ポララミンの強さと特徴を解説|抗ヒスタミン薬の効果・副作用・使い方

💊 花粉症・蕁麻疹・アレルギー性鼻炎に悩むあなたへ——「ポララミンって実際どうなの?」そんな疑問、この記事で全部解決します。

「眠気が強い」「古い薬だから弱い?」は誤解かもしれません。正しい知識を持たずに使い続けると、副作用で日常生活に支障が出ることも。🚨 まずは1分だけ読んでみてください。

🗣️
こんな疑問ありませんか?

📌 ポララミンってどれくらい強い薬なの?

📌 眠気はどのくらい出るの?

📌 他のアレルギー薬と何が違うの?

⚡ この記事を読めば、これらがすべてわかります!


目次

  1. ポララミンとはどんな薬か
  2. ポララミンの成分と分類
  3. ポララミンの強さ|他の抗ヒスタミン薬との比較
  4. ポララミンの効果・適応症
  5. ポララミンの副作用
  6. ポララミンの使い方・用量
  7. ポララミンが向いている人・向いていない人
  8. ポララミンと他の薬との飲み合わせ
  9. ポララミンに関するよくある疑問
  10. まとめ

💡 この記事のポイント

ポララミン(クロルフェニラミン)は第一世代抗ヒスタミン薬で、蕁麻疹・アレルギー性鼻炎などに即効性が高い一方、眠気・抗コリン作用の副作用が強く、慢性アレルギーには第二世代が推奨される。

💡 1. ポララミンとはどんな薬か

ポララミンは、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑える「抗ヒスタミン薬」のひとつです。正式な一般名は「クロルフェニラミンマレイン酸塩」といい、1940年代にアメリカで開発された歴史ある薬です。日本でも数十年以上にわたり、さまざまなアレルギー疾患の治療に用いられており、現在も医療機関で広く処方されています。

ポララミンは、いわゆる「第一世代抗ヒスタミン薬」に分類されます。第一世代とは、比較的古い時代に開発された抗ヒスタミン薬のグループのことで、後から登場した「第二世代抗ヒスタミン薬」と区別されます。第一世代の薬は効果が強い反面、眠気や口の乾きといった副作用が出やすいという特徴があります。

ポララミンは錠剤・散剤・注射剤などさまざまな剤形があり、病院で処方されるほか、一部は市販薬にも配合されています。市販の風邪薬や花粉症の薬にクロルフェニラミンが含まれていることも多く、日本人には非常になじみ深い成分といえます。

Q. ポララミンはどのような薬に分類されますか?

ポララミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)は「第一世代抗ヒスタミン薬」に分類され、1940年代にアメリカで開発された歴史ある薬です。ヒスタミンH1受容体をブロックすることでアレルギー症状を抑えますが、脳血液関門を通過しやすいため眠気や抗コリン作用などの副作用が出やすい特徴があります。

📌 2. ポララミンの成分と分類

ポララミンの有効成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンH1受容体に結合することで、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの作用を遮断します。ヒスタミンは体内でアレルギー反応が起こったときに肥満細胞(マスト細胞)から放出される化学物質で、鼻水・くしゃみ・かゆみ・蕁麻疹などの症状を引き起こします。ポララミンはこのヒスタミンがH1受容体に結合するのをブロックすることで、これらの症状を和らげます。

抗ヒスタミン薬の分類について、もう少し詳しく説明します。

第一世代抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンなど)は、脳血液関門を通過しやすいという性質があります。脳血液関門とは、脳への異物の侵入を防ぐバリアのようなものですが、第一世代の薬はこれを通過して脳内にも作用してしまうため、眠気や集中力の低下といった中枢神経系への副作用が出やすくなります。また、抗コリン作用(口の乾き、排尿困難、便秘など)も現れやすい傾向があります。

第二世代抗ヒスタミン薬(セチリジン、フェキソフェナジン、ロラタジンなど)は、脳血液関門を通過しにくく設計されているため、眠気が出にくいという特徴があります。現在、アレルギー性鼻炎や花粉症の長期治療には第二世代が推奨されることが多いですが、ポララミンをはじめとする第一世代の薬も、即効性や注射剤など特定の状況で重要な役割を持っています。

✨ 3. ポララミンの強さ|他の抗ヒスタミン薬との比較

「ポララミンはどれくらい強い薬なのか?」という疑問は非常によく聞かれます。結論からいうと、ポララミンは第一世代抗ヒスタミン薬の中では標準的な強さを持つ薬です。ただし「強さ」の意味は多面的で、アレルギー症状への効き目の強さだけでなく、副作用の強さも含めて考える必要があります。

抗ヒスタミン薬の「強さ」を評価するには、主に次のような観点があります。

まず、ヒスタミンH1受容体への結合力(親和性)という点では、ポララミン(クロルフェニラミン)はH1受容体に対して比較的高い親和性を持ちます。これは、ヒスタミンをしっかりブロックできるという意味で「効きが強い」薬といえます。同じ第一世代の抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミン(ベナドリルなど)と比べると、クロルフェニラミンのほうがH1受容体への選択性が高いとされています。

次に、眠気の強さという観点があります。第一世代抗ヒスタミン薬の中でも、薬によって眠気の出やすさには差があります。ジフェンヒドラミンは特に強い眠気を引き起こすことで知られており、市販の睡眠改善薬にも使われるほどです。クロルフェニラミン(ポララミン)は同じ第一世代の中では眠気が比較的穏やかとされていますが、第二世代の抗ヒスタミン薬と比べれば眠気は強く出やすいといえます。

第二世代抗ヒスタミン薬(セチリジン、フェキソフェナジン、ロラタジン、オロパタジンなど)との比較でいうと、アレルギー症状への効き目そのものは大きく変わらないと考えられていますが、第二世代は眠気や集中力低下などの副作用が少なく、1日1〜2回の服用で済むものが多いという利便性があります。そのため現代では花粉症など慢性的なアレルギーの治療には第二世代が使われることが多くなっています。

一方で、ポララミンが持つ強みもあります。即効性という点では、ポララミンは服用後比較的速やかに効果が現れる傾向があります。また、注射剤として点滴や静脈注射で使用できるため、急性のアレルギー反応や入院中の患者さんへの使用など、素早い対応が必要な場面では第一世代の薬が選ばれることがあります。

まとめると、ポララミンの「強さ」は以下のように整理できます。第一世代の中での位置づけとしては、H1受容体への親和性は高く、アレルギー症状への効果はしっかりしているが、ジフェンヒドラミンほどの強い眠気は出にくい中間的な位置にある薬です。第二世代と比べると、眠気などの副作用は出やすいが即効性があり、注射剤としても使える点で異なる強みを持っています。

Q. ポララミンと第二世代抗ヒスタミン薬の違いは何ですか?

ポララミンはアレルギー症状への効果は第二世代(セチリジン・フェキソフェナジンなど)と大きく変わりませんが、眠気や口の乾き・排尿困難といった副作用が出やすい点が異なります。一方、即効性が高く注射剤として使用できるため、急性アレルギー反応への対応など特定の場面では今も重要な役割を担っています。

🔍 4. ポララミンの効果・適応症

ポララミンが効果を発揮する病気や症状(適応症)について説明します。

アレルギー性鼻炎は、花粉・ハウスダスト・ダニなどによって引き起こされる鼻炎で、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状です。ポララミンはこれらの症状、特にくしゃみや鼻水に対して効果的です。

蕁麻疹は、皮膚に突然現れる赤みやかゆみを伴う発疹です。ヒスタミンが主要な役割を果たしているため、ポララミンのような抗ヒスタミン薬が第一選択薬となります。急性蕁麻疹では注射剤のポララミンが使われることもあります。

皮膚のかゆみ(皮膚掻痒症)については、アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・虫刺されなど、さまざまな原因によるかゆみに対してポララミンが処方されることがあります。ただし、アトピー性皮膚炎に対しては眠気の少ない第二世代が好まれることも多いです。

アレルギー性結膜炎は、目のかゆみ・充血・涙目などの症状が現れる病気です。内服薬として全身的に抗ヒスタミン効果を発揮するほか、目薬と組み合わせて使用されることもあります。

風邪薬への配合成分としては、市販の総合感冒薬(風邪薬)には多くの場合クロルフェニラミンが配合されており、風邪に伴う鼻水・くしゃみを抑える目的で使われます。これはポララミンそのものではありませんが、同じ成分であるクロルフェニラミンが使われています。

急性アレルギー反応への対応としては、アナフィラキシーなど重篤なアレルギー反応が起きた際に、エピネフリン(アドレナリン)投与後の補助的な治療として静注用ポララミンが使われることがあります。

このように、ポララミンはさまざまなアレルギー関連の疾患・症状に幅広く使用されています。

💪 5. ポララミンの副作用

ポララミンを使用する際に知っておきたい副作用について、詳しく説明します。

最もよく知られている副作用は眠気(傾眠)です。前述の通り、第一世代抗ヒスタミン薬は脳血液関門を通過して中枢神経系に作用するため、眠気が生じやすくなります。ポララミンを服用後に車の運転や危険な機械の操作をすることは避けるべきとされており、薬の添付文書にも注意書きがあります。日中に服用する場合は、仕事や学業に支障が出ることもあるため注意が必要です。

口の乾き(口渇)も比較的よくみられる副作用です。ポララミンには抗コリン作用があるため、唾液の分泌が抑制されて口が乾燥しやすくなります。水分をこまめに補給することで対処できる場合がほとんどですが、不快に感じる方もいます。

排尿困難・尿閉も抗コリン作用による副作用のひとつです。特に前立腺肥大症の男性では、排尿が困難になったり、尿が出なくなってしまう(尿閉)ことがあるため、前立腺肥大症のある方はポララミンの使用に慎重さが必要です。

便秘も抗コリン作用によって腸の動きが抑制されることで生じることがあります。もともと便秘がちな方は注意が必要です。

視力の一時的なぼやけ(霧視)も抗コリン作用により、目のピント調節機能が影響を受けることがあります。また、眼圧の上昇を招く可能性があるため、緑内障の方は特に注意が必要です。

集中力・判断力の低下については、眠気と関連して、物事への集中力や判断力が低下することがあります。特に高齢者では認知機能への影響が懸念されることがあります。

胃腸症状として、吐き気・胃の不快感・食欲不振が現れることがあります。食後に服用することで軽減できる場合があります。

まれな副作用としては、血圧低下(低血圧)、動悸、頭痛、皮膚の発疹(薬疹)などが報告されています。注射剤を使用した際には、血圧低下や頻脈が起きることがあります。

副作用の程度や出現のしやすさには個人差があります。気になる症状が現れた場合は、自己判断で服用をやめるのではなく、処方してもらった医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

Q. ポララミンの使用を避けるべき人はどんな人ですか?

ポララミンは抗コリン作用を持つため、前立腺肥大症の方は排尿困難が悪化するリスクがあり、閉塞隅角緑内障の方には禁忌とされています。また、日中に車の運転や集中力を要する作業をする方、高齢者にも慎重な使用が求められます。アイシークリニックでは患者様の基礎疾患や生活スタイルを確認したうえで処方を判断しています。

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🎯 6. ポララミンの使い方・用量

ポララミンの用法・用量について説明します。ただし、実際の使用にあたっては必ず処方された医師や薬剤師の指示に従ってください。

内服薬(錠剤・散剤)については、成人の場合、通常は1回2mgを1日1〜4回服用します。症状や病状によって用量が調整されることがあります。服用のタイミングは食後が一般的ですが、胃腸への刺激が少ない場合は食事に関係なく服用できることもあります。眠気の副作用を利用して、夜間のかゆみで眠れない場合に就寝前に服用することもあります。

小児への使用については、体重や年齢に応じて用量が設定されます。小児科では散剤(粉薬)が処方されることが多く、用量の細かな調整が可能です。小児への使用は必ず医師の処方・指示のもとで行ってください。

注射剤については、急性アレルギー反応や入院中の患者さんへの対応として、静脈注射・筋肉注射・皮下注射などで使用されます。この場合は医療機関で医師・看護師が管理して使用するものです。

飲み忘れた場合は、気づいた時点で服用することが一般的ですが、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばして、次の時間から再開します。2回分を一度に服用することは避けてください。

薬の保管については、高温・多湿・直射日光を避けて保管します。子どもの手の届かない場所に保管してください。

💡 7. ポララミンが向いている人・向いていない人

ポララミンが特に向いているケースと、使用に注意が必要なケースを整理します。

ポララミンが向いているケースとしては、まず夜間のアレルギー症状に悩む人が挙げられます。就寝前に服用することで、眠気の副作用を逆に活かして睡眠の質を上げながら夜間のかゆみや鼻づまりを緩和できます。眠れないほどかゆい蕁麻疹や、夜間に症状が悪化するアレルギー性鼻炎の方には向いているといえます。

急性のアレルギー反応への対応が必要な場合にも適しています。蕁麻疹が突然ひどくなった、虫刺されで激しい反応が出たなど、すぐにアレルギーを抑えたい場合に、注射剤や内服薬のポララミンが選ばれることがあります。

また、第二世代抗ヒスタミン薬では効果が不十分だった人にも検討されることがあります。個人によって薬の効き方は異なり、第二世代の薬では症状が十分に抑えられない場合に、ポララミンが処方されることがあります。

一方、ポララミンの使用に注意が必要なケースとしては、まず日中に仕事や勉強などで集中力が必要な人が挙げられます。眠気や集中力低下の副作用が出やすいため、昼間の活動に支障が出ることがあります。このような方には眠気の少ない第二世代の抗ヒスタミン薬のほうが適していることが多いです。

車の運転をする人も注意が必要です。ポララミンを含む第一世代抗ヒスタミン薬は、服用中の車の運転が禁止または制限されています。通勤や移動に車が必要な方は、医師に相談の上、眠気の出にくい薬を選ぶことが重要です。

前立腺肥大症の方にも注意が必要です。抗コリン作用によって排尿が困難になることがあるため、前立腺肥大症がある男性への使用には慎重さが求められます。必ず医師に現在の症状を伝えてください。

緑内障の方についても注意が必要です。抗コリン作用が眼圧を上昇させることがあり、閉塞隅角緑内障の方には禁忌(使用してはいけない)とされています。

高齢者への使用も慎重に行う必要があります。高齢者では薬の代謝・排泄が低下していること、また抗コリン作用による認知機能への影響が懸念されるため、できるだけ第二世代の抗ヒスタミン薬を使用するか、ポララミンを使う場合は少量から開始することが推奨されています。

妊娠中・授乳中の方については、妊娠中の薬の使用は基本的に医師の判断が必要です。クロルフェニラミンは比較的安全性のデータが蓄積されている薬ですが、特に妊娠初期の使用は慎重に行う必要があります。授乳中は母乳中への薬剤移行の可能性があるため、授乳を避けるか、薬の使用について医師に相談してください。

Q. ポララミンを長期間使い続けると問題がありますか?

ポララミンを長期使用すると、抗コリン作用による認知機能への影響が懸念されるほか、効果が徐々に弱まる「タキフィラキシー」が生じる場合があります。特に高齢者では注意が必要です。アイシークリニックでは長期使用の場合、定期的に薬の効果と副作用を確認し、必要に応じて第二世代抗ヒスタミン薬への変更など見直しをご提案しています。

📌 8. ポララミンと他の薬との飲み合わせ

ポララミンは他の薬と併用する際に注意が必要なケースがあります。複数の薬を服用している方は、処方前に医師や薬剤師に必ず伝えるようにしましょう。

アルコールとの併用には特に注意が必要です。アルコールはポララミンの中枢神経抑制作用(眠気・集中力低下)を増強させることがあります。ポララミンを服用中の飲酒は避けてください。

他の中枢神経抑制薬(睡眠薬・精神安定薬・抗精神病薬・抗不安薬など)との併用でも、眠気が増強する可能性があります。これらの薬を使用している場合は必ず医師に伝えてください。

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAO阻害薬)とポララミンの併用は、相互作用によって副作用が増強するリスクがあるため、原則として避ける必要があります。MAO阻害薬は、うつ病などの治療薬に含まれることがあります。

他の抗コリン薬(過活動膀胱治療薬、消化性潰瘍治療薬など)との併用でも、抗コリン作用が加算されて口の乾き・排尿困難・便秘などの症状が強く出る可能性があります。

市販薬との飲み合わせにも注意が必要です。市販の風邪薬や鼻炎薬の多くにはクロルフェニラミンが含まれているため、ポララミンと市販薬を同時に服用すると、クロルフェニラミンの量が過多になり副作用のリスクが高まります。市販薬を使う際は、処方薬との成分の重複がないか確認することが大切です。

サプリメント・漢方薬との関係についても、天然由来だから安全とは限りません。特に鎮静作用を持つハーブ(バレリアン、カモミールなど)との併用では眠気が増強する可能性があります。使用前に医師・薬剤師に確認することをお勧めします。

✨ 9. ポララミンに関するよくある疑問

ポララミンについてよく聞かれる疑問にお答えします。

「ポララミンとアレグラ・クラリチン・ザイザルなど第二世代の薬はどちらが効きますか?」という質問を受けることがあります。アレルギー症状への効果そのものは、第一世代・第二世代で大きな差はないとされています。しかし、副作用の少なさと服用の利便性(1日1〜2回)の観点から、現代では慢性的なアレルギー疾患の治療には第二世代が第一選択になることが多いです。ただし個人差があり、第二世代で効果が不十分な場合にポララミンが有効なこともあります。

「ポララミンは市販されていますか?」という疑問もよくあります。ポララミンという製品名の薬は、日本では医療用医薬品として処方が必要です。ただし、同じ成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩は多くの市販薬(風邪薬や鼻炎薬)に配合されています。市販薬を購入する際に成分表示を確認すると、クロルフェニラミンが含まれているかどうかわかります。

「ポララミンを長期間飲み続けても大丈夫ですか?」という心配をする方もいます。第一世代抗ヒスタミン薬の長期使用については、抗コリン作用による認知機能への影響を懸念する研究もあります。長期的な使用については、定期的に医師に相談し、必要に応じて薬の見直しをすることが勧められます。特に高齢者では長期使用に注意が必要です。

「ポララミンには耐性(効きが悪くなる)が生じますか?」という疑問もあります。抗ヒスタミン薬は一般的に使い続けると効果が弱まる(タキフィラキシー)現象が起こりやすいとされています。特に第一世代でこの傾向がみられることがあり、同じ薬を長期間使い続けると効果が感じにくくなることがあります。その場合は医師に相談して薬を変更してもらうことができます。

「ポララミンの眠気はどのくらい続きますか?」という疑問もよく受けます。ポララミン(クロルフェニラミン)の血中半減期は約20〜24時間とされており、薬の効果はかなり長時間続きます。そのため、服用後の眠気は数時間程度で軽減することもありますが、翌日まで眠気が続く場合もあります。眠気の強さや持続時間には個人差があります。

「子どもにも使えますか?」という疑問にお答えすると、クロルフェニラミンは小児への使用実績が豊富な薬です。小児科でも蕁麻疹や皮膚のかゆみ、鼻炎などに処方されることがあります。ただし、乳幼児や低月齢の赤ちゃんへの使用については医師の判断が必要です。自己判断で大人用の錠剤を小さくして与えることは避けてください。

「ポララミンで症状が全くよくならない場合はどうすればよいですか?」という相談を受けることがあります。症状が改善しない場合には、薬の種類や用量の変更、あるいはアレルギーの原因を根本から治療するアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法・皮下免疫療法)の検討など、治療方針を見直す必要があります。自己判断で増量したり別の薬を重ねたりせず、医師に相談することが大切です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、ポララミン(クロルフェニラミン)は日中の眠気を避けたい患者様には第二世代抗ヒスタミン薬をご提案しつつ、夜間の強いかゆみや急性のアレルギー反応が出た際にはポララミンが非常に頼りになる場面が多くあります。特に前立腺肥大症や緑内障をお持ちの方、高齢の方には抗コリン作用による影響を慎重に考慮しながら処方しておりますので、服用中に気になる症状が現れた際はどうぞ遠慮なくご相談ください。お一人おひとりの生活スタイルや体の状態に合わせて、最適な薬をご提案できるよう丁寧に対応してまいります。」

🔍 よくある質問

ポララミンは市販薬として購入できますか?

ポララミンという製品名の薬は医療用医薬品のため、医師の処方が必要です。ただし、同じ有効成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩は、市販の風邪薬や鼻炎薬に広く配合されています。市販薬を購入する際は成分表示を確認し、処方薬との重複に注意しましょう。

ポララミンを飲むと眠気はどのくらい続きますか?

ポララミンの血中半減期は約20〜24時間とされており、眠気が翌日まで続く場合もあります。服用後の車の運転や危険な機械の操作は避けてください。眠気の強さや持続時間には個人差があるため、気になる場合は医師にご相談ください。

ポララミンとアレグラなど第二世代の薬はどちらが効きますか?

アレルギー症状への効果そのものは、第一世代・第二世代で大きな差はないとされています。ただし第二世代は眠気などの副作用が少なく服用回数も少ないため、慢性的なアレルギー疾患には第二世代が推奨されることが多いです。第二世代で効果が不十分な場合にポララミンが有効なこともあります。

前立腺肥大症や緑内障があってもポララミンを使えますか?

ポララミンには抗コリン作用があるため、前立腺肥大症の方は排尿困難が悪化するリスクがあり、慎重な使用が必要です。また閉塞隅角緑内障の方には禁忌とされています。これらの疾患をお持ちの方は、必ず事前に医師へ申告のうえ、適切な薬を選んでもらいましょう。

ポララミンを長期間飲み続けても問題ありませんか?

第一世代抗ヒスタミン薬の長期使用については、抗コリン作用による認知機能への影響を懸念する研究もあります。また使い続けると効果が弱まる場合もあります。長期使用の際は定期的に医師へ相談し、必要に応じて薬の見直しを検討することが推奨されます。特に高齢者は注意が必要です。

💪 まとめ

ポララミン(クロルフェニラミンマレイン酸塩)は、長年にわたって使われてきた第一世代抗ヒスタミン薬です。アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・皮膚のかゆみ・アレルギー性結膜炎など、さまざまなアレルギー症状に効果を発揮します。

強さという観点では、H1受容体への親和性が高くアレルギー症状をしっかり抑える効果がある一方で、第一世代薬に共通する眠気・口の乾き・排尿困難などの副作用が出やすいという特徴があります。同じ第一世代の中ではジフェンヒドラミンより眠気が若干穏やかとされていますが、第二世代の抗ヒスタミン薬と比べると副作用は出やすい傾向があります。

現代では、花粉症などの慢性アレルギー疾患には副作用の少ない第二世代が推奨されることが多いですが、急性アレルギー反応への対応(注射剤として)や夜間の症状緩和、第二世代で効果不十分な場合など、ポララミンが活躍する場面は今もあります

ポララミンを使用する際には、眠気による車の運転への影響、前立腺肥大症・緑内障・高齢者への慎重投与、アルコールや他の中枢神経抑制薬との相互作用など、さまざまな注意点があります。自分に合った薬を選ぶためには、現在の症状・生活スタイル・他に服用している薬・基礎疾患などを医師や薬剤師にきちんと伝えることが大切です。

アレルギー症状でお悩みの方や、ポララミンの使用について疑問・不安がある方は、ぜひ医療機関を受診してご相談ください。適切な治療を受けることで、アレルギーによるつらい症状を効果的に管理し、日常生活の質を高めることができます。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンマレイン酸塩)の添付文書情報・承認情報、および医薬品の適正使用に関する公式ガイダンス
  • 日本皮膚科学会 – 蕁麻疹・アレルギー性皮膚疾患における抗ヒスタミン薬の使用指針、第一世代・第二世代の選択基準に関する診療ガイドライン
  • PubMed – クロルフェニラミンのH1受容体親和性・中枢神経作用・抗コリン作用・タキフィラキシーに関する臨床研究および第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の比較研究論文

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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