注意:当院では以下の治療は行っておりません。

  • やけど・やけどあと
  • リストカット
  • 外傷・けが
  • 美容外科術後

「きずあと・ケロイドの原因ってなに?」
「きずあと・ケロイドや肥厚性瘢痕はどうやって治療するの?」

上記のような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか。

ケロイドとは、外傷を治癒する際の繊維成分が増殖し、健康的な組織へしみ出すように広がる病気です。

本記事では、上記の疑問を知りたい方はもちろん、「きずあと・ケロイドのできやすい場所が知りたい」という方向けまで、幅広い情報をお伝えします。

きずあと・ケロイドができて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ケロイドはどんな病気?きずあと・やけどとの違いを紹介

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ケロイドとは、皮膚にできたきずが、きずあとの範囲を超えて赤く盛り上がった状態のことです。

やけどや外傷、ニキビなどが原因できずあと・ケロイドが発生しますが、きずややけどとは違い損傷を受けていない皮膚にまで拡大を続けます。

また、きずあと・ケロイドができることにより、身体や関節を伸ばしにくくなるなど、日常生活に支障をきたします。

子どもが発症してしまった場合は、皮膚が伸びにくいことで成長障害を引き起こしてしまうため、早期の治療が必要です。

きずあと・ケロイドはどうしてできる?きずあと・ケロイドの原因とは

ケロイドとは

ケロイドを発症してしまう原因としては、「コラーゲンの過剰増加」が挙げられます。コラーゲンは皮膚の真皮(皮膚の大部分を占めている一番厚い層)に存在しています。

きずを治癒するのに必要不可欠な物質で、きずができるとコラーゲンが生成されて修復をはかります。

しかし、何らかの原因でコラーゲンが過剰に分泌されることで、元のきずを超えたコラーゲンの塊、ケロイドができてしまいます。

きずあと・ケロイドができやすい人はいる?ケロイド体質とは

きずあと・ケロイドは体質にも大きく影響し、深い外傷でも何も起こらず治る方もいれば、ニキビや虫刺されだけでケロイドになる方もいます。

きずあと・ケロイドができやすい方の原因の一つとして遺伝(家族性ケロイド)が挙げられ、黒人種に多く白人種には少ない傾向にあり、日本人を含む黄色人種はその中間にあるとされています。

きずあと・ケロイドはどこにできる?きずあと・ケロイドができやすい場所とは

きずあと・ケロイドができやすい場所を下記の表で紹介します。

部位特徴・原因
・ピアス孔の炎症
あご・ニキビ
胸部・ニキビ
・手術
わき・肩・可動域の広い部位
下腹部・帝王切開
・手術後

上記は、体質によって発症のしやすさが変わることがあります。

ケロイドときずあとの症状の違いは?きずあとの見分け方を解説

ケロイドと似たものとして、以下の3種類があります

  • 成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)
  • 未成熟瘢痕(みせいじゅくはんこん)
  • 瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)

それぞれ紹介しますので、自分がどの症状に当てはまるのか参考にしてください。

成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)

成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)とは、きずが完全に治癒し痛みやかゆみなどの症状がなく、外見的にも目立たなくなったきずあとです。きずの形状によっては、皮膚の表面が凸凹していたり線状になっていたりします。

通常、きずあとは白っぽい色をしていますが、中には色素沈着によって茶色くなっていることもあります。

未成熟瘢痕(みせいじゅくはんこん)

未成熟瘢痕(みせいじゅくはんこん)とは、きずが治った後の半年から1年ほどの間、きずあとがまだ赤く見えたり硬さが残っている状態のことです。

未成熟瘢痕の期間はきずあとの皮膚がまだ安定していないため、保湿をしっかり行い、きずあとを乾燥させないようにすることが重要です。

また、紫外線を浴びると色素沈着が起こる可能性があるため、日焼け止めをしっかりと塗りましょう。

瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)

瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)はきずの治った部分の皮膚が引っ張られて動かしにくくなってしまった状態です。特に手足の関節や口の周り、まぶたなどでよく起こります。

皮膚が引っ張られて痛みを感じる場合や、肘が曲げにくい、口が開かないなど日常生活に支障をきたしている場合には手術が必要になることがあります。

きずあと・ケロイドの治療方法とは

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きずあと・ケロイドの治療方法を紹介します。

  • 保険手術
  • 各種レーザー
  • テープや外用薬
  • 特殊外来:自費手術
  • 特殊外来:注射+Vビーム

それぞれ紹介しますので、きずあと・ケロイドの治療を検討している方は参考にしてください

きずあと・ケロイドの治療法①保険手術

保険適応の手術は、きずあと・ケロイドごと葉っぱの形のように切除を行います。手術は保険適用され、費用は10,000円~15,000円(税込)ほどです。

手術のメリットは、膨らんでいる部分が切除されてなくなり、縫合した線のきずだけになる点です。縫合したきずは術後は赤いものの、問題がなければ1年程度の経過でだんだんと薄くなっていきます。

一方で、部位や体質によって切除した部分が再びきずあと・ケロイドとなる可能性がある点はデメリットです。実際にきずあと・ケロイドが再発するかどうかは手術をしてみないとわかりません。

なお、当院では術後はテーピングできずを数ヶ月保護して再発を可能な限り予防します。

きずあと・ケロイドの治療法②各種レーザー

切らない治療として、レーザーの治療があります。保険は適用されず、費用は1箇所あたり16,500円/回(税込)ほどです。

手術が不安な方は、まずは「レーザー治療」から初めてみるのも良いでしょう。数回(1~5回程度)行うことで治療効果を判断します。

レーザーできずあと・ケロイドが改善した場合は手術をせずに終了となりますが、改善が乏しい場合は手術を選択するか相談となります。

きずあと・ケロイドの治療法③テープや外用薬

外用薬・テーピング治療では、自宅で使用できる貼り薬を処方します。

肥厚性瘢痕を覆うようにテープを切って貼り、24時間または12時間ごとに貼り替えます。

手術や「瘢痕注射+レーザー治療」よりは改善する可能性が低く、治療期間も長くなる傾向にあります。

外用薬・テーピングでの治療には数ヶ月以上の治療継続が必要です。また、効果が乏しい場合は、他の治療を検討します。

手術や瘢痕注射を希望されない方にご提案する治療方法です。

きずあと・ケロイドの治療法④特殊外来:自費手術

特殊外来とはセカンドオピニオンのことで、主治医とは別の医師の意見を参考に治療をすることです。

他院の紹介状をお持ちでない患者様でも診断結果によっては手術が可能です。

ただ、特殊外来は自費での手術となることをご了承ください。

手術内容は通常と同じで、きずあと・ケロイドごと葉っぱの形のように切除します。

きずあと・ケロイドの治療法⑤特殊外来:注射+Vビーム

特殊外来での注射+Vビーム治療です。

切らない治療方法として、きずあと・ケロイドの患部への注射やVビームを行います。

切除とは違い、複数回の治療が必要になる場合もありますが、手術が不安な方でも始めやすい治療方法です。

※特殊外来の場合は自費での治療となります

きずあと・ケロイドに関するよくあるご質問

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最後に、きずあと・ケロイドについてよくある質問をご紹介します。気になる部分は是非ともご覧ください。

Qケロイドと肥厚性瘢痕の違いはなんですか?

ケロイドと肥厚性瘢痕は見た目が似ているためわかりづらいです。
見分け方として、ケロイドは小さなきずが元となり赤く膨れ、元のきずよりも大きくなり、痛み・かゆみが生じるのが特徴です。
一方、肥厚性瘢痕も赤く盛り上がりますが、元のきずよりも大きくなることはないと言われていますので、元のきずの大きさと比べることで判別することができるでしょう。
したがって、ケロイドと肥厚性瘢痕の病理組織(見た目)では両者を区別することは難しいです。

Qケロイドは良性腫瘍と悪性腫瘍のどっちなんですか?

皮膚の良性腫瘍と悪性腫瘍の違いをまとめた下記の表から、ケロイドはやや大きく広がりますがそれ以上に広がることはなく、増大もゆっくりであり、ケロイドは良性腫瘍と考えられます。

良性悪性
サイズ1~3cm以下3cm以上
対称的非対称的
境界明瞭不明瞭
患部周辺なめらか不規則
壊死
増殖スピードゆるやか急速

上記の通り、悪性腫瘍は大きさが3cm以上の非対称的な形をしているとされており、ケロイドの特徴と合致する部分がありますが、ケロイドはある大きさより大きくならず、増大もゆっくりです。

したがって、ケロイドは良性腫瘍の一種といえます。

東京(池袋)できずあと・ケロイドの治療ならアイシークリニックへご相談ください

きずあと・ケロイドができてしまうと、皮膚が引っ張られてしまうため、日常生活に支障をきたす可能性があります。

肥厚性瘢痕と似たような見た目をしていますが、元のきずよりしみ出すように症状が出ているとケロイドの可能性が高いため、可能な限り早く治療しましょう。

きずあと・ケロイドができてしまった場合は、大きさにかかわらず症状が悪化する前にアイシークリニックへご相談ください。

注意:当院では以下の治療は行っておりません。

  • やけど・やけどあと
  • リストカット
  • 外傷・けが
  • 美容外科術後

参考文献

  1. 日本皮膚科学会・日本創傷外科学会. 「瘢痕・ケロイド治療ガイドライン(2018年改訂版)」. 日本皮膚科学会誌, 2018.
  2. 日本形成外科学会. 「形成外科診療ガイドライン」. 2015年版.
  3. 厚生労働省. 「ケロイド・肥厚性瘢痕の保険診療について」. 医政発第456号通知, 2019.
  4. 国際瘢痕学会. 「ケロイドおよび肥厚性瘢痕の予防と治療:国際臨床勧告」. 2014年版, 日本語翻訳版.
  5. 日本レーザー医学会. 「皮膚レーザー治療ガイドライン」. 2017年版.

※上記は医学的根拠として参照できる資料です。実際の診断・治療方針については、必ず専門医にご相談ください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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