ニキビを潰した後の赤みが消えない原因と正しいケア方法

ニキビを潰した後の赤み、放置すると色素沈着に変わるかも…!

「ちょっと触っただけなのにずっと赤い」「何週間たっても消えない…」そんな悩み、実は正しいケアをするかどうかで、その後の肌が大きく変わります。

この記事を読めば、赤みが残るメカニズム・自宅ケアの正解・クリニックで受けられる治療法まで全部わかります。逆に読まないと、間違ったケアで赤みが色素沈着に悪化するリスクがあります。

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目次

  1. ニキビを潰した後に赤みが残る理由
  2. ニキビの赤みと色素沈着の違い
  3. 赤みを悪化させるNG行動
  4. 赤みを早く消すための自宅ケア
  5. 市販薬・スキンケアアイテムの選び方
  6. 赤みが長引くときはクリニックへ
  7. クリニックで受けられる治療の種類
  8. ニキビを潰さないための予防策
  9. まとめ

💡 この記事のポイント

📌 ニキビを潰した後の赤みは炎症性と色素沈着性に分類され、自宅ケアの基本は保湿・紫外線対策・患部への刺激回避2週間以上赤みが続く場合はVビームレーザーやケミカルピーリングなど医療的治療が有効であり、アイシークリニックでは肌状態に応じた最適な治療プランを提案しています。

💡 ニキビを潰した後に赤みが残る理由

ニキビを潰した後に赤みが残るのは、皮膚に何らかの炎症や損傷が生じているためです。この現象を正しく理解するために、まずニキビが赤くなるメカニズムから見ていきましょう。

ニキビは、毛穴が皮脂や角質で詰まり、そこにアクネ菌が増殖することで炎症を起こした状態です。皮膚は外からの刺激や細菌に反応すると、患部に血液を集めて免疫細胞を送り込もうとします。これが炎症反応であり、赤み・熱感・腫れを引き起こします

ニキビを自分で潰す行為は、この炎症反応をさらに強化してしまいます。指や爪で圧力を加えると、毛包壁が破れて膿や皮脂が周囲の組織に広がり、炎症の範囲が拡大します。また、手から雑菌が侵入することで、二次感染が起きて赤みがより強くなるケースも少なくありません。

潰した後に残る赤みには、大きく分けて以下の3種類があります。

一つ目は「炎症性の赤み」です。炎症がまだ収まっていない状態で、患部に熱感や軽い腫れを伴うことがあります。この段階では皮膚の修復が進んでいる最中であり、適切なケアをすれば数日から1週間程度で改善することが多いです。

二つ目は「毛細血管の拡張による赤み」です。炎症が続くことで皮膚の浅い部分にある毛細血管が拡張し、赤みとして見える状態です。炎症自体は治まっていても赤みが残ることがあり、これが長引く赤みの主な原因の一つです。

三つ目は「赤みを帯びた色素沈着」です。炎症の後にメラニン色素が生成されることで、赤みを帯びた茶色や赤紫色のシミとして残ることがあります。これは「炎症後色素沈着(PIH: Post-Inflammatory Hyperpigmentation)」と呼ばれ、適切なケアをしないと数ヶ月から数年にわたって残ることもあります

Q. ニキビを潰した後に赤みが残る理由は何ですか?

ニキビを指で潰すと毛包壁が破れ、膿や皮脂が周囲の組織に広がって炎症が拡大します。さらに手から雑菌が侵入し二次感染が起きることで赤みが強くなります。炎症が長引くと毛細血管が拡張し、その後メラニンが過剰生成されて色素沈着に移行する場合もあります。

📌 ニキビの赤みと色素沈着の違い

ニキビを潰した後に残る赤みには、「炎症による赤み」と「色素沈着による赤み(赤ニキビ跡)」があり、それぞれ性質や対処法が異なります。正しくケアするためにも、自分の肌の状態がどちらに該当するかを把握しておくことが大切です。

炎症による赤みは、潰した直後から数日の間に見られることが多く、患部を触ると少し熱く感じたり、ヒリヒリとした感覚があったりします。皮膚がまだ修復中であるサインであり、炎症が収まるにつれて自然と薄くなっていきます。この段階での適切なケアが、その後の肌状態に大きく影響します。

一方、色素沈着による赤みは、炎症が落ち着いた後も赤みや茶色みを帯びた変色が残る状態です。触っても熱感やヒリヒリ感はなく、フラットな状態です。これはメラニン色素が過剰に産生されたことで起こるもので、紫外線への露出や摩擦によってさらに悪化することがあります

色素沈着は時間とともに薄くなることもありますが、紫外線対策を怠ったり肌への刺激を与え続けたりすると、なかなか消えにくくなります。また、肌のターンオーバー(新陳代謝)の速度によっても回復の早さは異なります。ターンオーバーのサイクルが乱れている場合は、色素沈着が長期化しやすい傾向があります。

見た目だけでは区別が難しい場合もありますが、ニキビを潰してから1週間以上赤みが続いている場合や、患部がフラットなのに赤みだけが残っている場合は、色素沈着に移行している可能性が高いと考えてよいでしょう。

✨ 赤みを悪化させるNG行動

ニキビを潰した後の赤みを少しでも早く改善したいという気持ちは理解できますが、誤ったケアが赤みをさらに悪化させてしまうことがあります。以下のNG行動は特に注意が必要です。

まず、何度も患部を触ったり、潰し直したりすることは絶対に避けるべきです。潰した後の肌はバリア機能が著しく低下しており、雑菌が入り込みやすい状態です。また、繰り返し刺激を与えることで炎症が慢性化し、色素沈着が深刻化する可能性があります

次に、アルコール成分が多く含まれた化粧水や消毒液を直接塗布することも避けてください。傷口の消毒のつもりで使用する方もいますが、アルコールは刺激が強く、炎症を悪化させたり乾燥を促進させたりする可能性があります。潰した後は、刺激の少ない保湿ケアが基本です。

過度なスクラブや洗顔摩擦も悪影響を与えます。肌をきれいにしようとゴシゴシと洗いたくなる気持ちはわかりますが、摩擦によってバリア機能がさらに低下し、炎症が広がります。洗顔は泡立てた洗顔料で優しく撫でるように行い、すすぎはぬるま湯でしっかりと行うことが大切です。

紫外線への無防備な露出も赤みや色素沈着を悪化させる大きな要因です。炎症を起こした肌は紫外線の影響を受けやすく、メラニンが過剰に生成されやすい状態にあります。外出時は日焼け止めを使用することが不可欠ですが、刺激の少ない低刺激タイプや、紫外線散乱剤を主体としたものを選ぶとよいでしょう。

また、ファンデーションやコンシーラーで赤みを隠そうとすることも要注意です。メイクで覆うこと自体がすべて悪いわけではありませんが、患部の通気性が損なわれることや、クレンジング時の摩擦が炎症を悪化させることがあります。患部には刺激の少ないパッチタイプのコンシーラーを使用したり、できる限りメイクを控えたりすることをおすすめします。

熱すぎるお湯での洗顔や、長時間の入浴・サウナなども避けるべきです。高温は血管を拡張させるため、炎症部位の赤みをより目立たせることがあります。洗顔はぬるま湯で行い、入浴もあまり長時間にならないようにすることが望ましいです。

Q. ニキビの赤みと色素沈着はどう見分けますか?

炎症による赤みは患部を触ると熱感やヒリヒリ感があります。一方、色素沈着による赤みは触っても熱感がなくフラットな状態で、赤みや茶色みが残ります。ニキビを潰してから1週間以上経過しても赤みが続く場合は、色素沈着に移行している可能性が高いと考えられます。

🔍 赤みを早く消すための自宅ケア

ニキビを潰した後の赤みを少しでも早く改善するために、自宅でできる正しいケア方法を紹介します。基本は「清潔に保つ」「保湿する」「刺激を与えない」の3つです。

潰した直後は、まず清潔な手で患部を確認し、出てきた膿や血液を清潔なティッシュやコットンで軽く押さえる程度にとどめましょう。その後は患部を強くこすらず、ぬるま湯で優しく洗い流します。

保湿は非常に重要です。ニキビが気になると保湿を控えてしまう方もいますが、乾燥した肌はバリア機能がさらに低下し、炎症が長引きやすくなります。ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)テストを実施済みの保湿剤を選び、炎症部位にも適切に保湿を行いましょう。ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンを主成分とした低刺激の保湿剤が適しています

冷やすことも炎症の初期段階では有効です。清潔なタオルに包んだ保冷剤や、冷たい水で濡らしたコットンを患部に軽く当てることで、血管を収縮させて赤みや腫れを和らげることができます。ただし、冷やしすぎや長時間の冷却は逆効果になることもあるため、1回5〜10分程度にとどめましょう

日焼け止めの使用は、赤みが出た翌日からでも忘れずに行いましょう。前述のとおり、紫外線は色素沈着を悪化させる大きな原因です。SPF30以上、PA++以上の日焼け止めを使用し、外出時は帽子や日傘でさらに紫外線を防ぐことが効果的です。

食事面でのケアも肌の回復をサポートします。ビタミンCはメラニンの生成を抑え、コラーゲンの合成を促進するため、色素沈着の予防に役立ちます。また、ビタミンEには抗酸化作用があり、肌の炎症を和らげる効果が期待できます。これらのビタミンを食事やサプリメントから積極的に取ることを心がけましょう。

十分な睡眠をとることも肌の回復には欠かせません。肌の修復や再生は睡眠中に行われることが多く、睡眠不足はターンオーバーを乱す原因となります。毎日7〜8時間程度の質の良い睡眠を確保するよう努めましょう

💪 市販薬・スキンケアアイテムの選び方

ニキビを潰した後の赤みに対して、ドラッグストアなどで入手できる市販薬やスキンケアアイテムを活用することも一つの選択肢です。ただし、製品選びを間違えると逆効果になることもあるため、成分や特徴を理解した上で選ぶことが大切です

炎症を鎮める成分として知られるのは、イブプロフェンピコノールやジフェンヒドラミンです。これらは抗炎症作用があり、ニキビの赤みや腫れを和らげる効果が期待できます。ニキビ用の市販外用薬に含まれていることが多く、添付文書をよく確認した上で使用しましょう。

殺菌成分として含まれることの多いイオウ(硫黄)やレゾルシンは、アクネ菌の増殖を抑える効果があります。ただし、乾燥を引き起こしやすい成分でもあるため、使用後は保湿を忘れずに行うことが必要です

色素沈着への対策としては、ビタミンC誘導体を含む美容液や化粧水が有効とされています。ビタミンC誘導体にはメラニンの生成を抑制する効果があり、既にできてしまった色素沈着を薄くする働きも期待できます。ただし、濃度が高すぎると刺激になることがあるため、敏感肌の方は低濃度のものから試すとよいでしょう。

トラネキサム酸は、メラニン生成に関わるプロスタグランジンの産生を抑える成分として知られています。美白化粧品の有効成分として配合されていることが多く、赤みや色素沈着のケアに活用されています。

ナイアシンアミド(ビタミンB3の一種)も注目されている成分の一つです。皮脂の分泌を調整し、メラニンの転移を抑制する効果があるとされており、ニキビ跡の赤みや色素沈着のケアに適しています。刺激が少ないため、敏感肌の方にも比較的使いやすい成分です

保湿剤の選び方としては、「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されている製品を選ぶことが一つの目安となります。また、香料・アルコール・着色料などの余分な成分が少ない低刺激処方のものを選ぶと、炎症が起きている肌への負担を最小限に抑えることができます。

日焼け止めは紫外線散乱剤(酸化亜鉛や酸化チタン)を主体としたものが、炎症中の肌には比較的刺激が少ないとされています。ミネラル系と呼ばれるこれらの製品は、敏感肌向けとして販売されているものが多く、ニキビを潰した後のデリケートな肌にも使いやすいでしょう。

Q. ニキビを潰した後にやってはいけない行動は?

ニキビを潰した後は、患部を繰り返し触ること・アルコール成分の強い化粧水の使用・ゴシゴシとした洗顔摩擦・紫外線への無防備な露出・熱いお湯での洗顔を避けてください。これらは炎症を悪化させたり色素沈着を深刻化させたりする原因となります。刺激を最小限に抑えることが回復の基本です。

🎯 赤みが長引くときはクリニックへ

自宅でのケアを続けても赤みがなかなか改善しない場合や、赤みが広がっていると感じる場合は、皮膚科や美容皮膚科クリニックへの相談を検討しましょう。長引く赤みや色素沈着は、医療的なアプローチによって改善が見込まれることがあります。

クリニックを受診する目安として、以下のようなケースが挙げられます。まず、ニキビを潰してから2週間以上赤みが続いている場合。次に、赤みの範囲が当初よりも広がっている場合。さらに、膿が増えてきた・患部が硬くなってきたなど、炎症が深刻化している兆候がある場合。また、赤みが色素沈着(茶色や暗赤色のシミ)に移行してきたと感じる場合なども、早めに受診することをおすすめします。

皮膚科では、炎症の状態に応じて処方薬が出されることがあります。抗炎症作用を持つ外用ステロイド薬や、抗菌外用薬(クリンダマイシン、ナジフロキサシンなど)、さらにレチノイン酸製剤やアダパレンなどのビタミンA誘導体外用薬が処方されることがあります。これらは市販薬よりも効果が高く、症状に応じた適切な処方が受けられます。

色素沈着に対しては、ハイドロキノンを含む美白外用薬が処方されることがあります。ハイドロキノンはメラニンの生成を抑える効果が高く、ニキビ跡の色素沈着に対して比較的早い効果が期待できます。ただし、肌への刺激が強い場合もあるため、医師の指示に従って使用することが重要です

また、ニキビそのものが再発しやすい体質や、炎症が深刻な場合には、内服薬が処方されることもあります。抗生物質の内服や、重症の場合はビタミンA誘導体の内服薬(イソトレチノイン)が適応となることもあります。治療方針は症状や原因によって異なるため、まず医師に診てもらうことが大切です。

💡 クリニックで受けられる治療の種類

美容皮膚科クリニックでは、外用薬の処方だけでなく、さまざまな施術によってニキビを潰した後の赤みや色素沈着にアプローチすることができます。代表的な治療法をいくつか紹介します。

ケミカルピーリングは、サリチル酸やグリコール酸などの酸を使って古い角質を剥離し、肌のターンオーバーを促進する施術です。定期的に施術を受けることで、色素沈着が薄くなったり、肌のくすみが改善されたりする効果が期待できます。施術後は紫外線に対して肌が敏感になるため、日焼け止めの使用が必須です

レーザー治療は、特定の波長の光を皮膚に照射することで、メラニン色素を分解したり、毛細血管を収縮させたりすることができます。色素沈着による赤みや茶色の跡には、フォトフェイシャル(IPL)やYAGレーザー、Qスイッチレーザーなどが使用されることがあります。赤みが強い部分には、赤みをターゲットとしたVビームレーザー(パルス色素レーザー)が有効とされています

Vビームレーザー(パルス色素レーザー)は、赤みの原因となる拡張した毛細血管に選択的に作用するレーザーです。赤ニキビ跡に対して特に有効とされており、皮膚への負担が比較的少ない施術として知られています。ダウンタイムは比較的少なく、日常生活への影響も少ない場合が多いです

フォトフェイシャル(IPL治療)は、さまざまな波長の光を照射する施術で、赤みだけでなくシミや毛穴の開き、肌のくすみなど複数の悩みに同時にアプローチできる点が特徴です。1回の施術での変化は緩やかですが、複数回施術を受けることで肌質改善が期待できます。

イオン導入やエレクトロポレーションは、電気の力を利用して美容成分を肌の深部に浸透させる施術です。ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を効率よく届けることができ、色素沈着の改善に役立てられることがあります。施術自体の刺激は少なく、他の施術と組み合わせて行われることも多いです。

光線力学療法(PDT)は、光感受性物質(ALA:アミノレブリン酸)を塗布した後に特定の光を照射することで、皮脂腺を選択的に治療する方法です。ニキビそのものの治療に対して高い効果が期待できるとされており、ニキビの根本的な改善を目指す場合に選択されることがあります。

どの治療法が自分に適しているかは、肌の状態や赤みの原因、生活スタイルなどによって異なります。クリニックでカウンセリングを受け、医師と相談しながら最適な治療方針を決めることが大切です

Q. クリニックではニキビ後の赤みにどんな治療がありますか?

アイシークリニックでは肌の状態に応じ、拡張した毛細血管に作用するVビームレーザー(パルス色素レーザー)、ターンオーバーを促すケミカルピーリング、複数の肌悩みに対応するフォトフェイシャル(IPL)、美白成分を浸透させるイオン導入などを組み合わせた最適な治療プランを提案しています。

📌 ニキビを潰さないための予防策

そもそもニキビを潰さないことが、赤みや色素沈着を防ぐための最善策です。しかし、実際にはニキビができると触りたくなってしまうのが人の常です。「潰したい衝動」に対抗するためにも、ニキビ自体ができにくい肌環境を整えることが根本的な解決策になります。

ニキビの主な原因は、毛穴の詰まり・皮脂の過剰分泌・アクネ菌の増殖・肌のターンオーバーの乱れです。これらにアプローチすることで、ニキビの発生を抑えることができます。

洗顔の仕方を見直すことは基本中の基本です。洗顔は1日2回(朝と夜)を基本とし、泡立てた洗顔料で優しく洗います。皮脂が気になるからといって何度も洗顔するのは逆効果で、洗いすぎによって肌が乾燥し、かえって皮脂分泌が促進されてしまうことがあります。

化粧品やスキンケア製品の見直しも重要です。コメドジェニック性(毛穴を詰まらせやすい性質)の高い成分が含まれた製品を使用していると、ニキビが発生しやすくなります。「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示されている製品を選ぶことで、毛穴詰まりのリスクを減らすことができます

食生活の改善もニキビ予防に効果的です。糖分や脂質が多い食事は皮脂の分泌を促進し、ニキビを悪化させる可能性があります。野菜・果物・全粒穀物などを中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。また、腸内環境を整えることも肌の健康に影響するとされており、発酵食品や食物繊維を積極的に取ることも有効です

ストレス管理も見逃せません。ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を増加させる可能性があります。適度な運動、十分な睡眠、趣味の時間を確保するなど、ストレスを溜め込まない生活習慣を意識しましょう。

枕カバーやタオルの清潔さも意外と重要です。毎日顔が触れる枕カバーや使用するタオルには雑菌が繁殖しやすく、これがニキビの原因となることがあります。枕カバーはできるだけ頻繁に交換し、洗顔後は清潔なタオルや専用のフェイスタオルで優しく押さえるようにして水分を取るようにしましょう。

それでもニキビができてしまった場合は、できるだけ触らないことが大切です。白い膿がたまっているからといって自己判断で潰すことは、炎症や感染のリスクを高めます。特に鼻の周辺や口周りは「危険の三角地帯」と呼ばれ、この部位のニキビを潰すと感染が広がりやすいとされているため、特に注意が必要です

どうしても気になるニキビがある場合は、皮膚科でニードリング(針を刺して膿を出す処置)を行ってもらうことが安全です。医師や看護師が清潔な環境で適切に処置することで、炎症のリスクを最小限に抑えることができます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「ニキビを潰した後の赤みや色素沈着でお悩みになる患者様は非常に多く、当院でも日々多くのご相談をいただいています。赤みの原因が炎症段階なのか色素沈着に移行しているのかによって適切なアプローチが異なるため、自己判断でのケアが長引く赤みにつながってしまうケースも少なくありません。気になる赤みが2週間以上続くようであれば、どうか一人で悩まず、お早めにご相談ください。お肌の状態に合わせた最適な治療をご提案できますので、ぜひお気軽にご来院ください。」

✨ よくある質問

ニキビを潰した後の赤みはどれくらいで消えますか?

炎症による赤みであれば、適切なケアをすることで数日から1週間程度で改善することが多いです。一方、色素沈着に移行した赤みは数ヶ月かかることもあります。2週間以上赤みが続く場合は、皮膚科や美容皮膚科への相談をおすすめします

ニキビを潰した後、消毒液やアルコール化粧水を使っても大丈夫ですか?

避けることをおすすめします。アルコールは刺激が強く、炎症を悪化させたり乾燥を促進させたりする可能性があります。潰した後は刺激の少ない保湿ケアを基本とし、ヒアルロン酸やセラミドを含む低刺激の保湿剤を使用しましょう。

ニキビの赤みと色素沈着はどうやって見分けられますか?

患部を触ったときに熱感やヒリヒリした感覚がある場合は炎症による赤みの可能性が高いです。一方、触っても熱感がなくフラットな状態で赤みや茶色みが残っている場合は、色素沈着に移行していると考えられます。ニキビを潰してから1週間以上経過しても赤みが残る場合は色素沈着の疑いがあります。

ニキビを潰した後の赤みに市販薬は効果がありますか?どんな成分を選べばいいですか?

市販薬も一定の効果が期待できます。炎症を鎮めるイブプロフェンピコノールや、色素沈着にはビタミンC誘導体・トラネキサム酸・ナイアシンアミドを含む製品が有効とされています。ただし、刺激の強い成分は炎症を悪化させることもあるため、低刺激処方の製品を選ぶことが大切です。

クリニックではニキビを潰した後の赤みにどんな治療が受けられますか?

当院では症状に応じてさまざまな治療をご提案しています。外用薬(抗炎症薬・ハイドロキノンなど)の処方をはじめ、赤みに特化したVビームレーザー(パルス色素レーザー)、色素沈着にアプローチするケミカルピーリングやフォトフェイシャル(IPL)、美白成分を浸透させるイオン導入などがあります。お肌の状態に合わせた最適な治療法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

🔍 まとめ

ニキビを潰した後の赤みは、炎症による赤みと色素沈着による赤みに大きく分けられます。どちらも適切なケアをすることで改善が可能ですが、誤ったケアや放置によって長期化・悪化してしまうことも少なくありません。

自宅でのケアの基本は「清潔に保つ」「保湿する」「紫外線を防ぐ」「刺激を与えない」の4つです。市販の抗炎症成分を含むニキビ薬やビタミンC誘導体を含む美容液なども、適切に使用することで赤みの改善をサポートしてくれます。

2週間以上赤みが続く場合や、色素沈着が悪化していると感じる場合は、早めに皮膚科や美容皮膚科クリニックへの相談をおすすめします。外用薬の処方やレーザー治療、ケミカルピーリングなど、肌の状態に合わせた効果的な治療を受けることができます。

そして何よりも大切なのは、ニキビ自体を潰さないことです。どうしても気になる場合は自己処置を避け、医療機関で適切に処置してもらうことが、ニキビ跡を残さないための一番の近道です。ニキビや赤みでお悩みの方は、アイシークリニック池袋院へお気軽にご相談ください。お一人おひとりの肌の状態に合わせた最適なケアプランをご提案します。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の定義・発症メカニズム・炎症反応・アクネ菌の増殖に関する診療ガイドラインおよび患者向け解説情報
  • 厚生労働省 – 市販薬(OTC医薬品)の成分・効能に関する情報、ならびに医薬品の適正使用に関する指針(イブプロフェンピコノール・トラネキサム酸・ハイドロキノン等の有効成分の位置づけ)
  • PubMed – 炎症後色素沈着(PIH: Post-Inflammatory Hyperpigmentation)のメカニズム・治療法(ケミカルピーリング・レーザー治療・ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド等)に関する国際的な査読済み医学文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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