価が行われ、適切な手術方法が選択されます。また、希望するまぶたの開き具合や二重ラインの有無など、仕上がりについての話し合いも行われます。持病や服用中の薬(特に血液をさらさらにする薬)についても確認が必要です。
🔸 手術当日の流れ
手術は局所麻酔(目の周りへの注射)で行われることがほとんどで、入院は不要なことが多く日帰りで行われます。手術時間は片側で30〜60分程度、両側で1〜2時間程度が目安です。
まず麻酔を注射し、まぶたの皮膚を切開します。緩んだ腱膜を見つけ、適切な位置に固定し直します。このとき、患者さんに目を開けてもらいながら、まぶたの高さを確認する作業を繰り返します(局所麻酔手術の場合)。最終的なまぶたの位置を確認したら、皮膚を縫合して手術が完了します。
⚡ 術後のダウンタイム
手術後には一定のダウンタイムがあります。術後すぐは腫れや内出血が起こりやすく、最初の数日間が最も腫れが強い時期です。腫れのピークは術後1〜3日程度で、その後少しずつ引いていきます。
抜糸は術後約1週間前後に行われます。抜糸後から徐々に見た目が落ち着いてきますが、完全に腫れが引いて最終的な仕上がりになるまでには、3〜6ヶ月程度かかることがあります。
術後の日常生活については、傷口を濡らさないようにするため、洗顔や洗髪には注意が必要です。目元へのメイクは抜糸後から可能になることが多いですが、クリニックの指示に従いましょう。コンタクトレンズは術後しばらく使用できないため、眼鏡の準備が必要です。また、激しい運動や飲酒は腫れを悪化させる可能性があるため、術後1〜2週間は控えることが望まれます。
術後に気になる症状(強い痛み、出血、急激な腫れ、視力の変化など)があれば、すぐにクリニックに連絡することが大切です。
Q. コンタクトレンズの使用で眼瞼下垂になりますか?
ハードコンタクトレンズを長年使用していると、着脱時にまぶたを繰り返し引っ張る動作が腱膜に少しずつ負担をかけ、腱膜が緩んで眼瞼下垂を引き起こすことがあります。10代・20代の若い世代でも発症するケースがあり、アイシークリニックでも若年層からの相談が増えています。
📌 治療を受ける前に確認しておきたいこと
眼瞼下垂の手術を受けることを決める前に、いくつかの重要なポイントを確認しておきましょう。
🌟 保険適用になるかどうかを確認する
眼瞼下垂の手術は、治療目的(視野障害の改善など)であれば健康保険が適用されるケースがあります。一方、美容目的(見た目を改善したい)の場合は自由診療(保険適用外)となります。保険適用の有無は、診察を受けた医師が判断しますが、手術を受けるクリニック・病院によって取り扱いが異なる場合もあります。費用面での見通しを立てるためにも、事前にしっかり確認しておくことをお勧めします。
💬 医師の専門性と実績を確認する
眼瞼下垂の手術は、繊細な技術が求められる手術です。担当医が眼形成外科(眼科と形成外科の両方の知識を持つ専門分野)や形成外科の専門医であるか、また眼瞼下垂手術の実績がどれくらいあるかを確認することが重要です。カウンセリングの際に症例実績や資格について質問することも大切です。
✅ リスクと合併症について理解しておく

どのような手術にもリスクはあります。眼瞼下垂手術の主なリスクとしては、左右差(両眼の仕上がりに差が出る)、目の閉じが不十分になる「兎眼(とがん)」、感染、出血、傷跡の問題、まぶたの高さが過矯正または低矯正になることなどが挙げられます。これらのリスクを事前に理解した上で、十分な説明を受けてから手術に臨むことが重要です。
📝 再手術の可能性についても把握しておく
眼瞼下垂の手術は、一度で理想の状態に仕上がらず、修正手術が必要になることがあります。特に挙筋機能が低下している重症例では、時間の経過とともにまぶたが再び下がってくることもあります。再手術の方針や費用についても、事前にクリニックと話し合っておくことをお勧めします。
🔸 全身疾患が原因でないかを確認する
眼瞼下垂が突然起こった場合や、夕方になると特に症状が悪化する場合、複視(ものが二重に見える)を伴う場合などは、神経・筋肉の疾患が隠れている可能性があります。このような場合は、まず内科や神経内科での検査を受けることが重要です。美容・形成外科クリニックを受診する前に、症状の特徴をよく確認しておきましょう。
✨ 池袋で眼瞼下垂の治療を検討する際のポイント
池袋は交通の利便性が高く、医療機関も多いエリアです。眼瞼下垂の治療を扱うクリニックや病院を選ぶ際には、いくつかの点を意識すると適切な施設を見つけやすくなります。
⚡ 治療目的を明確にする
池袋周辺には、眼科・形成外科・美容外科・美容クリニックなど、眼瞼下垂を取り扱う施設がさまざまあります。視野障害や眼精疲労など医療的な問題の改善を主な目的とするのか、見た目の改善(美容目的)を主な目的とするのかによって、受診すべき施設の種類が変わります。
医療保険の適用を希望する場合は、眼科や形成外科の外来で診断を受けることが基本となります。一方、美容目的での治療や、治療と美容を組み合わせた対応を希望する場合は、眼瞼下垂手術を得意とする美容クリニックへの相談も選択肢のひとつになります。
🌟 カウンセリングを活用する
多くのクリニックでは、初回のカウンセリングを無料または低額で提供しています。このカウンセリングの機会を活用して、担当医に自分の症状や希望を丁寧に伝え、提案される治療方法、費用、リスク、ダウンタイムなどについて十分に説明を受けることが大切です。複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することも有効です。
💬 アクセスのよさを確認する
眼瞼下垂の手術後は、術後経過の確認のために複数回通院が必要となります。池袋駅周辺はJR・東京メトロ・西武線・東武線など複数の路線が乗り入れており、通院のしやすさという面でも便利なエリアです。自宅や職場からのアクセスも考慮した上でクリニックを選ぶとよいでしょう。
✅ アイシークリニックについて
アイシークリニックは、眼瞼下垂をはじめとするまぶたの治療を取り扱うクリニックです。駅からのアクセスが便利な立地にあり、眼瞼下垂手術の経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案しています。医療的な治療と美容的な要素を組み合わせた対応にも対応しており、まぶたに関する悩みを総合的にサポートする環境が整っています。まぶたの開きが気になる、眼精疲労や頭痛が続いているといった方は、まずはカウンセリングを受けてみることをお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「まぶたが重い」「頭痛や肩こりが続く」といった症状を長年放置されてきた患者様が、実は眼瞼下垂だったというケースを多く拝見しており、原因がわかって初めてほっとされる方も少なくありません。最近の傾向として、コンタクトレンズの長期使用による若い世代の方や、加齢による腱膜性眼瞼下垂の方など、幅広い年齢層でのご相談が増えております。まぶたの変化は些細なことに感じやすいですが、全身の不調につながることもありますので、気になる症状がある方はどうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
視野障害の改善など治療目的と診断された場合は、健康保険が適用されるケースがあります。一方、見た目の改善を主な目的とする美容目的の場合は自由診療となります。保険適用の判断は医師が行い、クリニックによって取り扱いが異なるため、事前に確認することをお勧めします。
腫れや内出血は術後1〜3日がピークで、その後徐々に引いていきます。抜糸は術後約1週間前後が目安です。ただし、完全に腫れが落ち着いて最終的な仕上がりになるまでには、3〜6ヶ月程度かかることがあります。術後は目元へのメイクや激しい運動などに一定の制限があります。
ハードコンタクトレンズを長年使用している方は、着脱時にまぶたを引っ張る動作が腱膜に負担をかけ、眼瞼下垂を引き起こすことがあります。10代・20代の若い方でも発症するケースがあり、アイシークリニック池袋院でもコンタクトレンズ長期使用による若い世代からのご相談が増えています。
放置すると、頭痛・肩こり・眼精疲労などの全身症状が慢性化するリスクがあります。また、視野を補おうとして顎を上げる姿勢が習慣化し、首や肩への負担が増すことも。子どもの場合は弱視や斜視につながる恐れもあるため、気になる症状がある方は早めに専門家に相談することが大切です。
鏡で目の開きが以前より狭くなった、額に深いシワが増えた、顎を上げないと前が見えにくいといった変化があれば眼瞼下垂のサインの可能性があります。また、「眠そうに見える」「老けた」と他者から指摘されることも目安のひとつです。正確な診断は眼科や形成外科での検査が必要です。
💪 まとめ
眼瞼下垂は、まぶたが下がることで視野や日常生活に支障をきたす状態であり、加齢・コンタクトレンズの長期使用・先天的な原因など、さまざまな要因で起こります。症状は目の開きの変化だけでなく、頭痛・肩こり・眼精疲労など全身にも及ぶため、「たかがまぶたの問題」と軽視せず、早めに専門家に相談することが大切です。
治療の中心は手術で、腱膜前転法・ミュラー筋タッキング法・前頭筋吊り上げ術など、状態に応じた方法が選択されます。手術を受ける際は、医師の専門性・リスクの理解・保険適用の確認など、事前に確認すべき点がいくつかあります。
眼瞼下垂を取り扱うクリニックが複数ありますが、目的に合った施設を選び、十分なカウンセリングを受けることが満足度の高い結果につながります。まぶたの重さや変化が気になっている方は、ぜひ一度専門家に相談してみてください。
📚 参考文献
- 日本形成外科学会 – 眼瞼下垂の診断基準・重症度分類・手術方法(腱膜前転法・前頭筋吊り上げ術など)に関する専門的な医療情報の参照元として適切
- 日本美容外科学会 – 眼瞼下垂手術のダウンタイム・リスク・合併症・美容的治療との組み合わせに関する情報の参照元として適切
- PubMed – 眼瞼下垂の原因(腱膜性・先天性・コンタクトレンズ関連)や全身症状(頭痛・肩こり・眼精疲労)との関連に関するエビデンスベースの学術文献の参照元として適切
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務