
💬 まぶたが赤い・かゆい…それ、放置すると悪化するかもしれません。
この記事を読めば、まぶたの赤みやかゆみの「本当の原因」と、今すぐできる対処法がわかります。「ただのかぶれかな?」と思っていたら、実は治療が必要な状態だった…というケースも少なくありません。
🚨 放置すると視力低下や慢性化のリスクも。まず原因を正しく知ることが大切です。
💡 こんな症状ありませんか?
✅ まぶたがかゆくて何度もこすってしまう
✅ 赤みが数日たっても引かない
✅ 化粧品を変えてから急に症状が出た
✅ 腫れてきて、見た目が気になる
1つでも当てはまったら、この記事が役に立ちます。
目次
- まぶたが赤くてかゆくなる主な原因
- アレルギー性のまぶたの症状
- 眼瞼炎(がんけんえん)とは
- ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)によるまぶたの症状
- 接触性皮膚炎(かぶれ)が起こる原因
- アトピー性皮膚炎とまぶたの関係
- その他のまぶたの赤みやかゆみの原因
- 自分でできる応急処置と日常ケア
- 病院を受診すべきタイミング
- まとめ
📌 この記事のポイント
まぶたの赤みやかゆみはアレルギー・眼瞼炎・ものもらい・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎など複数の原因が重なることも多く、急激な腫れや視力低下・水疱がある場合は速やかに眼科を受診することが重要です。
💡 まぶたが赤くてかゆくなる主な原因
まぶたの皮膚は全身の中でも特に薄く、厚さは約0.5〜1ミリ程度と言われています。皮脂腺や汗腺が集まっている一方で、皮膚のバリア機能が弱いため、外からの刺激や体内の変化に敏感に反応しやすい部位です。また、目の周囲には涙を分泌する腺や、まぶたの縁にある分泌腺など、複雑な構造が密集しています。こうした解剖学的な特性から、まぶたには多岐にわたる原因で赤みやかゆみが生じます。
主な原因を大きく分類すると、以下のようになります。
- アレルギー反応(花粉・ハウスダストなど)
- 眼瞼炎(まぶたの縁の炎症)
- ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)
- 接触性皮膚炎(化粧品・点眼薬などによるかぶれ)
- アトピー性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- ウイルス・細菌感染
- 紫外線によるダメージ
これらの原因は単独で起こることもありますが、複数の要因が重なって症状が出ることも珍しくありません。たとえば、アトピー性皮膚炎のある方がさらに花粉症の季節を迎えると、まぶたの症状がより強く出やすい傾向があります。症状が出たときにどのような状況だったかを振り返ることが、原因を特定するうえで非常に重要です。
Q. まぶたが赤くかゆくなる主な原因は何ですか?
まぶたが赤くかゆくなる主な原因には、アレルギー反応(花粉・ハウスダストなど)、眼瞼炎、ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などがあります。まぶたは皮膚の厚さが約0.5〜1ミリと薄くバリア機能が弱いため、複数の原因が重なって症状が出ることも少なくありません。
📌 アレルギー性のまぶたの症状
花粉症をはじめとするアレルギー性疾患は、目の周囲に強い症状を引き起こすことがあります。アレルギー性結膜炎が起こると、白目の部分に炎症が生じるだけでなく、まぶたの裏側(眼瞼結膜)にも影響が及び、まぶた全体が赤くなったり腫れたりすることがあります。
アレルギーが原因の場合、以下のような症状が特徴的です。
- 両目・両まぶたに症状が出やすい
- 目のかゆみが非常に強い
- 涙が多く出る
- くしゃみや鼻水など、鼻のアレルギー症状を伴うことがある
- 花粉の季節や特定の環境で症状が悪化する
花粉の飛散シーズン(春のスギ・ヒノキ、秋のブタクサなど)に合わせて毎年症状が出る方は、アレルギー性の可能性が高いと言えます。また、ペットの毛やダニ・ハウスダストに反応して年中症状が続く方もいます。
アレルギー性の症状は、かゆみに耐えられず目をこすってしまうことで、まぶたの皮膚がさらに傷ついて悪化するという悪循環に陥りやすいのが難点です。強くこすることでまぶたが腫れ上がったり、皮膚が色素沈着を起こして黒ずんでしまったりすることもあります。アレルギーが疑われる場合は、抗アレルギー薬の点眼薬や内服薬が有効であるため、眼科や内科・アレルギー科への受診を検討しましょう。
なお、アレルギー性疾患の中には、アトピー性皮膚炎と密接に関連しているものもあります。アトピーのある方では、アレルゲンに対する過剰反応がまぶたに集中して現れることがあり、その場合は皮膚科的なアプローチも必要になります。
✨ 眼瞼炎(がんけんえん)とは
眼瞼炎とは、まぶたの縁(まつ毛の生え際あたり)に炎症が起きる疾患です。目の縁が赤くなり、かゆみや灼熱感、目やにが増えるといった症状が現れます。慢性的に繰り返しやすく、日常生活の質に影響を与えることも少なくありません。
眼瞼炎は大きく2種類に分けられます。
一つ目は「前部眼瞼炎」と呼ばれるもので、まつ毛の生え際の外側(皮膚側)に炎症が起きます。原因としては黄色ブドウ球菌などの細菌感染や、脂漏性の体質(皮脂の分泌が多い体質)が関係していることが多く、まつ毛のまわりにフケのようなかさぶたや分泌物が付着することがあります。
二つ目は「後部眼瞼炎」で、まぶたの内側にあるマイボーム腺という脂腺が詰まって炎症を起こすタイプです。マイボーム腺は涙の蒸発を防ぐための油分を分泌する腺で、ここが詰まると涙の質が低下してドライアイを招いたり、まぶたの縁に炎症が起きたりします。まぶたを押すと白っぽい分泌物が出てくることがあるのも特徴です。
眼瞼炎の症状は朝方に目やにが多く、目がごろごろとした異物感があることも多く見られます。コンタクトレンズを使用している方では、レンズが汚れやすくなったり、装用が不快になったりすることもあります。
治療には抗菌薬の点眼や眼軟膏が用いられるほか、まぶたのウォームコンプレス(温罨法)とまぶた専用のシャンプーやウェットティッシュを使ったまぶたの清潔ケア(アイリッドハイジーン)が非常に効果的です。まぶたの縁に慢性的な赤みやかゆみを感じる方は、眼科を受診することをおすすめします。
Q. 眼瞼炎はどのような病気でどう治療しますか?
眼瞼炎はまぶたの縁(まつ毛の生え際付近)に炎症が起きる疾患で、赤み・かゆみ・目やにの増加などが現れます。原因によって「前部眼瞼炎」(細菌・脂漏性)と「後部眼瞼炎」(マイボーム腺詰まり)に分けられ、治療には抗菌薬の点眼や眼軟膏に加え、温罨法(ウォームコンプレス)やまぶたの清潔ケア(アイリッドハイジーン)が有効です。
🔍 ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)によるまぶたの症状
「ものもらい」は日本各地でさまざまな呼び名があり、医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」の2種類に分けられます。どちらもまぶたにしこりや腫れが現れますが、原因や症状は異なります。
麦粒腫は細菌感染によるもので、まぶたの縁や内側の腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して化膿する状態です。赤く腫れて痛みやかゆみを伴い、膿がたまることで黄白色のしこりが見えることもあります。片目のまぶたの一部分が局所的に腫れるのが特徴で、触ると痛みを感じます。多くの場合は数日〜1週間程度で自然に排膿されて治ることもありますが、悪化すると蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる深部の感染に発展することがあるため注意が必要です。
霰粒腫はマイボーム腺が詰まり、分泌物が腺の中に貯留して肉芽腫(にくがしゅ)を形成するものです。細菌感染は伴わないため、急性期を除けばあまり痛みはなく、硬いしこりとして触れることが多いです。炎症を伴う場合は赤みやかゆみが出ることもありますが、基本的には麦粒腫より痛みが少なく、ゆっくりとした経過をたどります。小さいものは自然に消えることもありますが、大きくなると手術で内容物を摘出する必要があります。
ものもらいができやすい方の特徴としては、手洗いが不十分なまま目をこする癖がある、コンタクトレンズを清潔に管理できていない、睡眠不足や疲労・ストレスで免疫力が低下している、などが挙げられます。繰り返しものもらいができる方は、マイボーム腺機能不全や眼瞼炎を背景に持っていることも多いため、眼科でしっかりと診てもらうことが大切です。
💪 接触性皮膚炎(かぶれ)が起こる原因
まぶたは顔の中でも特に皮膚が薄く、外からの刺激に対してかぶれやすい部位です。接触性皮膚炎には、特定の物質に対するアレルギー反応として起こる「アレルギー性接触皮膚炎」と、刺激物が直接皮膚を傷つける「刺激性接触皮膚炎」の2種類があります。
まぶたの接触性皮膚炎を引き起こす代表的な原因としては、以下のものが挙げられます。
- アイシャドウ・マスカラ・アイライナーなどのアイメイク製品
- アイクリームや美容液などのスキンケア製品
- まつ毛エクステンションに使用する接着剤(グルー)
- まつ毛パーマや眉毛パーマに使用する薬剤
- 点眼薬・目薬の防腐剤成分
- コンタクトレンズケア用品(洗浄液・保存液)
- 金属(ピアスやメガネのフレームが間接的に触れる場合)
- シャンプーや洗顔料が目の周りに残った場合
特に注意が必要なのが、まつ毛エクステのグルー(接着剤)によるアレルギーです。グルーに含まれるシアノアクリレートという成分や、ホルムアルデヒドに対するアレルギー反応が起きると、まぶた全体が赤く腫れ上がり、強いかゆみを伴う症状が出ます。初めは大丈夫だった方でも、繰り返し使用することで突然アレルギーを発症することがあるため、まつ毛エクステを定期的にしている方は特に注意が必要です。
接触性皮膚炎が疑われる場合は、原因と思われるものの使用をすぐに中止することが最初の対処法です。症状が改善しない場合や悪化する場合は皮膚科を受診し、パッチテスト(貼付試験)でアレルゲンを特定することもできます。
Q. まつ毛エクステ後にまぶたが腫れる原因は何ですか?
まつ毛エクステ後のまぶたの腫れは、グルー(接着剤)に含まれるシアノアクリレートやホルムアルデヒドによるアレルギー性接触皮膚炎が主な原因として疑われます。以前は問題なかった方でも繰り返し使用することで突然アレルギーを発症するケースがあります。症状が改善しない場合は、皮膚科または眼科への受診が必要です。

🎯 アトピー性皮膚炎とまぶたの関係
アトピー性皮膚炎は、慢性的な皮膚炎を繰り返す疾患で、強いかゆみと皮膚の乾燥が特徴です。顔に症状が出やすく、特に目の周囲やまぶたに炎症が集中しやすいことで知られています。
アトピー性皮膚炎のある方は、皮膚のバリア機能が低下しているため、外からの刺激物やアレルゲンが皮膚に侵入しやすい状態にあります。まぶたに症状が出ると、赤みとかゆみに加えて、皮膚が乾燥してカサカサになったり、かきむしることで皮膚が厚く硬くなる「苔癬化(たいせんか)」が起きたりすることがあります。
また、アトピー性皮膚炎の方ではまぶたを頻繁にこすることによって、目の合併症が起きやすいとされています。代表的なものとして白内障(水晶体の濁り)や、円錐角膜(角膜が薄くなって前方に突出する疾患)などが知られており、アトピー性皮膚炎の治療を皮膚科で行いながら、眼科での定期的なフォローアップも重要とされています。
アトピー性皮膚炎によるまぶたの症状には、外用ステロイド薬やタクロリムス軟膏などが用いられますが、まぶたはデリケートな部位であり、薬の選択や使用法には専門家の指導が必要です。自己判断で強いステロイドを長期間使用すると、皮膚が薄くなったり眼圧上昇(緑内障のリスク)を引き起こしたりする可能性があるため、必ず皮膚科または眼科を受診してください。
💡 その他のまぶたの赤みやかゆみの原因
ここまでに挙げた以外にも、まぶたの赤みやかゆみを引き起こす原因はさまざまあります。代表的なものをいくつか紹介します。
✅ 脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が多い部位(頭皮・鼻の周囲・眉毛・まぶたなど)に起こる皮膚炎で、赤みとともに黄色っぽいフケ状の皮脂が付着するのが特徴です。マラセチアというカビ(真菌)の一種が関係していると言われています。まつ毛の生え際や眉毛に症状が出やすく、まぶたの眼瞼炎と合併することも多い疾患です。抗真菌薬や弱めのステロイド外用薬が使用されます。
📝 帯状疱疹(眼部帯状疱疹)
水痘・帯状疱疹ウイルスが引き起こす帯状疱疹がまぶたや額に現れるものを「眼部帯状疱疹」と呼びます。初期は片側のまぶたや額に強いかゆみや痛みを感じ、その後赤みが出て水疱(小さな水ぶくれ)が形成されます。症状は片側に限られるのが特徴で、発疹が出る前から神経痛のような痛みを感じることがあります。放置すると角膜や眼球内部に炎症が波及することがあるため、早急な受診が必要です。特に50歳以上の方に多く見られますが、免疫力が低下している方では若年者でも発症することがあります。
🔸 ドライアイによるまぶたへの影響
ドライアイは涙の量や質が低下する疾患ですが、涙が不十分だと目の表面だけでなくまぶたの内側の粘膜にも刺激が加わり、まぶた全体が炎症を起こしやすくなります。目がゴロゴロする・乾く・かゆいといった症状とともに、まぶたの赤みが出ることもあります。パソコンやスマートフォンの長時間使用によるまばたきの減少が、現代社会におけるドライアイの大きな原因の一つです。
⚡ 紫外線・乾燥・こすり刺激
紫外線によるダメージ、乾燥した空気や冷暖房による皮膚の乾燥、メイク落とし時の強い摩擦なども、まぶたの赤みやかゆみの原因になります。これらは明確な疾患ではなく、皮膚の刺激による反応ですが、慢性的に繰り返すことでバリア機能がさらに低下し、他の皮膚炎を招きやすくなります。
🌟 疥癬(かいせん)
ヒゼンダニという寄生虫が皮膚に寄生する疥癬は、全身に強いかゆみを引き起こす感染症です。まぶたに症状が出ることはまれですが、高齢者や免疫低下のある方では顔面を含む全身に広がることがあります。家族や介護施設内での感染拡大が問題になることがあるため、注意が必要な疾患の一つです。
Q. まぶたの症状でただちに受診すべき状態は何ですか?
まぶたが急激に大きく腫れている、強い痛みや発熱がある、水疱(水ぶくれ)が形成されている、視力が低下している、光がまぶしく感じる、まぶたが下がって目が開きにくいといった症状がある場合は速やかに眼科を受診してください。これらは帯状疱疹や蜂窩織炎など、早期治療が必要な疾患のサインである可能性があります。
📌 自分でできる応急処置と日常ケア
まぶたに赤みやかゆみが出たとき、受診するまでの間にできることや、日常的なケアとして実践できることをご紹介します。
💬 目をこするのを我慢する
かゆみがあるとどうしても目をこすってしまいがちですが、こすることで炎症が悪化したり、皮膚に傷がついて感染リスクが高まったりします。冷たいタオルを目の上に乗せて冷やすことで、かゆみを一時的に和らげることができます。冷やす際は清潔なタオルを使用し、直接氷を当てるのは避けてください。
✅ 原因となりそうなものを避ける
症状が出る前から使い始めた化粧品やスキンケア用品があれば、その使用をいったん中止します。花粉の季節であれば、外出時にマスクやメガネ・サングラスを使用して花粉の付着を防ぐことも有効です。ハウスダストが原因として疑われる場合は、こまめな掃除と換気で室内のアレルゲンを減らすことが助けになります。
📝 まぶたを清潔に保つ
眼瞼炎やマイボーム腺の詰まりが原因の場合、まぶたの縁を清潔にするケアが効果的です。市販のまぶた用クレンジングシートや、稀釈した赤ちゃん用シャンプーで目を閉じた状態でまぶたの縁を優しく洗うことが有効とされています。また、温かいタオルやアイウォーマーを使ったウォームコンプレス(1日1〜2回、数分間)は、マイボーム腺の詰まりを解消するのに役立ちます。
🔸 メイクのやり方を見直す
アイメイクは皮膚への刺激を最小限にすることを意識しましょう。まつ毛の生え際の内側(涙点より内側の粘膜部分)へのアイラインの使用は、マイボーム腺の詰まりの原因になりやすいため注意が必要です。メイクを落とす際は、アイメイクリムーバーを使って力を入れず優しくオフするよう心がけてください。
⚡ 目を休める・生活習慣を整える

睡眠不足や過労、ストレスは免疫力を低下させ、ものもらいや眼瞼炎などのリスクを高めます。十分な睡眠をとり、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることが、まぶたを含む目全体の健康維持につながります。また、スマートフォンやパソコンの使用が多い方は、1時間に一度は目を休める時間を設けることをおすすめします。
🌟 市販薬の利用について
かゆみを抑えるための市販の抗アレルギー点眼薬や、軽度のかぶれに対応した市販の弱いステロイド含有外用薬は、薬局で購入できます。ただし、まぶたはデリケートな部位であり、ステロイドの長期使用は眼圧上昇や皮膚萎縮のリスクがあります。市販薬を使用する場合は短期間の使用にとどめ、改善しない場合や悪化する場合は必ず医療機関を受診してください。
✨ 病院を受診すべきタイミング
まぶたの赤みやかゆみは軽症であれば自然に改善することもありますが、以下のような状況では速やかに医療機関を受診することをおすすめします。
💬 すぐに受診すべき症状
- まぶたが急激に大きく腫れている
- まぶたの腫れに伴って強い痛みや発熱がある
- まぶたの皮膚に水疱(水ぶくれ)が形成されている
- 視力が低下している・ものがぼやけて見える
- 光がまぶしく感じる(羞明)・目の痛みが強い
- まぶたが下がって目が開きにくい
- まぶたの赤みが急速に広がっている
これらの症状は、蜂窩織炎(皮膚深部の感染)、帯状疱疹、急性緑内障、眼窩蜂窩織炎(目の奥の感染)など、緊急性の高い疾患のサインである可能性があります。特に目の奥に痛みを感じる場合や視力低下がある場合は、迷わず眼科を受診してください。
✅ 数日経っても改善しない場合
- 1〜2週間以上、まぶたの赤みやかゆみが続いている
- 市販薬を使用しても改善しない、または悪化している
- まぶたに硬いしこりがある(霰粒腫の可能性)
- まつ毛の生え際に膿のような分泌物がある
- まぶたの症状が繰り返し起きる
- 両目に強いかゆみがあり、アレルギーが疑われる
これらの場合は、眼科または皮膚科を受診することを検討してください。症状の場所や性質によって、どちらの科を受診するか悩む場合は、まず眼科を受診するのが安心です。眼科ではまぶた全体の状態を診ることができ、必要に応じて皮膚科へ紹介してもらうこともできます。
📝 どの診療科を受診すれば良いか
まぶたの症状は、眼科と皮膚科の両方が担当する領域です。目に炎症がある場合や、視力・視野に影響がある場合、涙や目やにを伴う場合は眼科が適しています。一方、皮膚の湿疹やかぶれ、アトピー性皮膚炎などが主な原因と考えられる場合は皮膚科が適切です。
まつ毛エクステなどによる接触性皮膚炎は皮膚科で相談することが多いですが、目の充血や見え方への影響がある場合は眼科も受診しておくと安心です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、まぶたの赤みやかゆみを主訴にご来院される方の中で、アイメイクやまつ毛エクステによる接触性皮膚炎と、マイボーム腺の機能低下を伴う眼瞼炎が重なっているケースを多く拝見しており、原因が一つとは限らない点に注意が必要です。最近の傾向として、スマートフォンやパソコンの長時間使用によるドライアイがまぶたの炎症を悪化させている方も増えており、「ちょっとしたかぶれ」と思って長期間放置されてしまうケースもございますが、帯状疱疹や蜂窩織炎など早期治療が重要な疾患が隠れている場合もありますので、症状が気になる方はどうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
まぶたをこすると炎症が悪化するだけでなく、皮膚に傷がついて細菌感染のリスクも高まります。また、繰り返しこすることで皮膚が色素沈着して黒ずんだり、まぶたが腫れ上がったりする場合もあります。かゆみを感じたときは、清潔な冷たいタオルで冷やして一時的に和らげることをおすすめします。
グルー(接着剤)に含まれるシアノアクリレートやホルムアルデヒドによるアレルギー性接触皮膚炎が原因として疑われます。以前は大丈夫だった方でも、繰り返し使用することで突然アレルギーを発症するケースがあります。まずグルーの使用を中止し、症状が改善しない場合は皮膚科または眼科を受診してください。
ものもらい(麦粒腫)は細菌感染による化膿性の炎症で、赤み・痛み・かゆみを伴います。一方、霰粒腫はマイボーム腺の詰まりによって起こり、細菌感染を伴わないため痛みは少なく、硬いしこりとして触れるのが特徴です。霰粒腫は自然に消えることもありますが、大きい場合は手術が必要になることもあります。
まぶたの急激な腫れや強い痛み・発熱、水疱(水ぶくれ)の形成、視力低下、光がまぶしく感じる症状がある場合は速やかに受診してください。これらは帯状疱疹や蜂窩織炎など、早期治療が重要な疾患のサインである可能性があります。迷った場合はまず眼科への受診が安心です。
目の充血・目やに・視力への影響がある場合は眼科、皮膚の湿疹・かぶれ・アトピー性皮膚炎が主な原因と考えられる場合は皮膚科が適しています。判断に迷う場合はまず眼科を受診するのが安心です。アイシークリニックでは、まぶたの状態を丁寧に診察し、必要に応じて適切な診療科へのご案内も行っています。
💪 まとめ
まぶたの赤みやかゆみは、アレルギー・眼瞼炎・ものもらい・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎など、さまざまな原因によって引き起こされます。まぶたは全身の中でも特に皮膚が薄く、デリケートな部位であるため、症状が出たときにはできる限り目をこすらず、原因となりそうなものを取り除くことがまず大切です。
症状が軽い場合は冷やすことやアイメイクの見直しなどで改善することもありますが、1〜2週間以上続く場合や、急激な腫れ・痛み・視力変化がある場合は早めに眼科または皮膚科を受診してください。特に帯状疱疹や蜂窩織炎などは早期治療が重要な疾患であり、自己判断で放置することは禁物です。
日常生活では、清潔な手で目を扱うこと、まぶたのケア(ウォームコンプレスやアイリッドハイジーン)を習慣にすること、アイメイクを正しく落とすこと、適切な休息でコンディションを整えることが、まぶたのトラブルを予防するうえで重要です。
まぶたの症状が気になる方は、アイシークリニック池袋院へお気軽にご相談ください。まぶたの状態を丁寧に診察し、一人ひとりに合った適切な対応をご提案いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎などまぶたの赤みやかゆみに関連する皮膚疾患の診断基準・治療指針に関する情報
- 厚生労働省 – アレルギー性疾患(花粉症・アトピー性皮膚炎など)に関する公式情報および受診の目安・日常生活での対処法に関する情報
- 国立感染症研究所 – 帯状疱疹(眼部帯状疱疹を含む)の感染経路・症状・早期治療の重要性に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務