
💬 「自分ってワキガ?」「においが気になるけど、どのくらいのレベルなの?」
そんな悩み、実はかなり多くの方が抱えています。
ワキガは軽度〜強度まで幅広く存在し、自分のにおいは自分では気づきにくいため、客観的なレベル把握がとても難しいのが現実です。
⚠️ 「たぶん大丈夫」と放置していると、周りはすでに気づいているかもしれません。
この記事を読めば、ワキガのレベル分類・自己チェック方法・レベル別の対処法が丸ごとわかります。今すぐセルフチェックして、自分に合った対策を見つけましょう。
目次
- ワキガとはどのような状態か
- ワキガのレベルはどのように分類される?
- ワキガレベルの自己チェック方法
- レベル別の特徴と日常への影響
- ワキガレベルを上げてしまう原因と習慣
- レベル別の対処法と治療の考え方
- クリニックでのワキガ診断と検査
- まとめ
この記事のポイント
ワキガは0〜5段階のスコアで評価され、軽度はセルフケア、中等度はボトックスやミラドライ、高度は剪除法などの外科治療が適応となる。嗅覚順応で自己判断は困難なため、専門クリニックへの受診が確実な診断と治療選択への近道となる。
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💡 ワキガとはどのような状態か
ワキガ(腋臭症:えきしゅうしょう)とは、わきの下から発生するにおいが強く、日常生活や人間関係に影響を与えるほどになった状態を指します。医学的には、わきの下に存在する「アポクリン汗腺」と呼ばれる汗腺の分泌物が、皮膚の常在菌によって分解されることで独特のにおいが発生するメカニズムが知られています。
人間の汗腺には大きく分けて「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。エクリン汗腺は全身に分布しており、体温調節のために水分を多く含んだ汗を分泌します。これはにおいがほとんどなく、いわゆる「普通の汗」として知られています。一方、アポクリン汗腺はわきの下・乳輪周辺・外陰部・耳道などに集中して分布しており、タンパク質や脂質、糖質などを含んだやや粘度の高い分泌物を出します。この分泌物自体に強いにおいはありませんが、皮膚の表面に生息する細菌がこれを分解する過程で、独特の酸っぱいような、スパイシーな表現をされることもあるにおいが発生します。これがワキガの原因です。
アポクリン汗腺の数や大きさには遺伝的な要因が大きく関わっています。アポクリン汗腺が多い・大きいほど分泌物の量も多くなり、においが強くなる傾向があります。そのため、ワキガは「体質」や「遺伝」と深く結びついており、両親や近親者にワキガの方がいる場合は、自身もワキガである可能性が高まります。ただし、必ずしも遺伝するわけではなく、ライフスタイルや体調によってにおいの強さが変化することもあります。
また、ワキガとよく混同されるのが「多汗症」と「加齢臭」です。多汗症はエクリン汗腺の過剰な活動によって大量の汗をかく状態で、においよりも汗の量が問題となります。加齢臭は皮脂の酸化から生じるにおいで、主に首の後ろや頭皮などから発生します。これらはワキガとは発生メカニズムが異なるため、正しく区別することが大切です。
Q. ワキガのレベルはどのような基準で分類されますか?
ワキガのレベルは「臭気強度スコア」で0〜5段階に分類されます。スコア0が無臭、スコア1〜2が軽度(近づいて初めて感じる程度)、スコア3が中等度(少し離れても感じる)、スコア4〜5が高度(同じ空間や遠くにいても気づかれる状態)です。医療機関での専門家による客観的評価が診断の基本となります。
📌 ワキガのレベルはどのように分類される?
ワキガのレベルを分類する際によく用いられるのが「臭気強度スコア」や「Fox grading(フォックス分類)」などの評価基準です。医療の現場では、においの強さを客観的に評価するためにこうした指標が使われています。一般的な分類としては、においの強さを段階的に示す5段階のスコアリングが広く使われています。
スコア0は「無臭」の状態です。においがまったく感じられない状態で、ワキガではないと判断されます。スコア1は「かすかなにおい」で、鼻を近づけてよく嗅いだときにわずかに感じられる程度です。この段階では日常生活への支障はほぼなく、ワキガというよりも体臭の個人差の範囲内とみなされることも多いです。スコア2は「軽度のにおい」で、近くにいると感じられる程度のにおいです。この段階から「ワキガ傾向あり」と判断されることがあります。スコア3は「中等度のにおい」で、少し離れた距離でも感じられるようになります。日常生活や対人関係での意識が高まる段階です。スコア4は「強いにおい」で、同じ空間にいるだけで他者が気づくほどの状態です。スコア5は「非常に強いにおい」で、遠くからでも気づかれるほどの強いワキガの状態を指します。
なお、このスコアリングは医療機関での診断時に医師や専門家が行うものであり、自己判断ではなかなか正確に評価することが難しいという側面があります。自分のにおいは慣れによって感じにくくなる「嗅覚順応(きゅうかくじゅんのう)」が起こるため、他人からの指摘や専門的な評価が重要になります。
また、日本形成外科学会や皮膚科学会では、ワキガの評価においてにおいの強さだけでなく、わきの下の状態(アポクリン汗腺の密度や分布域)、耳垢の状態(湿性耳垢かどうか)、脇毛の量や密度なども総合的に考慮することが推奨されています。特に耳垢については、湿性耳垢(ベタベタした耳垢)を持つ人はアポクリン汗腺が活発であることが多く、ワキガとの関連性が高いとされています。
Q. 自宅でワキガかどうかを確認する方法はありますか?
自宅でのワキガ確認には「ガーゼチェック」が有効です。入浴前にわきの下へ白いガーゼを数分当て、においや黄色・茶色の着色がないか確認します。また、耳垢がベタベタした湿性タイプの方はアポクリン汗腺が活発でワキガの可能性が高い傾向があります。ただし嗅覚順応により自己判断には限界があるため、正確な診断には専門クリニックの受診が確実です。
✨ ワキガレベルの自己チェック方法
自分がワキガかどうか、またどの程度のレベルかを把握するために、自宅でできる簡易的なチェック方法がいくつかあります。ただし、あくまでも参考程度であり、正確な診断は医療機関を受診することが必要です。
まず、最もシンプルな方法は「ガーゼを使ったチェック」です。入浴前の状態で、わきの下に白いガーゼや脱脂綿を数分間当てておきます。その後、ガーゼのにおいを嗅いでみてください。においが気になる場合、またガーゼに黄色や茶色の着色が見られる場合はワキガの可能性があります。この着色はアポクリン汗腺の分泌物に含まれる脂質や色素成分によるものです。衣類の脇部分が黄ばみやすい方も同様の傾向があります。
次に「耳垢チェック」があります。前述のとおり、アポクリン汗腺の活動性と耳垢の性状には関連性があります。耳垢が湿っている(ベタベタしている)方は、アポクリン汗腺が活発な傾向があり、ワキガである可能性が高いとされています。一方、耳垢が乾燥している(サラサラしている)方はアポクリン汗腺の活動が比較的低く、ワキガのリスクが低い傾向があります。日本人では乾性耳垢の方が多いとされていますが、ワキガの方は湿性耳垢を持つケースが多いとされています。
「腋毛の量と状態チェック」も有効な指標の一つです。腋毛が多く、密度が高い方はアポクリン汗腺が発達している可能性が高く、においが生じやすい環境にあります。腋毛の表面に細菌が繁殖しやすいため、腋毛の量が多いほどにおいが強くなる傾向があります。
「家族歴チェック」も重要な参考情報です。親や兄弟にワキガの方がいる場合、自身もワキガである可能性は高くなります。両親ともにワキガの場合はほぼ確実にワキガ体質を引き継ぐとも言われており、片親だけの場合は50〜70%程度の確率と言われています。
「他者からの反応チェック」も客観的な指標として重要です。家族や親しい友人から「においが気になる」と言われたことがある、または電車や密室でそっと距離を置かれることが多いと感じる場合は、自分では気づいていないレベルのにおいが発生している可能性があります。自分では嗅覚順応によってにおいを感じにくくなっているため、他者の反応は貴重な情報源です。
また、時間帯や状況によってにおいが変化することも理解しておく必要があります。緊張や興奮時、運動後、疲労時などはアポクリン汗腺の活動が活発になるため、においが強くなりやすい傾向があります。ストレスや精神的な負荷もにおいに影響することが知られています。
🔍 レベル別の特徴と日常への影響
ワキガのレベルによって、日常生活への影響や困りごとの内容が大きく異なります。それぞれの段階でどのような特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。
軽度(スコア1〜2程度)の場合、においは比較的弱く、日常生活でにおいを意識する場面は少ないですが、密着する状況や汗をかいた後などに自分や近しい人がにおいに気づくことがある段階です。この段階では、デオドラントやボディソープでのケアで十分に対処できることが多く、精神的なストレスもそれほど強くない方が多いです。ただし、においに敏感な性格の方や、においが気になりやすい職業(接客業・医療系・美容系など)の方は、この段階でも大きな精神的負担を感じるケースがあります。
中等度(スコア3程度)になると、汗をかいていなくても一定のにおいが発生するようになり、周囲に気づかれる可能性が出てきます。電車や会議室など密閉空間でのにおいが気になる、服の脇部分が黄ばみやすい、夏場など発汗しやすい季節は特に気になるといった状況が生じます。日常的なケアだけでは完全ににおいを抑えられないことが増え、着替えを多めに持ち歩いたり、インナーを頻繁に交換したりする工夫をする方も多くなります。精神的な面では、対人場面での不安が増し、コミュニケーションに消極的になる場合もあります。
高度(スコア4〜5程度)になると、においが強くなり、周囲の人が離れた位置でも気づくほどの状態となります。衣服の脇部分の黄ばみや着色が顕著で、一度洗濯しても落ちにくい、夏場だけでなく冬場でもにおいが気になる、職場や学校での対人関係に影響が出るといった状況が生じます。心理的な面での影響も大きく、人前でのにおいへの恐怖や羞恥心から、外出自体を避けるようになったり、対人恐怖症的な症状が現れたりするケースも報告されています。この段階では、ライフスタイルの改善だけでは対応が難しく、医療的なアプローチが必要とされることが多いです。
ワキガは身体的な問題であると同時に、精神的な健康にも深く関わっています。においへのコンプレックスから、自己肯定感の低下、うつ的な症状、社会的な孤立感などを感じる方も少なくありません。においの強さだけでなく、本人がそのにおいによってどの程度の苦痛を感じているかという「QOL(生活の質)」の観点も、治療を考える際の重要な基準となります。
Q. ワキガのにおいを悪化させる生活習慣にはどんなものがありますか?
ワキガのにおいを悪化させる主な習慣として、動物性脂肪の多い食事やアルコール摂取、精神的ストレス、睡眠不足が挙げられます。ストレスは交感神経を刺激しアポクリン汗腺の活動を活発にします。また通気性の悪い合成繊維の衣服や不十分な衛生管理も細菌の繁殖を促しにおいを強くします。これらの習慣を見直すことが軽度の改善につながる場合があります。
💪 ワキガレベルを上げてしまう原因と習慣
ワキガの根本的な体質は遺伝的要因によるものが大きいですが、日常の習慣やライフスタイルによってにおいの強さが変化することがあります。においを強くしやすい原因を知っておくことで、レベルを上げないための予防や改善のヒントになります。
食生活はにおいに大きな影響を与えます。特に動物性脂肪を多く含む食事(肉類・乳製品・揚げ物など)は、アポクリン汗腺からの分泌物の質を変化させ、においを強くする可能性があります。また、にんにくやねぎなどの刺激的な食材、香辛料の多い食事も体臭を変化させる要因となります。アルコールの摂取も皮膚の毛細血管を拡張させ、汗腺の活動を促進させるため、においが強くなりやすい傾向があります。
ストレスや緊張もにおいを強くする大きな要因です。精神的なストレスがかかると交感神経が刺激され、アポクリン汗腺の活動が活発になります。緊張したときに発する汗が特ににおいやすいと感じる方が多いのは、このアポクリン汗腺の活動が増加するためです。
睡眠不足や疲労の蓄積もホルモンバランスや自律神経のバランスを乱し、汗腺の活動に影響を与えることがあります。規則正しい生活リズムを保つことが、においのコントロールにも間接的につながります。
衛生管理の不足もにおいを強くする直接的な原因です。腋毛の下は細菌が繁殖しやすい環境であり、清潔を保てていないとアポクリン汗腺の分泌物が細菌によって急速に分解され、においが強くなります。入浴時に丁寧に洗浄することや、腋毛の処理を行うことがにおいの軽減に有効です。
衣服の素材も見逃せない要因です。通気性の悪い合成繊維の衣服は、わきの下に熱と湿気がこもりやすく、細菌の繁殖を促進します。綿や麻など天然素材の吸湿性の高いインナーを着用することで、においを軽減できる場合があります。
また、ホルモンバランスの変化もアポクリン汗腺の活動に影響します。思春期に入ると性ホルモンの影響でアポクリン汗腺が発達し、においが始まったり強くなったりします。妊娠中・産後・更年期など、ホルモンバランスが変化しやすいタイミングでにおいの変化を感じる女性も多くいます。
🎯 レベル別の対処法と治療の考え方
ワキガのレベルに応じて、適切な対処法や治療の選択肢は異なります。自分のレベルを把握した上で、段階的にアプローチを考えることが重要です。
軽度(スコア1〜2程度)の場合、まずはセルフケアの徹底から始めることが推奨されます。毎日の丁寧な洗浄(特にわきの下の石鹸を使った洗浄)、腋毛の処理(剃毛や脱毛)、デオドラント製品の適切な使用が基本的なケアとなります。デオドラント製品の選び方としては、制汗成分(塩化アルミニウムなど)と抗菌成分(殺菌作用のある成分)が含まれているものが効果的です。ロールオンタイプやスティックタイプは成分が肌に密着しやすく、スプレータイプより効果が持続しやすいとされています。食生活の改善や規則正しい生活習慣の維持も並行して行いましょう。
中等度(スコア3程度)の場合、セルフケアに加えて、医療機関での治療を検討することが多くなります。市販のデオドラント製品では十分な効果が得られないことも増えるため、医師による適切な診断と治療法の選択が重要になります。医療機関では、ボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)によってアポクリン汗腺の活動を抑制する治療などが行われることがあります。また、ミラドライなどのマイクロ波を用いた治療機器も、ダウンタイムが少なく注目されている治療法の一つです。
高度(スコア4〜5程度)の場合、より積極的な医療的アプローチが検討されます。外科的治療としては、アポクリン汗腺を直接除去する「剪除法(せんじょほう)」が長期的な効果の高い治療法として知られています。剪除法は皮膚を切開してアポクリン汗腺を直接取り除く手術で、根本的な治療が期待できますが、ダウンタイムや傷跡が残る可能性があるため、医師との十分な相談の上で選択することが重要です。また、レーザーを用いた治療法も進歩しており、皮膚を傷つけにくい形で汗腺にアプローチする方法も選択肢の一つとなっています。
どの治療法を選ぶにしても、まず大切なのは現状の正確な評価です。においの強さだけでなく、ライフスタイル、職業、年齢、アレルギーや既往症などを総合的に考慮した上で、医師と相談しながら最適な治療法を選ぶことが、長期的な満足度につながります。
また、ワキガの治療においては、精神的なサポートも同時に重要です。においへのコンプレックスや社会不安を抱えている場合は、カウンセリングや心理的なサポートを並行して受けることも検討に値します。においが改善されることで精神的な状態が大きく好転するケースも多いですが、においへの過度な不安が残る場合には、専門的なサポートが助けになることがあります。
Q. ワキガのレベルによって治療法はどう変わりますか?
ワキガの治療法はレベルに応じて異なります。軽度(スコア1〜2)はデオドラント製品や丁寧な洗浄などセルフケアが中心です。中等度(スコア3)ではボトックス注射やミラドライなどの機器治療が検討されます。高度(スコア4〜5)ではアポクリン汗腺を直接除去する剪除法などの外科的治療が選択肢となります。アイシークリニックでは個人の状態に合わせた治療法をご提案しています。
💡 クリニックでのワキガ診断と検査
ワキガかどうか、またそのレベルを正確に把握するためには、クリニックを受診することが最も確実な方法です。クリニックでは、医師や専門スタッフが客観的な評価を行い、適切な治療方針を提案してくれます。受診を検討している方のために、クリニックでの診断の流れについて説明します。
クリニックでの診察では、まず医師や担当スタッフによる問診が行われます。においが気になり始めた時期、においの状況(汗をかいたときだけか、常時かなど)、家族のワキガ歴、これまでに行ったケアの内容、生活習慣(食事・運動・睡眠など)、精神的な影響の有無などについて確認されます。問診の情報はワキガのレベルや原因を把握するための重要な手がかりとなります。
次に、実際のにおいの評価が行われます。専門家がわきの下のにおいを直接確認し、前述のスコアリングなどを用いてにおいの強さを客観的に評価します。この評価は自己判断では難しい部分であり、専門家による評価が最も信頼性が高いとされています。
わきの下の皮膚の状態も確認されます。アポクリン汗腺の密度や分布、皮膚の状態(炎症や色素沈着の有無など)を確認することで、ワキガの程度をより詳しく評価することができます。耳垢の性状確認も行われることがあります。
一部のクリニックでは、においを数値化する機器を用いた検査を実施しているところもあります。においの成分を分析することで、より客観的なデータとしてにおいのレベルを把握することができます。ただし、すべてのクリニックがこうした機器を持っているわけではなく、クリニックによって検査方法は異なります。
診察の結果をもとに、ワキガと診断された場合は治療の選択肢が提示されます。先述のセルフケア指導から始まり、状況に応じて注射療法・機器による治療・外科的手術などの選択肢が検討されます。医師と十分にコミュニケーションを取りながら、自分のライフスタイルや希望に合った治療法を選ぶことが重要です。
クリニック選びにおいては、ワキガ治療の実績が豊富な専門クリニックや、皮膚科・形成外科を標榜するクリニックを選ぶと安心です。カウンセリングの丁寧さ、複数の治療法を提案できる体制、アフターケアの充実度なども選択の際の参考になります。
また、初めて受診する際には遠慮せずに疑問点を質問することが大切です。「ワキガのレベルはどの程度か」「どの治療法が自分に向いているか」「治療の効果はどの程度期待できるか」「ダウンタイムや副作用はあるか」「費用はどの程度かかるか」といった点を事前に整理してから受診すると、診察がよりスムーズに進みます。
ワキガに悩んでいる方の中には、「においについて相談することが恥ずかしい」と感じて受診をためらっている方も多くいます。しかし、クリニックの医師やスタッフはにおいの問題を含む身体的な悩みに日常的に向き合うプロフェッショナルです。においの悩みはごく一般的な医療相談であり、恥ずかしいことではありません。一人で悩みを抱え込まず、専門家に相談することが解決への第一歩です。
さらに、受診のタイミングについてですが、においが特に強くなる夏前(春先から初夏)に受診する方が多い傾向がありますが、においの悩みはいつ相談しても構いません。においが気になり始めたと感じた時点で、気軽に相談してみることをおすすめします。早期に適切なケアや治療を始めることで、においの問題を早期に改善できる可能性が高まります。
アイシークリニック池袋院では、ワキガに関する丁寧なカウンセリングと診断を行っており、一人ひとりの状態やライフスタイルに合わせた治療法をご提案しています。においに関する悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「ワキガでお悩みの方の多くは、「自分のにおいがどの程度なのか分からない」という不安を抱えたまま長期間一人で悩まれているケースが多く、当院ではそうした方が勇気を出してご来院された際に、まず客観的なレベルの評価と丁寧な説明を行うことを大切にしています。嗅覚順応によって自己判断が難しいのはごく自然なことであり、専門家による診察を受けることで初めて適切な治療の方向性が見えてきます。においの悩みは決して恥ずかしいことではなく、レベルに応じた治療法も多様に揃っておりますので、気になり始めた段階でお気軽にご相談いただくことが、快適な日常生活への近道になると考えています。」
📌 よくある質問
ワキガは「アポクリン汗腺」の分泌物が皮膚の細菌に分解されることで生じる独特のにおいです。一般的な体臭は主にエクリン汗腺からの汗が原因で、においは比較的弱いです。ワキガは酸っぱいような、スパイシーと表現されることもある特有のにおいが特徴で、遺伝的要因が大きく関わっています。
入浴前にわきの下へ白いガーゼを数分当て、においや黄色・茶色の着色がないか確認する方法が有効です。また、耳垢がベタベタした湿性タイプの方はワキガの可能性が高い傾向があります。ただし、嗅覚順応により自分のにおいは感じにくいため、正確な診断には専門クリニックの受診が確実です。
動物性脂肪の多い食事やアルコールの摂取、精神的なストレス、睡眠不足などがにおいを強くする原因として挙げられます。また、通気性の悪い合成繊維の衣服着用や衛生管理の不足も、細菌の繁殖を促しにおいを悪化させます。日常習慣の見直しが軽度の改善につながることがあります。
はい、レベルに応じて治療法が異なります。軽度であればデオドラント製品や衛生管理などのセルフケアで対応できる場合が多いです。中等度になるとボトックス注射やミラドライなどの機器治療が検討され、高度の場合はアポクリン汗腺を直接除去する剪除法などの外科的治療が選択肢となります。当院では個人の状態に合わせた治療法をご提案しています。
当院では問診、専門家によるにおいの客観的評価(5段階スコアリング)、わきの下の皮膚状態の確認、耳垢の性状確認などを総合的に行い診断します。一部クリニックではにおいを数値化する機器検査も実施しています。自己判断では嗅覚順応のため正確な評価が難しいため、気になる方はお気軽にご相談ください。
✨ まとめ
ワキガのレベルは、においの強さを5段階程度のスコアで評価されることが多く、軽度から高度まで幅広い段階があります。自己チェックとして、ガーゼを使ったにおいの確認、耳垢の性状チェック、腋毛の量や家族歴の確認などが参考になりますが、嗅覚順応のために自分では正確に評価しにくいため、専門家の診察が最も確実です。
においの強さには、食生活・ストレス・睡眠・衛生管理・衣服の素材・ホルモンバランスなどが影響するため、日常の習慣を見直すことが軽度の改善につながることもあります。一方で、中等度から高度のワキガになると、セルフケアだけでは十分な対処が難しくなるため、医療機関での治療が有効な選択肢となります。
治療の選択肢は、ボトックス注射・機器による治療・外科的手術など多岐にわたります。レベルや個人の状況に応じて最適な方法は異なるため、医師と丁寧に相談しながら決めることが重要です。においの悩みは身体的な問題であると同時に、精神的な健康にも深く関わるものです。一人で抱え込まず、専門のクリニックへの相談を勇気をもって踏み出すことが、快適な日常生活を取り戻すための第一歩になります。
📚 関連記事
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ワキガ(腋臭症)の定義・診断基準・アポクリン汗腺のメカニズム・においの評価方法に関する皮膚科学的知見の参照
- 日本形成外科学会 – ワキガのレベル評価における総合的な診断基準(アポクリン汗腺の密度・分布・耳垢の性状)および剪除法を含む外科的治療法の適応と手術方法に関する参照
- PubMed – Fox gradingをはじめとする臭気強度スコアリングシステム・アポクリン汗腺と湿性耳垢の関連性・ミラドライ等の機器治療の有効性に関する国際的な医学文献の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務