
💡 「何を食べるとニキビが悪化するの?」って気になっていませんか?
実は、スキンケアだけではニキビは治りません。
日々の食事がニキビの原因になっていることが多く、食生活を変えるだけでニキビが改善するケースも少なくないのが事実です。
この記事を読めば、今日から実践できる「ニキビに良い食べ物・悪い食べ物」がまるごとわかります。
読まないまま今の食生活を続けると、ニキビが繰り返し悪化するリスクがあります。
目次
- ニキビと食事の関係とは?
- ニキビに良い食べ物・栄養素
- ニキビを悪化させる食べ物・飲み物
- ニキビ改善のための食事のポイント
- 食事以外でニキビに影響するライフスタイル要因
- 食事改善だけでニキビは治る?クリニック受診との組み合わせが大切
- まとめ
📌 この記事のポイント
✅ 亜鉛・ビタミン類・オメガ3脂肪酸・発酵食品を積極的に摂ろう
✅ 高GI食品・牛乳・砂糖飲料は要注意!
✅ 重症例はクリニック治療と食事改善の組み合わせが最も効果的
💡 ニキビと食事の関係とは?
ニキビ(尋常性ざ瘡)は、毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで起こる皮膚トラブルです。ホルモンバランスの乱れやストレス、スキンケアの不備などさまざまな要因が関与していますが、食事もニキビの発生や悪化に大きく影響することが明らかになっています。
食事がニキビに影響するメカニズムとしては、主に以下のような経路が挙げられます。
まず、血糖値の急上昇です。糖質や精製炭水化物を多く含む食品を摂取すると、血糖値が急激に上昇します。これに伴って分泌されるインスリンというホルモンが過剰になると、「IGF-1(インスリン様成長因子)」という物質の分泌も増加します。このIGF-1は皮脂腺を刺激して皮脂の分泌量を増やし、ニキビの原因となりやすいのです。
次に、腸内環境の乱れです。腸と皮膚は「腸皮膚軸」とも呼ばれる深い関係にあり、腸内環境が悪化すると肌荒れやニキビが起こりやすくなることが知られています。食物繊維が不足した食事や、腸内の悪玉菌を増やすような食べ物を継続的に摂ることで、腸内環境が乱れ、皮膚への炎症反応が起きやすくなります。
さらに、栄養素の不足も重要な要因です。皮膚の健康を維持するためにはさまざまなビタミンやミネラルが必要です。これらの栄養素が不足すると、皮膚のターンオーバーが乱れたり、皮脂の分泌調整がうまくいかなくなったりすることがあります。
このように、食事はニキビの発生メカニズムと複数の経路でつながっています。適切な食事内容を意識することが、ニキビ改善の一助となります。
Q. ニキビ改善に特に重要な栄養素は何ですか?
ニキビ改善に最も重要なミネラルは亜鉛です。亜鉛には皮脂の分泌を抑制する働き、アクネ菌への抗菌作用、皮膚の修復・抗炎症作用があります。牡蠣に特に豊富で、牛肉(赤身)・豚レバー・納豆などからも摂取できます。ビタミンA・C・B群やオメガ3脂肪酸と組み合わせることで、より効果的なニキビケアが期待できます。
📌 ニキビに良い食べ物・栄養素
ニキビの改善や予防に役立つ食べ物・栄養素には、科学的な裏付けがあるものが複数あります。それぞれの働きと、どのような食品に含まれているかを詳しく見ていきましょう。
✅ 亜鉛を含む食べ物
亜鉛は、ニキビ改善に関わる最も重要なミネラルの一つです。亜鉛には皮脂の分泌を抑制する働きや、アクネ菌に対する抗菌作用、さらに皮膚の修復や炎症を抑える作用があることが研究で示されています。実際に、いくつかの臨床試験では亜鉛のサプリメントがニキビの症状を軽減することが確認されています。
亜鉛を多く含む食品としては、牡蠣が特に豊富です。牡蠣100gあたりには13〜16mgもの亜鉛が含まれており、他の食品と比較しても際立っています。その他にも、豚レバー、牛肉(赤身)、カシューナッツ、かぼちゃの種、大豆製品(豆腐、納豆)なども亜鉛を含む食品として知られています。
亜鉛は体内での吸収率がやや低く、動物性食品に含まれる亜鉛のほうが植物性食品のものより吸収されやすい性質があります。また、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収を助けることができるとされています。
📝 ビタミンAを含む食べ物
ビタミンAは、皮膚の正常なターンオーバー(新陳代謝)を維持するために欠かせない栄養素です。皮膚細胞の成長や分化を調整し、毛穴の詰まりを防ぐ働きがあります。ニキビ治療に使われるレチノイン酸(ビタミンAの誘導体)は、皮膚科でも処方されているほどで、ビタミンAとニキビには密接な関係があります。
ビタミンAを多く含む食品には、レバー(鶏・豚・牛)、うなぎ、バター、チーズなどがあります。また、植物性食品ではビタミンAの前駆体であるβ-カロテンが含まれており、体内でビタミンAに変換されます。β-カロテンが豊富な食品としては、にんじん、ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、ブロッコリー、トマトなどが挙げられます。色の濃い野菜(緑黄色野菜)に特に多く含まれています。
ただし、ビタミンAは脂溶性ビタミンであるため、過剰摂取すると体内に蓄積して中毒症状を引き起こすリスクがあります。サプリメントで補う際は適量を守ることが大切ですが、食品から摂る場合は通常過剰摂取の心配はほとんどありません。
🔸 ビタミンCを含む食べ物
ビタミンCは、抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、ニキビの炎症を抑える働きが期待できます。また、コラーゲンの生成をサポートすることで、ニキビ跡の修復にも役立ちます。さらに、免疫機能を高めてアクネ菌への抵抗力を強化する効果もあります。
ビタミンCは水溶性ビタミンであり、熱に弱いという特徴があります。そのため、生で食べられる食品から摂ることが理想的です。ビタミンCが豊富な食品としては、パプリカ(特に赤パプリカ)、ブロッコリー、キウイフルーツ、いちご、レモンなどの柑橘類、アセロラなどが知られています。
毎日の食事でビタミンCを十分に摂ることが難しい場合は、補助的にサプリメントを活用することも一つの方法です。
⚡ ビタミンB群を含む食べ物
ビタミンB群は皮膚の健康維持に欠かせない栄養素の集まりです。特にニキビとの関係で重要なのはビタミンB2(リボフラビン)とビタミンB6(ピリドキシン)です。
ビタミンB2は、皮膚の粘膜を正常に保ち、皮脂の代謝を助ける働きがあります。不足すると皮脂分泌が乱れ、ニキビが悪化しやすくなることがあります。ビタミンB2が豊富な食品には、レバー、牛乳、チーズ、卵、アーモンドなどがあります。
ビタミンB6は、ホルモンバランスの調整に関与しており、特に生理前のニキビ(PMS関連のニキビ)に悩む女性にとって重要です。鶏肉、マグロ、サーモン、バナナ、さつまいも、ひよこ豆などに多く含まれています。
また、ビタミンB3(ナイアシン)も抗炎症作用を持ち、ニキビの改善に役立つことが研究で示されています。
🌟 オメガ3脂肪酸を含む食べ物
オメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑制する働きを持つ不飽和脂肪酸です。ニキビは炎症性の皮膚疾患であることから、オメガ3脂肪酸を積極的に摂ることでニキビの炎症を和らげる効果が期待できます。いくつかの研究では、オメガ3脂肪酸の摂取がニキビの症状を改善することが示されています。
オメガ3脂肪酸が豊富な食品としては、青魚(サバ、イワシ、サンマ、アジ、マグロなど)が代表的です。また、亜麻仁油、チアシード、クルミなどの植物性食品にも含まれています。
現代の食事では、オメガ6脂肪酸(植物油に多く含まれる)に対してオメガ3脂肪酸が不足しがちです。魚を週に2〜3回食べる習慣をつけることで、バランスを改善することができます。
💬 食物繊維・発酵食品
前述のとおり、腸内環境はニキビと密接な関係があります。腸内環境を整えるために積極的に摂りたいのが、食物繊維と発酵食品です。
食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラ(腸内細菌叢)を整える働きがあります。食物繊維が豊富な食品としては、玄米や全粒粉などの全粒穀物、ごぼう、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜類、りんごやバナナなどの果物、大豆や豆腐・納豆などの豆類が挙げられます。
発酵食品には、ヨーグルト、キムチ、味噌、納豆、ぬか漬けなどがあります。これらには生きた有益な菌(プロバイオティクス)が含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。特にヨーグルトに含まれるラクトバチルス菌などは、研究において腸内環境とニキビへの好影響が示されています。
✅ 緑茶・ポリフェノールを含む食べ物
緑茶に含まれるカテキンは、強力な抗酸化・抗炎症作用を持ちます。またカテキンには抗菌作用もあり、アクネ菌の増殖を抑える可能性が示唆されています。緑茶を日常的に飲む習慣は、ニキビの予防や改善に一定の効果が期待できます。
ポリフェノールを多く含む食品には、ブルーベリー、ラズベリー、いちごなどのベリー類、ダークチョコレート(カカオ70%以上のもの)、赤ワイン、ブロッコリー、玉ねぎなどがあります。これらの食品に含まれるポリフェノールには抗酸化・抗炎症作用があり、皮膚の健康をサポートします。
Q. 食事の順番はニキビに影響しますか?
食べる順番を工夫することで血糖値の急上昇を抑え、ニキビ悪化のリスクを下げられます。野菜・海藻などの食物繊維を最初に食べ、次に肉・魚・豆腐などのタンパク質、最後にご飯・パンなどの炭水化物を食べる「ベジタブルファースト」が効果的です。同じ食品でも食べる順番を変えるだけで、インスリンの過剰分泌を抑えることができます。
✨ ニキビを悪化させる食べ物・飲み物
ニキビに良い食べ物がある一方で、ニキビを悪化させやすい食べ物・飲み物も存在します。これらを知っておくことで、食事の選択に役立てることができます。
📝 高GI食品(血糖値を急激に上げる食品)
GI(グリセミックインデックス)値とは、食品が血糖値を上昇させる速度を示す指標です。GI値が高い食品を食べると血糖値が急激に上昇し、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。このインスリンの過剰分泌がIGF-1の増加を招き、皮脂腺の活性化につながることでニキビが悪化しやすくなります。
高GI食品の代表例としては、白米、白いパン(食パン、フランスパン)、うどん、菓子パン、ケーキやクッキーなどの洋菓子、飴やグミなどの砂糖菓子、ポテトチップスなどのスナック菓子が挙げられます。これらを食べる際は量や頻度を意識し、低GI食品と組み合わせることが大切です。
低GI食品に切り替えることでニキビが改善したという研究報告もあり、白米から玄米へ、白いパンから全粒粉パンへと置き換えることが推奨されます。
🔸 乳製品(特に牛乳)
乳製品、特に牛乳とニキビの関係は、複数の研究で示されています。牛乳にはインスリンを刺激するホルモン様物質や、IGF-1の前駆体となる成分が含まれており、これらがニキビを悪化させる可能性があるとされています。
特に、脱脂乳(低脂肪牛乳)は通常の牛乳よりもニキビとの関連が強いことを示す研究もあります。これは脂肪を除去する過程でホルモン様物質の濃度が相対的に高まるためと考えられています。
ただし、乳製品全般がニキビに悪影響を与えるわけではなく、ヨーグルトやチーズは発酵・加工の過程でホルモン様物質の活性が変化するため、牛乳ほどの影響はないとも言われています。また、乳製品との関係には個人差があるため、牛乳を飲むとニキビが悪化するという自覚がある方は、一時的に控えてみることも選択肢の一つです。
⚡ 脂質が多い食べ物・ジャンクフード
フライドポテト、ハンバーガー、フライドチキン、揚げ物など、脂質が多い食品やジャンクフードの摂取は、ニキビの発生と関連があることが報告されています。ただし、脂質そのものがニキビを悪化させるというよりも、これらの食品が持つ複合的な要因(高GI、精製炭水化物、トランス脂肪酸など)が影響しているとも考えられています。
特にトランス脂肪酸は炎症を促進する働きがあるため、マーガリン、ショートニング、市販のクッキーやクラッカーなどに含まれるトランス脂肪酸はできるだけ避けることが望ましいでしょう。
🌟 砂糖・甘い飲み物
砂糖を多く含む食品や飲み物は、血糖値を急激に上昇させるため、ニキビに悪影響を与えます。清涼飲料水(コーラ、サイダー、スポーツドリンクなど)、市販のジュース、甘いコーヒー飲料なども糖分が非常に多く、習慣的に飲むことでニキビが悪化するリスクがあります。
飲み物は無糖のものを選ぶ習慣をつけましょう。水や緑茶、無糖のハーブティーなどはニキビに影響が少なく、水分補給に適しています。
💬 アルコール
アルコールは肝臓に負担をかけるだけでなく、皮膚の乾燥や炎症を促進する可能性があります。また、アルコールを代謝する過程でビタミンB群や亜鉛などのニキビ改善に必要な栄養素が消費されてしまいます。さらに、アルコールには血糖値を乱す作用もあります。
習慣的な飲酒はニキビの悪化につながる可能性があるため、量を控えることが望ましいです。特にビールや甘いカクテル、チューハイなどは糖分も多く含んでいるため注意が必要です。
✅ カフェインの過剰摂取
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、適量であれば問題ありませんが、過剰摂取するとコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増やし、皮脂分泌を促進させることがあります。また、睡眠の質を低下させることで間接的にニキビ悪化につながる場合もあります。
コーヒーを1日3〜4杯以上飲む方は、少し量を減らすことを検討してみてください。なお、カフェインが含まれない場合でも、砂糖やミルクをたっぷり加えたコーヒーはニキビに悪影響を与える可能性があります。

🔍 ニキビ改善のための食事のポイント
ニキビに良い食べ物を知ったうえで、実際の食事にどう活かすか、具体的なポイントをご紹介します。
📝 バランスの良い食事を心がける
特定の食べ物だけを食べたり、逆に特定の食べ物を完全に排除したりするような極端な食事制限は、栄養バランスを崩す原因になります。ニキビ改善のためには、主食・主菜・副菜を揃えたバランスの良い食事を基本とすることが大切です。
主食は白米より玄米や雑穀米を選ぶ、パンは全粒粉のものを選ぶなど、少しずつ低GI食品に切り替えることから始めるとよいでしょう。主菜は魚や豆腐など皮脂の改善に役立つ食品を積極的に取り入れ、副菜では色の濃い野菜を多く使うことを意識してみてください。
🔸 食事の順番を工夫する
同じ食品を食べる場合でも、食べる順番によって血糖値の上昇を緩やかにすることができます。野菜・海藻などの食物繊維から食べ始め、次にタンパク質(肉・魚・豆腐など)、最後に炭水化物(ご飯・パンなど)という順番で食べると、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
この「ベジタブルファースト」の考え方は、血糖値コントロールの観点からも推奨されており、ニキビ対策としても有効です。
⚡ 間食を見直す
間食でお菓子や菓子パンをよく食べる方は、これをナッツ類(アーモンド、くるみなど)や果物、ヨーグルトなどに替えるだけでも、ニキビへの影響を減らすことができます。ナッツ類にはビタミンEや亜鉛、オメガ3脂肪酸が含まれており、ニキビ改善に役立つ栄養素が豊富です。
ただし、ナッツ類は脂質が多く、食べすぎるとカロリー過多になるため、適量を守ることが大切です。
🌟 十分な水分を摂る

水分不足は皮膚の乾燥を招き、それを補おうとして皮脂の分泌が増えることがあります。1日に1.5〜2リットル程度の水を飲むことを目標にしてください。飲み物は砂糖を含まない水や緑茶、ハーブティーなどを選ぶようにしましょう。
💬 規則正しい食事リズムを守る
食事を抜いたり、夜遅い時間に大量に食べたりすることは、血糖値の乱れやホルモンバランスの崩れにつながり、ニキビの悪化要因となります。できるだけ毎日同じ時間帯に食事を摂り、夜遅い食事(特に炭水化物や脂質が多いもの)は控えることが理想的です。
Q. 腸内環境とニキビはどのように関係していますか?
腸と皮膚は「腸皮膚軸」と呼ばれる深い関係にあり、腸内環境が乱れると皮膚の炎症反応が起きやすくなります。善玉菌のエサとなる食物繊維(玄米・野菜・豆類)と、プロバイオティクスを含む発酵食品(ヨーグルト・納豆・味噌・キムチ)を積極的に摂ることで腸内環境が整い、ニキビの改善につながると考えられています。
💪 食事以外でニキビに影響するライフスタイル要因
食事はニキビに影響する重要な要因ですが、それだけではありません。ライフスタイル全体を整えることで、食事改善の効果をさらに高めることができます。
✅ 睡眠の質と量
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復・再生が行われます。睡眠不足や睡眠の質が低下すると、成長ホルモンの分泌が減少し、皮膚のターンオーバーが乱れてニキビが治りにくくなります。また、睡眠不足はコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増やし、皮脂分泌を促進させることもあります。
成人の場合、1日7〜8時間の質の良い睡眠を確保することが目標です。就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は睡眠の質を低下させるため、就寝1時間前からはできるだけ画面から離れることをおすすめします。
📝 ストレス管理
ストレスはニキビの大きな悪化要因の一つです。ストレスを感じるとコルチゾールが多く分泌され、これが皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やします。また、免疫機能にも影響を与え、アクネ菌への抵抗力が低下することがあります。
適度な運動、ヨガや瞑想、趣味に時間を使うなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。ただし、運動後は汗をかいてニキビが悪化しやすいため、運動後は早めに洗顔することも忘れずに。
🔸 適切なスキンケア
食事や内側からのケアと並行して、適切なスキンケアを行うことも重要です。洗顔は1日2回(朝・夜)を基本とし、刺激の少ないニキビ肌向けの洗顔料を使用してください。過度な洗顔は皮膚のバリア機能を損ない、かえってニキビを悪化させることがあります。
保湿も忘れずに行いましょう。ニキビ肌でも保湿は必要で、油分の少ないジェルタイプや水性のローションタイプの保湿剤がおすすめです。皮脂が多いからといって保湿を怠ると、皮膚が乾燥してさらに皮脂分泌が増える悪循環に陥ることがあります。
⚡ 紫外線対策
紫外線を浴びると皮膚の炎症が促進され、ニキビが悪化したりニキビ跡が残りやすくなったりします。特にニキビが炎症を起こしている部分は紫外線によるダメージを受けやすいため、日焼け止めの使用が重要です。ニキビ肌向けの「ノンコメドジェニック」(毛穴を詰まらせにくい)タイプの日焼け止めを選ぶことをおすすめします。
Q. 食事改善だけでニキビは治りますか?
ニキビの種類や重症度によって異なります。軽度の白ニキビ・黒ニキビは食事改善とスキンケアの見直しで改善するケースもあります。しかし炎症を伴う赤ニキビや重症のニキビは、食事改善だけでは不十分なことがほとんどです。アイシークリニックでは外用薬・内服薬・ケミカルピーリングなどの治療と食事・生活習慣へのアドバイスを組み合わせた総合的なニキビケアを提供しています。
🎯 食事改善だけでニキビは治る?クリニック受診との組み合わせが大切
食事を改善することは、ニキビのケアとして非常に重要な取り組みです。しかし、食事だけでニキビが完全に治るかどうかは、ニキビの種類や重症度、個人の体質によって異なります。
軽度のニキビ(白ニキビや黒ニキビ)であれば、食事改善やスキンケアの見直しによって改善が見られるケースもあります。しかし、炎症を伴う赤ニキビや黄ニキビ、さらに重度のものになると、食事改善だけでは不十分なことがほとんどです。このような場合は、皮膚科やニキビを専門的に扱うクリニックを受診し、適切な治療を受けることが大切です。
ニキビ治療には、外用薬(抗菌薬、レチノイン酸など)や内服薬(抗菌薬、ビタミン剤など)、ケミカルピーリング、光線療法など、さまざまな治療法があります。クリニックでの治療と食事・生活習慣の改善を組み合わせることで、より効果的にニキビを改善することができます。
アイシークリニック池袋院では、ニキビに悩む患者さんの状態を丁寧に診察し、一人ひとりに合った治療法をご提案しています。食事や生活習慣についてのアドバイスも含めた総合的なニキビケアのサポートをしておりますので、ニキビでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
また、ニキビが改善した後も、再発防止のために食事習慣の維持が重要です。良い食習慣は継続することに意味があり、一時的に取り組むだけでなく、生活の一部として定着させることを目標にしましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビでご来院される患者さまに食事内容をお伺いすると、高GI食品や乳製品の過剰摂取が習慣化しているケースが少なくありません。スキンケアや外用薬による治療と並行して、亜鉛・ビタミン類を意識した食事や腸内環境の改善に取り組んでいただくことで、より早期に肌の状態が整いやすくなる傾向があります。食事の見直しは今日からでも始められる大切なセルフケアですので、治療と組み合わせながら無理のない範囲で継続していただくことをお勧めしています。」
💡 よくある質問
ニキビ改善に特に重要なのは亜鉛です。皮脂の分泌を抑え、アクネ菌への抗菌作用や皮膚の修復・抗炎症作用があることが研究で示されています。牡蠣に特に多く含まれており、その他にも牛肉(赤身)や豚レバー、納豆などから摂取できます。ビタミンA・C・B群やオメガ3脂肪酸も合わせて意識することが大切です。
複数の研究で牛乳とニキビの悪化に関連性が示されています。牛乳にはインスリンを刺激するホルモン様物質が含まれており、皮脂分泌を促進する可能性があります。ただし個人差があるため、牛乳を飲んだ後にニキビが悪化すると感じる方は、一時的に控えてみることをお勧めします。ヨーグルトやチーズは牛乳ほど影響が少ないとされています。
ニキビの種類や重症度によって異なります。軽度の白ニキビ・黒ニキビは食事改善とスキンケアの見直しで改善するケースもありますが、炎症を伴う赤ニキビや重症のニキビは食事改善だけでは不十分なことがほとんどです。アイシークリニックでは、食事・生活習慣へのアドバイスを含めた総合的な治療をご提案していますので、お気軽にご相談ください。
特に注意したいのは、白米・菓子パン・スナック菓子などの高GI食品、砂糖を多く含む清涼飲料水やジュース、揚げ物などの脂質が多いジャンクフード、そして過剰なアルコールです。これらは血糖値の急上昇や炎症促進を通じてニキビを悪化させる可能性があります。完全に排除するのではなく、摂取頻度と量を意識することから始めましょう。
腸と皮膚は「腸皮膚軸」と呼ばれる深い関係にあり、腸内環境が悪化すると皮膚への炎症反応が起きやすくなることが知られています。改善には、善玉菌のエサとなる食物繊維(玄米・野菜・豆類など)と、プロバイオティクスを含む発酵食品(ヨーグルト・納豆・味噌・キムチなど)を積極的に摂取することが効果的です。
📌 まとめ
ニキビと食べ物の関係について、詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
ニキビに良い食べ物としては、亜鉛を多く含む牡蠣や牛肉、ビタミンAが豊富なレバーや緑黄色野菜、ビタミンCが豊富なパプリカやキウイ、オメガ3脂肪酸を含む青魚、腸内環境を整えるヨーグルトや発酵食品、食物繊維が豊富な野菜や全粒穀物などが挙げられます。
一方、ニキビを悪化させやすい食べ物としては、白米や菓子パンなどの高GI食品、牛乳、砂糖の多い飲み物や食品、ジャンクフードや揚げ物、過剰なアルコールやカフェインがあります。
食事改善のポイントとしては、バランスの良い食事を心がけること、食事の順番を工夫すること(野菜から先に食べる)、間食を見直すこと、十分な水分を摂ること、規則正しい食事リズムを守ることが重要です。
また、食事改善と併せて、十分な睡眠の確保、ストレス管理、適切なスキンケア、紫外線対策なども行うことで、ニキビをより効果的に改善することができます。
ニキビは一朝一夕に改善するものではありませんが、食事を含めた生活習慣を少しずつ見直していくことで、確実に肌の状態を改善していくことができます。重症のニキビや自己ケアで改善しないニキビには、クリニックでの専門的な治療と組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。食生活の改善を今日から少しずつ始めてみてください。
📚 関連記事
- ニキビができにくい食べ物とは?肌荒れを防ぐ食事の選び方を解説
- おでこニキビの原因は食べ物にある?改善のための食事と生活習慣
- 生理前のニキビにピルは効果的?原因から治療法まで徹底解説
- 生理前にニキビが増える理由と効果的な対策・治療法を解説
- ニキビに効く成分とは?肌悩みを解消するための成分ガイド
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の診療ガイドラインにおける病態・治療方針の根拠として参照
- 厚生労働省 – 亜鉛・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンB群などの栄養素の推奨摂取量および食事摂取基準の根拠として参照
- PubMed – 食事とニキビの関係(高GI食品・乳製品・オメガ3脂肪酸・亜鉛の臨床研究)に関する科学的根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務