コンジローマの塗り薬による治療|効果・使い方・注意点を解説

💬 「もしかしてコンジローマかも…でも病院に行くのは恥ずかしい」
そう思って、ひとりで悩んでいませんか?

コンジローマは、塗り薬で自宅治療できる性感染症です。でも、正しい知識なしに使うと、悪化・再発のリスクが跳ね上がります。

この記事を読めば、塗り薬の正しい使い方・副作用・市販薬の危険性まで、医療的な観点から丸ごと理解できます。
読まないまま自己判断で進めると、治療が長引いたり、パートナーへの感染を広げてしまうことも…⚠️

🚨 こんな方はすぐ読んでください!

✅ 性器・肛門周辺にイボのようなものができた
✅ コンジローマと診断されたが治療法がわからない
✅ 塗り薬を処方されたが使い方に自信がない
✅ 市販薬やネット購入で自己治療しようとしている


目次

  1. コンジローマとはどんな病気か
  2. コンジローマの主な治療法一覧
  3. コンジローマに使われる塗り薬の種類
  4. イミキモドクリームの効果とメカニズム
  5. イミキモドクリームの使い方・塗り方
  6. 治療期間と効果が出るまでの目安
  7. 塗り薬を使う際の副作用と対処法
  8. 塗り薬だけで治療は完結するのか
  9. 市販薬との違い・自己治療の危険性
  10. 塗り薬治療に向いている人・向いていない人
  11. 再発を防ぐために知っておきたいこと
  12. 病院を受診すべきタイミングとは

この記事のポイント

コンジローマの塗り薬治療では、処方薬イミキモドクリームを週3回就寝前に患部へ塗布し最長16週間使用する。市販薬での自己治療は危険で、再発防止にはパートナーの同時受診が重要。

💡 コンジローマとはどんな病気か

コンジローマ(正式名称:尖圭コンジローマ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで引き起こされる性感染症です。主にHPV6型・11型が原因とされており、性行為や皮膚・粘膜の接触を通じて感染します。

感染した場合、陰茎・陰嚢・外陰部・膣口・肛門周囲など性器周辺にイボ状の病変が現れるのが特徴です。イボは単発のこともあれば、複数が集まってカリフラワー状になることもあります。多くのケースでは痛みやかゆみは軽度ですが、病変が大きくなると不快感や出血を伴うこともあります。

潜伏期間は平均3週間〜8か月とされており、感染してもすぐに症状が出ないことが特徴のひとつです。そのため、自分がいつ感染したのか気づきにくく、知らないうちにパートナーに感染させてしまうケースもあります。

コンジローマは性感染症の中でも比較的多くみられる疾患のひとつで、男性にも女性にも感染します。放置すると病変が拡大・増殖するため、早期の診断と治療が重要です。

Q. コンジローマの原因と主な症状は何ですか?

コンジローマ(尖圭コンジローマ)はヒトパピローマウイルス(HPV)の6型・11型が原因で起こる性感染症です。陰茎・外陰部・肛門周辺にイボ状の病変が現れ、単発またはカリフラワー状に集まって生じます。潜伏期間は平均3週間〜8か月で、痛みが軽度なため気づきにくい点が特徴です。

📌 コンジローマの主な治療法一覧

コンジローマの治療には、大きく分けて「外科的治療」と「薬物療法」があります。それぞれの特徴を理解した上で、医師と相談しながら治療法を選択することが大切です。

外科的治療の代表的なものとして、液体窒素を使った凍結療法があります。これはイボを凍らせて壊死させる方法で、比較的短時間で処置ができます。ただし、複数回の通院が必要になることが多く、処置時に痛みを伴う場合があります。

次に、電気焼灼法やレーザー治療があります。これらは病変を物理的に焼き取る方法で、広範囲に及ぶ病変にも対応できます。処置後は傷の回復に時間がかかることがありますが、一度に多くの病変を取り除けるメリットがあります。

外科的切除では、メスを使って病変を直接切り取ります。大きなイボや他の方法で対応しにくい部位に用いられることがあります。

薬物療法には、クリーム(塗り薬)による治療が含まれます。その代表格がイミキモドクリームで、自宅で使用できる点が特徴です。また、トリクロロ酢酸(TCA)などの薬液を医療機関で塗布する方法もあります。

いずれの治療法にも利点と欠点があり、病変の大きさ・数・部位、患者さんの体の状態や希望に応じて最適な方法が選ばれます。

✨ コンジローマに使われる塗り薬の種類

コンジローマの治療に用いられる塗り薬として、日本国内で処方されている代表的なものは「イミキモドクリーム」です。商品名としては「ベセルナクリーム5%」が知られており、保険適用の処方薬として医療機関で処方されています。

イミキモドは免疫応答調整薬に分類されており、ウイルスを直接攻撃するのではなく、皮膚の免疫機能を活性化してウイルスを排除するという独特のメカニズムで機能します。この点は後のセクションで詳しく説明します。

かつては「ポドフィリン(ポドフィロトキシン)」という薬剤も使用されていましたが、日本国内では現在一般的ではなく、イミキモドクリームが主流となっています。海外ではポドフィロトキシン製剤が自己塗布用として処方されている国もありますが、妊婦への使用が禁忌であるなど制限があります。

また、医療機関で施術として行われるトリクロロ酢酸(TCA)やビクロロ酢酸(BCA)の塗布は、塗り薬といえばそうですが、自宅での使用には適しておらず、必ず医療従事者が行う必要があります。強い酸性を持つため、素人が扱うと正常な皮膚を傷つけてしまうリスクがあります。

したがって、自宅での塗り薬治療という意味では、処方された「イミキモドクリーム」が現在の日本における標準的な選択肢です。

🔍 イミキモドクリームの効果とメカニズム

イミキモドクリームの最大の特徴は、ウイルスを直接死滅させるのではなく、自分の免疫力を高めることで病変を消退させる点にあります。

具体的には、イミキモドが皮膚に塗布されると、皮膚に存在するトール様受容体(TLR7/8)と呼ばれるセンサーに結合します。これにより、インターフェロンやインターロイキンといった免疫活性物質(サイトカイン)の産生が促進されます。その結果、自然免疫と獲得免疫が活性化され、HPVに感染した細胞が免疫細胞によって攻撃・排除されていくというメカニズムです。

臨床試験のデータによると、イミキモドクリームの治療によってコンジローマが消失した割合(完全消失率)は、男性で33〜72%、女性で37〜81%とされています(文献によって差があります)。また、再発率は他の治療法と比較すると低い傾向があるとされており、免疫療法としての性格を持つことが再発抑制に寄与していると考えられています。

ただし、全員に同じ効果があるわけではなく、病変の大きさや数、免疫状態、使用の継続性などによって効果に差が出ることがあります。特に免疫機能が低下している方(HIV感染者や免疫抑制薬を使用中の方など)では効果が出にくい場合があります。

Q. イミキモドクリームの正しい使い方を教えてください。

イミキモドクリームは週3回(例:月・水・金)の就寝前に、病変部位のみへ綿棒で薄く塗布します。6〜10時間後の翌朝に石鹸と水で洗い流すことが重要です。治療期間は最長16週間で、周囲の正常な皮膚への付着を避け、治療中の性行為は控えることが推奨されています。

💪 イミキモドクリームの使い方・塗り方

イミキモドクリームを正しく使うためには、医師や薬剤師の指示に従うことが基本です。以下は一般的な使用方法の概要ですが、必ず処方時の説明をよく確認してください。

使用頻度は、週3回(たとえば月・水・金)が標準的とされています。毎日使用するのではなく、一定の間隔をあけて使うことが重要です。これは皮膚への刺激を軽減するためでもあります。

塗布のタイミングは就寝前が一般的です。クリームを患部(イボのある部分)にのみ薄く塗り広げます。周囲の正常な皮膚にできるだけつけないよう、綿棒などを使って丁寧に塗るのがポイントです。

塗布してから6〜10時間後(翌朝など)に、石鹸と水でしっかりと洗い流します。長時間そのままにしておくと皮膚刺激が強くなる可能性があるため、時間管理が大切です。

使用中は治療部位をできるだけ清潔に保ち、刺激の強い石鹸や洗浄剤の使用は控えましょう。また、治療中の性行為は避けることが推奨されています。クリームがパートナーの皮膚に付着することで刺激を与えてしまう可能性があるだけでなく、感染拡大のリスクもあります。

クリームの使用量は指先1単位(FTU:Fingertip Unit)程度を目安にすることが多く、大量に塗ればよいというものではありません。適切な量を患部に均一に塗ることが大切です。

女性の場合、膣内や子宮頸部には使用しないこととされています。これらの部位への使用は粘膜刺激が強いため禁忌です。また、目や口の近く、傷のある皮膚への使用も避けてください。

🎯 治療期間と効果が出るまでの目安

イミキモドクリームの治療期間は、一般的に最長16週間(約4か月)とされています。週3回の使用を継続しながら、定期的に医療機関を受診して経過を確認することが重要です。

効果が現れ始めるまでには個人差がありますが、多くの場合、使用開始から数週間後に病変が小さくなり始めます。最初の変化として、イボが白っぽくなったり、炎症反応として赤みが出たりすることがあります。これは免疫反応が起きているサインとも考えられますが、必ずしも全員に同じ反応が出るわけではありません。

4週間〜8週間で効果が見られ始める方が多い一方、16週間使用しても効果が不十分な場合は、治療法の変更を医師と相談する必要があります。途中で効果が見られないからといって自己判断で中断せず、必ず医療機関に相談しましょう。

なお、イミキモドの治療は「じっくりと時間をかけて免疫で排除する」アプローチのため、外科的治療と比べると効果が出るまでに時間がかかる傾向があります。しかし、一度消退した後の再発率が比較的低いという利点があるため、時間をかけて取り組む価値はあると考えられています。

16週間の治療後に病変が消退した場合でも、その後も定期的な経過観察を継続することが推奨されています。コンジローマは再発のリスクがある疾患であるため、症状がなくなった後も医師のフォローを受けることが大切です。

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💡 塗り薬を使う際の副作用と対処法

イミキモドクリームは比較的安全性が高い薬剤ですが、使用に伴って副作用が生じることがあります。最も多くみられるのは局所的な皮膚反応であり、これは免疫が活性化していることのサインでもあります。

よくみられる局所副作用として、塗布部位の赤み(紅斑)、かゆみ、灼熱感(ヒリヒリ感)、皮膚のびらん・ただれ、むくみ(浮腫)、かさぶたの形成などがあります。これらは使用した部位に限られることが多いですが、症状が強い場合は使用を一時中断して医師に相談することが必要です。

副作用が強く出た場合の対処法としては、まず塗布頻度を週3回から週2回または週1回に減らすことが考えられます。また、副作用が現れた際は患部をむやみに触らず、清潔に保つことが大切です。炎症が強い場合には、医師の判断でステロイド外用薬などを一時的に使用することもあります。

全身的な副作用は比較的まれですが、疲労感、頭痛、発熱感などが報告されているケースもあります。これらが現れた場合もすぐに医師に報告してください。

また、免疫を活性化する作用があることから、自己免疫疾患がある方や免疫を抑制する治療中の方は、使用前に必ず担当医に相談する必要があります。

妊娠中や授乳中の女性への使用については、安全性が確立されていないことから基本的には使用を避けるべきとされています。妊娠を希望している場合も含め、事前に医師に相談することが重要です。

Q. コンジローマに市販薬は使えますか?

日本国内にはコンジローマに適した市販薬は現在販売されていません。イミキモドクリームは処方箋が必要な医療用医薬品です。ドラッグストアのイボ取り薬や海外からの個人輸入品を使用すると、誤診による見落としや重大な皮膚損傷のリスクがあるため、必ず医療機関を受診して正確な診断を受けることが重要です。

📌 塗り薬だけで治療は完結するのか

「塗り薬だけでコンジローマは完全に治るのか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。これについては、「ケースによる」というのが正直な答えです。

病変が比較的小さく、数も少なく、免疫機能が正常な方であれば、イミキモドクリームの使用だけで病変が消退することがあります。特に発症から間もない初期の段階では、塗り薬治療が有効なケースが多いとされています。

一方で、病変が大きい・広範囲に及ぶ・数が多い場合や、免疫機能が低下している場合には、塗り薬のみでは効果が不十分なことがあります。このような場合は、凍結療法やレーザー治療などの外科的治療を組み合わせることで、より確実に病変を取り除くことができます。

また、塗り薬で病変が消退したとしても、HPVウイルスそのものが体内から完全に排除されるわけではないことも知っておく必要があります。免疫力が低下したときや性行為による再感染が起きたときに、再発するリスクが残ります。

さらに、コンジローマは性感染症であるため、パートナーも感染している可能性があります。自分だけが治療しても、パートナーが未治療のままであれば、性行為によって再感染するリスクが高く、治療が完結しないことになります。パートナーも同時に医療機関を受診することが、治療の成功率を高めるために非常に重要です。

✨ 市販薬との違い・自己治療の危険性

コンジローマの自覚症状に気づいた際に、インターネットや薬局で市販薬を探そうとする方もいるかもしれません。しかし、日本国内において、コンジローマの治療に適した市販薬は現時点では販売されていません。

イミキモドクリームは処方箋が必要な医療用医薬品であり、医師の診察・処方なしに入手することはできません。ドラッグストアなどで販売されているイボ取り用の市販薬は、足の裏などにできる尋常性疣贅(ウイルス性のイボ)を対象としたものが多く、性器コンジローマの治療には適していません。

また、インターネットで海外の類似薬を個人輸入しようとするケースも見受けられますが、これは非常に危険です。成分の純度や品質が保証されておらず、偽造品の可能性もあります。さらに、医師の診断なしに自己判断で使用すると、コンジローマと似た外観を持つ別の疾患(たとえば扁平コンジローマ、腸嗜性苔癬、皮膚がん等)を見落とすリスクがあります。

自己治療の試みとして、市販のサリチル酸製剤や木酢液などを性器周辺に使用する方もいますが、これらは性器の繊細な皮膚・粘膜に適しておらず、化学的やけどや重大な皮膚損傷を引き起こす危険性があります。

コンジローマが疑われる場合は、必ず医療機関を受診し、正確な診断を受けた上で適切な治療を受けることが重要です。自己治療は症状を悪化させるだけでなく、病変の拡大や他の部位への感染拡大を招く可能性があります。

🔍 塗り薬治療に向いている人・向いていない人

イミキモドクリームによる塗り薬治療が適している方と、そうでない方がいます。医師による適切な判断のもとで治療法を選ぶことが大切ですが、以下のような一般的な目安があります。

塗り薬治療が適している可能性が高い方の特徴としては、病変が比較的小さく、数も限られている場合が挙げられます。また、外科的処置を希望しない方や、通院回数を減らしたい方にとっては、自宅で使用できる塗り薬のメリットが大きいといえます。発症から日が浅い早期の場合も、薬物療法が奏功しやすいとされています。

一方、塗り薬治療に不向きな場合もあります。病変が非常に大きいか、広範囲に及んでいる場合は、外科的治療の方が効率的です。また、膣内・肛門内・尿道内など、クリームを直接塗布できない部位に病変がある場合も塗り薬治療は困難です。

免疫機能が低下している方(HIV/AIDS患者、臓器移植後の免疫抑制治療を受けている方など)は、イミキモドの効果が弱くなる可能性があるため、他の治療法が優先されることがあります。

妊娠中の女性については、イミキモドクリームの安全性が確立されていないことから、妊娠中はクリーム治療を行わないのが原則です。妊娠中にコンジローマを発症・悪化させることがあるため、妊娠を希望している方も事前に医師に相談することが必要です。

また、根気よく自宅でケアを続けることが難しい方(治療の継続が困難な生活環境にある方など)には、一度で効果が期待できる外科的治療の方が現実的な選択肢になる場合もあります。治療法を選ぶ際は、生活スタイルや希望も含めて医師と率直に話し合うことが大切です。

Q. コンジローマの再発を防ぐにはどうすればよいですか?

コンジローマの再発防止には、パートナーと同時に医療機関を受診・治療することが最も重要です。性行為時のコンドーム使用でHPV感染リスクを軽減できます。また、睡眠・食事・運動など規則正しい生活で免疫力を維持することも有効です。治療後6か月間は特に定期的な経過観察を継続することが推奨されています。

💪 再発を防ぐために知っておきたいこと

コンジローマは治療によって病変が消退しても、再発するリスクがある疾患です。再発を防ぐためには、いくつかの重要なポイントを意識することが必要です。

まず最も大切なのは、パートナーの治療です。自分だけが治療してパートナーが未治療のままであれば、性行為を再開したときに再感染するリスクが高くなります。パートナーと一緒に医療機関を受診し、検査・治療を受けることが再発防止の基本です。

性行為の際にコンドームを使用することは、HPV感染リスクを軽減する有効な方法です。ただし、コンドームが覆っていない皮膚・粘膜が接触することで感染することもあるため、完全に感染を防げるわけではないことも理解しておく必要があります。

免疫力を高く保つことも重要です。過度のストレス、睡眠不足、過労、偏った食事などは免疫機能を低下させ、ウイルスに対する抵抗力を弱めます。規則正しい生活習慣、バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることが、HPVウイルスの再活性化を防ぐ上で有効です。

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についても触れておきましょう。コンジローマの原因となるHPV6型・11型を含むワクチン(4価ワクチンや9価ワクチン)が日本でも使用可能です。未感染の型への感染を防ぐ効果があるため、男性も含めてワクチン接種を検討する価値があります。ただし、すでに感染している型に対してはワクチンの予防効果は期待できないため、ワクチンは治療ではなく予防として位置づけられます。

治療後も定期的に医療機関を受診して、再発がないかを確認することが推奨されます。特に治療後6か月間は注意が必要な時期とされており、定期的なフォローアップを欠かさないようにしましょう。

🎯 病院を受診すべきタイミングとは

コンジローマが疑われる場合、どのようなタイミングで病院を受診すればよいのでしょうか。基本的には、性器や肛門周辺に不審なイボや腫れ物を発見した時点で、早めに受診することが推奨されます。

「痛みがないから大丈夫だろう」「恥ずかしいから放っておこう」と考えて受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありませんが、放置することで病変が大きくなり、治療が難しくなることがあります。また、知らず知らずのうちに性的パートナーへの感染が広がってしまうリスクもあります。

特に以下のような状況では、できるだけ早く医療機関を受診することをお勧めします。性器や肛門周辺にイボ状の突起物ができた場合、イボが急に大きくなったり増えたりしている場合、イボから出血や膿が出る場合、これまでにコンジローマの診断を受けたことがある場合、コンジローマに感染している可能性があるパートナーと性行為をした場合などです。

受診する科としては、性感染症を専門とするクリニック(性病科・泌尿器科・婦人科・皮膚科)が適しています。専門のクリニックでは、コンジローマをはじめとする性感染症の診断・治療に豊富な経験を持つ医師が対応しているため、適切な治療法の選択やプライバシーへの配慮も期待できます。

受診時には、いつ頃からイボに気づいたか、性行為の状況(コンドームの使用有無、パートナーの数など)、過去の性感染症歴、妊娠の可能性(女性の場合)などを医師に伝えられるようにしておくと、診断がスムーズになります。

性感染症は誰でも感染する可能性のある疾患であり、感染したこと自体を恥じる必要はありません。早期に正確な診断を受けて適切な治療を開始することが、自分自身の健康を守るためにも、パートナーへの感染拡大を防ぐためにも最も重要なことです。


👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、コンジローマの治療においてイミキモドクリームを処方するケースも多く、「自宅で治療できる」という利便性から希望される患者さまが増えている印象です。ただし、正しい塗り方・使用タイミングを守ることが治療効果を左右するため、処方時には必ず丁寧にご説明するよう心がけています。また、コンジローマは性感染症であるという性質上、パートナーと一緒に受診・治療に取り組むことが再発防止の観点からも非常に重要ですので、受診をためらわず、お気軽にご相談いただければと思います。」

💡 よくある質問

イミキモドクリームはどのように使えばよいですか?

週3回(例:月・水・金)の就寝前に、病変部位のみに薄く塗布します。6〜10時間後の翌朝に石鹸と水で洗い流してください。周囲の正常な皮膚への付着を避けるため、綿棒を使って丁寧に塗ることがポイントです。治療期間は最長16週間で、定期的な通院による経過確認も必要です。

コンジローマの塗り薬で副作用はありますか?

最も多い副作用は、塗布部位の赤み・かゆみ・ヒリヒリ感・皮膚のただれなどの局所反応です。これらは免疫が活性化しているサインでもあります。症状が強い場合は、使用頻度を週2〜1回に減らすなどの対処が可能です。重篤な副作用が出た際は、自己判断せず医師に相談してください。

市販薬でコンジローマを治療することはできますか?

日本国内には、コンジローマに適した市販薬は現在販売されていません。イミキモドクリームは処方箋が必要な医療用医薬品です。市販のイボ取り薬や個人輸入品を使用することは、誤診や皮膚損傷のリスクがあり大変危険です。必ず医療機関を受診し、正確な診断のもとで治療を受けてください。

塗り薬だけでコンジローマは完全に治りますか?

病変が小さく数も少ない早期の場合は、イミキモドクリームのみで病変が消退するケースがあります。一方、病変が大きい・広範囲の場合は、凍結療法やレーザー治療との併用が有効です。また、治療後もHPVウイルスが体内に残る場合があるため、パートナーの同時治療と定期的な経過観察が再発防止に重要です。

コンジローマが疑われる場合、何科を受診すればよいですか?

性病科・泌尿器科・婦人科・皮膚科など、性感染症を専門とするクリニックへの受診をお勧めします。アイシークリニックでも対応しており、「いつ頃から症状に気づいたか」「コンドームの使用有無」「過去の性感染症歴」などを事前にまとめておくと診察がスムーズです。痛みがなくても放置せず、早めの受診が大切です。

📌 まとめ

コンジローマの塗り薬治療について、以下のポイントを覚えておきましょう。

コンジローマはHPVウイルスによる性感染症であり、放置すると病変が拡大するため早期の診断と治療が重要です。治療法には外科的治療と薬物療法があり、塗り薬(イミキモドクリーム)は代表的な薬物療法のひとつです。

イミキモドクリームは免疫を活性化することでウイルスを排除する薬で、週3回・就寝前に患部へ塗布し、翌朝洗い流すという方法で使用します。治療期間は最長16週間で、効果には個人差があります。副作用として皮膚の赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などが生じることがありますが、適切に対処することで継続できる場合がほとんどです。

市販薬でコンジローマを治療しようとすることは、誤診のリスクや皮膚損傷の危険性から避けるべきです。日本国内にはコンジローマに適した市販薬がなく、海外の個人輸入品の使用も危険を伴います。

塗り薬治療の効果は病変の状態や免疫機能によって異なり、必要に応じて外科的治療との組み合わせが検討されます。再発を防ぐためには、パートナーの同時治療、コンドームの使用、免疫力の維持、定期的な経過観察が大切です。

性器や肛門周辺に気になる症状がある場合は、自己判断せずに早めに専門の医療機関を受診することが最善の選択です。適切な診断と治療を受けることで、コンジローマは多くのケースで改善が期待できます。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にアイシークリニック池袋院へご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 尖圭コンジローマの診断・治療に関する診療ガイドライン。イミキモドクリームの使用方法・治療期間・副作用などの臨床的根拠として参照
  • 国立感染症研究所 – 尖圭コンジローマの病原体(HPV6型・11型)、感染経路、潜伏期間、疫学情報に関する公式情報として参照
  • CDC(米国疾病予防管理センター) – コンジローマ(Anogenital Warts)の治療ガイドライン。イミキモドの有効性・使用法・再発率、ポドフィロトキシン・TCAなど各治療法の比較情報として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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